リーフィアと歩む緑の軌跡

大好きなリーフィアとともに歩む日常。最近はクトゥルフ神話TRPGを嗜んでいる。

2024年エイプリル・フール/パロディ創作「きさらぎ駅/草加怜ver.」後書き・本文まとめ・後日談

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今年の猫は、毎年のことながら追いつめられていた。

エイプリルフールには創作をしよう、と思い立ってから5年が経った。「草加診療所の一日」「不思議の国の翡翠ちゃん」「あめデレラ」「海の少女は冬来たる」と、過去に幾つかの創作を作ってきた。
そして、今年は約3ヶ月前から内容について考えはじめた。
相方から「怜さん(=猫の探索者)を出してほしい」という要望を聞き、最終的には「オリジナルKPレスシナリオ(短編)リプレイ記録/草加怜ver.」という企画を考えた。
しかし、3月最終週直前になっても文章は完成しなかった。

要は、頓挫したのである。

後から公開できるように律儀にKPレスシナリオの背景設定や登場人物等、約1000字書いてはいた。ただ、肝心のシナリオ部分で躓いてしまったのだ。
プロローグまでは書いたものの、その後を書き進めようとしたら、どうしても背景設定等との齟齬が起きてしまうことは明白だった。
たかが自己満足の企画でも、いや、自己満足の企画だからこそ、自分が納得できないシナリオを公開するわけにはいかなかった。

どうすればいいのかアイデアが浮かばず、しばらく時間を無為に過ごした。
そんなある日、相方から「『きさらぎ駅』を使ってみたらどうか」と助言をもらったのだ。

ちょっとした都市伝説の一つということは知っていたが、詳細は全く知らなかったので調べることにした。普段ならネタにするかどうか怪しい話だ。ただ、やろうと思えばできそうだと思った。

残された時間は少なかった。

ネットで拾った過去ログを全てコピペした後、キャラクターの雰囲気に合わせて少しずつ書き換えていった。
元ネタの2chに合わせて、X(旧名Twitter)上で返信を交わし合い、臨機応変に進行させていくマルチエンド方式も考えたが、さすがに現実的ではないので断念した。

去年と違う点は、3月末がセッションや私用により一切執筆できないことが事前にわかっていたため、それより前に文章を書き終えたことだ。猫もやればできるのである。

文章を書くよりも、予約投稿の時間を細かく設定しながら時系列に不都合がないか調整したり、この記事を投稿する前にポストを削除する算段を整えたりするほうが大変だった。しかも、当日はXのアカウント名が謎のエラーで変更できなかったり、ネタバレ記事のポスト内容が重複になってしまったりと、今年も今年で散々だった。

そんな経緯で、パロディ創作「きさらぎ駅/草加怜ver.」は完成した。

今回はホラー要素が強くなってしまい、ホラーが苦手な知人に迷惑をかけていないかどうかが少し不安(だったので、今年は12:00ちょうどにエイプリルフールネタが終わりになるように時間調整したの)だが、読者に少しでも面白いと思ったいただけたのなら望外の喜びである。

 

*****

 

すみません、気のせいかもしれませんが様子がおかしいんです。
先程から、私は◇◇私鉄に乗車しているようです。
もし詳しい方がいらっしゃれば話を聞いていただけませんか。

 

「きさらぎ駅/草加怜ver.」

 

※実際の人物や団体とは一切関係ありません。
※本作品は「2chの怖い話『きさらぎ駅』」の内容を個人的な解釈を踏まえて作成したパロディ作品です。
※本作品は「Chaosium Inc.」「株式会社KADOKAWA」「株式会社アークライト」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の三次創作物です。

 

*****

 

01:□□□:24/04/01 00:03
すみません、気のせいかもしれませんが様子がおかしいんです。
先程から、私は◇◇私鉄に乗車しているようです。
もし詳しい方がいらっしゃれば話を聞いていただけませんか。

 

05:□□□:24/04/01 00:06
ありがとうございます。
まず、私は普段、通勤に電車を使っていません。
それと、何を言っているのかわからないと思われるかもしれませんが、私は◇◇私鉄に乗車した記憶が一切ありません。

 

09:□□□:24/04/01 00:09
車内の電光表示で◇◇私鉄だとわかりました。「まもなく●●●●駅に着きます」と表示されていますが、ずっと駅に停まりません。
所持品は携帯電話と、行き先が読めない切符だけです。
携帯電話は電話やネット環境に繋がらず、唯一ここにだけ繋がったので投稿しました。

 

17:□□□:24/04/01 00:15
乗客の方は、この車両には私以外に5人いらっしゃいます。皆寝ています。何度か声をかけてみましたが一切起きません。
普段電車に乗らないこともあって、外の景色には見覚えがありません。こちらの景色に心当たりがある方はいませんか。

 

35:□□□:24/04/01 00:19
すみません、画像が送れていないようです。
何度か試してみましたが、やはり文字しか投稿できないようです。言葉だけでよければ詳細をお伝えできると思います。

 

41:れい:24/04/01 00:21
とりあえずコテハンを付けてほしい、という話だったので付けました。よろしくお願いします。

>>外の景色
曇り空の下、田んぼの風景が続いています。ほとんど枯れた草木しか見えません。遠くに山が見えます。たまに木造の建物らしきものが見えます。人の姿はありません。

 

43:れい:24/04/01 00:24
>>携帯電話
圏外で、どこに電話しても繋がりません。
ネットワークにはつながらず、アプリや各種サイトはどれもネットにつながらないのに、なぜかここだけつながります。
電池残量は80%くらいです。時刻と日付欄は文字化けしていて読めません。

 

44:れい:24/04/01 00:26
>>切符
行き先の駅名や乗車日時が文字化けして読めません。文字化け解読アプリが起動しないので駅名の解読は難しいです。

>>電光表示
「まもなく ●●●●駅」と表示され、それ以外の画面が映りません。「●●●●」は切符とは違う文字のようですが、こちらも読めません。

 

48:れい:24/04/01 00:28
>>前後の車両
見える範囲で他に乗客は乗っていません。今、私がいるのは2両目で、どうやら3両編成の電車のようです。

取り急ぎ、現状わかることはこれだけです。また何かおかしいことがあれば相談させていただくかもしれません。

 

65:れい:24/04/01 00:35
何でそんな冷静なのか、と言われましても……。

>>自分について
三十代男性です。独り身ではありません。
服は普段着。所持品は前述のとおり。
ここ数年で何度か誘拐されました。
今回は五体満足の状態で、しかも外部と連絡が取れているのでひとまず安心しています。

 

79:れい:24/04/01 00:46
停まる気配がないので、助言どおり、両端の車両まで行って車掌室を見てきました。
どちらも小窓にブラインドがされていて、車掌さんも運転手さんも姿が見えませんでした。ノックをしても応答はなし。
また、扉には鍵がかかっていて開きませんでした。蹴破るのは止めました。

 

88:れい:24/04/01 00:53
トンネルを出てから少しずつ速度が落ちてきました。
駅に止まりました。
車内放送はありませんが、扉が開いています。

駅のホームにある表示は普通の日本語として読めました。
きさらぎ、という名前の駅のようです。
降りるべきでしょうか。

 

93:れい:24/04/01 00:55
車内の電子表示が「まもなく終点 ●●」という表示に変わりました。「●●」部分は変わらず文字化けで読めませんが、恐らく切符の行き先の駅名と同じものかと。

 

105:れい:24/04/01 00:57
みなさん、ご助言ありがとうございます。
終点まで辿り着いた後に何があるのかわからないので、この駅で降りてみようと思います。
もし人がいれば話を聞けるかもしれません。

 

111:れい:24/04/01 01:01
どうやら無人駅のようです。
時刻表も探してみましたが見当たりません。
先程乗ってきた電車はまだ停車しています。
もう一度乗ったほうが無難でしょうか。
……と書いているうちに発車してしまいました、すみません。

 

132:れい:24/04/01 01:11
人がいそうな場所まで歩いて向かおうと思います。
駅の様子を見るだけでも、タクシーが停まっているような場所ではなさそうです。
あと、無人駅は初めてなのですが、切符はどうすればいいのでしょうか。改札にそれらしい回収箱はありません。

 

140:れい:24/04/01 01:16
切符は車掌さんか乗務員さんに渡すのが一般的なのですね。教えていただき、ありがとうございます。
どちらも見かけなかったので、一応持っておきます。

>>電車に乗っていた時間
結構長く電車で揺られていました。体感としては1時間近く乗っていたと思います。

 

176:れい:24/04/01 01:33
駅の外に出て辺りを軽く回りました。予想どおり、タクシーどころか駅の周辺には何もありません。

>>電話ボックス
今の時代、むしろ珍しくなりましたね。
確かに、見つければ現在地がわかるかもしれません。線路沿いに電車が向かった方向と逆向きに歩きながら探してみます。

 

199:れい:24/04/01 01:38
>>駅名
みなさん、調べてくださってありがとうございます。
駅名は間違いなく、きさらぎ とありました。前の駅名と次の駅名は書かれていませんでしたね。

>>他の乗客の方
私以外の5人は降りませんでした。ずっと寝たままでした。

 

214:れい:24/04/01 01:46
今、線路沿いを歩いています。少なくとも道を間違えることはなさそうだと思ったのですが、みなさんと意見が合っていたようでよかったです。
携帯電話の電池残量が半分近くになりました。
更新が少し遅くなるかもしれません。

 

259:れい:24/04/01 02:43
線路沿いを歩き続けていますが、公衆電話どころか民家も見当たりません。
日が落ちてきたのか、周りがだんだん暗くなってきました。足下だけ携帯電話で光らせています。
お付き合いくださるのはとてもありがたいですが、みなさんも無理なさらずに。

 

277:れい:24/04/01 02:55
話が噛み合っていないような……?
すみません、変なことだと承知の上でお伺いします。
私の携帯電話は時刻が文字化けしているので正確な時間がわかりません。
今、何時ですか。

 

281:れい:24/04/01 02:59
>>駅内の時計
注視していなかったのですが、なかったように思います。
本来なら、駅の発着時間を確認するために絶対にあるはずのものですが。

>>周囲の様子
既に日が落ちて、遠くまではよく見えません。
街灯もまばらです。携帯電話の光源がなければ足下も危ういです。

 

285:れい:24/04/01 03:09
>>そちらの時間
教えてくださってありがとうございます。
ひょっとしたら、こちらはそちらとは違う場所なのかもしれません。

>>私の様子
落ち着いているように見えるとすれば、それは一種の慣れかと。困っているのは事実ですが……。

 

301:れい:24/04/01 03:25
>>経験談
言えそうな範囲で良ければ。
・長いと1週間ほど拉致監禁された
・天体観測に行った先で化物に襲われたことがある
・4ヶ月ほど記憶喪失だったことがある

詳細は帰ってからで。
このまま線路沿いを歩きます。

 

420:れい:24/04/01 06:47
すみません、更新遅くなりました。生きています。
たびたび休憩していますが、さすがに足が痛いです。

 

486:れい:24/04/01 07:51
依然として何も見当たりません。
少し前から、遠くの方で、太鼓を鳴らすような音と、それに混じって鈴のような音が聞こえてくるようになりました。
暗闇から聞こえてくるので、正直怖いです。

 

501:れい:24/04/01 07:56
後ろを振り向くのは自殺行為だと思い、素知らぬ振りして歩いています。
そちらの時間だと私は何時間歩いているんでしょうか。

 

507:れい:24/04/01 08:02
>>そちらの時間
そんなに歩いていましたか……足が痛いのも当然ですね。
早く帰りたいです。

 

542:れい:24/04/01 09:24
突然「おーい、危ないから線路の上歩いちゃ駄目だよ」と、後ろから誰かに声をかけられました。
携帯電話のカメラ機能を使って確認したら、私の数メートル後ろに片足だけしかないおじいさんが立っていて、しかもすぐに消えました。
さすがに驚き、走って逃げました。

 

545:れい:24/04/01 09:30
今は無事です。走った時に転んで怪我をしたので、街灯の下で休憩しながら手当をしていました。
ただ、太鼓みたいな音が少しずつ近づいてきている気がします。できるだけ先を急ぎます。

 

572:れい:24/04/01 10:18
まだ生きています。骨などに異常がなかったので、休みながらゆっくり歩いています。
携帯電話の電池残量は20%を切りました。
まだ死ねないので、このまま進みます。

 

609:れい:24/04/01 10:54
依然として何もありません。
後ろから音が近づいてくることだけ分かります。

 

676:れい:24/04/01 11:11
何とかトンネルの前まで着きました。
恐らく、きさらぎ駅に着く前に電車で通ったトンネルだと思います。
トンネルの名前も文字化けしていて読めません。
音が近くなっています。このままトンネルを抜けてみます。
無事トンネルから出られたらまた更新します。

 

722:れい:24/04/01 11:30
無事にトンネルから出られました。
トンネルの先の方に誰か立っているのが見えます。

 

734:れい:24/04/01 11:35
その方と話ができました。
「近くの別の駅まで車で送ろうか」と提案してくださいました。

 

736:れい:24/04/01 11:37
>>地名
場所を伺ったら、知らない地名を伝えられました。

>>時間
夜中の3時を回っている、と言われました。

 

759:れい:24/04/01 11:44
にげてゆいま
おわれて

 

*****

 

いつの間にか、線路沿いを大きく外れて走っていた。

足音が、祭り囃子が、暗闇の奥から追いかけてくる。音が、ひどく、近い。

現実とは違う世界。地名が違い、文字が違い、時間の流れが違う。

ここまでの話が本当だとすれば、この世界で暮らす住人の提案を正直に受け取ることはできない。だからといって、一度提案を断った途端、顔色を変えて襲いかかってくるとは思わなかった。

ここにいてはいけない。何としても帰らなければ。

周囲を照らすものはなく、携帯電話の明かりを頼りにひた走る。

どこに行けばいいのか、何をすればいいのかわからない。でも、立ち止まったら追いつかれる。

不意に、明かりが消えた。

電池残量が切れたのか。夜目を何とか利かせるしかない。

一瞬止まった足を再び動かそうとして、しかし、何かに足を取られた。

とてつもなく強い力で体勢を崩される。
衝撃と痛み。砂利と土の感覚。自分の体に重くのしかかる何かを知覚する。押し潰されて身動きが上手く取れない。身を守る呪文を唱える時間はなかった。

視線を前に向けると、ポケットにしまっていたはずの電車の切符が落ちていた。

唯一できたのは、それに手を伸ばすことだけだった。

そして、

 

 

 

 

草加怜は飛び起きた。

体中から一気に汗が吹き出す。荒い呼吸を繰り返しながら周りを見回して、現状を確認した。
自宅のベッドの上。寝間着姿の自分。枕元にあった、電池残量の切れた携帯電話と、千切られた白紙の切符。

携帯電話を充電コードに繋げて、真っ先にあのサイトを確認する。しかし、確かに打ち込んだはずのコメントや他の人からの返信は、ネット上に残っていなかった。

あれは夢だったのか。それとも――。


真相は誰にもわからないまま、2024年4月1日の朝がやってきた。

猫が「第二回 探索者天下一武道会」に参加したら、こうなった。

れいらん「そろそろまた天下一武道会やりたいんですよね」
れいらん「一人は御剣くんを連れて行こうと思います。よろしくお願いします」

そんな鶴の一声で始まった本企画。第一回開催から早2年半、れいらんさんによる神がかったルール調整を経て、身内でのお祭り騒ぎトーナメントが2023年12月2日、再び開催されました!

今回の参加プレイヤーは4人なので、1人あたり4人の探索者を選出することになりました。誰を参加させるか悩みましたが、猫の脳内で参加探索者を募ったところ、血気盛んな奴らが揃いました。

以下、今回の参加探索者をご紹介します。なお、Discodeのチャット欄に猫が参加探索者のキャラクターシートを提出した際、探索者が喋りそうな一言をノリで付けて提出したところ、他の方々からもコメントを戴きました。こんな悪ノリに付き合ってくださってありがとうございます。キャラクター選択時のボイスみたいでとてもワクワクしました。

*****

【目次】

*****

参加探索者 一覧

KP:れいらん
・七咲瑠華(専門学生/19歳女)
「なんで最近こうもよく分からないことにばかり巻き込まれるのかしら。あんたたちに恨みは無いけど、ちょっと八つ当たりさせてもらうわよ」
・クラウディア・フリューゲル(科学者/18歳女)
「なんか戦っても誰も死なないし、怪我しないらしいから、新薬の臨床実験にうってつけじゃーん!」
・九重翔(Vtuber/17歳男)
「大丈夫だって、今回は怪我してもすぐに治るらしいから。そんなに心配しなくてもいいよ、ルル」
・御剣暁(傭兵/24歳男)
「本気で戦えって言われたからには、本気で行かせてもらうぜ? 悪く思うなよ」


PL:ざっそうを愛する猫
草加葵(私立探偵/31歳男)
「諸事情で一発ぶん殴りたい奴がいるんだよ」
・後藤鋼樹(郷土史家/29歳男)
「前回のようにならないよう心掛けるつもりだ」
・榊透(高校生[スポーツマン]/16歳男)
「学生探索者最強決定戦とやらで優勝はしたけどさ、強い奴とやれるなら何でもいいよ」
・萩谷三樹(私立探偵[警官]/31歳男)
「色瀬探偵事務所の助手 兼 臨時所長の代理ってところっすかね? とりあえず、うちの所長のこと何か知りませんかね?」


PL:ツキナミ
・群犬御舟/ミフネ・ムレーヌ(薬剤師[闇医者]/30歳男)
「またですか……そうですかまたですか……」
・我家垂蔵(刑事/45歳男)
「おやおや、怖い人たちの中に一際おっかない人がいるようですねぇ」
・藪北茶樹(中学生[探偵]/15歳男)
「猟銃の扱いは、昔祖父からキツく言い聞かせられてるんで……え? 撃たないと怒られるんです?」
・小條小夜(大学病院 助教授[大学教授]/28歳女)
「えっ!? これって本気で叩いたり切ったりしても大丈夫なんですか!?」


PL:ぴー
・堕明日・喪流(宇宙飛行士/??歳男)
「(やっぱり台詞ない気がする)」
・Darth(軍人/??歳男)
「May The Force Be With You.」
・竹富タロウ(記者[ジャーナリスト]/27歳男)
「今宵のカメラは血に飢えておるわい」
・????(???/??歳・性別不明)
「特別ゲスト……というやつか」


トーナメント表

 

対戦結果 一覧

第1回戦 第1試合 ×九重翔 vs 榊透○
第1回戦 第2試合 ○竹富タロウ vs クラウディア・フリューゲル×
第1回戦 第3試合 ×草加葵 vs Darth○
第1回戦 第4試合 ×小條小夜 vs 七咲瑠華○
第1回戦 第5試合 ○ミフネ・ムレーヌ vs 萩谷三樹×
第1回戦 第6試合 ×堕明日・喪流 vs 我家垂蔵○
第1回戦 第7試合 ×御剣暁 vs 後藤鋼樹○
第1回戦 第8試合 ×藪北茶樹 vs ????○

*****

第2回戦 第1試合 ○榊透 vs 竹富タロウ×
第2回戦 第2試合 ○Darth vs 七咲瑠華×
第2回戦 第3試合 ×ミフネ・ムレーヌ vs 我家垂蔵○
第2回戦 第4試合 ○後藤鋼樹 vs ????×

*****

準決勝 第1試合 ×榊透 vs Darth◯
準決勝 第2試合 ○我家垂蔵 vs 後藤鋼樹×

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三位決定戦 ×榊透 vs 後藤鋼樹○

勝戦 ×Darth vs 我家垂蔵○

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エキシビションマッチ 第1試合 ×七咲瑠華 vs 後藤鋼樹○
エキシビションマッチ 第2試合 ×草加葵 vs 我家垂蔵○
エキシビションマッチ 第3試合 ○ミフネ・ムレーヌ vs クラウディア・フリューゲル×
エキシビションマッチ 第4試合 ×???? vs 萩谷三樹○
エキシビションマッチ 第5試合 ○ミフネ・ムレーヌ vs 草加葵×

 

探索者達へのコメント

※試合数・勝利数・クリファン数は、本戦・エキシビションマッチを含む。

 

KP:れいらん
・七咲瑠華(試合数3回/1勝2敗/0クリ1ファン)
ヘアメイクをこよなく愛する読者モデルにして、神童とも謳われた元天才剣士。彼女はやる気次第で出目が強い時もあれば弱くなる時もあるので、どうやってやる気を出させるかが鍵になりました。敗北後、自分の試合が終わったのに帰れなくて雑談枠でふて腐れていて笑いました。れいらんさんの探索者の中では新顔ですが、継続探索者として既に複数のシナリオに参加しているとか。彼女のRP、猫は結構好きです。
・クラウディア・フリューゲル(試合数2回/0勝2敗/3クリ0ファン)
宇宙から飛び出してしまった問題児 優秀な科学者。今回は「何をやっても死なない」という触れ込みに惹かれた結果、臨床実験と称して効果の分からない新薬を銃弾にして人間相手に発射するというとんでもないことをやり始めました。対戦相手にならなくてよかったと常々思います。エキシビションマッチでは薬学に携わる者同士通じ合うところがあったらしく、互いに見知を深めたらしいです。
・九重翔(試合数1回/0勝1敗/2クリ1ファン)
本大会では普段頼っているスマホのアプリは使わず、持ち前の《キック》技能を引っ提げて参戦したVtuber系高校生。絡まれた不良を撃退する分には十分な戦闘技能を持っていたものの、今回絡みにいったのが榊透だったせいで、第一回戦の初戦は壮絶な展開となりました。結果的には榊が勝利したものの、こちらもあと一発を受ければ負けていた程の紙一重。アプリ(内の呪文)要らないのでは……?
・御剣暁(試合数1回/0勝1敗/1クリ1ファン)
能力値・技能値共に恵まれた、雑草卓第1陣「傀逅」踏破済の最強探索者。人類という括りの中で彼以上に優秀な人材はお目にかかれない程の逸材な上、出目が本当に強い。猫さんの推し探索者の一人なので、出場すると聞いた時にはめちゃくちゃ喜びました。本大会では第一回戦で惜しくも敗北しましたが、何故後藤君が勝てたのかと思うくらい白熱したと思っています。対戦ありがとうございました!


PL:ざっそうを愛する猫
草加葵(試合数3回/0勝3敗/6クリ1ファン)
二大会連続で誰にも勝てていない私立探偵。前回は巻き込まれてやむなく参加し、今回は「我家垂蔵を一発ぶん殴る」という目標を携えて自ら進んで参加したにも関わらず、当の本人には一発も入れられずに大敗した上、ミフネさんに呪文を一つ教えることになったとか。最近、大抵のことは助手に一任していた弊害が出たようです。もし第三回が開催される時まで生きていたら挽回したい所存。生きていたら、な(大事なことなので二度言う)
・後藤鋼樹(試合数5回/4勝1敗/2クリ4ファン)
間違いなく猫の近接戦闘最強探索者。前大会は第一回戦で敗北しており、今度こそ勝ちたいと思っていた矢先、今回は初手から御剣暁と正面衝突することに。これまでのTRPG人生の中で一番精神力を費やしてダイスを振った結果大金星を上げ、その後も勝ち進んで三位入賞。おめでとう! 前大会から約2年半、さまざまな経験や挫折を経てここまで来れたと思うと感慨深いです。その出目を普段のセッションでも出してくれ。
・榊透(試合数4回/2勝2敗/6クリ7ファン)
猫が2022年4月に企画した「学生探索者最強決定戦」で参加者10名の頂点に立った高校生探索者。学生同士じゃ飽き足らずさらに強い奴と戦うために参加したものの、一回戦は学生、二回戦は不審者(失礼)、三回戦は謎多き人物とマッチアップした模様。榊君の戦闘技能の出目は(猫が振るにしては)ほとんど腐らないのが有難い。もう少し性格が穏やかでSAN値が高かったら継続探索者として文句ないんだけれどなぁ……。
・萩谷三樹(試合数2回/1勝1敗/0クリ2ファン)
色瀬探偵事務所の助手。今回は臨時所長が参加していなかったので代理に就任。他の参加探索者に比べると戦闘技能は低いものの、参加プレイヤーとの関係値を重視して参戦させたところ、探していた本人と遭遇してめちゃくちゃ吃驚しました。粋なことするなぁ……おかげで臨時所長の分まで投げ飛ばして鬱憤を晴らした きちんと話ができたので個人的に満足しています。


PL:ツキナミ
・群犬御舟/ミフネ・ムレーヌ(試合数4回/3勝1敗/3クリ2ファン)
猫最推しの元闇医者にして現草加診療所の薬剤師。今回も参戦してくれて(本人は大層嫌そうでしたが)本当にありがとう。彼の名乗り文句に「草加診療所」という言葉が上がる度にハイテンションになる猫でした。前大会三位入賞者とあってか、本大会は二回戦負けだったものの、エキシビジョンマッチでは全勝。人の急所を的確に突くスタイルで会場を沸かせてくれました。お願いだからこれ以上呪文を悪用しないでもろて……。
・我家垂蔵(試合数5回/5勝0敗/8クリ9ファン)
前大会四位入賞者の現役刑事。実はルール改正段階でその強さを懸念視されて弱体化が入っています。その上、ツキナミさんの度重なるダイス運の悪さに見舞われていたのですが、HP32から繰り出される3d6の超火力で対戦相手を次々と投げ倒し、見事優勝を飾りました。おめでとうございます! 日本の警察は強いことを証明してくれました。自分の戦闘力を過信していないのが我家さんの強みだと思います。
・藪北茶樹(試合数1回/0勝1敗/2クリ2ファン)
「ハワイで親父にry」を地で行く現役中学生にして類い稀なる銃火器の達人。今回はいつもの《拳銃》技能ではなく、祖父から教えてもらった《ライフル》技能を引っ提げ、殺意二割増で参戦しており、かなりの難敵だと思っていました。ところが、ライフル相手に生身一つで突進してきた特別ゲスト枠に動揺してあえなく敗北。むしろ最年少なのにこの連中相手によく頑張ったと思います。
・小條小夜(試合数1回/0勝1敗/0クリ2ファン)
薙刀を振り回す大学病院助教授。《薙刀》技能自体は悪くない数値なのですが、肝心の出目が悪かったことと《回避》技能の低さが仇となってしまい、惜しくも一回戦敗退。なお、彼女の第一回戦は本大会唯一の女性同士の対決でした。余談ですが「蠢く島」踏破後かつ「雪の降る夜に」未踏破(現在準備中)ということで、対戦相手の○○を○○することは自重してもらいました。


PL:ぴー
・堕明日・喪流(試合数1回/0勝1敗/1クリ1ファン)
ぴーさんの探索者の中でも上位の実力者の一人。台詞がないのが余計に強者感を増しているともっぱらの噂。それ相応に強い人物のはずなのですが、彼の持つ《芸術(フォース)》が本大会中一度も成功していなかったので、第一回戦の対戦相手が我家垂蔵だったのもやむを得ないかと思われます。それにしても今更ですが、彼は本当に宇宙飛行士なんでしょうか。
・Darth(試合数4回/3勝1敗/9クリ6ファン)
本大会の謎枠にして、数多くの敵を倒して準優勝に輝いた強者。彼が登場する度に猫は勝手に「スター・ウォーズのテーマ」を流していましたが、本音を言うならきちんと「帝国のテーマ」を準備しておけば良かったと後悔しています。次回までには準備しておきます。余談ですが、彼の《芸術(フォース)》は4回成功していました。つまりそういうことですね(???)
・竹富タロウ(試合数2回/1勝1敗/1クリ1ファン)
猫だけ元ネタを知りませんでしたが、元ネタを知っている他のプレイヤーから大人気だったカメラマン。立ち絵で笑わせてくるのは反則だと思います。ギャグ枠かと思いきや《こぶし》と《回避》技能を上限一杯まで持ち込んで参戦してきたのも驚きましたが、それ以上に戦闘中に対戦相手の写真を撮ろうとしてドン引きました。さすが本職、覚悟が違う。
・????(試合数3回/1勝2敗/2クリ2ファン)
セッション当日まで猫とツキナミさんには一切正体が明かされなかった特別ゲスト枠。初戦にて遂に誰かが判明しましたが、これはシークレットだなぁと納得しました。ぴーさんも驚くくらいの戦闘技能を見せつけて第一回戦を勝ち抜き、見事大番狂わせを達成。さすがです所長。なお、エキシビションマッチでは因縁のある萩谷三樹から呼び出しを食らって投げ飛ばされた模様。早く事務所に帰ってきてください。

 

セッションメモ

【竹富さんの得意なもの】
ぴー「得意なものということでカメラが……」
???「それは武器なのか??」

*****

【第1回戦開始直前】
猫「1回戦やりたくないーーー!」
ぴー「戦場カメラマンだけ残しておくので」
猫「何でだよーーー!」

*****

【竹富さんのコマが拡大】
???「お前は消せ!!」
???「いるだけで面白いから」

*****

【実況解説】
???「ぬるりと始まった探索者天下一武道会
ツキナミ「実況はプレイヤーのぴーさん」
ツキナミ「解説もプレイヤーのぴーさんでお送りします」
ぴー「せめてどっちかで」

*****

【比較的安定していた猫の出目】
???「おかしい中身が変わってる」
猫「変わっているって言うなよぉうわ失敗した!」

*****

【優勝者候補】
れいらん「勝ちそうなのは榊君と後藤君と御剣君ですかね」
ぴー「見せてやりますよ、本物のダークホースってやつを」

*****

【Darthさん初入場】
猫「会いたくなかったなぁ……」
???「長編シナリオの黒幕じゃん」
???「登場曲がある……」(猫が『スター・ウォーズ』のテーマ曲を流し始める)
ぴー「マスクから煙がシュコーってなって、靴を鳴らしながら近づいていきます」
葵『いや何だよアレ。誰だよアレ』

*****

【精一杯の強がり】
葵『何で毎回俺の第一回戦の相手ってあんなに強いんだよ』

*****

【Darthさんの喋る言葉は全て英語である】
Darth『May the Force be with you.』
七咲『な、なに言ってんのかわかんないわ……』
Darth『You must learn English.』

*****

【猫の最推し元闇医者の攻撃】
解説「相手の急所を的確に突いていくーー!!」
???「医者のやることじゃねえ」

*****

【三位決定戦前、榊君の対戦相手に一言】
猫「ようやくまともな大人だなぁ……」

*****

【Darthさんと相対する決勝戦前の一言】
我家『本当に人間か……?』
れいらん「それはそう」

 

最後に

こんにちはこんばんは。ここに至るまでに6000字書いて精神が摩耗しきった猫です。でも、参加探索者16名のことを全員知っているのは猫だけなので、全力で書かせていただきました。
一回目の感想記事にも書きましたが、今回もめちゃくちゃ楽しかったです!
前回の反省を生かして今回こそメモを取ろうと意識したとはいえ、あまりにも笑いすぎて思った以上に取れていませんでした。

どれもこれも素晴らしい試合でしたが、特に猫の印象に残っている試合を挙げるとすれば、間違いなく「御剣暁 vs 後藤鋼樹」戦です。
過去に同卓した中で、御剣君が戦闘で負けた場面を見たことがありませんでした。一方、ここで勝たなければ前大会同様一回戦敗退の後藤君。ここだけの話、彼はとある方が企画した別の探索者天下一武道会にも参加しており、エキシビションマッチでは江戸時代の剣士との死合いを経て参戦していました。そんな彼が勝つところが見たいという気持ちが強すぎて、本気の本気でダイスを振った次第です。もう二度と勝てる気がしません。

また、れいらんさんとぴーさんにご無理を言って、前大会で実施できなかった「草加葵vsミフネ・ムレーヌ」戦を遂に行わせていただきました! 同じくエキシビションマッチで戦った「草加葵 vs 我家垂蔵」戦も併せて散々な結果に終わってしまいましたが、本当に楽しかったです。葵君はいつになったら勝てるんだろうな……?

このような機会を与えてくださったKPのれいらんさん、そして参加してくださったプレイヤーの皆さん、改めてありがとうございました! 第三回でお目にかかれる日を楽しみにしています。

【6年目】猫がGMとしてTRPGシナリオを繰り返したら、こうなった。

クトゥルフ神話TRPGの世界観の沼に浸かり続けて6年目を迎えた猫です、こんにちは。

この文章は、TRPG歴6年になった猫がいつ、どんなシナリオをプレイしてきたのか忘れないための備忘録的なものです。要は一人語り。読まなくても平気です。

なお、「クトゥルフ神話TRPG」「エモクロアTRPG」「マーダーミステリー」等、さまざまな種類のTRPGのシナリオ感想に対応できるように、今年から「KP(キーパー)編」から「GMゲームマスター)編」と表記を変更しています。ご承知おきください。

「蠢く島」「傀逅」「事象地平のアストロナウト」「ロールシャッハ・シンドローム」「沼男は誰だ?」のストーリー詳細と顛末、要はシナリオのネタバレが含まれますので、PL予定の皆様はこの先の閲覧をお控えください。ネタバレをしても後悔しない方のみどうぞ

猫のKPアイコン用イラストとして、りん(@attorin_18)さんに描いていただいたものです。その節は本当にありがとうございました!

 

 

2023年8月20日・8月27日「蠢く島」楠木様作

KP:猫/PL:ツキナミ・ぴー・れいらん/PC:小篠小夜(大学教授)・拾三原菱乃(ヤクザ)・鳳凰院朱雀(探偵/ディレッタント

一言:やりたかったことは全部できた(はず)


クトゥルフ神話TRPGを始めた頃に某動画を観て以来「いつか回したいなぁ」と思って早6年。「登場NPC達の人数が多く、それら全員のキャラ設定や秘匿情報を把握した上でのRPが困難」「シナリオのギミックの仕様上、PLを選ぶシナリオ」「デジタル版の素材がないため、事前準備に時間を要すること」等、回せなかった理由は幾つもありました。しかし、猫もKPとして少しは成長し、その上何が起こっても問題ないと判断できるPL達と知り合えたこともあって、念願叶って回すことができました。

シナリオ本に記載されているキャライラストやマップを撮影したり、必要なテキストは全て手入力したり、ココフォリアの部屋作りはいつもより大変でした。一方で、ネットの海で邂逅した諸先輩方は各々、並々ならぬ思いで臨んでおり、拝見した記事はどれも気合いが一入。それら全てとはいかないまでも、使用した画像やBGM一覧を参考にさせていただきました。先達とは素晴らしいものだとしみじみ感じます。

なお、PLの皆さんには新規探索者を作成してほしいと依頼したところ、PL達の悪ふ……いえ、思いつきで御嬢様とお嬢(ヤクザ)と小篠(名字)の三人組が集まりました。

以下、シナリオの処理に苦戦しながら猫がまとめたメモと、ぴーさんから「シャバ代です」というコメントと共に戴いたメモとを合わせたものの一部となります。シナリオのネタバレを含むので閲覧の際はご注意ください。

*****

【セッション開始前の会話】
ツキナミ「お嬢様の中にお嬢様で入る勇気がなかった」
ぴー「『轟く』じゃなかった、『蠢く』だった」
れいらん「二日連続お嬢様だわ」(前日にも別卓でお嬢様RPをしていたらしい)

*****

【行き当たりばったりの導入】
鳳凰院『(旅行券が)当たったので行きますわーー! 拒否件はありませんわーーー!!』

*****

【頑なに企業名が覚えようとしない】
ぴー「何やら黒光りするヘリ飛んでました」

*****

【何処かワクワクする単語】
ぴー「陸の孤島だーーー!!」
ツキナミ「陸でもない!! 絶海の孤島だーーー!!」

*****

【初めて屋敷の描写をした際の雑談がこちら】
ぴー『よく焼けそう』
ぴー『これから毎日ホテル焼こうぜ!!!』
ツキナミ『せいなるほのおで滅却』
ぴー『確定火傷うおおおおお』

*****

【なお、まだ何も起きていない模様】
ぴー「事件が起きる前に容疑者を割り出しておくんだ!」
KP「なんてこと言うんだ」
れいらん「会長が死んで疑われる副社長も死ぬんだ。俺は詳しいんだ」

*****

NPC達の動向を見守りながら】
れいらん「癖になってんだ、人を疑って歩くの」
ぴー「嫌すぎる」
KP「ちょっと待って。笑わすの止めて」

*****

【夜中、小篠さんが持っていた物干し竿を見て】
NPC『お前、その持っている物は、その……何……?』
れいらん「それはそう」
ぴー「むしろよく(今まで)突っ込まないでくれていたなと」

*****

【2日目朝の一幕】
れいらん「これぞ親の顔より見た絶海の孤島」
ぴー「もっと絶海の孤島見ろ」

*****

【2日目夜、夜某NPCに呼び出された鳳凰院さん】
ツキナミ「信用する相手間違えてるんじゃないかなぁ」
KP「一番信用できそうだったのが鳳凰院だったから……」
ぴー「それはそう」

*****

【思わず突っ込んでいたKP】
KP「おいぴーさん。Twitter5分前のぴーさん」
ぴー「え?? 何が?? 知らないツイートがされている……!?」
れいらん「許せねえ、イー●ン!!」

*****

【急遽生やした会長の手帳を読んで】
れいらん「キレそう。会長ならもっと情報残しとけ」
ぴー「そうだぞ。だから恨み買うんだぞ」
KP(なんて理不尽な……)

*****

【いつの間にか狂人扱いの拾三原さん】
ツキナミ「こちらはまだ一般人なので話が通じるかと」
ぴー「何ですか。人を逸般人みたいに」
れいらん「そうだろ」

*****

【その節は申し訳ありませんでした】
ツキナミ「キャラクターを弄れない苦しみの代わりに、これ以上ない美味しいポジションを得ている」

*****

【隠し扉を発見した時の反応】
ツキナミ「俺も見つけたかった……っ!」

*****

【某日記を読み終えて一言】
れいらん「絶対社長向いてないから辞めた方がいい」
れいらん「告って余計なこと言って殺されてるやんけ」
ぴー「言わないでおいたのに」

*****

【PL達からの総突っ込みを受けました】
れいらん「KPが『見える』って言ったから見えるんだよ!」
ツキナミ「こんな不思議な状況なんだから空間くらい湾曲する」

*****

【神話生物の画像を展開した瞬間】
れいらん「めっちゃシリアスなところ申し訳ないんですけど、皇帝ペンギンみたいな見た目してんなお前」

*****

【神話生物を見て発狂した結果】
PL達「ペンギンだこれーー!!」
れいらん「ペンギンさんをこれから水族館に返す作業を始めます」
鳳凰院『ペンギンが棘を飛ばしてきましたわーー!!』
???「シリアスが崩れた」
小篠『よくもハナを傷者にしてくれたわね!?』

*****

【後日談終了後】
ツキナミ「これで私は(医者だから)●●に困らない●●●になってしまったわけだ」
ぴー「一番与えてはいけないものを与えてしまった……」

*****

こうしてセッションは終了! 約12時間にわたる長時間のセッション、本当にお疲れさまでした!!

進行上どうしても避けては通れないシーンに直面した際、KPとしてどのように処理するか迷いましたが、悔いを残さないようやり切ることができました。それもこれも全ては以前に回した「沼男は誰だ?」のお陰です。それにしても、最後の最後まで笑いが止まらないセッションになるとは誰が予想していたでしょうか……。

絶海の孤島で起きた事件の真相は白日の下にさらされましたが、残された二人の探索者が命を賭した仲間の為に禁忌を冒したことで、彼らの運命はまた一つ狂い始めていくのでした。彼らの運命は続編にて明らかになるでしょう。

次回は、「雪の降る夜に」お会いできれば幸いです。

 

 

2023年8月28日・8月29日・9月1日・9月2日「蠢く島」楠木様作

KP:猫/PL:イルハ・えみりぃ・こたつタコ・宮沢輝/PC:美凪空頗(玩具メーカー)・霊群巴月(牧師)・横尾周平(医師)・大久保六花(探偵)

一言:クリティカルが導き出した結末。

予定を先に組んだはずなのに、日程的な都合で後発組となった第2陣。プレイヤー集めから日程調整、ハンドアウト決めまで数日間のうちに終わって驚きました。イルハさんの立卓力は本当に凄まじいと思います。

こうして集まったメンバーで乗り込んだ「蠢く島」。プレイヤーが違えば第1陣と全く違う展開を迎えるのは必定とはいえ、こちらの探索者も個性が強いのなんの。

興味のある玩具(チート級アイテム)を度々創作した空頗さん。的確な推理と理路整然とした発言で皆を引っ張った霊群さん。皆の頼れる存在として医療活動に従事していた横尾さん。誰よりもNPCに対して真摯に向き合って交渉役を務めた大久保さん。そんな四人が参加した旅行で、一体何が起こったのか。

以下、KPのメモの一部をまとめましたが、このシナリオ上で繰り広げられた破茶滅茶具合に、メモを取る余裕がほとんどなかったことをご報告いたします。申し訳ありませんでした……っ!!

*****

【全ての始まり】
美凪空頗:CCB<=80 製作(玩具) (1D100<=80) > 3 > 決定的成功/スペシャ
イルハ「じゃあ、自立稼働して宙に浮かぶカメラを作ります」
???「オーバーテクノロジーじゃん」

*****

【裏で振ったダイス目の結果】
空頗『(この屋敷に)秘密部屋あるのーー?』
NPC『申しわけないが、そんなものはこの館にはないよ』
KP「(やっべぇ……1日目時点で匂わせないといけないのか……!?)」
s1d100<=70 大久保心理学 (1D100<=70) > 86 > 失敗
s1d100<=80 霊群心理学 (1D100<=80) > 94 > 失敗
KP「ないように感じますね(良かったーーーーー!!)」

*****

【さて、何故でしょうか】
イルハ「(《製作(玩具)》と《コンピュータ》の複合ロールが成功したので)テトリスのプログラムを作って(NPCの少女に)渡します」
???『ありがとう』
イルハ「おかしいな。幼女センサーに反応しないな……」

*****

【探索者同士の情報共有を始める直前】
???「ちょっと待って、今壁越しで喋ってるの!?」

*****

【何かがおかしい】
???「こたつネコさんに任せるよ」
PL達「こたつネコ……??」

*****

【今度は自立式メイドが爆誕
KP「CV猫さんです。よろしくお願いします」

*****

【10分近いNPCへの交渉の末】
大久保『これ以上、苦しんでいるあなたを糾弾したくない』
大久保『……あなたを救いたいんです』

*****

【面白いくらいに発狂していて草】
霊群さん→神話生物がプテラノドンに見える幻覚
大久保さん→「鳥さん(=神話生物)捕まえるんだ」という偏執症
空頗さん→神話生物が鳥人間コンテストに登場するおもちゃに見える幻覚
NPCの男性→神話生物がペンギンに見える幻覚

*****

【探偵として、遺志を遂げたことを】
大久保『私はね、探偵をやってて、ここまで苦しい事件を担当したのは初めてだった』
大久保『情けないけど、これを暴こうとしたくはなかったの』
大久保『あなたのことを、あなたが受けたとてつもない苦しみを考えると、言うことができないと思った』
大久保『だけど、あなたの恋人の無念はこれで白日の下となった』
大久保『あなたが投げた小石で、ちゃんと全て見えるようになったんですよ』
大久保『あなたは、もしかすると間違った努力をしてしまったかもしれない』
大久保『でも、遺志を受け継いで、完遂したんです。それだけは、忘れないで』

*****

【医者として、未来の話を】
横尾『過去の話をしたがるなら、未来の話をしようか。医者らしくな』
横尾『生きる意味がないというのも無理はない。自責する気持ちも分かる。追いたいなら追えばいい』
横尾『でも、これからの未来について「何もない」というのは時期尚早じゃないか』
横尾『それを決めるのは、明日からの君じゃないか』

*****

【牧師として、人間の本質を】
霊群『○○○さん(NPCの名前)は、自分のことを弱い人間だと思っているかもしれません。しかし、僕はそう思わない』
霊群『黒い噂の絶えない○○○(NPCの名前)の所に単身で乗り込み、行動した勇気を神は視ているでしょう』
霊群『結果としてそれで人死にが発生していますが、それを罪を償おうとするあなたのことも視ています』

*****

こうして無事に全員生還でセッションは終了。お疲れ様でした! 連日に渡るセッションとなりましたが、プレイヤーの皆さんが一致団結して駆け抜けてくださったことを嬉しく思います。

それにしても、イベント進行や各種処理が本当の本っ当に大変でした。元々たくさんのNPCの行動を管理しなければならない上、《製作(玩具)》によってサーモグラフィーや自立稼働する監視カメラ、遂には人間を抱えて移動できるメカまで登場し、その時々に応じて返答することになりました。

特に、上記のメモに書き記す余裕が全くなかった3日目朝。自立稼働するカメラ映像の様子をイルハさんに秘匿で送り続けながら、NPCの少女を探すという名目で社長の部屋をガサ入れする探索者視点と、それ以外の探索者達の視点の描写をしつつ、探索者全員が今後のイベントに参加できるように進行させなければなかったので死ぬほど大変でした……。

その上、待ち受けていたイベントは本シナリオの肝の一つとして無慈悲に乗り切るつもりでしたが、プレイヤーの皆さんの発想と提案とダイス目によって本来シナリオ上ではあり得ない展開に持って行かれました。あれは見事な展開でしたね……これも一つのセッションの在り方だと受け入れ、その後何事もなく進行できたのは猫の成長の証だったと思います。何よりも、探索者達にとってはこれ以上ない結末を勝ち取ったので良しとしました! 彼らの更なる活躍に今後も期待しましょう。

 

 

2023年9月20日・9月21日・9月27日・9月28日・9月29日「傀逅」むつー様作

KP:猫/PL:浮世遊・のれん/PC:九十九命(神父見習い)・葛間仁志(詐欺師/犯罪者)/KPC:八百万神楽(デザイナー)・葛間杠(高校生)

一言:「壊胎」を経て「傀逅」を体験するという好機。

お二人に「壊胎」を回して早2ヶ月弱。遂に「傀逅」に参加していただけることになりました。折しも東京都の渋谷にて「傀逅展」の開催中。界隈でも特に盛り上がっているこの時期に、こうして「傀逅」を回す機会に恵まれたことを光栄に思います。

シナリオの性質上PCの大切な人(KPC)をプレイヤーに設定していただく必要があるのですが、何と二人共キャラクターシート(探索者)を提出してくださいました。これは気合を入れねばなるまい、と身の引き締まる思いになった猫です。

一方、猫は猫で約2年半ぶりの「傀逅」KPとして準備に勤しみました。もちろん過去のデータ自体は残っていましたが、原作者から公式素材が公開されたこともあり、ココフォリアの部屋をほぼ新規で作り直しました。たくさんの素材を満遍なく取り込み、その上各所BGMごとにシーンを振り分けた結果、初めて1シナリオで100シーンを超えました。やりすぎました。

こうして遂に始まった本セッション。詐欺師と神父見習いという異色のコンビが奏でた6日間。各々が信じるもののために戦った一部始終を特等席で眺めることができました。

葛間さんは詐欺師としての自分のスタンスをきちんと確立していて、たびたび垣間見える有能な仕事ぶりには舌を巻きました。九十九さんは過去の辛い一件を払拭しようと、他人のために身を削りながらも奔走する様子がたまらなく魅力的でした。何よりも、のれんさんも浮世さんも大抵PCとして喋ってくださり、互いにキャラクターとして会話できているのが本当に素晴らしい。時間に制限がなければ永遠と聞いていたかったくらいには凄かったです。

なお、肝心のKPと言えば、お預かりしたKPC達をどのように動かせばいいのか終盤まで掴めず、一方で滞りなく進行を続ける必要があったため、メモを書く時間がありませんでした。お二人の素晴らしいRPはほとんど記録できませんでしたが、何とかメモできた文章を以下にまとめました。

*****

【RP中に考えたKPCの思いをメモしていたので供養します】
杠(――――僕は、お父さんみたいになりたい。)

*****

【全てが終わったその頃に】
九十九『……その頃にはカミサマ、許してくれると思うから』

*****

【葛間さんの戦う理由】
葛間『世界は滅びるんだろ、世界が滅びたら俺が住めなくなる』
葛間『命。お前は、何のために戦うんだ』

*****

【九十九さんの戦う理由】
九十九『地獄に苦しみたくないから、人にいいことをするだけです』
葛間『俺は、お前の考えを否定はしないさ。俺の考えはあるがな』

*****

【九十九さんから見る葛間さん】
九十九『それなら貴方は、愛のために生きていると言えるでしょうね』

*****

【杠ちゃんを引き取った理由】
葛間『孤児院の中でお前が馴染んでいなかったから』
葛間『お前の居場所はあそこにはなかったから』
葛間『……俺と、同じだったから』

*****

こうして必死の思いで駆け抜けた6日間。彼らは奇跡を掴み取ることができました。長期間のセッション、お疲れさまでした!! 

KPが急遽セッションの開始時間の変更を何度かお願いしたこともありましたが、のれんさんも浮世さんも快く受け入れてくださったばかりか、空いた時間で「傀逅」についてお互い熱く語り合っていたらしいです。シナリオ内に隠された各種ネタに反応してくださったり、セッション後は「傀逅展」に行ってくださったりと、このシナリオを好きな方が増えたことを嬉しく思います。

改めて、このような貴重な機会をくださり、ありがとうございました。どうかこれに懲りず、今後とも同卓してくださると幸いです。

 

 

2023年11月12日「事象地平のアストロナウト」竜原様作(「高ロス限」収録)

KP:猫/PL:ツキナミ・ぴー・れいらん/PC:天河明日人、堕明日・喪流、リリー・スペイシア(全員宇宙飛行士)

一言:笑いの絶えないシリアス。

実はかなり前から猫が「是非とも回したい」と思っていたシナリオをようやく回すことができました。「高ロスト」と銘打っているだけあって、シナリオギミックはどれもこれも殺意が高いため軽率に回せませんでしたが、今回は身内卓のノリの良さに助けられました。それにしても、キャラクター作成時点で「星になりに来た」とか「一番最初に死ぬつもりなんで」とか言われるとは思っていませんでした(なお、事前に注意事項を散々伝えておいたKPである)

以下、ぴーさんから戴いたメモを合算し、セッション後にツキナミさんと記憶の擦り合わせをした上でまとめたメモの一部となります。いつも本当にありがとうございます!

*****

【恒例の探索者紹介】
れいらん「天才です、ドジです」
ツキナミ「宇宙馬鹿な人です」
ぴー「宇宙飛行士です(なお立ち絵)」

*****

【KP「これがないと堕明日さんとは言えないので許可します」】
ぴー「武器は持ってますか?」
KP「普段から持ってる物あります?」
ぴー「ダブルセイバーを持っています」
KP「はーーーーーーー」

*****

【リリーが行動する度に棚やら物やら崩れ去る】
KP「何で《芸術(ドジっ子)》6割もあるの!?」
れいらん「いやだってKPが許可したから……」
ツキナミ「まさかこんなに振るとは思ってなかったと思うんで」

*****

【雑談に書かれた衝撃的な一言】
天河明日人:まさかリリーが宇宙ステーション内でシュールストレミングを開けるなんて
ぴー「それはテロ」

*****

【イベントを起こしたいKP vs フラグを立てたくないPL】
KP「NPCは置いていきますね」
ぴー「NPCを置いていく方がまずい」
れいらん「引き摺ってでも連れていくからな!」

*****

【全てはここから始まった】
KP「NPCが血まみれで廊下を疾走していきます」
PL達「「止められませんか!?」」
KP「え、えぇ……?」
ぴー「DEX18なんですけどできませんか!?
KP「うーーーーん、何(の技能)で止めますぅ……?」
ツキナミ「そこに杖があるじゃろ??」
KP「一応ノックアウト(攻撃)で判定しますね……」
ツキナミ「《剣術》振らなかったんでしたっけ」
れいらん「《剣術》振ったら殺す気なんよ」
KP「ええ!? (ダメージ値)6しか出ないの!?」
KP「……鳩尾に入ってピクリとも動かなくなりました」
天河『ダニーーーーーッ!!!』

*****

ファンブルのペナルティとして】
KP「《芸術(フォース)》、リアル時間10分使えないことにしましょう」
ぴー「今回《フォース》振るために来てるのに!?」

*****

【飽くなき宗教戦争
れいらん「おのれきのこ派め……」
???「やはりたけのこなんだよ」
KP「最近きのこ好きなんだよなぁ」
れいらん「やっぱアルフォートですよ」
KP「それは強すぎる」

*****

【何度も提案された究極の択】
れいらん「面倒だから全部燃やしません??」

*****

【神話生物との決戦前の会話】
天河『お前達本当にいけるのか!?』
リリー『じゃ、行ってくるねー』
堕明日『別にあいつを倒しても構わないんだろう?』
リリー『さて、世界救っちゃいますか』
天河『さーて、お仕事頑張りますか。あいつらも頑張ってるし』

*****

【猫が猫である所以】
れいらん「猫さんが戦闘でクリティカル出したら影武者だから」
s1d100<=65-20 @舌で叩く (1D100<=45) > 98 > 失敗
KP「安心してください、ちゃんと猫ですよ」

*****

【脱出ポッドによる脱出判定の結果】
天河 明日人:CCB<=95-20 操縦(宇宙船) (1D100<=75) > 89 > 失敗
ツキナミ「なんでええええええぇぇぇ!!!??」
れいらん「ツキナミさんならやると思った」
ツキナミ「俺もそう思った」

*****

【運命のダイスロール後】
れいらん「夢の世界に行けると思ったのに……」

*****

こうして、セッションは何と無事に終了。お疲れさまでした! 本来あったはずのフラグをRPでへし折られたばかりか、死地に向かったはずの探索者達の運命はダイスロールによって切り開かれたのでした。

使わないだろうけれど念のため……と、セッション2日前の最終調整時に追加したエンディングシーンを使うとは思いも寄りませんでした。うっそぉ……。誰か一人は死ぬと思っていたんだが……?

なお、PL達も如何にして死ぬかを散々考えていたにも関わらず生き残ってしまったので、KPが描写を読んでいる間大分困惑している様子でした。でも、せっかく生還した以上、これから先も彼らの道を歩んでほしいと思います。

今回はお付き合いいただき、ありがとうございました! まだ見ぬ次回に向けて、回せるシナリオを探しておきます。

 

 

2023年11月19日 エモクロアTRPGロールシャッハ・シンドローム」ディズム様作

DL:猫/PL:ツキナミ/PC:鳳縁茈(高校生)/NPC:天ヶ瀬契(高校生)

一言:かけがえのない、3時間半。

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舞台「ロールシャッハ・シンドローム」のチケットを購入したもののシナリオは未踏破だった猫。先日、ダメ元でお願いしたのれんさんのご好意に甘え、プレイヤーとして通過することができました。しかし、一緒に舞台を観るはずの相方は未通過。

つまり、猫が相方に回せばいいんだ!!

そんなわけで、のれんさんから戴いたココフォリアの部屋データを流用し、購入したシナリオテキストを読みつつ、今度は猫が初めてのDLとしてエモクロアTRPGを回してきました。

共鳴者を誰にするか候補を挙げながら相談した結果、「GOODnightSTORY」(クトゥルフ神話TRPG)の踏破探索者をコンバートして臨むことにしました。ただし、コンバートする際に設定を丸々作り直さなければならず、その結果二人ともやや明るい性格になりました。なお、契君は今回のセッションのためだけに立ち絵を新調し、ちゃっかり笑みを浮かべさせたとか何とか。

こうして始まった本セッション。各々が別室に籠もらず、対面で向き合いながら行いました。完全なオフラインではなく、ココフォリアの部屋はDLとPLが各々が見られるようにして、通常のオンラインセッションで使用している機能(ダイス判定や背景・BGM変更等)を使いつつ、会話だけはオフラインで行いました。図らずも、初めてオフセに参加した際にKPが使っていた形式と似ているものになりました。このような形で猫も使えて密かに嬉しかったです。

余談ですが、このシナリオは特段大変な判定が必要ではないため初心者にもオススメできるのですが、予想以上にツキナミさんがダイスを回したせいで開示できる情報がなくなって大変だったことだけはご報告しておきます。

以下、セッション中に書き取ったメモや、録音データの一部を書き起こしたものになります。興味のある方のみどうぞ。

*****

【祠を勝手に開ける契君】
縁茈『おまっ、何やってるんだよ! 危ないだろ』
契『え、悪かったかな……縁茈が「悪い気はしない」って言うなら大丈夫だと思って……』

*****

【心の支えになった言葉】
縁茈『何かあってもお前だったら大丈夫だろ。いや、二人いれば大丈夫だな』
契『……うん、そうだな』

*****

【音楽に対する向き合い方】
縁茈『ピアノを弾いたら、嫌なことがあったんだよ』
契『弾けるんだったら弾いたらいいのに』
縁茈『……お前だったらいいか。今度また教えてくれよ』

*****

【「トムソンのバイオリニスト」の話を聞いて】
縁茈『誰か一人の命が助かるなら、やっちゃうかもしれない』
契『……俺が言うのもあれだけど、縁茈は人が良すぎるよな』

*****

【最後の繰り返しの果てに】
縁茈『このループを越えられるのも、きっと貴方のおかげかもしれない』
縁茈『今まで見守ってくれたことに感謝します』
縁茈『だから、俺達を無傷で帰してください』
縁茈『その後は俺達が頑張る番です』
ツキナミ「手を合わせます」

*****

【事故が起きる直前】
ツキナミ「(縁茈君の口元が)見えるかどうかの《観察眼》と、聞き取れたかどうかの《聞き耳》ですね」
猫「はーーーーーっ!? 契君の《聞き耳》なめないでくれますぅ!?」
天ヶ瀬 契 : 1DM<=7 〈観察眼〉 (1DM<=7) > [6] > 1 > 成功数1 成功
天ヶ瀬 契 : 3DM<=9 〈聞き耳〉 (3DM<=9) > [10, 9, 8] > 縁茈1 > 成功数1 成功
???『おかえり』

*****

【こちらでは比較的デレやすい契君】
契『その……、ありがとな。お前と一緒でよかったよ』

*****

【病室で縁茈君が呟いたこと】
ツキナミ「聞き取れたかどうか《聞き耳》ですね」
天ヶ瀬 契 : 3DM<=9 〈聞き耳〉 (3DM<=9) > [1, 1, 3] > 5 > 成功数5 ミラク
猫「ほら成功だよ聞かせろやおらぁーーー!!」
???『ただいま』

*****

こうして、セッションは無事に終了。気がついたら22時から始めて、終わった時には26時を回りつつありました。本当にお疲れさまでした。

終盤のダイスロール。ツキナミさんもそうですが、どちらかと言えばDLの方がダイス目が死んでいました。本当の最後の最後で女神様が微笑んでくれて何よりでした。むしろよくこの二人のダイス目で乗り越えられたな……?

コンバートしたとはいえ、全6章ものシナリオを乗り越えた者同士であり、本来ならできなかった関係だからこそのRPが見られました。これを独り占めにできたのはDLの特権です。

有難いことに、セッションが終わった後には「○○って言ってた時どんなこと考えてたの?」「○○って言葉が良かった」等、数日に渡ってお互い感想戦を繰り広げていたので、きっと楽しんでくれたのだと信じています。猫と一緒に回ってくれて、ありがとうございました。

最後になりますが、こうして「ロールシャッハ・シンドローム」を回したり回されたりしたのも、今夜(11月24日)新宿で開演予定の舞台を観るためです。舞台の上であの世界観がどのような形で展開されるのか、今から期待で胸がいっぱいです。楽しんできます!

 

2023年12月8日「沼男は誰だ?」ma34様作

KP:猫/PL:浮世遊・しぐれ・スライム・TAI/PC:鴉屋雨(便利屋)・遠山奏(記者)・蛇腹丸(アニマルセラピスト)・執徹芳司(記者)

一言:選んだのは、あなた達。

外部卓のDiscode内で「沼男を回りたい」という話が挙がった際、「自分KPいけます」とお答えしたら速攻でプレイヤーが集まった第7陣。いわゆる出張KPとして参加しました。それにしても猫さん、このシナリオを7回も回しているんです?? 

何度か卓を囲んだ方ならいざ知らず、初めましての方相手にこのシナリオを回す以上、手抜かりなく進めなければいけないという責任感から、事前告知と確認にはめちゃくちゃ気を遣いました。あんなに長い文章をチャット欄に送ったのは久方ぶりです。なお、だいぶ夜遅い時間に長文メッセージを送ってしまって申しわけありませんでした。

実際にプレイヤーの皆さんにお送りしたメッセージの一部がこちら。ちなみに、文面を考えるのに2時間くらいかかりました。文章を考えるのが苦手でして……。

こうして始まった本セッション。導入は記者組・便利屋と顧客という二組に分かれていただき、それぞれの視点で進めていきました。猫が最後に「沼男は誰だ?」を回してから約2年以上経っているのですが、昔取った杵柄である程度スムーズに進行することができました。

継続探索者(鴉屋凪/兄)を同居NPCとして引き連れて来た雨さん。
真面目枠なのにNPCとのRP合戦には負けじと応対していた遠山さん。
蛇を愛し蛇に愛されて人間を識った常識枠の女性こと蛇腹丸さん。
立ち絵差分がとても豊富で、きのこの山の信者だった執徹さん。
四者四様の彼らが紡ぐ物語を、KPは特等席で見守らせていただきました。

以下、セッション中のメモをまとめたものとなります。シナリオのネタバレにはご注意ください。

*****

NPCのいる書斎の扉の前にて】
執徹『ドアを開けてーーーー♪(アナ雪調の音楽)』

*****

【一日目夜の描写だったはず】
???「夕焼けを見ています」
KP「星空が綺麗です」
???「月が綺麗ですねぇ」
???「でもこの月少し泣いていますね」

*****

NPCの邸宅にある倉庫を探索中】
???「あなたが、私のマスターか」
???「倉庫だし」
???「マークが違えよ」

*****

NPCきのこの山を勧める執徹さん】
執徹『今日もまた1人信者を増やしてしまった……』

*****

NPCをしっかり押し留める賢い鴉屋君】
鴉屋『攻撃されるまで殴っちゃ駄目だよ』

*****

【沼男についての見解を述べた上で】
遠山『その人がその人らしく生きてほしい、って言っただけです』
遠山『シオリさんがそれが自分らしいと思うなら否定はしません』

*****

NPCの心に刺さった一言】
蛇腹『大変なことがあっても、それに勝るものがあるからやっていけるんだよ』

*****

【スワンプマンについて見解まとめ(猫さんメモ)】
鴉屋:スワンプマンになりたくない。なったら早めに死にたい。人間でなくなったら早めに殺したい。
遠山:スワンプマンの存在自体は否定はしない。人間に被害があるなら止めたい。
蛇腹:人間はあまり大事ではない。ヘビさえ何事もなければいい。一切の興味がなかった。
執徹:スワンプマンではなくても自分の意識があれば同一個体。報道する権利はあるが、現時点でするつもりはない。スワンプマンになりたくない人もいるから拡大は止めたい。

*****

【終盤、印象的な一言だけを】
執徹『最後にこれ食べない? きのこの山
鴉屋『最期は人として死にたいんだ』
蛇腹『――人だ。どんな姿になっても、あやつらは人だった』
遠山『ご武運を、って言ったじゃないですか……!』

*****

こうして、セッションは終幕を迎えました。休憩込みとはいえ、朝10時から夜11時までとなった長時間のセッション、本当にお疲れさまでした!

KPとして彼らの物語について語るのは少々野暮な気がしますが、あえて言葉にするなら、彼らは彼らなりの決断の下で相争い、そして友として最大限互いを尊重していたように思います。特に、終盤ではこれ以上ない濃厚なRPを魅せていただきました。

プレイヤー全員に言えることでしたが、皆さんのRPが淀みなく、しかもごく自然に展開されていて、ついつい聞き入ってしまいました。猫ももちろん全力でNPCのRPをしたつもりですが、普段からRPを重視してTRPGをしている皆さんだからこその気概を感じました。そんな皆さんに触発されて、セッション途中にも関わらずどうしても書きたくなった短編をセッション終了後にふせったーにて公開したので、備忘録として載せておきます。

そして最後に、執徹さんが撮影したみんなが笑顔になった写真(スクリーンショット)を載せておきます。

今回、皆さんが回る「沼男は誰だ?」の出張KPができて光栄でした。またの機会があればぜひ同卓よろしくお願いします!

【6年目】猫がPLとしてTRPGシナリオに繰り返し参加したら、こうなった。

クトゥルフ神話TRPGの世界観の沼に浸かり続けて6年目を迎えた猫です、こんにちは。

この文章は、TRPG歴6年になった猫がいつ、どんなシナリオをプレイしてきたのか忘れないための備忘録的なものです。要は一人語り。読まなくても平気です。なお、こちらはPL(プレイヤー)編です。

「昔日の残影」「MAIDS AND WEAPONS」「エンジェル・デビル・インプロパー」「傀逅」「エイダ」「その家は震えている」「ア・ピースフルワールド」「ロールシャッハ・シンドローム」「耳かきネロリの絶頂音声大昇天」「最後くらいは我儘を」のストーリー詳細と顛末、要はシナリオのネタバレが含まれますので、PL予定の皆様はこの先の閲覧をお控えください。ネタバレをしても後悔しない方のみどうぞ

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猫の探索者イラストのグッズ用イラストとして、ななむーん(@Nanamoon_776)さんに描いていただいたものです。その節は本当にありがとうございました!

 

 

2023年8月25日「昔日の残影」久海夏輝様作

KP:れいらん/PL:猫・テル坊・ぴー/PC:冴木克(民俗学科生/冒険家教授)・水原美玖(看護師)・竹富タロウ(記者/ジャーナリスト)

一言:ずっと行きたかったシナリオに行けて感動しました。

以前、「夏のTRPG」なる企画の第1弾として猫が「月護守島の怪」を回してから早1ヶ月弱、今回はその第3弾(なお、第2弾が「エルズ・コール」である)となります。

クトゥルフ神話TRPGを始めてからずっと、スタヂオひまつぶし卓様のシナリオに憧れている猫。プレイヤーとして全て参加したい気持ちから、一部のシナリオ以外はシナリオを全く読んでいない状態でいたので、今回遂に行けると聞いて飛び付きました。

今回《写真術》が必須技能に上がっており、その上でシナリオに関わるための動機をHOとして設定されていたため、新規男子大学生として冴木君を作りました。こんな世界観の中で民族学に惹かれたのが運のツキなんだ、諦めてくれ。

そんなわけで例の如くぴーさんから戴いたメモも併せて、印象的な部分をまとめました。

*****

【《芸術(フラッシュ)》(技能値85)とは】
ぴー「ウキウキでキャラ作ったら、残り二人がすごい真面目なキャラ持ってきててどうしようかと……」

*****

【何でそんなに笑うのか】
水原『(竹富さんを指して)そっちのガチムチは?』
テル坊「ダメだ、その立ち絵見ると俺おかしくなっちゃう」
KP「ぴーさんがツボった」
ぴー「見る度に笑っちゃう」
猫「自分が作ったキャラクターでしょうが」

*****

【それはそう】
テル坊「SAN値回復したいぞ」
KP「現実のトイレ見た後に今のトイレ見て『はぁ〜……』となるのでSAN回復はありません」
ぴー「説得力」

*****

【18時・21時・23時に合わせて《写真術》を撮ると情報が出る(最も重要な情報は23時にある模様)】
テル坊「18時で撮ります(次点で高い技能値)」
ぴー「じゃあ21時で撮ります(最も高い技能値)」
猫「!!?(最も低い技能値)」
ぴー「絶対こういう流れじゃん??」

*****

【学習した猫】
猫「じゃあ18時で写真を撮っておこうかと」
ぴー「遂に先出しするようになった」

*****

【神話事象でSAN値を削りすぎた結果】
KP「もうSAN値が最大値減ってるのでもう減りません」
テル坊「最強になった」
ぴー「無敵の男」

*****

【KPは訝しんだ】
KP「《薬学》どこで振るの……?」
猫「KP??」
ぴー「一番最後で振らせるんですよ」
テル坊「一番最後!?」

*****

【こうして猫は二度《写真術》ファンブルを出した】
ぴー「じゃあ18時撮りますか」
テル坊「じゃあ21時かあ」
猫「あのさぁ……」
KP「おもろ」

*****

【本シナリオの必須技能は《写真術》】
テル坊「何で《芸術(フラッシュ)》のほうが(《写真術》より技能値が)高いの?」
ぴー「ばれちゃった」
猫「いつ突っ込もうかと思ってました」

*****

ファンブルが多すぎる一行】
KP「ねえ~~~~」
テル坊「やっぱ(神話事象が)出てくるってこのシナリオ」
猫「もういいってーーー!」
KP「《医学》(ファンブル)は……いいか……」

*****

【ダイスの荒れ方が予想外】
KP「これ以上SAN値減ったらマジでヤバイ気がしてきた」

*****

【発狂者の連鎖】
KP「貴方は焚いたフラッシュによって明確に見てしまいます」
ぴー「見えちゃうよなーーーそれはしょうがねえわ」
竹富『めっちゃくっきり撮れたーーー!!(発狂で爆笑)』
テル坊「そんなこと言わんといて、絶対見ちゃうじゃん」
猫「私が見ます。反響動作なので」
KP「笑いますね」
冴木『うわぁーーー!! これはヤベーーー!!!』
テル坊「こんなん絶対見るやん。ダメかもしれんこんなん」

*****

【こんなはずではなかった】
猫「『頭が軽いRPなら任せてください』ってキャラシに書いておいたのに……」
ぴー「もっと頭が軽いRPしてる」
KP「頭も軽けりゃキャラシも軽い」

*****

【喋りながら心の中で某自探索者に謝罪した瞬間】
冴木『死んだ人が生き返るならそれに越したことはないっすから』

*****

【敵NPCのダイスを振りながら】
KP「一生(技能値を)失敗してろお前は!」

*****

こうして、さまざまな思いが交差した結果、幻夢境まで辿り着いてしまった探索者達は、ダイス目に助けられながらも全員生還を果たしたのでした。お疲れさまでした!

最終的に冴木君自身は一連の出来事をよく思い出せないようですが、プレイヤーとしてはなかなかにスリル溢れる冒険譚を魅せてもらいました。まさか、あんなにダイスが荒れるとは思いませんでしたね……全てはダイスの女神が悪いのですが……。

 

 

2023年9月9日「MAIDS AND WEAPONS」YOUR様作

KP:れいらん/PL:猫・ツキナミ・ぴー・れいらん/PC:草加葵(私立探偵)・藪北茶樹(中学生/探偵)・拾三原菱乃(御嬢/ヤクザ)・冬美心愛(パティシエール

一言:「仕事」だから仕方ないね!!!(ヤケクソ)

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れいらんさんから「ちょっと回したいシナリオがあるんです。探索者がメイド服着て戦闘するシナリオなんですけど」というお声がけをいただき、急遽参戦することになりました。

猫の探索者候補は赤月カナタ・草加葵・後藤鋼樹の三択でした(女子にする選択肢は微塵もなかった)が、チョイスダイスを振った結果、葵君になりました。なお、手違いで2回振ったのに2回とも葵君だった模様。ドンマイ。「諦めて行ってこい」と突き飛ばすついでに、セッション前日に一念発起して、誰にも言わずにメイド服差分を描いて準備して臨みました。立ち絵の線画トレスの許可をくださったななむーんさんに、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

そんなわけで意気揚々と準備して乗り込んだ本セッション。気がついたら他の探索者も立ち絵がメイド服に切り替わっていて面白かったです。なお、ぴーさんがネットから入手した画像の背景透過作業を引き受け、結果的に探索者全員にメイド服を着せようとした猫です。うるせえ、みんなメイドになるんだよ!!

以下、ぴーさんから戴いたメモと合わせたら印象的な場面がたくさん切り取れました。いつも本当にありがとうございます!

*****

【ひどいDMを見た】
れいらん「アウトローか警官(の探索者)持ってきてって言ったのにガン無視するやん」
ぴー「メイドなんてアウトローみたいなもんだろ」
れいらん「全メイドに謝れ」

*****

【セッション開始前】
ツキナミ「みんな、丸太の準備はいいか!?」
ぴー「俺は持ってる」

*****

アウトロー導入描写から飛ばしてる】
KP「あなたはアウトローだ。今日も元気に法律を殴り蹴りしながら生活している」
ぴー「大丈夫かこれ!?」
KP「だって書いてあるんだもん」

*****

【共通認識】
KP・猫「ふざけたことしか書いてないなこのシナリオ」

*****

【ゆるふわ進行の身内卓】
KP「くっそ適当な導入でもいいですか?」
ツキナミ「バッチこいです」
猫「この面子だし」

*****

【校内でメイド喫茶の噂が流れていた藪北君】
ツキナミ「これは行くのが早いなと思って突入します」

*****

【「冬美さんからの依頼」という大義名分】
猫「仕事でいいんですよ。遊びだったら絶対行きませんよ」
猫「『仕事』でよかった~~~~!!」

*****

【潜入先の求人枠がメイドしかなかった件】
葵『……………………やります』
猫「死んだ目で言ってます」
KP「(冬美さんが)隣でクスクス笑ってます」
猫「笑い泣いてる」

*****

源氏名を考え始める一行】
れいらん「そのままでええか」
ぴー「菱だし『ダイヤ』でいいか」
猫「じゃあ『アオ』で」

*****

【組の者が店に来てしまったお嬢様の逆襲】
ぴー「帰ったら『店に来た者、並びなさい』と並ばせます」
KP「鉄扇でぶん殴って『ありがとうございます』と言われるまでがセット」

*****

【ケチャップのイラストに失敗した菱乃ちゃん】
菱乃『心を込めて書かせていただいたんですが、お嫌でしたか……?(タヒと書かれている)』

*****

【多分心の中の葵君が叫んだ】
葵『イラッシャイマセ、ご主人様。どうぞこちらへ』
NPC『メニュー全部お願いします!』
猫「こいつマジで許さねえからな!!?」
猫「(オムライスの上に)ケチャップでエルダーサイン書いて一口サイズにして(客に)食べさせます」

*****

【藪北君の運命は如何に】
KP「(客の)男女決めるか〜〜〜」
ぴー「(通っている)中学校で流行ってたんですよね……?」
ツキナミ「止めろ止めろ」
猫「私も振ったんだからさ(客が知り合いか否かの《幸運》)」
ツキナミ「やってやろうじゃねえか」

*****

【謎の口上(?)を唱えたら】
KP「客と一緒に唱えてしまったのでSAN値チェックです」
ツキナミ「謎が一つ解けたぞ!」
KP「MPが1d3ポイント減ります」
ツキナミ「なん、だと……?」

*****

【山男の再来】
菱乃『こういう時には電源を抜いてもう一回付ければ……(《コンピューター》技能がファンブル)』
猫「菱乃さん??」
ぴー「ここにはパソコンなんてなかった」

*****

【立ち絵に違和感しかない】
猫「服(普段着の立ち絵に)一瞬戻します??」
ぴー「でもその服ビリビリにされてるんで……」

*****

【この時点で30数卓を超えてきた葵君である】
ぴー「何で本当にこの経歴で『壁からケツが抜けない』入ってるんだ??」
ツキナミ「息抜きのつもりで……息は抜けてもケツは抜けない」

*****

【それは正解】
葵『そういうことなら仕方ない。上に行こうぜ』
ぴー「『さっさと済ませようぜ』って副音声が聞こえた」

*****

【神話生物との戦闘開始直前】
ぴー「こんなシナリオでガチの神格持ってくるな!」
猫「本当だよ!!」
KP「無駄に描写が格好良い……」
???「無駄とか言わないで」

*****

【発狂を解除するための方法として】
???「手鏡を差し出して全身が見えるようにして見せたい」
猫「貴様悪魔か!?」
KP「ちょっと面白いから許可しましょう」

*****

【《拳銃》に連続成功する藪北君】
ぴー「今日はいいぞ~〜〜!」
猫「(前回のセッションでのファンブル連発は)ビームだから駄目だったのでは??」

*****

【冬美さんから「写真撮っておいた」と言われて】
葵『要らねえとっとと破棄しろ』

*****

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こうしてセッションは終了! いろんな意味で濃密な時間をありがとうございました!! 各々個性溢れるメイドRPを魅せてくださり、個人的にもやりたいRPがたくさんできたので満足です。また、終盤の戦闘では藪北君と冬美さんのダイス目が純粋に強くて本当に助かりました。

探索者にとっては散々な出来事だったと思いますが、猫は笑い泣きするくらい楽しかったです。立ち絵のメイド服統一に全力を尽くして良かったです。後悔は微塵もありません。今後ともどうぞよろしくお願いします!

 

 

2023年9月10日「エンジェル・デビル・インプロパー」popo(臓器売買)様作

KP:べーこん/PL:猫・宮澤輝/PC:北上奏音(HO1:天使)・ガープ・アトレフ(HO2:悪魔)

一言:天使と悪魔の征く先へ。

宮澤さんが同卓PLを探していた際に猫がここぞとばかりに挙手したのがきっかけで、秘匿HO有の2PL特殊シナリオに参加しました。

宮澤さんのお知り合いとはいえ、KPのべーこんさんとは初めて交流させていただいたので、とても緊張しました。その上、「天使の新規探索者を作成する」という当然初めての経験に四苦八苦し、共通HO・秘匿HO共に読み込むのに時間を要しました。時間があればどんなキャラクターにしようか迷いに迷い、キャラクターシートの完成に一ヶ月強かかりましたが、自分で全身立ち絵を描くくらいには思い入れが強いです。

こうして誕生したのが北上奏音ちゃん。天使らしく天真爛漫。それでいて猪突猛進。好きなことには一直線で、表裏のない子でした。何がアレって、めちゃくちゃRPしやすい。あと、少しくらい変なことをしても許される子なので本当に助かりました。どこまでが猫のやらかしなのか目立たなくというものです。

以下、セッション中に猫がまとめたメモの一部となります。もちろんシナリオのネタバレを含むので閲覧にはご注意ください。

*****

【仕事中とは思えない一言】
北上『あーーーCDの予約がまだ終わってないのにーーー!』

*****

【不審な死を遂げた遺体】
ガープ『これは「天使」事件らしいですからね』
北上『はぁーーー? これのどこが私達の羽と同じなんですかねぇ!? 全くの別物じゃないですか!』
ガープ『白ければ同じでしょう』
北上『知ってましたか? 白って200色あるんですよ』

*****

【魂を先に回収されてしまう北上ちゃん】
猫「KP、《こぶし》失敗したら地面に倒れます(そして失敗)」
ガープ『気を取られるからいけないんですよ』
北上『鬼! 悪魔! ガープの馬鹿野郎ーー!!』

*****

【一時的発狂(自殺癖)の持続時間】
KP「リアルタイム14分(間)で……」
PL達「リアルタイム!?」
KP「じゃあ11時10分まで……」
北上『もう駄目だぁ……殺して……死にたいよぉ……』

*****

【《製作(料理)》が失敗した悲しみを背負って】
猫「泣きながら街頭でギター弾きます」
猫「あ、歌詞作ったので雑談に投げときますね」
雑談:『パンケーキが焦げてしまった』
雑談:朝早くに出かけて集めた食材は
雑談:いつの間にか黒焦げになってしまって
雑談:そんな思いを抱えてどうしようもなくて
雑談:こんなところでギターをかき鳴らすんだ

*****

【言いたいことは全部言えました】
北上『休めるときに、休まないと駄目、だよ』
ガープ『分かりました』
北上『じゃあ……あとは、任せまし、た……よ』
ガープ『かしこまりました』

*****

【相応のリスクも辞さずに】
KP「呪文を唱えますか?」
宮澤「はい、唱えます(即決)」
KP「早ぁ」
ガープ『こういう賭けは好きなんですよ。やりましょうか』

*****

【二人の締めの言葉】
北上『何かよくわかりませんが、大勝利ってことですね?』
ガープ『退職金は金貨満載のジャックポッドってところですか』

*****

こうしてセッションは無事終了! お疲れさまでした! 濃密かつ繊細なRPをたくさん堪能させていただきました。

普段「うちよそシナリオ」と呼ばれるシナリオに行く機会は少ないですが、特定の二人が絡むことの「良さ」が感じられるのは良いですね。また、「天使と悪魔」というテーマをどのようにしてクトゥルフ神話と結びつけるのか疑問でしたが、セッションが進むにつれてその疑問も無事に解決しました。目から鱗が出る思いです。

宮澤さんとはこれまでに何度も同卓しており、RPが上手な方だと信頼していたので安心して会話を任せられました。こちらが雑に北上ちゃん節を発揮しても全部受け止めてくださったので本当にありがたい限りでした。本当にありがとうございます。

KPのべーこんさんには、セッション前の質問やセッション中に度々ご迷惑をおかけしたかと思います。変な奴だと思われても仕方ない振る舞いをした自覚はありますが、これに懲りずに同卓できれば嬉しく思います。

最後になりましたが、感想をまとめるのが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした! またの機会がありましたらぜひよろしくお願いします!

 

 

2023年9月16日・9月17日 エモクロアTRPG「傀逅」むつー様作

DL:れいらん/PL:猫・ツキナミ/PC:安導知恵(図書司書)・古津金鹿(鳶職)/NPC:安導零・エル

一言:熱いRPと非情なダイス目。

れいらんさんに以前「彼方からの君に捧ぐ」を回した猫。相当気に入ってくださったらしく「お礼に何か回りたいシナリオはありますか?」と聞かれて幾つか候補を出した際、「エモクロア版の『傀逅』」と答えました。

ちなみに「傀逅」を候補に出す前には「マダミス『狂気山脈』三部作回りたいです!」と言った欲張り猫です。許してください(2023年10月現在、引き続きGMおよび同卓PLを募集しています。興味のある方はよろしくお願いします)

なお、猫にはクトゥルフ神話TRPG版の「傀逅」のKP経験があり、ツキナミさんもPL経験があることを全員承知の上で回していただきました。これが所謂マッチポンプです。

今回、エモクロアTRPGでのセッションに挑むにあたり、新しく作成した共鳴者(キャラクター)こと、安導知恵ちゃん。大切な人である兄の零君共々、若い頃の猫が執筆した一次創作の設定を流用したせいでメモ欄が長くなったとか。

一方、ツキナミさんはれいらんさんが書いたオリジナルエモクロアTRPGシナリオの経験者で参戦。おかげさまで大切な人がとんでもない方になったのだとか(未踏破のため詳細が分からないので置いてけぼりの猫)

以下、セッション中の会話をメモしたものから抜粋しました。相変わらずネタが多い!

*****

【初変身後の反応】
古津『何だよこれ! 任務って何だよ!?』
知恵『私達の方が未確認生命体なんですがーー!??』

*****

【初戦闘時の猫の出目】
DL「ファンブルですね」
猫「戦闘技能って嫌いなんだよーーーっ!!」
猫「何でいつも10が出るのーーーっ!!?」
DL「さすがにカウンターだろぉ??」

*****

【古津君の生姜野への説得RP】
古津『幸せは、前を向かないと手に入らないものじゃないですか』
古津『そこで立ち止まったら、きっと貴方は後悔する』
古津『だから俺は立ち止まりたくない』
古津『……あなたの力が必要なんです』

*****

【敵のキャラクターコマが増えていく】
DL「ミ=ゴ分身の術! まず1匹!」
ツキナミ「100匹いるかもしれない」
ツキナミ「あいつら1匹見かけたら100匹いるから」

*****

【突如飛び出したれいらんさんの某探索者】
猫「はああああああ!!??」
DL「『壊胎』通過したんですよこのキャラ」
猫「使うなーーーーーーー!!」
DL「猫さんの心揺さぶれたから満足した」

*****

【当時の猫さんが残していたメモ】
知恵『(あの交番で見つけた資料……それに、邪神に対抗する人達……)』
知恵『(私は、誰を信用すればいいんだろう)』

*****

Twitterではなく、つぶやきったー】
猫「Xになったから」
DL「Misskeyかもしれない」
ツキナミ「いや、Mastodonかもしれない」

*****

【胸熱展開ありがとうございます(合掌)】
???『証明してくれよ、あんたらの「正義」をさ』
???『来いよヒーロー。俺は強いぞ?』
知恵『……わかりました。そういうことならお相手します』
古津『行くぞヒーロー! 痛くても泣くなよ!!』

*****

【辛いね……(愉悦)】
知恵『どんな味、したのかな。お兄ちゃんのご飯』
知恵『きっと美味しかったんだろうな』
知恵『……大丈夫だよ。大丈夫』

*****

【知 っ て た(でも救われてほしかったよ)】
DL「君は最終戦までに死ぬことが確定しているから」
猫「うわああああああーーーー!!!」

*****

クトゥルフ神話TRPG以上に無慈悲な展開】
猫「最終日とか嘘吐かないでほしい」
DL「君達は最終日になるかもしれないから」
DL「俺にオールキルの前科増やさないでほしい」

*****

【心身共にボロボロ】
知恵『これが終わったら、適当なところで幸せになりたいな……』
古津『いつもいつも……大事なところで届かないんだ』

*****

【安導兄妹 謎の現象】
DL「うわぁ急に落ち着くな」
ツキナミ「こいつら何で急に落ち着くんだこの兄妹」

*****

【死地に臨む古津君】
エル『死んじゃうかもしれないのに。戻れないかもしれないのに』
古津『ああ、そうかもな。でも前と同じだ』
古津『普段簡単なことからいくらでも逃げてもいい』
古津『大事なときには絶対逃げたくない。俺は絶対後悔したくない』

*****

【知恵ちゃんの姿が異形と化しても】
知恵『……ごめんなさい。兄さんは……、生きて、ください』
零『姿が変わったからって、俺が妹を見捨てると思ったのか』
知恵『……見捨てるわけないって、分かってたよ』
知恵『でも、この体だからこそできることをしたいの。お願い、行かせて』
零『……そうかよ。わかった』
零『また一緒に暮らそう。妹一人くらい何とでもしてやる』
零『絶対に帰ってこい。ずっと待ってるから』

*****

【本当お前そういうところだよ】
???『さて、初の共闘だ。ついて来いよ?』
知恵『臨むところです』
???『任務開始。目標、対象の殲滅』
知恵『了解です』

*****

【これがフラグ】
猫「別に(神話生物を)殺してしまっても構わないんだろう?」
ツキナミ「やっちゃえハリケーン

*****

【某神話生物が倒せない理由】
猫「そういう設定付与されてるなら納得だわ。採用!」※約一週間後にクトゥルフ神話TRPG版「傀逅」のKPを控えている猫

*****

【変身が解けない以上、選択肢は一つしかなかった】
知恵『無茶なお願いしてもいいですか』
知恵『どうか、止めてください。あの邪神を』
古津『ああ。俺、行ってくるわ。―――変身』

*****

【知恵ちゃんと古津君が勝てなかった相手】
ツキナミ「お前より強い奴なんて信じられないよ」
ツキナミ「お前がナンバーワンだ龍一」

*****

【自我が崩壊した彼の最期】
エル『――ごめんなさい、ゆっくり眠って』

*****

こうしてセッションは終了。約10時間に渡るセッションとなりました。本当にお疲れ様でした!

勿論シナリオの全容は把握していましたが、それでも両名生還には届きませんでした。全てはエモクロアTRPGのシステムとダイス目のせいなんだ畜生……っ!!!

分かりきっている展開のはずなのに、ツキナミさん共々精神に大きな傷を負い、しばらくブログ記事の更新作業に差し障ったことを告解します。古津君のことも知恵ちゃんのことも好きだったので、二人で仲良く生還できなかったことを未だに悔やんでいます。ただ、知恵ちゃんと兄の零君の設定はクトゥルフ神話TRPGの探索者ネタとしていつか流用したいと思っているので、その時はまたよろしくお願いします。

誤解のないように言いますが、RP自体に悔いはありません。その上、DLのれいらんさんから特大サプライズを戴き、プレイヤーとしては非常に満足しております。推しが突然飛び出してきて驚かないオタクがいたら教えてほしいよ……。このような貴重な機会を下さり、ありがとうございました。

――お疲れさま、知恵ちゃん。君は本当に強かったよ。

 

 

2023年10月15日 マーダーミステリー「エイダ」いとはき様作

GM:のれん/PL:猫(人間の王子スタン)・TAI(獣王ヴァル)・しぐれ(海人女王マリン)・ゲルゲ(竜王ドラゴ)・浮世遊(妖精女王)

一言:行ってよかった。

自分が好きなゲーム実況者達が何人も参加したばかりか、アニメイトで特設展示が開かれるという話題も聞き、常々行きたいと思っていた「エイダ」に参加してきました!

マーダーミステリーを回せる知り合いのGMがなかなかいらっしゃらないのですが、運良くのれんさんからお声がかかり、初対面の方がいらっしゃる中ではありましたが名乗りを上げさせてもらいました。

なお、事前に自分がどのキャラクターを担当するのか決めましたが、Discodeの通知を切っていて連絡が遅くなった猫さんは諸々の事情を加味して人間の王子役を戴きました。

そして迎えたセッション当日。GMののれんさん渾身のココフォリアの部屋を目の当たりにして感激したり、初対面の方々やお久しぶりの方々とのご挨拶に四苦八苦したりしながら、遂に「エイダ」の全貌に触れていくこととなりました。

以下、マーダーミステリーという性質上、ブログ記事とはそのままネタバレ文章を貼り付けるのが不安だったため、ふせったーにまとめましたのでそちらをご覧ください。

 

 

2023年10月25日「その家は震えている」さるかに(封印された実験室)様作

KP:イルハ/PL:猫・トト丸/PC:草加葵・霧原かすみ(両名私立探偵)

一言:最近はかすみちゃんに任せきりである。

不定期セッション開催中の草加探偵事務所コンビ。今回は、久しぶりに短編に参加させていただきました。

普段なかなか来ない依頼人が探偵事務所に来て、屋敷の遺品整理を依頼を受けることになりました。初手からかすみちゃんの《図書館》が成功し、その後に振った《クトゥルフ神話技能》が成功したことによって核心的な情報が抜けてしまった本セッション。何やらヤバイことに巻き込まれそうな予感を覚えつつ、ともかく依頼を果たすために屋敷に向かうことになるのでした。

以下、セッション中に猫がまとめたメモの一部となります。もちろんシナリオのネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください。

*****

【今後「始末に困る後始末」収録の残りのシナリオも踏破予定】
KP「全部依頼される導入ですね」
猫「仕事したくねぇーーー」
トト丸「仕事してください所長」

*****

【かすみちゃんの本日の《制作(料理)》】
トト丸「成功しろーーー!」
CCB<=35 【制作(料理)】 (1D100<=35) > 5 > 決定的成功/スペシャ
猫「おいクリったぞ」
霧原『所長、(冷蔵庫の中)何もないじゃないですか』

*****

【なお、葵君の本日の《聞き耳》】
CCB<=47 【聞き耳】 (1D100<=47) > 98 > 致命的失敗
猫「本日の《聞き耳》がーーーー!!」

*****

【「何故TRPGをするのか」という問いに近しいものを感じる】
猫「そこにダイスがあるから振りたくなるんですよ」

*****

【初手から《クトゥルフ神話技能》が成功してしまった】
???「あーあ。やったわお前」
???「開始10分でシナリオ終わったわ」
???「開幕から事故ってるんだよ」

*****

【書斎で見つけた日記を読むかすみちゃん】
霧原『あうとー(棒読み)』

*****

【それでいいのか葵君】
KP「ひんやりとしますね」
猫「ヨシッ!!」
トト丸「ただの鈍感で草」

*****

【戦闘中の2連ファンブルはもはや通過儀礼
猫「あーっ楽しー! これがダイスを振る楽しさだよーー!!」

*****

【戦闘終了後の一言】
猫「酷い目にあった」
トト丸「酷い出目にあった」

*****

こうして、セッションは無事終了! 草加探偵事務所シリーズ、お疲れさまでした! 毎回とても楽しくRPさせてもらっています。引き続きよろしくお願いいたします。

なお、シナリオ数が増えていく毎に交渉事が苦手になっているような葵君。0クリ3ファンという葵君に対して、ここぞの時にクリティカルを連発したかすみちゃんのお陰で難を逃れました。最近出目が腐っているので、ダイス目で生死が決まるような場面が来たらと思うと不安しかありません。葵君にはこれからも頑張っていただきたい所存です。

 

 

2023年11月4日「ア・ピースフルワールド」団長様(こり☆かん)作

KP:ぴー/PL:ツキナミ・猫/HO1:色瀬粋・HO2:萩谷三樹(両名私立探偵)

一言:やり遂げた気がする。

f:id:leafiness:20231119134927p:image

朝5時まで粘って最良の結果を導き出した「ネームレス・カルト」。悩みに悩んだ末に同卓探索者達が自殺したり闇堕ちしたりして傷心した「エルズ・コール」。それら二作品を経て、遂に「ア・ピースフルワールド」に参加してきました。

前回の「エルズ・コール」を払拭するべく気合を入れて作成した、猫にとって4人目の探偵となった萩谷君。元警察とは思えないような柄の悪い男になりました。

一方、同じくリベンジに燃えていたツキナミさん。悩みに悩んだ末に提出された探索者は、なぜか萩谷君と同じく金髪伊達眼鏡でした。そんなところが一致するだなんて聞いてないが??

こうして始まった本セッション。前卓の反省を生かしてメモをたくさん取った反動か、もしくは予想以上にネタに溢れてしまったせいか、猫のメモだけでも盛り沢山です。なお、ネタバレ満載なので閲覧する際はご注意ください。

*****

【セッション開始前の一幕】
KP「『ぴーすふるわーるど』ですからね」
ツキナミ「何言ってるんですか平和な世界なんですよ」
猫「PV見ましたか? 二人とも」

*****

【ささやかな疑問】
KP「何でお二人とも戦闘技能あるんですか??」
ツキナミ「探偵はな、金欠だからな」
猫「探偵に相応しい技能なんてわかりませんからね」

*****

【前卓の記憶は消した】
猫「いやぁー、とんと記憶がないなぁ……夏くらいに嫌な記憶があった気がするんだけどなぁ……」
ツキナミ「それ私の専売特許」

*****

【《心理学》が90もある粋君】
ツキナミ「《しねん(のずつき/命中90の技)》信用できるんですか?」
KP「そもそも採用しないので……」
猫「バンギ使いとしては《エッジ(ストーンエッジ/命中80の技)》に頼らないといけない時があるんですよ」

*****

【自由探索のターン】
猫「だめだ、探索が下手になっている……!」

*****

【どうやって情報を集めればいいかわからない疑心暗鬼PL達】
PL達「何も考えずにRPしたい……」
KP「何も考えずに(KPとして進行)やってますけど」
猫「そりゃそうでしょうねぇ!?」

*****

【初手から秘匿で衝撃的な情報が送られた猫】
猫「あのさぁ……あのさぁ……っ!」

*****

【《目星》に成功したら】
KP「透き通る空の青さに気づきますね」
KP「なーにを出そうかなぁ……(情報)」

*****

【技能値を振ったはずの《追跡》が失敗した直後】
猫「その出目先に出せよ!!」
KP「それはそう」
ツキナミ「その出目以下略」

*****

【1日目昼までは出目の良い粋君】
ツキナミ「やっぱり空が晴れてないと駄目なんだ」

*****

【突然粋君の立ち絵が増えた】
KP「動揺して数増やさないでください」
ツキナミ「吃驚して触ってしまった」
猫「はーーー、ブログ行きです」

*****

SAN値チェック失敗からの】
ツキナミ「よーーし、(一時的狂気)1d10だーーー!!」
???「心が発狂しようとしている」
\アイデア失敗/
ツキナミ「ば な な」

*****

【ツキナミ「地雷とはわかってました」】
粋『……ごめん、そうだね。そんな権利、誰にもないよね』
粋『そうだ。そのはずなのに、何で自分から首を突っ込もうとしてるんだ』

*****

【戦闘に敗北し、HP2になった萩谷君】
猫「今から意識不明の重体になるんでミュートにしますね」
KP「いやすぐ起きてもらわないといけないんで」
猫「何でーーー???」

*****

【とんでもない誤法】
猫「所長の首を割らせればいい?」
KP「首を割らせる!?」

*****

【遺された物を受け取った際の一言】
粋『これは、僕が僕を殺した罪の証でもあるので』
KP「戦利品……?」

*****

【察しの良い萩谷君】
萩谷『所長、ひょっとしたら記憶喪失で、元は「浦旗」なんじゃねえの?』
KP「目線を逸らします」
萩谷『ただの勘なんだけどな』
KP「所長は下手な口笛なんて吹かない」

*****

【とあるものを見せられて荒ぶる所長】
猫「所長! ちょっとこれシリアスぶっ壊れてます!!」

*****

【エーミール強火猫】
ツキナミ「そうかそうか、お前はそういうやつなんだ」
猫「エーミール出してくるんじゃない! エーミールはいいやつなんだぞ!」

*****

【その時やりたいことをリスト化した結果】
・未来有本さん無力化したい
・大災厄を乗り越える(そもそも訪れるかわからない)
・この世界の浦旗さんを助けたい
・ミ=ゴ許さない
・この世界の有本さんを助けたい

*****

【どちらが殿になるか対決】
猫「先に宣言したのは猫ですよね? ツキナミさん!」
ツキナミ「ぐっ……(自探索者の)HPを考えてしまった……!」

*****

【戦闘に向けて一言】
猫「頭の中の現場猫が『ヨシッ!』と言いました」
???「それ本当にいいんですか??」

*****

【戦闘終了後の対応】
猫「(既に他の友好NPCに渡してしまったので)自分の上着ないじゃん! 未来有本の上着剥ぎ取ろう!」
聞き専:かわいそう
色瀬 裕子:追い剥ぎ
聞き専:どっちが悪役かわかんねえな

*****

こうしてセッションは無事に終了! お疲れさまでした!

情報収集が必要な序盤ではどのようにすれば怪しく見えないか、どこに行けば情報を得られるかわからずに苦しみ、怒涛の中盤ではシナリオに翻弄され、運命の終盤ではどの選択が正しいのか散々悩みました。何とか上手くいきましたが、また同じようにできるかと言われたら自信がありません。
ただ、今回の件で一つだけわかったことがあります。
脳筋が世界を救うこともある! 萩谷君、ありがとう!
なお、萩谷君は全体的に見てそこまで良い出目ではありませんでしたが、いざという時に大きく失敗しないだけでかなりのアドバンテージでした。猫の場合、戦闘中に何度も失敗しないだけで有り難いとしか言いようがありません。おかげで神話生物を半殺しまで持っていけました。偉いぞー。

今回の一件が終わったら警察に戻るつもりでしたが、粋君が心配だったのでそのまま居座ることにしました。粋君ともいずれまた同卓できたら嬉しく思います。ツキナミさん、一緒に回ってくださってありがとうございました。

そして、「ネームレス・カルト」「エルズ・コール」「ア・ピースフルワールド」を回してくださったKPのぴーさん。セッション後、それぞれのシナリオ本を読ませていただきましたが、NPCや情報量が多かったり様々なギミックが隠されていたりと、一筋縄ではいかないシナリオでした。しかも、「ネームレス・カルト」を回ったのは2020年。本当に長期間お付き合いくださいました。ぴーさんのおかげで、どのセッションも楽しく回れました。三部作全て回していただき、ありがとうございました! また是非とも同卓しましょう!

 

 

2023年11月10日 エモクロアTRPGロールシャッハ・シンドローム」ディズム様作

DL:のれん/PL:猫/PC:洋見大地(私立探偵)/NPC:平本のどか(古物商店主)

一言:感謝の念に絶えません。

f:id:leafiness:20231118193758p:image

2023年11月下旬に行われる舞台「ロールシャッハ・シンドローム」のチケットを購入したものの、肝心のシナリオは未踏破だった猫。エモクロアTRPGを回してくださる知人に思い当たる節がなく、X(Twitter)で募集したまま時間だけが過ぎ、原作配信を視聴するかシナリオを読むか、いっそのこと舞台を初見で楽しもうかと思い始めていました。そんな折、「この方なら信頼できる!」とダメ元でのれんさんにDMを送ったところ、「やりましょう」と快諾いただいたのでした。

その上、こちらの事情をお話ししたところ、「最短で10日にできます(話をしてから4日後)」と速攻でココフォリア部屋を準備してもらったり、少しでも良いセッションになるようにPC(エモクロアTRPGでは「共鳴者」と呼ぶ)同士の設定を擦り合わせてくださったりと、迅速かつ丁寧に対応していただきました。

なお、のれんさんは猫が話をするまでエモクロアTRPGのDL(GM)経験がなく、今回のセッションのためにわざわざシナリオを買ってくださったのだとか……本当に頭が上がりません……!

今回の共鳴者ですが、のれんさんのキャラクターと簡単に絡めるという観点から洋見君を選択。クトゥルフ神話TRPGキャラクターシートを見ながら共鳴者としてコンバートしました。

こうして、紆余曲折あった末始まった本セッション。町おこしの一環として、平本さんの史跡調査のために山まで付いてきた洋見君。平本さんに手を貸しながら山道を登りつつ、山頂付近にある祠にやって来たのでした。

*****

【セッション開始前にまとめた洋見→平本さんへの印象】
洋見『平本さん? 近所にある本屋の店主だよ。結構なやり手でさ、古い本を見つけるなら一度行ってみるといいよ。……いや、俺そんなに本読まないんだけども』

*****

【平本さんは一体何を願ったのか】
猫「きーきみみ! きーきみみ!(《聞き耳》成功)」
平本『かわいいショタに出会えますように(早口)』
猫「『人によって趣味は千差万別だからなぁ』と思っておきます」

*****

何の問題もなく調査は終了。その後、帰りのバスを待つ間に偶然見つけた洞穴で平本さんが作ってきてくれたお弁当を、自分で持参した飲み物と一緒に戴きました。

その後、何事もなく下山したはずが、気がつけば平本さんが御札を眺めている様子に戻っていたのでした。

*****

【時間遡行が初めてではなかった弊害】
「すみません……、今回のシナリオには何にも関係ないと思うんですが、自分の袖を捲って腕を見ていいですか??」

*****

こういう提案を許容してくださるDLにはありがたい限りです。

現時点でのクトゥルフ神話TRPG版の経験も加味してキャラクターを作成したことが吉と出たか凶と出たかはわかりませんでしたが、冷静に物事を進めることはできました。

最初は平本さんに現状を伝えようとしたのですが、平本さんの安全が第一優先だったので、途中からは何も告げず、時間遡行にはどのくらいの再現性があるのか確認することにしました。

ちなみに、平本さんとたくさんRPしていくうちに、猫の即興により洋見君の好きな食べ物(少し辛めのカレーと醤油ラーメン)と嫌いな食べ物(とろろ)が決まりました。

ロールシャッハテストにおける洋見君の回答は、「カマキリみたいな奴が鎌を振って威嚇している感じ」でした。図らずも、現状を警戒している雰囲気が出ているなぁ……。

また、トムソンのバイオリニストにおける洋見君の回答は、「自分の行動で命を繋げる人がいるなら管は繋いだままにする」でした。「自分がもし『トムソンのバイオリニスト』の立場なら、どういう人(柄なの)かを見たい」と仰っていた平本さんとは違って、たとえ悪人でも恐らく命を繋ごうとするところはさすが洋見君でした。

ただ、体の不調について尋ねられて「特にない」と答えた時、「洋見君ならそういうと思ってたよ」と平本さんが呟いた瞬間だけBGMが止まってゾワっとしました。さすがのれんさん、DLとしての演出が上手。

*****

【その後のダイス目は好調だった洋見君】
洋見『帰ったらいいお店紹介してもらえるんでしょう?』
平本『ええ。いくらでも食べていいわよ』

*****

【帰る前に言い残したことを】
洋見『これで俺達は帰ります。今までありがとうございました。さようなら』

*****

【こんな二人だからこそ】
洋見『平本さんが無事でよかった』
平本『……私も、洋見君が無事でよかった』

*****

運命のダイスロールに成功した二人は、その後大きな怪我もなく生還したのでした。本当にお疲れさまでした!

のれんさんのおかげで、二人のRPが楽しくて仕方がありませんでした。そのせいか、セッション中のメモはシナリオギミックに関する考察がほとんどで、RPについてほとんどまとめられなかったのをお許しください……。RPする度にその奥深さを感じさせられます。

最初にも書きましたが、今回のセッションはのれんさんのご協力がなければあり得ないものでした。その上、セッション終了後、ココフォリアの部屋データまで戴きました。何度お礼を言っても言い足りません。本当に本っっ当に、ありがとうございました!!

これを基に、猫は一緒に舞台を観る予定の相方にシナリオを回したいと思います。頑張ります。

 

 

2023年11月22日「耳かきネロリの絶頂音声大昇天」伊伏鯛五郎(封印された実験室)様作

KP:イルハ/PL猫・トト丸/PC草加葵・霧原かすみ(両名私立探偵)

一言:ふざけたように見えてその実シリアス

f:id:leafiness:20231125121750p:image

不定期セッション開催中の草加探偵事務所コンビ。前回に続き、同じく遺品整理の依頼を受けることになりました。

タイトルやらトレーラーやらがとんでもないことになっていたので、正直エロ展開まで覚悟していたのですが(葵君はR-18シナリオの踏破経験もある)、序盤から一気にSAN値が削られ、いい意味で予想を裏切るようなシリアス展開が待ち受けていました。シナリオは見かけによらないものですね……。

以下、セッション中に猫がまとめたメモの一部となります。もちろんシナリオのネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください。

*****

【事務所の新しい広告を出していたかすみちゃん】
猫「チラシ的な何かですかね」
猫「ビリッと破ります」
霧原『あーーーせっかく作ったのにーーー!』
トト丸「でもまだたくさんあるので」
KP「ポケットから50部落ちるから」
トト丸「50部はやばい」
霧原 かすみ:1d100 (1D100) > 84
トト丸「ばっさーーーー!!」
霧原『ごっそり配ろうと思ってたのに……』
葵『配るな回収する』

*****

【序盤の情報収集を終えて】
猫「待って(SAN値)7も削れてるの!?」
トト丸「早いなぁ……」
猫「深淵に近い男と言ってくれ」

*****

【《言いくるめ》89の男】
トト丸「《言いくるめ》たっか」
KP「さすが口先の魔術師だな」
猫「やめろ恥ずかしいだろ」

*****

SAN値チェック(巻き込み)を回避】
猫「《聞き耳》低くてよかったーーーーー!!」
トト丸「クトゥルフでは聞かない言葉」

*****

【チラつく編集長の影】
NPC草加葵さんと名乗る方がいらしたら何でもお答えしろ、と編集長から言われていまして』
葵『……ちっ、余計なことしやがって……』

*****

【モブ上司の名前(その場にあったカード名)】
KP「1d4で振ります」
KP「マジックストライダーさんですね」

*****

【霧原かすみの真髄】
霧原かすみ : CCB<=28 【クトゥルフ神話】 (1D100<=28) > 2 > 決定的成功/スペシャ
トト丸「嘘だドンドコドーーン!!」
トト丸「前回も同じことしたような気がする」

*****

【編集長と数年ぶりの遭遇】
猫「苦しいーーー、助けてーー! 助けてーー!」
猫「私は会いたかったけれど葵君は会いたくなかったーー!!」

*****

【事務所突入直前の会話】
霧原『さてさて、鬼が出るか蛇がでるか』
葵『うるせえ。こういう時は邪神が出るんだよ』

*****

【全てが終わって】
葵『……よくやった』
霧原『今更、一人も二人も変わりませんよ』

*****

こうしてセッションは何とか終了。お疲れさまでした! 葵君は肝心な場面で不定の狂気に陥って使いものにならなくなりました。KPにはたびたびご迷惑をおかけしております……。しかも、その間にかすみちゃんはまた一つ罪を重ねてしまい、タイトルとは裏腹にシリアスな展開で締め括られました。

セッション終了後、トト丸さんがまとめてくださったSSを拝見しましたが、かすみちゃんの心情をつぶさに捉えていて素晴らしい作品でした。思わず猫もSSを書いてしまいました。

https://x.com/totomarufgo/status/1727228913167044610?s=46&t=xsvFnV4gLjDMdaI1p8xuJw
↑ トト丸さんがお書きになったSS。

https://x.com/leafiness_neko/status/1727282615781413008?s=46&t=xsvFnV4gLjDMdaI1p8xuJw
↑ 猫が書いたSS。

「始末に困る後始末」収録作品はあと一つ。最後までどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

2023年11月22日「最後くらいは我儘を」きちそん(封印された実験室)様作

KP:イルハ/PL:猫・トト丸/PC:草加葵・霧原かすみ(両名私立探偵)

一言:危うくPvP

不定期セッション開催中の草加探偵事務所コンビによる「始末に困る後始末」最終回。収録されている三作品目を踏破してきました。

依頼がなかなか来ない探偵事務所でお馴染みになりつつある中、待望の依頼人がやって来たところから始まる本セッション。今回の依頼は「地元の廃病院へ同行すること」。これまでとは異なり、依頼を受ける段階で既に怪しい要素が見え隠れしていていたため、かすみちゃんはショットガンを担いで同行しました。なお、《図書館》をファンブルして携帯が壊れてしまったため、事務所からトランシーバーを配給したとか何とか。

以下、セッション中に猫がまとめたメモの一部となります。もちろんシナリオのネタバレを含みますので、閲覧の際にはご注意ください。

*****

【二週間の間に事務所に来た依頼の数】
猫「振っていいんですか??」
草加葵 : 1d3-1 (1D3-1) > 1[1]-1 > 0
KP「はいはい、依頼来ないよー」
トト丸「この所長は……」
猫「働きたくないねぇ~~~」

*****

【本日の《制作(料理)》】
霧原かすみ : CCB<=46 【制作(料理)】 (1D100<=46) > 5 > 決定的成功/スペシャ
KP「今日のピークですね」
トト丸「そうですね!!」

*****

【橋から足を踏み外しそうになる葵君】
草加葵 : CCB<=(11*5) 【DEX】 (1D100<=55) > 88 > 失敗
KP「SAN値チェックどうぞ」
猫「これSAN値失敗したらどうなるんですか!?」
草加葵 : CCB<=40 【SANチェック】 (1D100<=40) > 36 > 成功
猫「やだよこんなところでSAN値減らすのーー!!」

*****

【探索の末辿り着いた場所】
KP「窓のない真っ暗な廊下です」
猫「うげぇ!?(※葵君は閉所恐怖症)」
猫「まぁ明かりがある(持っている)からまだマシか……」

*****

不定の狂気で謎の声に従うようになる葵君】
葵『邪魔だから殺さないと……』
KP「怖っ……」
猫「可愛いねぇ。可愛いねぇ」

*****

【(現状まだ)友好NPCを本気で殺りにいく】
草加葵 : CCB<=30 【キック】 (1D100<=30) > 15 > 成功
草加葵 : CCB<=61 【マーシャルアーツ】 (1D100<=61) > 50 > 成功
猫「たのしーーー!!」
KP「彼女がへにゃりと崩れ落ちますね」

*****

不定の狂気になったかすみちゃん】
トト丸「ユゴス式手術に執着しますね」
猫「葵君の体が元に戻るかもしれませんよ(コソッ)」
トト丸「やばいなそれちょっと魅力的だわ」

*****

【ちゃんと手加減はしている】
霧原かすみ : CCB<=74 【ショットガン】 (1D100<=74) > 24 > 成功
霧原かすみ : 2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
草加葵 : CCB<=55 【応急手当】 (1D100<=55) > 62 > 失敗
霧原『死んじゃったら仕方ないかなって』
葵『あの手の奴が投降するわけねえだろ馬鹿!』

*****

【殺した方がいいと思う葵君 vs 何をしてでも生かしたいかすみちゃん】
霧原『このまま生き続けていれば適合する体が見つかるかもしれないじゃないですか』
葵『そんな簡単に適合する体が見つかる保証はないだろうが』
KP「NPC2人はドン引いてますね」
猫「楽しいねぇ。楽しいねぇ」
葵『……松橋さんはどうしたいんだ』
松橋『○○(NPCの名前)も「それでいい」と……、○○(NPCの名前)が望むのであれば』

****

【《言いくるめ》クリティカルチャンスに三度失敗した直後】
霧原かすみ : CCB<=98 【目星】 (1D100<=98) > 5 > 決定的成功/スペシャ
トト丸「何でお前はここで出す!!!」

*****

こうしてセッションは終了。KPのイルハさん、同卓してくださったPLのトト丸さん、ここまでお疲れさまでした!

終盤、かすみちゃんの《言いくるめ》70がクリティカルどころか三度失敗したのは本当に驚きましたが、それだけNPCの意志が固かったんだと思います。いろいろな意味で他人事ではなかった葵君がまた一つ罪を重ねましたが、これも一つの結末です。きっとその日の夜、彼はまた晩酌をしていることでしょう。

そして、葵君が相変わらずの低SAN値のせいで、中盤にも関わらず不定の狂気を踏んでNPCに攻撃をしかけてしまい、それをかすみちゃんに止めさせることになってしまって申しわけありませんでした。猫もハイテンションで楽しくなってしまいましたが、危うく大惨事になるところでした。猫は反省しています。ロープで腕を繋がれても文句を言わなかったので、きっと葵君も反省していると思います。

今後とも不定期セッションが続くかどうかはわかりませんが、一つの区切りとして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました! これに懲りず、また遊んでいただけると幸いです。

猫が「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ~8th Anniversary~」に両日参加したら、こうなった。

こんにちは。最近は専業主猫として家事に奔走している猫です。

今回は題名のとおり、「Fate/Grand Order Fes.2023 夏祭り ~8th Anniversary~(以下、「FGOFes.2023」と表記)」のオフレポとなります。なお、本文中に「Fate/Grand Order Lostbelt No.7(第2部第7章)黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」までのシナリオのネタバレを一部含みます。閲覧の際にはご注意ください。

*****

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*****

●概要

そもそも「Fate/Grand Order(以下「FGO」と表記)」というのは、「TYPE-MOON」と呼ばれるクリエイタープロダクションが手がけた、スマートフォン向けRPGのことです。独特の世界観や濃厚な設定、複雑に絡み合うキャラクター同士の人間模様、そして心揺さぶられるストーリー展開が多くの人を魅了し、根強いファンの人気を獲得しています。「FGO」は、TYPE-MOONが2004年に発売したPC向けゲーム「Fate/stay night」から続く「Fateシリーズ」の一つとして今も多くのファンの心を掴み、2023年7月時点で2800万DLを突破しています。
(余談ですが、Fateシリーズはゲーム・アニメ・コミカライズ・劇場版はもちろん、各種派生作品がめちゃくちゃたくさんあります。詳細はFateファンに聞いてください)

今回、猫のオフレポは、2023年7月29日(土)と30日(日)に幕張メッセ国際展示場 展示ホール9~11内で開催された「FGOFes.2023」の展示企画・展示ステージについてとなります。FGO8周年を記念して、ゲームに関するさまざまな催し物や体験型アトラクションが楽しめたり、記念グッズや限定フードが購入できたり、豪華声優陣や開発スタッフによる特設ステージが行われたりと、FGOファンにとってはまさにお祭りイベントです。
若輩者ではありますが、猫もまたFGOを楽しむマスターの一人として、相方ことツキナミさんと共に会場に行ってきました。

 

●チケット確保

いくら新型コロナウイルス感染症が第5類に認定されてイベント開催自体が寛容になったといえ、チケットの当日販売はありません。

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「FGOFes.2023」に入場するためのチケットは事前抽選と先着販売があり、ファストチケット(有料)は事前抽選を勝ち取った者のみ参加できる追加抽選に当選した猛者のみ得られる権利です。展示ステージの座席が確保できれば一番良いのですが、最悪入場券だけでも当選しないと会場の中に入ることすら叶いません。
ちなみに、チケットを予約する際には一人で二人分のチケットしか確保できない点、「申込者」と「同伴者」にはそれぞれ顔認証登録が必要になる点、そして「同伴者」は「申込者」になれない点に注意が必要です。

ところが猫さん、ここで痛恨のミス。29日(1日目)のチケットの抽選予約をしなかった! 馬鹿猫!!

幸いなことに30日(2日目)の入場券チケットは当選したのですが、29日(1日目)が確保できなかった以上、先着発売戦線に勝利するしかない。そこで猫さん、汚名返上・名誉挽回するべく、チケット購入5分前に携帯のアラームを設定してサイトを開いて張り込みました。途中、同伴者の個人コードが分からなくなるトラブルが発生したものの、無事に29日(1日目)のチケットを確保したのでした。
なお、30日(2日目)はファストチケットの追加抽選に当選したので、29日(1日目)は一般入場枠、30日(2日目)はファストチケット枠での両日参加が決定。過去のFGOFesに何度か行ったことはありましたが、両日共に参加するのは今回が初めてです。


●前日準備

ただのファンイベントと侮るなかれ。イベントとは其即ち「戦(いくさ)」であり、戦を前にして無策で挑む将など皆無。何が言いたいかというと、出発前には準備が必要だということです。
そもそも入場券チケットを確保したと言っても、当日はすぐ会場に入れるわけではありません。FGOFes.2023を目当てにしている人達が一箇所に集まる以上、展示企画・特設ステージ、記念グッズや限定フードを楽しむためにはどうしても列に並ばなくてはなりません。しかも今年は「屋外で待機列を作る」と公式からの事前発表がありました。令和の夏真っ盛りの屋外で並んで待つのがどれだけ大変か推して知るべし。

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以下、画像に掲載されていないものも含めて、猫達が当日相談した上で持参したお役立ちグッズについて触れていきます。

・折り畳み椅子:待機列を作る際の個人的必須グッズ。ずっと立ったまま、歩いたままの状態は何かと辛いので、あると便利。軽くて丈夫な素材がおすすめ。画像は100円均一のもの。
・保冷バッグ:冷たい飲み物が最後まで飲める優れもの。当日は画像よりも一回り大きなものを持参したが、助けられることが多かった。
・ペットボトル:ペットボトルに入れて凍らせたスポーツ飲料や麦茶をタオルに包み、保冷バッグに入れた上で持参。最低でも一人あたり1リットル分は欲しい。
・ペットボトルホルダー:飲み物の温度を一定に保つためのグッズ。追加で購入したペットボトルを入れるのに大活躍。
・急冷パック:患部を冷やして冷却効果を得るためのグッズ。万が一の時の保険。今回は使わなかった。
・熱さまシート:意外と活躍する(と猫は勝手に思っている)暑さ対策グッズ。額に貼ると体感温度が段違い。
・汗拭きシート:冷感効果のあるグッズ。今回はあまり使わなかった。
・タオル:過去に購入したFGOのイベント限定タオルを首に巻き、日焼け防止と汗拭きに利用。冷感効果のある薄いタオルがあるとさらに良い。
・塩飴:手軽に塩分を確保できる上、味自体も美味しいので特におすすめ。
・ウエットティッシュ、マスク、ハンドクリーム:新型コロナウイルス対策グッズ。ハンドクリームは除菌効果のあるものを持参。
・ビニール袋、ジップロックTwitterを見て急遽持参したグッズ。ゴミを処理したり手に入れたグッズを保管したり、その用途は多岐に渡る。
・割り箸:限定フードを食べる時用のもの。もちろん会場でも貰えるのだが、万が一に備えて持参。
・扇子:仰ぐと風が感じられる日本古来の冷感グッズ。軽い。当日会場で団扇を貰えたので実はあまり活用しなかった。
・折り畳み傘:晴雨両用のもの。コミケの待機列で差すのはマナー違反だが、今回は公式から許可が下りたため持参。あるのとないのでは雲泥の差だった。
・日焼け止めクリーム:この時期外に出る時に無いと詰むグッズ第1位。なお、耳は意外と塗り忘れるので注意が必要。
・帽子:この時期外に出る時に無いと詰むグッズ第2位。長時間外にいる場合は必須。
・薄手の上着:こんな暑い中長袖を着るのはおかしいとも思うが、こんな暑い中肌を露出して数時間外にいる方が絶対にまずい。
・携帯充電器:この炎天下でスマホの電池が1日中保つはずもない。両日共に存分に活用した。ケーブルも持参しよう。

上記以外にも、宿泊用グッズや酔い止めや服用薬などを持参しましたが、取り急ぎ大事そうなものはまとめました。ただ、どれだけ準備しても暑いものは暑いので、最低限自分の体調を崩さないためにどんな物が必要なのか考えた上で用意した次第です。そして、イベントに参加する際何よりも大事なことは、充分な睡眠を取ること! もちろん、猫達も前日は7時間ほど睡眠を取りました。


●29日(1日目)入場前

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いよいよ29日(1日目)朝、猫とツキナミさんは揃って自宅を出発。途中で朝食を摂りつつ現地まで移動しました。ところが「1日目は開場1時間前には現地に着いていよう」と相談したはずが、開場時間(本来は9時開場)を10時と間違えていたせいで開場30分後(9時30分頃)になってようやく待機列に並びました。一般チケットよりもファストチケットの方が入場が先になるとはいえ、一般チケットの人達も列の先頭から入場し続けて列が動いていたので、折り畳み椅子はあまり使えませんでした。
そこで、帽子を被りながら襟に冷えピタを貼り、首に巻いたタオルで汗を拭きつつ日傘で直射日光を防ぎ、水を飲んで塩飴を舐めて少しずつ歩いて、入場できる時を待ちました。運営スタッフから戴いた団扇も使いましたが、風がそれなりに吹いていたので助かりました。コミケ待機列に比べれば短い時間とは言え、日が昇りきって陽射しを遮るものがない状況は正直かなり辛かったです。

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手荷物検査を受けた後、電子チケットのQRコードを読み取りながら顔認証を行って、10時40分頃にようやく入場できました。


●29日(1日目)入場直後
「1日目はあくまでも下見。」ツキナミさんと何度も綿密な打ち合わせをして導き出した結論でした。
そもそもファストチケットで入場できない以上、目当ての場所に行ったとしても確実に並ぶ。場合によっては、並んだとしても本懐を成し遂げられません。そこで、1日目であらかじめ混みそうなブースに目星を付けておき、2日目入場後に速攻を仕掛ける作戦を立てたのでした。

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猫「うわーーーー!! 今年のウェルカムロードすっごーーーーい!!!」
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猫「あ! ゴンドラのところにマナナンいますよ、マナナン!!」
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猫「所長ーーー!!! 所長でけぇーーーー!! (パシャパシャ)また後で来ますねーーー!!」

まさに時代はハイテンション猫。自称お上りさん。ツキナミさんの先導がなければ猫はその都度足を止めていたでしょう。

こうして寄り道をしてしまいましたが、猫の1日目における最優先事項は決まっていました。足早に会場奥の方へ移動します。

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辿り着いたのは「わくわくカラフル エリセランド」……FGO内の過去のシナリオに関連した幾つかのアトラクションが遊べるブースでした。しかし、猫はアトラクションを遊びに来たのではありません。推しに会いに来たのです。

ツキナミ「猫さん、ありましたよ!」
猫「本当ですか!? ありがとうございます!!!」

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猫「わああああああああ!!! 会いに来たよジャンヌーーー!!! 可愛いよジャンヌーーーーッ!!!!!」

今回のイベントに際して書き下ろされた猫の推しの一人である「ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ」の新規絵のパネル。他にもさまざまなサーヴァントの新規絵のパネルが会場の至るところに展示されていましたが、そのパネルから会場内でしか聴くことができない撮り下ろしボイスが聴けるのです。言うまでもなく、猫によって今回のイベントの最優先事項の一つでした。
武内崇先生の美麗イラストと坂本真綾様による可愛いボイス。まさに神の所業。此処は冬かクリスマスか。いや違う今は夏だ。しかしサンタは真夏にも現れることが証明された。ありがとう! ありがとう! ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ!!


●ドリンク購入列

新規イラストと撮り下ろしボイスに満足したところで、次の目的地に急がなくてはなりません。ツキナミさんとは一旦解散し、猫はそのまま外にある「カルデアキッチン」へ移動しました。

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このブースでは、FGO内のシナリオやサーヴァントに関連したフードやドリンクを購入することができます。そう、猫はジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィをモチーフにした「トナカイさんのカラフルかき氷 ~じるクン人形を添えて~」を食べなければならない。推しのフードを食べずして何が推しだ。たとえかき氷自体はただのかき氷だとしても、そこに少しでも推しの成分があるなら食べなければならない。これは義務なのです。

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こうして、猫は約1時間弱ドリンク購入列に並んで、無事に推しのフードを購入することができたのでした。ツキナミさんと合流するまでの間いろんな角度からかき氷を撮影しました。猫は満足です。肝心のかき氷の味ですが、掛けられていたシロップがなかなか美味しかったです。
何とか休憩エリアの椅子が確保できたので、ツキナミさんと合流してから、彼に頼まれて購入していた他のかき氷やドリンクも一緒に食べたり飲んだりしました。フード購入列に再度並ぶ胆力はさすがになかったので(フードとドリンクは別扱いのため、ドリンク列に並んでいてもフードは購入できません)、あらかじめこうなることを見越して買っておいたパンも食べました。ちなみに、この時のフード列は約90分待ちでした。


●コレクションカード購入

何とか一息吐いたところで、次の目標を相談することになりました。
自分の好きなサーヴァントと写真撮影ができる「英霊召喚フォトスタジオ」と、特定のサーヴァントによるイベント限定バイノーラルのフルボイスを楽しめる「BAR蜘蛛の巣」の整理券は既に完売。各種限定グッズが手に入る「縁日エリア」は長蛇の列。イベント限定グッズを購入できる「カルデアマーケット」の整理券はツキナミさんが確保していたものの、軽く見積もってあと4時間ほどかかりそう。入場口で貰っていた場内周遊型のリアル脱出ゲーム「モリアーティvsモリアーティ 『MAKUHARI』からの脱出」の問題用紙は、謎を解く時間がどのくらいかかるか分かりませんでした。というか正直な話、猫にはそもそも謎が解けそうになかったのでした。

猫「あの、実はコレクションカードが欲しくてですね……買いに行ってもいいですか」

そこで提案したのが、今回のイベントで発売しているコレクションカードの購入。もともと気になってはいたのですが、何しろ380枚の中から推しを引き抜ける確率があまりにも低いため、前日まで買うかどうか逡巡していました。しかし、もしツキナミさんが「カルデアマーケット」に行くのであれば1ボックスずつ(A・B・Cの全3パックがあるので、この場合3ボックス)買おうと思ってお願いしていたので、早めに手に入れられるなら確保しておきたかったのです。おかげさまで何とか早めに手に入れられましたが、その時点で既にCパックがボックス(箱)販売ではなくパック(袋)のみ購入になっていました。全ラインナップを見てもCパックは人気サーヴァントが目白押しだったので仕方ないですね。


FGO THE EXPERIENCE ~ナウイ・ミクトラン~

購入ブースの近くでは「FGO THE EXPERIENCE ~ナウイ・ミクトラン~」が上演されていました。FGO第2部第7章の物語を、超大パネル2枚を駆使して楽しめるブースです。なお、映像は今回のイベント用に特別編集されており、会場限定のフルボイスで上映されていました。前方に交代制の座席があり、その後ろには立ち見席に並ぶ方々がたくさんいました。上映1回につき約30分という長さにも関わらず、かなりの人がいました。
猫達も上映途中から立ち見で観覧。前半部分が見たかったのでもう一周しようとしたら、猫の持っていた荷物が人混みに巻き込まれて前方に放り出され、結果的に座席で観覧することができました。後方の立ち見席は全体が見渡せる利点がありましたが、前方の座席は大迫力の映像と演出が味わえる魅力がありました。
上映を見ながら泣いている方もいらっしゃいましたが、猫もネモマリーンの辺りで涙腺が緩みました。オルガマリー立体造形が作られている以上、所長の見せ場は多かった印象です。イシュキックとテペウの関係やサッカの件、イスカリについて入れる余裕がないのは残念ですが仕方ないとしても、デイビットとテスカトリポカの出番はもう少し多くても良かったのでは!? 一方、カマソッソ君とトラロックの出番はたくさんありました。それにしてもカマソッソ君は相変わらず声が大きい。ORT君の終盤の演出はさすがの一言。あのシーンは実際にゲームをプレイしていた時に鳥肌が立ったので……。


●カラフル サーヴァントすくい

二度目の上映を観終わって何度目かの合流を果たした後、意外にもエリセランドのアトラクションが比較的空いていたので、そちらに並ぶことにしました。f:id:leafiness:20230810205306j:image
猫達が最初に体験したのは、「カラフル サーヴァントすくい」と名付けられたスーパーボール掬いです。ぐるりと一周流れ続けるスーパーボールをポイで掬い、その個数に応じて特製スーパーボールが貰えます。ポイが予想より硬かったおかげで、猫は2個掬うことができました。なお、隣で掬っていたツキナミさんの掬い方が神がかっていたので三度見くらいしました。二人の報酬を合わせて全4種のスーパーボールを揃えられたので結果オーライです。


●マンドリカルドくん八艘飛び

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次に体験したのは、「マンドリカルドくん八艘飛び」と名付けられたアトラクションです。ちょうど人混みが捌けた頃合いだったので10分弱並ぶだけで体験できました。てこの原理の要領で専用台の端をハンマーで叩き、台に置いてあるボールを飛ばして前方にある的の指定された箇所に張り付けられれば特製ステッカーが貰えます。
スタッフ「あんまり強く叩くと明後日の方向に飛んでいくので気をつけてくださいねー」
猫「(一投目だから優しく打とう……このくらい?)」
\一投目命中/
\体験終了/
猫「えっ(もっとやりたかった…………!!)」
成功しました。ありがとうございました。ツキナミさんもなかなか良い箇所に飛ばしていたのですが、マジックテープの粘着力が弱くなっていたのか勢いが強すぎたのか張り付きませんでした。


●29日(1日目)ゲーム最新情報

猫達が2つのアトラクションを体験した頃、会場奥のステージ「Grand STAGE」では開発スタッフがゲーム最新情報を公開しているタイミングでした。ゲーム最新情報こそFGOfes.2023最大のサプライズ。毎年多くの参加者がゲーム最新情報を現地で見るために集まっていると言っても過言ではありません。猫達も巨大モニター前に立ち見で陣取り、その時を待ちました。そして、いよいよ公開された今年の水着イベント情報!
立ち絵のみ公開されていた円卓騎士達の霊衣解放!
新規水着サーヴァント情報!
そして、待望の水着アルトリア・キャスター実装!!

会場一同「わあああああああああああああ!!!!!」

大絶叫に大歓声。猫も負けず劣らず大興奮。叫ばずにはいられません。この場にいるプレイヤー達の誰が発狂しないでいられると思いますか。無理です。

ツキナミ「『聖剣、抜刀』が出てきたら耐えられないと思っていたら本当に来ちゃいましたねぇ……」
猫「あの演出は反則だ……っ、引かないといけない……!」
二人「……水着キャストリアの情報の後に来る鯖って誰??」

FGOは周年イベントごとに強力かつ大人気のサーヴァントが実装され、それが誰なのかは2日目最後の展示ステージで公開されるのが通例でした。つまり、1日目の情報はどちらかといえば前座扱い。しかし、「アルトリア・キャスター」はFGOを牽引する超強力な補助サーヴァントの一角。そんなサーヴァントの後に公開される周年サーヴァントとは一体誰なのか。期待に胸が躍る反面、何だか怖くなりましたが、どうせ引くことになるんだからいいか。


●特設展示・チャレンジクエス

ゲーム最新情報を見た後、ツキナミさんが確保していた「カルデアマーケット」の整理券番号順が近づいていたので一旦解散。猫は会場を適当にぶらぶらしながら、会場内に点在している特設展示を見て回りました。途中、侍JAPANFGOがコラボしているグッズを見つけて衝動買いしたり、キャラクターに扮して歩くぬいぐるみ群を見つけて写真に収めたりしました。単純に歩いているだけでしたが、それだけでFGOの世界観を味わえる素晴らしい空間でした。

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最終的に猫が辿り着いたのが「モルガンスタジアム」、会場奥にある「Grand STAGE」の中継をしたり別の催しを実施している第二のステージ。ちょうど「チャレンジクエスト 〜女王の試練〜」の決勝ステージ開始直前だったので、ステージ前方に陣取って様子を見ることにしました。

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「チャレンジクエスト」とは、FGO内で行われている特殊戦闘をいかに最高火力で突破できるのか競うゲームです。制限時間内でどれだけ自分のサーヴァントを強化して火力を上げるのかが鍵で、レベリングや強化はもちろん、編成やプレイヤーの技量が試されます。決勝に残ったとあって、どの方も非常に考え抜かれた編成を組んでいて凄かったです。当たり前のように水着伊吹童子レベル120・宝具5を所持している方々が猛者でないはずがないんですよ……素晴らしかったです……!


●ライブ中継

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そのままステージ前方に座っているとツキナミさんが合流してくださったので、二人揃って1日目最後のステージ中継を見ました。豪華声優陣による面白おかしいバラエティーが終わると、特別ライブステージが披露されました。ライブステージはどのボーカルも素晴らしい声色を響かせてくださいました。金管楽器はもちろん、和風の音調に合わせて三味線や箏、篠笛に巨大和太鼓まで揃った特別感溢れるライブになっていたのが印象的でした。特に、和太鼓の力強い音は会場の端から端まで響くほどの大迫力。何度も聴いた曲がプロの方々の手によって目の前で披露されて感動せずにはいられませんでした。


●29日(1日目)退場後

ライブが終わった直後、明日もあるので二人揃って早めに退場しました。数駅離れてはいるものの、会場近くにホテルを確保していたのでそちらに移動し、近くの居酒屋で夕飯を終えてようやく一息。明日はファストチケットがあるとはいえ、7時半には現地に行く予定だったので、夜は寝る準備を速やかに進めるつもりでした。

猫「コレクションカード開封するぞーーー!!!」

それはそう。ここで推しのカードがなければ2日目に追加で買わなくてはいけないため確認は必須です。猫はBパックとCパックを1箱ずつ、ツキナミさんはA・B・Cパックを全て1箱ずつ購入していたので、出てきたカードを並べながら確認していきました。

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まず、二人共オベロンがめちゃくちゃ出てきました。ツキナミさんはご自分の推しである両儀式を無事に引き当てて、猫も狙っていた推しのサーヴァントを大半引き当てられました。なお、何枚か引けなかったカードがあったので2日目にも箱購入を決意したとかなんとか。お互いの推しや気になっていたカードを交換し合いつつ、X(旧Twitter)で2日目参加を表明していたフレンドの推しサーヴァントや、ツキナミさんの妹さんの推しサーヴァントのカードを仕分けていたら、あっという間に23時過ぎ。これはマズイと、慌てて寝支度を整えて即就寝しました。


●30日(2日目)入場前

朝、猫とツキナミさんは朝食を済ませてホテルを出発し、予定よりも少し遅れて現地に到着しました。昨日のカード開封の儀が予想以上に楽しかったせいで翌朝寝坊しただなんてナイナイ。
ファストチケットは、列形成時点から一般とは違う場所に促されました。すぐに手荷物検査を受けて、電子チケットのQRコードを読み取りながら顔認証を行うと、ファストチケットに記載されている番号に従って列形成を行います。並ぶ場所は番号毎にあらかじめ決まっているのですが、下二桁50ずつしか表示が貼られていないため、自分の場所を確実に把握するためには自主的に周りの人達に番号を聞く必要があります(一応、開場前にはスタッフさんが全員のチケットを確認して正しく番号順に並べているかどうか確認してくれます)なお、今回に限っては猫がちょうど節目の下二桁50だったので迷うことなく辿り着けました。

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それにしても暑い。1日目は1日目でもちろん暑かったのですが、2日目も2日目で変わらず強い陽射しが頭上から襲いかかってきました。1日目と違って列があまり動かなかったため折り畳み椅子が使えたのは僥倖でした。しかし、1日目に比べて奥まった空間に列を形成していたので、それほど風を感じられませんでした。風がないと体感温度は段違いです。1日目同様の暑さ対策は行いましたが、入場開始時間を待つのは相当大変でした。ただ、さすがはファストチケットというべきか、入場開始時間の9時になるとすぐに列が動き始め、9時10分頃には入場することができました。


●30日(2日目)入場直後

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2日目の優先順位は、1日目の下見を踏まえてあらかじめ設定していました。猫の最優先事項は「英霊召喚フォトスタジオ」の整理券確保。続いて、「テスカトリの射撃訓練場」への参加。そして、「カルデアキッチン」のフードメニューにある「セタンタが焼いた召喚フランク」を入手することです。一方、ツキナミさんは昨日購入できなかった限定グッズを求めて「カルデアマーケット」の整理券確保に動きました。お互い行動方針は決まっていたので、今回はフォトスタジオの整理券を確保した後すぐに別れて移動しました。余談ですが、「BAR蜘蛛の巣」も魅力的ではありましたが、二人共に推しのサーヴァントがいなかったこと(いたとしても優先順位はあまり高くなかったこと)、恐らく今回のイベントにおける激混みブースの一角だったことも相まって、作戦会議の段階で参戦を見送っています。


●テスカトリの射撃訓練場

フォトスタジオの整理券番号まで少しだけ時間があったので、「テスカトリの射撃訓練場」に移動しました。1分以内に、7発の弾で7枚の的を倒すという射的ゲームです。三人の中で最も多く的を倒した人、もしくは6点以上獲得した人は特製ステッカーが貰えます。なお、1日目では相当混み合っており、最も混んでいた時には待ち時間90分。ところが、ファストチケット入場後15分の時点では待ち時間20分という表記。これは幸いと思ってすぐに並びました。ちなみに、並んでいる最中にはアトラクションに関連したサーヴァントの専用ボイスも聴こえてきます。これがまた面白いのなんの。
自分の手番になって初めて銃を握った時の感想は「軽っ!?」の一言に尽きます。プラスチック製の銃のため非常に軽く、片手だけで楽々と持てました。銃の寸法も短いため、右手で引き金を引き、本来なら肩に当てて衝撃を抑えるプレート部分が左手ですっぽり抱えられるレベルの大きさ。要は子供用の玩具です。ただ、コルク弾を銃口に詰める際には注意が必要で、押し込めすぎず緩すぎず、バランスよく入れないと真っ直ぐ飛びませんでした。

結果、猫は7発中5発命中させ、同率1位タイで無事特製ステッカーを手に入れました。並んでいる際には6発命中させた人や全弾命中させた人もいたので、こればかりは運がよかったとしか言えませんが……。


●英霊召喚フォトスタジオ

ちょうど「英霊召喚フォトスタジオ」の整理券番号が迫っていたので、整理券を片手にブースへ移動しました。整理券を求めて4列の巨大な列が形成されているのを横目に、人がほぼいない撮影エリアへ。
FGO内で実装されている約330体以上ものサーヴァントの中から一人と写真撮影ができる「英霊召喚フォトスタジオ」は、例年のFGOfesでも大人気のブースの一つです。過去に最も混んでいた際には待ち時間300分を達成していたほどの人気ぶりで、猫達は未だかつて体験したことがありませんでした。猫は誰と一緒に写真を撮るか迷いに迷った結果、今回のイベントで取り上げられていたジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィと一緒に撮影することにしました。
ただ、今回からサーヴァントを再臨ごとに選択できるようになったので、再臨が変わったサーヴァントと撮影すればよかったと少しだけ後悔しました(ゲーム内では再臨≒進化すると衣装や雰囲気が変わるキャラクターがいるのですが、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィは再臨しても衣装が変わらない)。ちなみに、「再臨ごとに衣装が変わる推しと撮影したほうがいいよ」という猫のアドバイスを踏まえたツキナミさんは、ボイジャー第3再臨(宇宙飛行士スタイル)と撮影していました。ポーズまで合わせて撮影していて羨ましかったです。ところが、撮影エリアに入った猫さんは非常に興奮しており、サーヴァントを変更する等という冷静な判断力はありませんでした。

スタッフの方に「あの、ここって撮影しても大丈夫ですか!?」と尋ねた上で上記の写真を記念に撮った後、撮影ブースへ。某プリントシール機への妙な既視感を覚えながら、自分の選択したサーヴァントと記念撮影。撮影チャンスは一度しかないので注意です。おかげさまで、猫は汗まみれの状態で撮影して無事に写真映り終了。残念ながら、しばらく写真は見返せなくなりました。サーヴァントが映っている左半分だけ切りたい所存です。


●フード購入列

2日目の優先順位は残り一つ。写真撮影後、猫はすぐにフード購入列に並びました。猫が並んだ時点で待ち時間は約40分。昨日よりも想定される待ち時間が短いとあって、気持ちにも少し余裕ができました。2日目参加予定だったフレンドことイルハさん、カルデアマーケットに向かっていたツキナミさんとDM内で連絡を取り合い、注文を聞き合いました。

イルハ「ドリンク(列)に並んだ。どうする?」
猫「実は昨日ドリンク食べた(飲んだ)んですよねぇ」
ツキナミ「昨日飲めなかったの頼めればですかね」
猫「ジャンヌリリィのカラフルかき氷をお願いします」
猫「推しのフードは2周せねば」

一方で、猫は猫で三人分のフードをまとめて注文しました。まさかフードで5000円以上払うとは思っていませんでした。なお、猫が狙っていた「セタンタが焼いた召喚フランク」は一人10本(連)まででしたが、さすがに10本も食べられないので2本だけ購入。他のお二人も2本ずつ欲しいとのことだったので、合わせて6本購入しました。このフランクフルトの棒には当たりがあり、それを引けば特製クリアファイルが手に入るとあって、フランクフルトの引き渡し列だけ異常な人気でした。みんなガチャを引きたいんだなぁ……気持ちは分かるぞ。猫もそうだからな。


●休憩エリアで合流

フードを受け取り、既にドリンク購入済だったイルハさんと休憩エリアで合流しました。あらかじめ確保してくださった席を引き継ぎ、全員が合流できるまで「トナカイさんのカラフルかき氷 ~じるクン人形を添えて~(2回目)」をシャクシャク食べました。しばらくするとツキナミさんが先に合流。イベント会場内で購入できるお面を被った上カルデアマーケットで購入したばかりの法被を着て、全力でイベントを満喫していました。そして、いよいよ「セタンタが焼いた召喚フランク」を食べることに。なお、猫が6本購入した際、スタッフさんが2本ずつ分けて袋に入れてくださったので配分が楽になって助かりました。

ツキナミ「あ、当たった」
猫「はぁ???」

何故かツキナミさんに渡したフランクフルトが2本とも当たっているんですが??? イベントに参加して初めて食べたけれどそんなに当たるものなんですか!? 猫さんの分は1本も当たりませんでしたが!!?
その後、カルデアマーケットに行ってきたイルハさんと合流し、フードとドリンク代等を清算した後、購入したフードやドリンクを三人食べながら雑談に花を咲かせました。実際、ここまでの間ずっと体に負担しかかけていないので、重い荷物を下ろしてゆっくり休憩できるのは正直助かりました。

イルハ「こっちも(フランク)2本当たり出たんだが」
猫「……逆に猫の運が良すぎなのでは???」

後々ツキナミさんからクリアファイルを1枚譲ってもらったし、実際フランクフルト自体は美味しかったので猫は満足です。召喚フランクフルトを6本中4本以上当てた猛者がいれば猫に教えてください。


●「モリアーティvsモリアーティ 『MAKUHARI』からの脱出」

この後どうするのかという話になった際、イルハさんがリアル脱出ゲームを解こうとしていたので便乗することにしました。元々ツキナミさんは1日目の時点で解く気満々だったので良いとして、猫は頭を使うゲームが不得手でした。ただ、クトゥルフ神話TRPGの歴戦プレイヤーのイルハさん・ツキナミさんの二人が一緒ならきっと大丈夫だろうと、これまで同卓してきた故の確信がありました。
実際、猫が散々困っていた謎解きの解法をイルハさんが速攻で導き出したり、これまでの情報をもとにツキナミさんが正しい解法を精査したりしてくれました。猫は二人が導き出した解法を基に地道に答えを求めたり、情報を照らし合わせて気になることを述べたりと、二人のサポートに回りました。なお、序盤・中盤はイルハさんのアイデアが光り、終盤はツキナミさんのアイデアが活きました。これぞまさに、三人寄れば文殊の知恵。猫だけでは到底解けなかった謎ですが、二人の御力があって無事にクリアしました! 謎を解明して特設エリアで答えを提示すると、先着で特製ステッカーが貰えます。

……正直な話、猫がいなくても二人だけでどうにかなったので、猫は便乗させてもらっただけです。頭が回るようになりたい。


●トイレ列

ここで不意の尿意に襲われた猫。近くの女子トイレに行くことにしたのですが、そこには長蛇の列がありました。アトラクションもかくや。比喩なしに男子トイレの30倍近く並んでいて驚愕しました。ツキナミさんを長時間待たせるのは申し訳なかったので、事情を話して一人で別のブースを回ってもらいました。ちなみに、ツキナミさんが別のブースのアトラクションを1回体験した後もトイレの列が途絶えていなかったので、猫は実質30分以上並んでいたことになります。前述したリアル脱出ゲームのエンディングムービーを見たりFGOを周回しながら順番を待ちましたが、それにしても異常な混みようでした。


●スプラッシュ・カラーズ

何とかトイレ地獄を抜けてツキナミさんと合流し、イルハさんとの再合流までの時間、イベント会場内を散策することにしました。縁日エリアにも寄ったのですが、この時点ではほとんどの商品は売り切れていました。

そこで、1日目で満喫した「エリセランド」で唯一体験していなかったアトラクションである「スプラッシュ・カラーズ」に並ぶことにしました。2~3人一組になって、制限時間内で画面上の的に向かってボールを当てるシューティングゲームです。その時の待ち時間が約20分と比較的短かったので、これ幸いと並んだ次第です。
事前に「難しかった」とツキナミさんから話を聴いていたのですが、想像以上に難しかったです。何が難しいかと言えば、複数のボールが画面上に当たると反応しないので、タイミングを見計らって投げないといけないことです。パターンが同じとはいえ、画面上を巨大な的(=コロンブスの卵)が左右に動き回るのも厄介でした。待ち時間中も他の参加者の様子を見ていましたが、100%を達成している方はいませんでした。

ちなみに、このアトラクションでは最終スコアに関わらず特製ステッカーが貰えますが、最終スコアに応じてキャラクターのボイスが変化するようです。


●立ち見席

U-オルガマリー大統領の立体造形前でイルハさんと合流し、三人で向かったのは「Grand STAGE」の立ち見の陣取りです。1日目に引き続き、2日目のゲーム最新情報はFGOfes.2023に来た以上、見過ごせない一大イベントです。周年キャンペーンの詳細や、周年イベントで実装されるキャラクター発表を現地で見てこそ、ここまで来た甲斐があるというもの。
同じことを考えている方はやはり多く、ステージ開始1時間半以上前にも関わらず、ステージ周辺には人集りが形成されていました。人の流れに従って立ち見エリアの後方に辿り着いたのですが、既に周囲にはたくさんの人がいるにも関わらず、後方を見るとさらに人が集まってくる様子がわかりました。あまりの人混みで、イベント会場内は空調が効いているはずなのにやけに暑く感じると共に、周辺の空気が薄かったように思います。なお、1時間半もの間、三人でFGOを周回しながら雑談して過ごしました。月に数度はTRPGに明け暮れ、共にFGOを嗜む者同士、会話のネタには全く困りませんでした。
ちなみに、三人共2023年7月末時点で開放されているメインストーリーを全て踏破しているとはいえ、ツキナミさんとイルハさんはマスターレベルが160(現状170が最高レベル)を越えており、当たり前のようにレベル120のサーヴァントを複数保有しているFGO熟練者です。対する猫は、マスターレベルが160に達しておらず、レベル120のサーヴァントは1人もいないFGO中級者(強調)です。

余談ですが、この時間でツキナミさんがダヴィンチちゃんを呼符で2人引きました。許せねえ……! いや、そのサーヴァントは猫の推しなので大事にしてください……っ!


●30日(2日目)ゲーム最新情報

遂に始まった「カルデア放送局 8周年SP」!! 序盤、初めて披露された「Memorial Movie 2023」フルバージョン解禁に度肝を抜かされました。あれだけの人数が一切声を発さず、固唾を呑んで見守る様子は壮観の一言に尽きました。なお、ジャンヌ・ダルク及びジャンヌ・ダルク・オルタ推しの猫は胸を押さえて動悸と絶叫を抑えるのに必死でした。突然推しの美麗映像を叩き付けられたら猫は死ぬんですよ!!!
また、9月に発売が決定している「Fate/Samurai Remnant」の最新PVが公開され、アルジュナFGO内で実装されているサーヴァント)と巴比倫弐屋(縮緬問屋の名前。某サーヴァントの象徴ともいえる)の映像に会場から歓喜の声が上がります。

その後に発表された周年キャンペーンの詳細の中でも特に魅力的だったのは、自ら引きたいサーヴァントを各クラス1人ずつ選択し、計9人から必ず1人を引けるという「デスティニーオーダー召喚」です。自分の手で最強のガチャが作れることに魅力を感じないはずがありません。まさに「Fate(運命)」を呼び寄せるのに相応しいシステムでした。

そして、1日目で紹介された水着イベント2023の情報について振り返りがあった上で、更なる最新情報があるという発表がありました。

カノウ「実はですね、霊衣まだありまして」
マフィア梶田「おや、終わりじゃなかった?」
カノウ「いっちゃいましょうか。スライドいきますよ。4騎目の霊衣サーヴァントは、こちらとなりまーーす!」

猫「あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

ここまで語った諸々の最新情報が頭から吹っ飛んだ瞬間です。猫さん大暴走。斜め後ろにいたツキナミさんの服を引っ張りながら今年一番の大絶叫を上げました。ごめんなさい。でも後悔は全くしていません。いやぁあのですね、猫さんそのキャラ好きなんですよ。猫のカルデア内でも最速かつ爆速で絆レベルが上がり、7月末時点で最も絆レベルが高いサーヴァントでした。水着実装決定なんて堪えられません。ありがとうございますありがとうございます。

カノウ「それでは、皆さんと共に8周年のサーヴァントを呼び込みたいと思いますよー。せーの、5・4・3・2・1、どうぞーー!!」

猫「うおおおおおおおおおおおお」※星5キャスター蒐集中のためガチャ決定
ツキナミ「うわああああああああああああ」※FGOの全サーヴァント蒐集中のためガチャ必須
イルハ「(財布が)終わった……」※推しの水着サーヴァントが実装したため宝具5になるまで終わらないガチャ開始

何で猫の知人全員にクリティカルするサーヴァント実装するんです!?!? 所長が実装すると思っていたのに、突然猫の視界外から凄まじい勢いでぶん殴られたような気分でした。もちろんトネリコ実装自体は嬉しいんですが!!
某メインシナリオのネタバレ満載ですが、非常に強力かつ人気サーヴァントの実装に、もちろん会場中が凄まじい絶叫に包まれました。配信ライブを見ても全く聞こえないと思いますが、「サーヴァント キャスター、トネリコ」というボイスの瞬間、「聖剣遥か夢の名残」という宝具が開示された瞬間、某メインシナリオの冒頭BGM直後に「希望孵す夏の水鏡」という宝具が開示された瞬間と、少なくとも3回は大歓声が上がっています。会場中の熱気が一体になった瞬間でした。
その後、「Memorial Movie 2023」で流れた「flowers」の特別ライブが行われ、再度会場に静寂が訪れます。涼やかで美しい美声でした。こうして「カルデア放送局8周年SP」は無事に終了し、ひいては「Fate/Grand Order Fes.2023 夏祭り ~8th Anniversary~」は閉幕を迎えたのでした。


●30日(2日目)退場後

会場から出る人混みでごった返す中、三人は最寄り駅である海浜幕張駅まで歩きました。もちろん、三人の手にはスマートフォンが握られています。先程発表されたサーヴァントをガチャで引くためです(※注意 危険なので歩きスマホはやめましょう)。駅に到着してから入場制限のためホームに上がる階段の前で立ち往生しつつ早速ガチャを引き、三人共トネリコを1人引くことができました。ただ、イルハさんは止まることなくタップを続けていましたが……。
イルハさんと別れ、猫は心身共にくたくたではありましたが、ツキナミさんと共に帰路に着きました。なお、「11連ガチャを引いてほしい」と頼まれたので彼のマイルーム(お気に入りのキャラクターのボイスが聞ける機能)をオベロンに変更してから引いたところ、2人目のトネリコが出てきたとか。猫はマイルーム教を信じています。どうぞよろしくお願いします。


閑話休題(ブログ執筆途中の会話)

猫「いやだぁ……もうブログ書きたくない……。長い……終わらないよ……(沈)」
ツキナミ「何文字書いたんです?」
猫「10000字……」
ツキナミ「えっ」
猫「今フード食べたところ(2日目前半)……」


●総括

ここまでご覧いただき、本当にありがとうございます。「何で猫はこんなに長々と文章を書いているんだ……?」と何度か猫の心が折れかけました。
これまで一度も2日間FGOFesを体験したことがなかったこと、コロナ禍の規制が少しずつ解除されてイベントを純粋に楽しめる機会が戻ったこと、去年参加した「FGOFes.2022」1日目の「FGO THE DRAMALOGUE ―アヴァロン・ル・フェ―」の感想を書こうと思って結局できなかったこと……。いろいろな要因や思考が重なり、「今年こそは」という思いで、覚えている限り書き記そうと頑張った次第です。正直「来年も同じことをしろ」と言われてもできる自信は全くありません。何しろ今回のオフレポ、17000字くらいあるので……。

所感として、開催日程の両日あれば、FGOFesのイベント会場を一通り回って体験することができると思いました。過去に1日だけ参加したことは何度かありますが、どうしても全部は回れませんでした。だから、「FGOFesを目一杯楽しみたい」という方は、頑張って両日のチケット確保をオススメします。
ようやくブログ更新が終わったので、8月11日(金)18時から行われる夏限定のイベントシナリオを堪能してきます。あと、バイノーラル録音のフルボイスが体験できる「BAR蜘蛛の巣」のサーヴァントボイスの映像がYouTubeに投稿されたので、時間のある時にゆっくりと楽しみたいと思います。

どうか皆さん、これからも楽しいFGOライフをお過ごしください。