現在進行形でクトゥルフ神話TRPGの世界観の沼に浸かっている猫です、こんにちは。
この文章はクトゥルフ神話TRPG歴がようやく一年となった猫が、いつ、どんなシナリオをプレイしてきたのか忘れないための備忘録的なものです。要は一人語り。読まなくても平気です。なお、こちらはKP編です。
「毒入りスープ」「Xday」「徒桜の一夜」「ヒガンのきみへ」「スノーパレスにさよならを」「潮風パスタ」「THE サイゼリヤ」「ねこねこ☆パニック!~殺すぞマジで~」「紅葉の館」「壊胎」「てるてるぼうず」「雪が舞い上がった夜」「Bはシの音」「汝、死を乗り越え目覚めを渇望せよ」「うるう秒」「『沼男』は誰だ?」「Bacchus」「選ぶのはお前だ」「汝の隣人を愛せよ」「まずはダイスを振れ、話はそれからだ。」「人間観察日記」「彼岸の扉」「いつか死に逝く貴方に」「出てはならない」「泡沫の行方」「深淵図書館」「死にたがり電車」「Lucky color」「緑の流星」「追憶の蒐集室」「空の果て、願いの在処」「ラーヘンデン・アイランド」のストーリー詳細と顛末、要はシナリオのネタバレが含まれますので、PL予定の皆様はこの先の閲覧はお控えください。ネタバレをしても後悔しない方のみどうぞ。
2018年8月23日「毒入りスープ」泥紳士様作
KP:猫/PL:ななむーん/PC:生方柚(ジャーナリスト)
一言:NPCを死なせたくない気持ちは分かる。
ななむーんさんから突発通話を申し込まれたので即答し、一緒にイカでナワバリバトルを楽しんだ後にセッションを行いました。
制限時間があることは大分早く察していたらしく、探索はだいぶサクサク進みました。「《聞き耳》はないから最初から諦めていた」とのこと。潔すぎる。おかげさまで珍しく蝋燭君の出番が少なかったです。
下僕の少女と出逢ったときに持ち前のリアルアイデアで何かを察したのか、「嫌だ、死なせたくない……どうしよう、でも……」と悩み始めました。その後、とある神話生物を見てSAN9が吹っ飛び、多弁症のままに拳銃を撃って《幸運》がファンブルし、自分に跳弾する始末。リアル動揺が完全にPCに反映していて笑いました。
出過ぎた真似かと思いましたが、猫がヒントを口に出した途端、即座に毒の在処を察した辺りはさすがの一言です。ただ、いくら生還のためとはいえ、死体入りの鍋に手を突っ込んでかき混ぜ始めるとは思いませんでしたけどね!?
セッション後、よく話を聞いたらTRPG歴が猫よりも倍以上あるんだとか。もっと早く猫を誘ってくれてもよかったんですよ!?
個人的にお気に入りの会話はこちら(完全身内ネタ)
ななむーん「ところで、猫が作ってた『泡沫の行方』ってどんな感じのシナリオ?」
猫「鬼畜さで言えば、以前私が書いた某オリキャラの過去編レベル」
ななむーん「えっ、それ相当やばいんじゃ……内容的に誰も救われなくない?(ドン引き)」
2018年9月1日「Xday」翅繭様作
KP:猫/PL:れいらん・りん・テル坊・ツキナミ・ぴー/PC:夜凪鈴蘭(舞踏家)・麻倉由季(陸上自衛隊員)・黒木薫(医者)・ミフネ・ムレーヌ(闇医者)・神崎千尋(傭兵)
一言:ツキナミさんが作った最強の兵団 vs 戦闘技能を振るとロクな事にならない猫
「少し長めのシナリオをやってみたい」というお話だったので、 C94で購入・読了して惚れたシナリオを回してきました。元々は三人の予定でしたが「あ、これギミック的に三人では詰むのでは??」と思ってツキナミさんを引き摺り込み、聞き専で参加予定だったぴーさんを唆して巻き込みました。
そして、連れ込んだミフネさんと神崎さんを真っ先に酷い目に遭わせるという鬼畜KP。特に、3日目朝の件は本当に申し訳ない。あの描写をしたいがためにこのシナリオを回したと言っても過言ではない……いや、あの場面で悪いのは神崎さんだけ《肉体の保護》を施さなかったツキナミさんですよね!?(責任転嫁)
(なお、この辺りでツキナミさんがリアル発狂してこんな画像を送り出す)
れいらんさんのリアルINTが溶けたせいで夜凪さんは事あるごとに腕を斬り落とそうとするし、黒木さんと麻倉さんは初対面のNPCに無理矢理睡眠薬を勧めるし(この所業を許可したら最悪PCが2人隔離されてロストする可能性が大だったので全力で逃げました)、ネガティブ思考だったミフネさんは吹っ切れて《肉体の保護》をかけまくるし、神崎さんは《キック》+《MA》を連続成功させて当たり前のように2d6+1d4を毎ターン食らわせてくるし、PLの皆さんに至ってはセッション中にTwitter上でデレステ報告をしているという、まさに終始カオスな卓でした(雑談枠はもっとカオスだった模様)
ちなみに、なんやかんやで最終決戦時にはNPC含めてこんな感じのステータスに落ち着いたPC達である。何だこれは……何なんだこれは!?(なお、日本刀持ち1名・ライフル持ち2名の完全武装パーティ)
これに立ち向かわなければならないKPの気持ちを切実に考えてほしい。
そして、「成功率40%とはいえ3d6+1d4の攻撃が1ターンに5回振れるからいけるだろ」と思っていたKPが、3ターン(約15回分)攻撃を失敗し続けた上(内ファンブル2回)、攻撃よりも低い達成率の《回避》だけ成功してPLの皆さんに同情されたときの悔しさときたらもう……装甲すら削れなくて本当に悔しい……っ!!
そんなわけで、やはり猫に戦闘技能を振らせたらロクな事にならなかったという話でした。もちろんTRUE ENDで全員生還。おめでとうございます!!(自棄気味)
2018年9月8日「徒桜の一夜」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:ツキナミ・ぴー・猫/ミフネ・ムレーヌ(闇医者)・小鳥遊悠(作家)・草加怜(医者)
一言:「コレ」がやりたくてシナリオを書いたと言っても過言ではない。
仕事が本格的に始まる中「茶番RPしたい」「KPもPLしたい」「草加さんで発狂RPしたい」という欲が膨れ上がった結果、一週間程度でシナリオが一本出来上がっていました。妄想万歳。
ぴーさん曰く「深緑ちゃんを愛でる会」の面々にいつもの場所(草加診療所)に集まってもらい、最もSAN値が低いミフネさんに諸々の事情説明(※1)とSANC(※2)を課してからのセッション開始となりました。
※1 ミフネさんが某セッションで少女を助ける→現代日本で彷徨っていた少女を草加さんが保護する→ミフネさんが「深緑(みどり)」という名前と戸籍謄本を用意する→草加さんと深緑ちゃんが同居を始める→別セッションで小鳥遊さんを助けるために深緑ちゃんが犠牲になる→深緑ちゃんの姿が白鳩になる→小鳥遊さんの下で暮らし始めるという一連の流れ。
※2 以前自分が助けたはずの少女が、いつの間にか白鳩の姿になっているという衝撃の事実に対するSANC1/1d5(草加も振りました)
そんなわけで「深緑ちゃんに桜を見せてあげたい」と草加さんが提案し、隣町の花見スポットに行くことになりました。どうしてもやりたかった花見RPも楽しんだところで土地神様について調査をすることになり、慣れた様子で探索を進めていく三人。さすがは歴戦の探索者達。
そんな中、草加さんが土地神様にお参りしなかったことが原因で突然のPvP(Player vs Playerの略。簡単に言えば PC間の殴り合い)が発生。今だから正直に言いますが、草加さんの発狂RPもっとやりたかった!! もう二度とこんな機会ないよ絶対に(鋼メンタル故に)
その後、なんやかんやで気絶した草加さんがミフネさんに拘束された上で叩き起こされ、尋問紛いのことをされるという美味しいシチュエーションをいただいたので良しとします。RP楽しかったです(自己満足)
2018年9月9日「徒桜の一夜」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:イルハ・桜井義之・ぴー/美凪孵化鷸(メイド見習い)・ビィリオンセラーのビィ(探偵ものの小説家)・染井吉野(地学生)
一言:雑草卓初の犠牲者が出てしまった……。
クリファン及び初期値成功率が異常に高いセッションとなりました。ダイスの女神様が微笑みすぎです。処理をするKPの気持ちを切実に考えてください(どうすることもできない)
ビィさんが飛ぶ度に周囲にSANC1/1d6が入るのは序の口。美凪さんは度々人格が変わり、染井さんに密着してアタックしては染井さんに《回避》を振られていました。図書館では三色団子を食べる染井さんの口をビィさんが塞ぎ、口の中が切れてしまった染井さんに美凪さんが睡眠薬を勧めて昏倒させ、殴って起こそうとしたビィ君とそれを警棒で受け流す美凪さんが一騎討ちを始め、たまらず止めに入る司書を「映画の撮影です」と説得する華麗()なRPを披露してくださいました。
情報入手後の《地質学》でファンブルした染井さんが祠の中の要石を蹴って崖下に飛ばしたことが完全にミスリードとなり、終盤の難易度が一気に跳ね上がりました。しかも猫が振ったNPCの攻撃がクリティカルし、「《回避》を振らせてほしい」と宣言した美凪さんが失敗したために4d6を受けて即死。雑草卓初の犠牲者が出た瞬間でした。正直、KPも衝撃を受けていて咄嗟に言葉が出てきませんでした。その後は、他の方々が暗くならないようにイルハさんが明るく振る舞ってくださったのを心の支えにして進行しました……。
結果、残りの二人は生還。心の底からおめでとうございます。ただ、イルハさんのPC達が集う美凪家はただの一家ではないらしく、いずれ《復活》の呪文を使うかもしれないと仰っていました。あれ、おかしい……アレってそんな気軽に扱える呪文ではなかったはずなんだが……?
2018年9月15日「ヒガンのきみへ」初宮様作
KP:猫/PL:ぴー・猫/PC:神崎千尋(傭兵)・星名貞弘(刑事)
一言:悔いはない。
税関で星名さんにお世話になって以来の知人という面白い設定を採用してからのセッション開始。気がついたら見知らぬ場所にいたシリーズ(いつもの)を体験していただきました。
序盤から星名さんが何かを隠していることに気付いていながらも何も言わない神崎さんのさり気ない優しさを終始感じました。探索を続けていく中で、自分たちに起きた出来事を的確に当てていくリアルアイデアはさすがの一言です。それにしても、神崎さんのクリファン比率相当酷かったんですが!?(4クリ3ファン)
探索途中で敵と遭遇したときには「これ、殴った方が早くないですか?」と傭兵らしいRPから鮮やかな《キック》+《MA》を繰り出し、僅か1ラウンドで全てを解決していきました。見事な回し蹴りでした。さすが本職は違う……。
そして、探索の途中で度々登場した「ある物」をどうするのか非常に悩んだ結果、物理で全てを解決することを決意。その際、神崎さんが《キック》を失敗したのを見たKPが「星名が振ってもいいですか!?」と自分の役割を忘れて振った結果、見事に成功。星名さんがきちんと攻撃を当てた瞬間です。大満足です。
終盤、セッション前に「この物語は誰も救われません」という注意書きがあった理由が星名さんの口から明かされます。その後のRPは「傭兵」という日頃から命を扱っているキャラ故に真摯なRPをしてもらいました。更には自主的にSAN値を減らしてくださるとは思っていなかったので非常に感慨深かったです。
神崎「……最期に言い残すことはありますか」
星名「行方不明の妻と娘に、『申し訳ない』と」
こうして神崎さんは星名さんのジッポを形見に生還。ぴーさんのキャラに何かを背負わせることに定評があるKPで本当に申し訳ない……いつか「紅葉の館」を回すので許してください……。
2018年9月15日「スノーパレスにさよならを」isora様作
KP:猫/PL:ぴー・猫/PC:橘有栖(探偵)・如月琳(ディレッタント)
一言:もふもふとトランプと百合。
友人と美術館に行くはずだったのに突然のぼっちになった橘さんが次に目を覚ましたら、そこは氷の城でした(いつもの第二弾)。度々こんな導入で申し訳ない。
気温が0度だったこともあって藁布団と毛布が相当気に入ったらしく、事ある毎にもふもふしていたせいで気を取られたのか失敗が続き、PLのメモまで「もふ」がデフォルトになる事態に。もふもふ。
途中、EDに直結する行動を取っていた橘ちゃんにKPとして忠告がてら《目星》や《幸運》を振ってもらったのですが、あからさますぎたと密かに反省しています。あれはあれで分岐EDだったので仕方ないと割り切るべきでしたが、やはり一日に二度も自探索者を殺したくなかったんですよ……。
さて、肝心のKPCこと如月ちゃんは橘ちゃんを突き飛ばすわ罵詈雑言撒き散らすわ、橘ちゃんも相当な衝撃(SAN値減少)だったにも関わらず、めげることなく砂糖入りのココアとトランプともふもふ毛布を持って再度突撃。そして「私と神経衰弱しませんか? 私が負けたら素直に帰ります。でも、私が勝ったら目薬を点してください」と宣言したことで、INT18(橘)とINT17(如月)の頭脳戦が幕を開けるのであった……!! なお、結果はKPが100ファンを出して大敗北しました。何故だ。
その後、何とか如月ちゃんの感情と記憶と感覚を取り戻すことに成功した橘ちゃん、如月ちゃんに抱きつくばかりか、ほっぺたを安易に抓り始める。仲良しかな?
終盤では、橘ちゃんが周囲の氷を食べ始めた如月ちゃんを警棒でぶん殴って正気に戻しつつも二人で無事生還……したのですが、シナリオを遵守して二人で手を繋いだし、目を覚ましたら橘ちゃんの隣で如月ちゃんが寝ているし、突然の《写真術》で如月ちゃんの寝顔が取られそうになるし、ぴーさんが「昨夜はお楽しみでしたね!!」とやたらと嬉しそうに言うのも頷けますね!??(どうしてこうなった)
個人的には「頬を抓られるRP上手いですね!」とぴーさんに褒められたのが素直に嬉しかったです。毎回、どんな立場でもRPは非常に楽しくやっています。
2018年9月15日「潮風パスタ」ギフト様作
KP:猫/PL:そよ/PC:吉良山善(聖職者)・草加怜(医者)
一言:よ う こ そ 沼 へ
クトゥルフ神話TRPG初心者の友(今年10月に別卓予定)相手に「クトゥルフ神話TRPGとは?」から説明する講座を夜中に開講してきました。
一つずつダイスを振って能力値を決め、キャラの職業を決め、技能値を振ることでキャラの特徴を決められる自由度の高さを気に入ってくれたらしく、深夜2時にも関わらずもう一人探索者を作成してくれるというノリの良さ。素晴らしいと思います。どどんとふの使い方やチャットパレットの作り方まで説明したのですが、何とか理解していただけてよかったです。ビデオ通話は神。
せっかくキャラシを作ってくれたのに実際にTRPGを体験しないなんて……と思ったので、猫にしては珍しく3分間で回せるクトゥルフ神話TRPGのシナリオ(実はこの日のために数日前からpixivを漁って探していた)を回すことにしました。
そんな訳で(もはや申し訳ないという意識すらなくなった)草加怜を道連れに、二人でとある店に入ってもらってパスタを食べてもらいました。何の変哲もないシナリオですが、一瞬だけ存在する発狂RPのチャンスを草加が拾い(SANチェックでファンブル)、そしてあっさり棄てていきました(1d6→1の減少)。安定の鋼メンタルでまたしてもSAN値が全快しました。吉良山さんもSAN値が回復したので安心して次の卓で減らせますね(にっこり)
2018年9月30日「THE サイゼリヤ」つちおかうじ様作
KP:猫/ PL:ぴー/PC:小鳥遊悠(作家)・草加怜(医者)
一言:全力で楽しみました!!
夜食に来た「深緑会」(もはやそれだけで通じるようになった)のメンバーが相変わらず非現実的な出来事に巻き込まれました。
今回はKPが積極的にハメを外すシナリオだったので「(」・ω・)」うー! (/・ω・)/ にゃー!」は本気で言いましたし、「大声で叫びながら説明してください」とシナリオに書いてあった部分はスポーツ解説的なテンションで叫びました(なお深夜である)。この時点でKPは十分すぎる程楽しませていただきました。
肝心のシナリオですが、順調に技能に成功したりファンブルを出して狂気的な絵画を見たり、優雅にワインを楽しむ神話生物と呑気に遭遇したりしつつも、無事にトゥルーエンドで終了。鳩こと深緑ちゃんに助けを求めるまでもありませんでしたね。
それにしても、ぴーさんが途中から「え、これ宣伝ですか?」と言うのも頷けるほどのサイゼリヤシナリオですが、頭空っぽにして馬鹿なKPをしたい時にはオススメです()
2018年10月6日「ねこねこ☆パニック!~殺すぞマジで~」田中田様作
KP:猫/PL:りん・れいらん・ツキナミ/PC:水月黒音(メイド兼護衛)・花本鈴(ミュージシャン)・ミフネ・ムレーヌ(闇医者)
一言:ネコミミとは何だろうか(真理)
ツイッターでツキナミさんと猫、どちらがKPするか決めるためにシナリオ名を出したら「気になりすぎる」「反則でしょこれは」「タイトル名が全部持っていった」と言われました。猫もそう思います。
大雑把に言えば「とある友人に呼び出されたら友人も自分も猫耳が生えていた」という導入のシナリオなのですが、ここで一つ大きな事件が発生しました。
????「あの、KP。水月さん、生まれつき猫耳が生えているんですが」
猫「え゛……っ??」
シナリオギミック大崩壊の瞬間(キャラシ設定の見落としという痛恨のミス)
正直頭が真っ白になって、その後の処理を結構強引に誤魔化したことをここに懺悔いたします。なお、進行度に応じて口調が変わるのは本来の仕様なので許してください。PLの皆様がてんやわんやしながら猫語を話すのが非常に面白い反面、(噛みすぎて死にそうという単純な理由で)猫は絶対にRPできないと思いました。シナリオ上に「ボイセは大変なのでオススメしません」と書いてあるのも頷けますね()
ただ、先天的に猫耳をつけた人類を見つけた黒幕さんが絶対黙っていないと思うので、水月さんはセッション後も付きまとわれることを覚悟しておいてください(都合のいい駒として使ってやってください)
2018年10月7日「紅葉の館」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:動く点P・ななむーん・ヨルモ・カルトそよ/PC:皇小夜(武道家)・忍野弥助(警察官)・守田藤吾(ジャーナリスト)・吉良山善(聖職者)
一言:誠に申し訳ありませんでした……。
数少ないリア友達を誘ってきました。初心者の方には事前に「クトゥルフ神話TRPGとは何ぞや」という講座を受講していただいて挑んだセッションでした。
今回はPLの皆さんの希望で、PCの会話をテキセで、PL同士の相談をボイセで行うという猫KP史上初めてのセッション方式となりました。NPCが5人もいるので正直不安でしたが、チャットパレットのタブをキャラ毎に量産することで対応できました。むしろ、PLの方が考えて打ち込む分だけKPには余裕がありました。
PL・KP共に全員創作出身ということもあって、それぞれのキャラや設定を大切にしていることはRPからも伝わってきました。特にお風呂RPは非常に楽しませていただきました。
後半部分ではKPの処理(PLが二手に分かれ、内一組が黒幕に突撃する等)が多くなったものの、終盤の処理については何かもう少し上手いことできたのではないかと今でも後悔しています。KPとして不誠実な点はなかったか、誤魔化してしまった点はなかったか……結局たらればになってしまうのですが。
結果的には一人がSAN値直葬、もう一人が脱出の際の《幸運》失敗によるロストとなりました。しかも、TRPG初心者の方のキャラのみロストしてしまったため、お二人共相当引きずっていらっしゃいました。「今後はロストしないシナリオしかやりたくない」と言われても仕方がないと思います……。
楽しかったのは間違いないのですが、それ以上に申し訳なさしか残らなかった、自分で書いたシナリオなのにトラウマになりかけたセッションとなりました。
2018年10月8日「壊胎」むつー様作
KP:猫/PL:桜井義之・イルハ/PC:デビルマン(ヒーロー)・美凪獄(警備員/武術家)
一言:MVPはタラスク
先日のセッションから一夜明け。KPとして回せるテンションではありませんでしたが、事前に自分から日程調整をしていたので断る訳にはいかず、何とか気持ちを保たせつつ「今回のシナリオのロスト率は高めなので覚悟しておいてください」と宣言。嘘は吐いていない。そんな気持ちを払拭してくださったのはお二人による、個性溢れすぎるRPでした。
イルハ「タラスク持ち込んでいいですか? 《操縦/亀》の技能使いたいです」
KP「タラスクって体長幾つですか? ふむ、なるほど。了解です、許可します」
????「あ、僕も《デビルカッター》使っていいですか?」
KP「《デビルカッター》の技能と数値は? はい。了解です、許可します」
今改めて考えてもよく許可したなぁと()
このやり取りの前に「今回のシナリオだけは、人を、人間を持ってきてください!!」と言ってイルハさんにPC変更をお願いしているので決して管理していないわけではないんですが……(タラスクに関しては「手荷物持ち込み不可」というシナリオの記述を見逃した猫の責任である)
高ロストと事前に触れ込んだこともあって、肝心のセッションは真面目に考察してくださいました。ただ、中盤での戦闘後、デビルマンを回復させる方法として「タラスクの足が6本あるので、その内1本もぎ取って血液を飲ませます」というのは常軌を逸しているんだよなぁ……そして、その後諸事情でもう1本取ったという……(なお、SANC付きで1d3回復を認めました)
そして終盤戦。二つの選択肢から一つを選び取り、その流れで《信用》が高いデビルマンが戦闘に回ったために「これ逆だった方が良かったんでは!?」とイルハさんがご自身のダイス運を嘆きながらNPCを説得する一方、桜井さんはオリジナルルールを把握した上で戦略を練り、技能を丁寧に成功させていきました。猫の出目が極端に荒れなかったとはいえ、最終的に○○を完全撃破するという快挙を成し遂げたのは本当に素晴らしいと思います(なお過去の自分)
ただし、完全に命の危機が去ったわけではなく、このままいくとロスト必至。まともに動けないNPC達をどうやって連れていくのかという話になった時に、
イルハ「NPC達をタラスクに乗せて《操縦/亀》で操ります」
猫「タラスクゥ!??」
イルハ「この前のセッション(※別卓)では二人乗りできました」
猫「いけるなぁ!? 許可します!!」
その後、神がかったKPの迫真のダイス目により生還までの猶予はあと1ターンとなり、ギリギリのところを見事に《操縦/亀》を成功させ、無事に全員生還していただけました。終始ハラハラした分、楽しんでいただけたなら嬉しいです。
肝心のむつーさんのシナリオですが、オリジナルルールが提示しやすく、長いセッションにも関わらず中弛みしにくい構成で、メインキャラやシナリオ背景のみならず裏設定や音声データまで充実して本当に凄いと思います。非常に回しやすかったです!!
2018年10月13日「潮風パスタ」ギフト様作
KP:猫/PL:れいらん・りん/PC:夜宵智春(アイドル)・花本鈴(ミュージシャン)
一言:食べ物で遊ばないでください。
毎度お馴染み突発的かつ短時間のセッションでしたが、非常に濃密な内容となりました。
店の前で並んでいる際に突然二人で路上ライヴを敢行し、お店に入った途端に店員の肌に生えている鱗を触り始め、注文を聞かれた際には、
KP「オススメはミートソースですね」
????「それならカルボナーラをください」
シナリオに書かれていないレシピを注文されてしまいました。まさにやりたい放題。
慌ててその場のノリと雰囲気でメニューを捏造した直後にクリティカルを出され、結果としてフォークを避ける黒光りしたソースの映像を録画して遊び始めてしまいました。これは強い。
一方で、ミートソースは無事()に召し上がっていただきました。ところで今更ですが、食べた途端に○○が使われているのが分かるの凄いですよね。
2018年10月21日「紅葉の館」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:ぴー・ツキナミ/PC:神崎千尋(傭兵)・沖津紅(巫女)
セッション開始時間になってもPL全員から返事がなく「ひょっとして猫が予定を勘違いしたのかも知れない」と思っていたら、まさかの二人共爆睡オチでした。人のこと言えませんが、皆さん無理しすぎです……。
導入でKPC星名貞弘の遺品を神崎君が整理するという、いつもよりも重い導入となりました。なお、このセッションのために約1000文字の導入を準備させていただきましたが、違和感なく館に行く流れができてよかったです。
また、シナリオ踏破済のツキナミさんには「行方恵と一緒に観光を楽しむ一般人(故に「探索者」という視点ではない)」という難しい役回りをお願いしました。初めての二日目を楽しんでいただけたのなら何よりです。
さて、肝心の内容ですが、神崎君が事前情報を踏まえていろんな箇所を警戒してくれてKPとしては嬉しい反面、出せる情報が少なすぎて申し訳なく思いました。「あらかじめ『何か』があるかも知れない」と警戒させた方がPLが疑心暗鬼に陥りやすいんですね。参考にさせてもらいます。おかげさまで神崎君が《心理学》をいっぱい振る羽目になりましたが、実は全部成功でした。ぐぬぬ()
スペック強者で数値の化物こと神崎君の唯一の弱点が《交渉技能》初期値だったのですが、その辺は紅ちゃんが上手く支援してくれました。宗谷君を見事に宥めたその手腕はさすがの一言。
肝心の戦闘は宗谷君の《こぶし》+《MA》がまさかの成功、トドメは神崎君がノックアウト攻撃で鮮やかに決めてくれました。さすが本業。
無事に生還した後、ぴーさんが「星名の墓に『間に合わなくてすみませんでした』と言いながら娘の自由帳を御供えする」と宣言した時、猫は心の中で泣きましたとさ。
2018年10月26日「てるてるぼうず」優希様作
KP:猫/PL:れいらん・ツキナミ/PC:蘇芳天音(舞踏家)・浅葱夢道(探偵)
一言:あふれる安定感
目を覚ますと布で包まれている上に縛られているという恐怖体験から始まる、い つ も の 展開でした。それにしても縛られている状態で《跳躍》振られて成功するの止めてもらえませんか? 処理に悩んだんですよ!?
お二人が珍しくリアルアイデアに失敗し、とある歌詞で混乱していたご様子でしたが、ギミックの解き方はさすがの一言でした。
ツキナミ「赤色がない……クトゥルフで赤と言えば……つまり……!?」
れいらん「いっそオレンジと黄色でよくないですか??」
何色にするのか散々頭を悩ませながらも、結果的に何の問題もなく生還していただきました。終盤でギミック読みとして「ひょっとして、これ『俺たちが○○○になるんだよ!』的なシナリオだったりして」とサラリと言い当てたのがもうね、経験者の勘故ですね。いいなぁ。
2018年10月28日「雪が舞い上がった夜」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:じいじ/PC:慣行栄光(栄養士)
一言:†早朝セッション†
前日10月27日(土)、sherryさん主催のボドゲ会にお呼ばれされて思う存分ボドゲを楽しみ、居酒屋で終電を逃すまで飲み明かしつつボドゲに興じ、その流れでカラオケでクトゥルフしてきました。
なお、セッション開始時刻は26時30分である()
本当はその場におにぎりさんもいらっしゃったのですが、完全に寝落ちしていたので急遽じいじさんとのタイマンセッションとなりました。
難易度としてはそこまで高くない上、内容的にはほぼ一本道のシナリオなので深夜でも迷うことなく進行できました。
ただ、セッションの半分もいかない内に、探索結果でとある少女の謎に言及したのは見事の一言でした。じいじさんに「え、あの、猫さんのシナリオって○○○必出なんですか??」と言われましたが許してください(傍観者視点ってめちゃくちゃ好きなんですよ)
某少年のことは当初から気にしていただきました。途中から泣き出した彼をよしよし抱きしめて頭を撫でてくれて作者は非常に満足です。
結果的には無事に生還してくださいました。早朝セッションだった故にお互い限界を超えてセッションしていましたが、それでもセッション後に「ショタ良き」とのお言葉をいただけて嬉しい限りです。
2018年11月1日「Bはシの音」ギフト様作
KP:猫/PL:ツキナミ・りん・ぴー/PC:沖津紅(巫女)・花本鈴(ミュージシャン)・染井吉野(地学生)
一言:カ オ ス(何故こうなった)
真夜中24時頃から「10分~30分で出来る」という触れ込みで突発的に開始されたセッションのはずでしたが、何故か1時間半かかりました。
紅ちゃんの神社でバイトをすることになったのですが、参拝客を1d100で決めることになった上、初手SAN値チェックが結構エグい数値だったせいで半分近くの参拝客が一時的狂気に陥ることに。おかげで紅ちゃんが弓矢を引っ張り出す大惨事になりました()
狂気の原因と思われる一軒家の住人と遭遇したものの、染井ちゃんが交渉技能をファンブルしたせいで彼女だけ自宅に入れず、代わりに庭で土弄りし始めました。何で《地質学》だけ成功するんですか??
一方、まともに自宅に入り込んだ二人は、その家に住む娘が諸悪の根源(ひどい言い方)だと突き止め、彼女から問題の楽譜を取り上げようとします。実は、この辺りからKPの眠気が酷くて記憶が怪しいのですが……。
確か、SAN値チェックを失敗した紅ちゃんが一時的狂気を発症し、その場から逃走しようとして庭に飛び出し、庭で土弄りしていた染井さんを踏み台にして庭の壁を《登攀》しようと試みて失敗し、二人共ダメージを食らって転がり、染井さんが紅ちゃんをぶん殴ろうとしたものの失敗して狂気が解除できず、一方で「楽譜返して!」とお願いする幼女と、幼女から学譜を取り上げている花本さんが二人仲良くぴょんぴょんしているという何ともカオスな状態になっていたような気が、します……。
結果的に楽譜はボロボロの状態になってしまい、幼女が泣いて悲しむのを見て、花本さんが見事なピアノの演奏で慰めてのエンディングとなりました。
次の日は当たり前のように寝不足となりましたが、KPとして処理に困りつつもハチャメチャなRPは見ていて非常に楽しかったです。
2018年11月24日「汝、死を乗り越え目覚めを渇望せよ」あさい様作
KP:猫/PL:ぴー/PC:小鳥遊悠(作家)
一言:緊張しました(いろんな意味で)
最近はRP祭と言わんばかりにPLを満喫したので、たまにはKPをしようと思い立ち、ぴーさんに「久々にPLしませんか?」とお声がけしたら一分で「やります!」と返事がきました。
ついでとばかりに聞き専を呼び集めたらツキナミさん・じぃじさん・おにぎりさん・ささめさんという錚々たる顔触れが現れて緊張度が高まるセッションとなりました(ぴーさんに至っては初めましての方が三人もいたという)
PCを染井さんと橘さんの二択で迷っていたはずなのに小鳥遊さんが来たときには笑いました。展覧会に行く前に関連NPCをどこまで出すのかという事案が発生するのは楽しかったです(今回深緑ちゃんはお留守番でした)
夢の中で棺桶に閉じ込められても平静を保っている歴戦の探索者感。伊達に八回も恐ろしい体験を乗り越えていませんね。もはや慣れた。
顔色の悪い男性と話をしている内に彼の正体が分かる流れはRPしていて非常に楽しかったです。そうそう、これが一般人の反応ですよ。そんな彼への《説得》に成功して連れて行ってくれて非常に嬉しかったです(なお、連れて行かなかったら彼はロストさせていました)
ところで、肝心のギミックをリアルアイデアで鮮やかに乗り越えられたんですが??(最初の悪夢で一度も死ななかったのが悔しかったんですか??)
ただ、最後の悪夢では相当混乱しており、情報を集めるために見た本棚で魔道書を見つけてしまい、好奇心のままに読むことに。
猫「見ますか? 本当に見ますか??(念押し)」
ぴー「彼は読みますね(即答)」
結果、SAN値チェックを失敗して2d8を振り、不定の狂気(中国語および漢文への恐怖症)を発症しました。おめでとうございます。
猫「だから言ったじゃないですかーー『好奇心は猫を殺す』んですよーーー! 先日ツキナミさんとそんな話をしたばっかりじゃないですかーーー!?」
KPも発狂。思わずNPCの男性がMAを付けて右ストレートの《こぶし》を振っても仕方ないですよね(理不尽)
※そのときの聞き専の皆さんの反応
本来であれば制限時間的にロストED待ったなしだったのですが、最後の最後に一回だけ行動を認めたところ、辛うじて生還への道筋を拾ってくれました。これを教訓に小鳥遊さんは知的欲求を自制してくださいね……貴方が死ぬと世界が滅ぶという自覚をしてください……(彼女的に)
その後、数時間に及ぶ大反省会もとい雑談会の結果、久方ぶりに3DSを開いた猫がC抜け5V夢個体(遺伝技付)イーブイ♂を厳選していました。何故だ。
2018年12月16日「雪が舞い上がった夜」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:イルハ・トト丸/PC:美凪穢(アニマルセラピスト)・ルセア(牧師)
一言:クリファン多すぎでは??
リアルの仕事がひと段落したので、夏頃に作ったオリジナルシナリオ(2018年12月15日を舞台にしたシナリオ)を回してきました。
当初からトト丸さんにクリティカルをバンバン出されて、どこまで情報を提供しようか悩みました。特に《心理学》クリティカルが2つもあって処理に困りました。
また、イルハさんから「亀は何匹連れて行けますか?」という予想の斜め上の質問が飛び込んできて、慌ててネットで各種カメのサイズを確認しました。ガバKPで申し訳ない。
穢さんが自己紹介しようとすれば《操縦/亀》がファンブルして亀が逃げ出し、ルセアさんのクリティカルで無事に捕まえるという一連の流れは見事でした。
今回のセッションの何が凄いかといえば、トト丸さんのNPCに対する熱いRPです。正直、NPCの心情的には前半で核心的な情報を出しそうになりました(KP視点としては全力で止めざるを得なかった)また、イルハさんもキャラクターとして動くことを意識して子ども達と積極的に触れ合っており、それぞれ素晴らしいなぁと思っていたんです。
それがまさか後半で(情報がうまく伝達できずに)PvPが発生することになるとは……! ギミック的にはどうしようもないのですが、ここまで大規模な問題に発展するとは思っていませんでした。猫の心情はNPCのようにガクブル震えておりました。
なんやかんやで、その後ルセアさんがRPと交渉技能を上手く使ってくださり、無事(?)に穢さんの協力を取り付けながら終盤を迎えることができました。
ところで、後半の対処法については人それぞれアイデアが出てきて楽しいですね。刺又は万能。しかし運命力は偉大。そして繰り出される穢さんの渾身の一撃。迎えるエンディング。生還おめでとうございました!
セッション終了後、お二人からシナリオに関してお褒めの言葉をいただき、非常に嬉しかったです。今後の励みになります。また機会がありましたら、是非ご一緒させてください。
2018年12月31日「THE サイゼリヤ」つちおかうじ様作
KP:猫/ PL:イルハ・桜井義之・えみりぃ・パーティクル/PC:美凪深雪深世纏(女優)・ウルトラビィストのビィ(花火職人)・榊原えみ(アイドル)・山下孝一郎(教授)
一言:事前準備が一番神経を使いました……。
年末年始クトゥルフ神話TRPG大感謝祭第二弾として回してきました。ただ、猫が「これからギャグシナリオ回します」と宣言した途端、「じゃあこのキャラ使っていいですか?」「花火玉準備しますね」「そんな訳で花火技師を作りました!」とよく分からないテンションで話がどんどん膨れ上がりました。
なお、猫も調子に乗ってルルブを開きながら「花火玉の威力って火炎瓶以上ですよね……? では威力は4d6、判定は《芸術/花火》か《投擲》でお願いします」と許可を出しました()
さて、本編の内容としては「サイゼリヤの店内で間違い探しをする」という至ってシンプルなものなのですが、導入前にSANCが発生するPC(謎の怪物と、APPが人外レベルのアイドル)がいたために、一般人こと山下さんが度重なるSANCを食らう羽目になりました(その節は本当に申し訳ありませんでした)。
何が凄いかと言えば、サイゼリヤに関連するシナリオだと分かった途端、PLの皆さんが間違いが10個であることを瞬時に見抜き、更にサイゼリヤに関する知識を存分に発揮して間違いを見抜いていったことです。特にえみりぃさんのリアル知識には脱帽しました。このシナリオで共有メモがいらなくなったのは初めてです。
個人的には店員さんのキャラはRPしていて非常に面白いです。若干高めの声を意識しているが故に鬱陶しくなければよかったのですが……ともあれ、皆様よいお年を!
2019年1月3日「うるう秒」ムーン様作
KP:猫/PL:ツキナミ・あさ/PC:レイジ・クイックス(自宅警備員)・里原椿(医学生)
一言:二人共、仲睦まじい関係で何より。
里原兄が年末にかけて神話生物とやり合う一方、里原弟は小さい頃からの幼馴染みであるレイジさんと一緒に初詣に向かっていました。
お参りの列に並びながら世間話をしつつカウントダウンを迎える辺りでは、幼馴染みが本当に会話している気すらしてきました(そんな穏やかな日々を送っている二人を狂気に叩き落とすKPこと猫である)。
突如として時間が止まり、周囲の状況を把握してもらってから密かにリアルと連動した制限時間のカウントを始めたのですが、お二人共危なげなく探索を進めていきました。
途中、避けられない戦闘の際に里原さんが初めて呪文を使って「これ本当に使えるんだ」と驚いたかと思えば、持っていたお神酒をファンブルで落としてしまいます。これにより、レイジさんは時間稼ぎのため3ラウンドもの間、物理攻撃の効かない謎の生き物相手に一人で凌がなくてはならなくなりました(実は二人共外に出れば問題なかったのですが、そんなことは一切伝えない鬼畜KPである)。それにしても攻撃が当たらないなぁ(戦闘技能に定評のある猫)
レイジ『(両手でお神酒の入った紙コップを)持ってきたか!?』
里原『(両手にお神酒の入った紙コップを持ちながら)持ってきたよー!』
「あれ、これって戦闘中ですよね?」と密かに突っ込みたい位には和やかな会話でした。
その後は探索によって得た情報をもとに原因を解消し、無事に新年を迎えることができました。里原兄弟にとって散々な年明けとなった今年、お二方の未来が少しでも明るいものとなるようにお祈りいたします。
2019年1月5日「『沼男』は誰だ?」ma34様作
KP:猫/PL:ツキナミ・ぴー・おにぎり・じぃじ/PC:ミフネ・ムレーヌ(薬剤師)・花菱和葉(警察官)・鳳翔玲子(警察学校生)・メアリー・ワーナー(ギャル)
一言:濃密だった。
去年12月から猫が密かにシナリオ改変、キャラの画像や資料の検索、マップの作成など、各種準備を進めてきたシナリオを回してきました。
当初から皆さんに「ロストの危険性が高いです」と言っていたこともあってか、PLの皆さん(特にツキナミさん)が「どうせ死ぬんだ」「このセッションが終わったら引退させるんだ」と何故か死に場所を求めていて驚きました。むしろKPが「諦めないでください」と励ます状況とは一体何だろう。ただ、いざセッションが始まると自然と生きようとするので、その辺はさすがだと思いました。
序盤から犬が出たり地下室に火を放ったりと遠慮容赦なくSAN値チェック案件を発生させて皆さんのSAN値をゴリゴリ削りましたが私は悪くないんです許してくださいシナリオのせいなんです。
とある組織に突撃する際に花菱さんが警察手帳を取り出し、鳳翔さんが交渉技能を振り、結果真下の階のベランダから強引に侵入するRPには頭を抱えました。ただ、結果オーライで良かったですね(NPCの男性に即死級のダメージを与えながら)。
その場から逃げ出してしまったNPCの少女に対して優しく声をかけてくださった鳳翔さんのRPや、今回のセッション唯一の一般枠ことメアリーさんが「電車代とラーメン代、まだ貰ってないから」と意気込みを口にするのはPCらしさが出ていて素晴らしいと思いました。
途中、身内ネタで本当に申し訳なかったのですが、NPCとして猫の某PCを引っ張り出したことでツキナミさんとぴーさんの反応が楽しめて非常に良かったです。ミフネさんがああも腹を立てるとは思っていなくて意外でした(即座に正体を見破るとは思っていなかった)。KPとしては後半の戦闘処理よりも戦闘後のPLの行動の方が緊張しました。展開によっては一人のPCの命が儚くも血飛沫と肉塊と化していたので……。
終盤では某NPCと再会したはいいものの、会話をする度に「はー、ムカつく」とPLの方々からありがたいお言葉をいただきました(褒め言葉と受け取っております)。なお、最後の最後まで粘って《精神分析》でクリティカルを引いたミフネさんには完敗しました。あの時の彼の台詞は全部猫のアドリブで乗り切りました。
終盤ではPL及びPCの皆さんの気持ちをしっかりと確かめた後、セッションの行く末及び「日常」を賭けたPvPが開始されました。鳳翔さんの出目がここぞとばかりに輝き、おにぎりさんが「こいつ何でこんな粘るの?」と漏らすレベルで孤軍奮闘していました。あれは本当に凄かったですね……。
エンディングを乗り越えたPCの方々が、自分達が奪ってしまった数多の命をどう乗り越え、一人の女性とどう向き合っていくのか、今後の展開をぜひ楽しみにしております。
ところで、このシナリオで自分のPCを軽率に殺そうとしたKPがいるらしいですよ(生死を分ける《幸運》判定を行いながら)
2019年1月9日「Bacchus」isora様作
KP:猫/PL:ぴー/PC:小鳥遊悠(作家)
一言:飲酒してもしなくてもカオス。
「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] 第2章 lost butterfly」のネットチケット販売開始まで暇だったのでセッションを始めることになりました。
本来なら持ち物は一切持ち込めないのですが、どうしても持ち込ませたい生き物がいたので《幸運》を振ってもらいました(白鳩こと深緑ちゃんが生えました)。
KPCとしてお馴染みの草加(次男)はこの度酔っぱらいと化しました。酒の強さを決めるダイスでファンブったのが運の尽きです。なお、小鳥遊さんに「医者のくせに酒勧めないでくださいよ!?」と言われるまで、彼が医者だということをすっかり忘れていました(「普段ここまで飲めないだろうから、たくさん飲ませてあげよう」としか思っていなかった)。
途中、草加さんの要求通りお酒(酒1:水10で割ったお酒らしき代物)を飲んで鍵をもらった小鳥遊さんが、その先にあった図書室で中国語の本を見つけた途端、慌てて草加に助けを求めたのは楽しかったです(現在、小鳥遊さんは不定の狂気(中国語および漢文への恐怖症)を発症している)。軽率に中国語の本を生やしたことをお詫びいたします。
そうして一通り情報を出し切った段階で調子に乗ってきた(酔っぱらいRPに慣れてきた)KPから一言。
KP「今草加さん酔ってるので、いろんな質問に正直に答えてくれますよ」
ぴー「分かりました。今から質問内容をメモにまとめるので待ってもらえますか」
KP「え、確かに自分から言いましたけど、メモする程聞くことあるんですか!?」
この後めっちゃ聞かれました。特に翡翠ちゃんと深緑ちゃん関連の質問が辛いの何の……彼が自分の恋心を自覚するまでもう少しお待ちください……。
最後には小鳥遊さんと草加の関係だからこその質問を投げ付けられましたが、草加の答えは変わりませんし、深緑ちゃんの決断は決して間違っていなかったと思います。お互い、酒の席だからこそ言いたいことを言えたのではないでしょうか。
……と、やりたいことをやり切って満足してしまったせいでブログ更新を完全に忘れていました。本当に申し訳ない。
2019年1月13日「選ぶのはお前だ」norabbit様作
KP:猫/PL:イルハ・こたつタコ/PC:美凪仙(板前)・樽石武(ヨガトレーナー)
一言:処理間違いが多かったことを懺悔いたします。
時間が余ったので急遽回すことになりました。久方ぶりにシナリオを読んで内容を確認したとはいえ、描写を長めに読む癖があるせいでPLの方々には度々ご迷惑をおかけしました。
探索者達がどう選択するかによって難度が変動するシナリオなのですが、美凪さんは竜宮城を探し始めるわNPCの命綱を切ろうとするわ、キャラの性格に合わせて自由に動いていました。セッション中一度も発狂していないはずなんですが仕方ないですね()
樽石さんは持ち前のヨガを駆使して人助けをしてくださいましたが、とある青年にだけ容赦ないのは笑いました(資料の内容を踏まえてきちんと考察した結果だと思いますが、それにしても躊躇いが一切なかったなぁと)。
そういえば、振り返ってみると二人がまともに協力したのは鱗を剥がす時とフジツボを食べようとする時だけでしたね……。
ところでお二人共、とある呪文を覚えようとして振ったダイスが失敗したのを非常に後悔されていました。なお、猫もPLの立場なら悔やみますね(汎用性が高い呪文だった)。
終盤では、とある存在の有無や鱗を増やすか否かという問題が重なった結果、独自の解釈(という名のでっち上げ)で進行してしまい、PLの方々に多大なる損害をかけたことを懺悔いたします。更には、生還報酬に影響がある選択肢がもう少し出るはずだったのですが全部カットしました(原作者様に顔向けできない処理)。
せめてPLの方々に少しでも喜んでいただけたことを祈るしかありません……ともかく、参加していただいて感謝しております。
2019年1月14日「汝の隣人を愛せよ」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:桜井義之/PC:鬼柳京介(狂信者)
一言:《決闘》技能って万能なんだなぁ。
構想自体は去年中にできていたものの踏ん切りが付かなかったシナリオを(頭の中で)完成させて回してきました。
事前確認の時点で、鬼柳さんはサティスファクションタウン(某鳥○県付近)の町長として一軒家に住んでいることになりました(実はこの時点で事前に考えていたマップ構造がほぼ全部壊れました)。そんな家にちょっとした騒動が起きてなんやかんやするのですが、情報が少なすぎたことが反省点です。次はもう少し探索者の動機付けをはっきりさせようと思います。
今回の鍵を握るNPCのキャラ付けがセッション直前まで決まらなかったのですが、最終的に先日上映された「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] 第2章 lost butterfly」を観てシナリオを書く意欲が出てきたので、その点を重視して○○○○な子となりました。気に入ってくださったようで何よりです。「それにしてもこれ、クトゥルフ神話TRPGという名を被っただけの○○○○ですよね??」という苦情は一切受け付けていません。
鬼柳『それがお前の気持ちなら、《決闘》で直接伝えるんだな!(サブのデュエルディスクとデッキを渡しながら)』
最後の最後まで鬼柳らしいRPを崩さない姿勢、KPとしても非常に面白く見させていただきました。
2019年1月17日「汝の隣人を愛せよ」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:ぴー/PC:神崎千尋(傭兵)
一言:イケメンだからこそ許されるRP。
珍しくぴーさんがツイッター上で「KPでもPLでもやります!」と仰っていたので「じゃあダイス振ってどちらがKPやるか決めましょう!」と職場で提案した猫です。
セッション開始直後から神崎さんが慎重に情報を集めつつ各種技能をことごとく成功させていくので正直憎しかったです(《目星》《聞き耳》《心理学》などが80近くあるので大抵失敗しない)。そして出逢ったNPCにライフルを構えつつも淡々と対応。さらにはNPCの手元が覚束ないと判断すると、背後に回って優しく手を押さえてあげるというイケメンRPいただきました。
(後で話を聞いたら「武器を隠し持っていなかったので最悪蹴ればいいやと思ってました」と仰っていて何このイケメンゴリラって思いました)
神崎『今度はきちんと正面からインターホン押して来てくれるならいいですよ』
そんなわけで、神崎君の家を訪れる子が生えました。短編が書けたら星名さんから税関業務を引き継いだ探索者も作るので、少しずつ交友関係を広げていきましょう。
ぴー「あの、まだ寝室見てないんですけれど……」
KP「このままエンディングです」
ぴー「アッハイ」
なるべく早く書面にまとめます。頑張ります。
2019年1月19日「まずはダイスを振れ、話はそれからだ。」にこいち様作
KP:ぴー/SKP:猫/PL:ツキナミ/PC:空色疾風(コンピューター技術者)
一言:それは駄目。
前セッションから酒に酔っていたぴーさんがさらにお酒を開けた結果、新しい卓が生えました。既に踏破済みのシナリオだったので、猫は急遽NPC役を買って出ることになりました。悪ノリが過ぎるとこうなる。覚えておきましょう(反省)。
さて、突発卓だったこともあり、個人的にはRPが今ひとつだったのが残念です。当初は「○○○役は慣れているからいけるだろう」と安直に思っていましたが、シナリオに合わせてNPCがどう動くべきか、どのようなRPをすればKPが困らずに済むか、PLが自分の意思で動いているように感じられるか、SKP(サブキーパー)だからこその葛藤に苛まれ続けました。SKPに好き勝手RPさせてくださるKPさんがいてこその悩みではありますが、それでも非常にいい経験ができたと思います。まだまだ修業が足りませんが、ぴーさんとは改めてきちんと打ち合わせをした上で一緒にセッションを回したいです。
ところで、戦闘技能なしの探索者を戦闘ルートに引き込みそうになった時はさすがに反対しましたよ!?(「本当にいいんですか!?」と水面下でKPにチャットを送りながら)
お酒に酔うのもほどほどに。
2019年2月10日「人間観察日記」流音様作
KP:猫/PL:ぴー/PC:橘有栖(探偵)
一言:(KP視点で)初めて泣いた。
ぴーさんに先週いいシナリオを回していただいたので、お返しにとっておきのシナリオを回しました。クトゥルフ神話TRPGを始めた当初から回したくて仕方ないシナリオだったので、今回こうして回しても許されるような方に出会えたことに感謝しております。
導入に入る前に、猫のPCこと如月ちゃんとの絡みでリアル時間を30分以上使うとは思ってませんでしたけどね!!(コンビニに夕食を買いに行ったり、客間で一緒に寝るかどうかで揉めたりした)
次の日起きればなぜか見知らぬ部屋。ただ、荷物があったり携帯が通じたり所持金が減っていたりと、普段の異空間とは少し違った体験をしていただきました。
最初からNPCの少女(ゆなちゃん)を可愛がっていただいた反面、どうやって彼女に気付かれずに探索するか考えたり、情報が集まるまで誤解をしていらっしゃったりと、いろんな意味でぴーさんが頭を抱えていました。途中、猫が情報を出すタイミングを見失った故の改変などもありましたが、概ね何とかなったと思います。多分。
途中まで橘ちゃんが探偵らしく動じず、しかも必要な情報を(タイマンということもあって情報開示に温情を差し上げましたが)ほとんど見落とさずに取ってくださったのでありがたかったです。ただ、終盤では非常に辛い選択肢を突き付けられることになりました。
橘『ゆなちゃん、何食べたい?』
ゆな『苺のショートケーキが食べたいな!』
ぴー「……作るかぁ!!!」
※その後、二人で手を繋いでスーパーに行き、食材を買って家に戻ってくる。
猫「では、無事にショートケーキができました」
ぴー「苺の大きな部分を切り分けて渡します」
猫「『おかあさん、ありがとう! いただきます!』と、笑顔で食べ始めます」
ぴー「その姿を泣き笑いしながら見ています」
ゆな『おかあさん、どうして泣いてるの? どこか痛いの?』
橘『いや、ゆなちゃんが可愛いなぁって思ってね……』
ゆな『そうなんだ。あれ……? まだ食べきってないのに、眠くなってきちゃった……ごめんなさい』
橘『ケーキは逃げないよ、大丈夫』
ゆな『うん、ありがとう……』
ぴー「……ゆなちゃんをベッドに運んでいいですか?(泣きながら)」
猫「はい、できます(泣きながら)」
この段階でKPもPLも大号泣。
ただし猫は進行上、両目から涙を零しながらも嗚咽を堪えることになりました。いっそやるならとことん心を抉るような言葉回しがいいなと思ったので、即興とはいえ全力でRPしましたとも。大満足です。後悔はありません。
その後、無事に生還した橘ちゃんですが、如月ちゃんの事務所に突撃して猫をもふりながら泣き続けるというエンディングとなりました。
ぴー「(FGO周回しながら)他のこと考えてないと泣いちゃうので。いや、周回すらまともにできない」
ぴー「(セッション中に書いている)メモが読めない」
橘ちゃんもぴーさんも、少しでも心に残るシナリオとなったのなら幸いです。
2019年2月11日「徒桜の一夜」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:りん・テル坊・れいらん/PC:花本鈴(ミュージシャン)・伊田秋人(自動車整備士)・峯岸咲(アイドル)
一言:トラック被害者の会、再結集
Twitterで「クトゥルフしたい」という某人物からの呼びかけに答える形で、いつ卓を開くか話をしている内に、いつの間にか大所帯になっていました。しかもこのメンバー、以前「嘘の世界に消える」というシナリオを回した際に集まった トラックに殺意をぶつけた問題児達 PLの皆さんでして……果たして猫の腹筋は保つのだろうか、という一抹の不安を抱えてのセッションとなりました。
当初から突発的なRP(雑談チャット)にも容易に答えてくださるような、気さくかつRPが上手い皆様なので非常に楽しかったです。花見RPも楽しんでいただけたようで何よりです。まさか、「花見に必要な持ち物」として伊田さんが持ってきた段ボールが大活躍するとは……。
強いて言うなら、このシナリオの動機付けがどうしてもPLの皆さん任せになってしまうので辛い点ですね。NPCとして出店の男性や地元住人の女性を急遽出して場繋ぎしたものの、皆さんの温情がなければ大変なことになっていたと思います。
肝心の《要石》については、花本さんが「ぱわーーーー」と言いながら持ち上げ、伊田さんや峯岸さんが落とすという一連の流れで、いろいろとやらかしてくださいました。おかげさまで終盤の戦闘では探索者側が大分不利になりました。伊田さんに至ってはSAN値を最大値もっていかれていましたね……。
ただし、やはり猫の戦闘技能は当たらないんですけどね!!!(自棄気味)
??「(多弁症+諸事情で効果のない呪文を呟きながら)○○○(神話生物)に《キック》します」=「呪文(物理)」
??「《キック》ファンブルしたら○○○(神話生物)に当たったりしませんか?」
??「じゃあ、5分間踊って」→猫「○○○(神話生物)と某PCとの(悪)夢のコラボを見た探索者達はSANCです」
特に、某人物にはいろいろとご負担をおかけしましたが、少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。
2019年2月11日「THE サイゼリヤ」つちおかうじ様作
KP:猫/PL:りん・テル坊・れいらん/PC:花本鈴(ミュージシャン)・伊田秋人(自動車整備士)・峯岸咲(アイドル)
一言:(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー! (息切れ気味)
「徒桜の一夜」の後に時間が少し余ったので「簡単に回せるシナリオやりますか?」とPLのお三方に提案した次第です。
KP(おかしい……シナリオ名は皆さんにも言っているはずだ。それなのに、何故叙々苑に行く流れになっているんだ……!?)(叙々苑のマップ画像を出しながら)
そうして結果的に三人が辿り着いたのは叙々苑ではなく、サイゼリヤでした。叙々苑の扉を開けたはずなのにおかしいですね??(めっちゃ強引に方向転換したKPである)
ただ、その後は順当にシナリオ内の動きに従って間違いを探してくれました。
そう。
店員が取り外そうとしている狂気的な絵画を(《目星》クリティカルした報酬として)花本さんが嬉々としてお持ち帰りしたとか、奇妙な音が鳴る呼び鈴を峯岸さんが連打するとか、そんなことは些細なことなのです。
いえ、呼び鈴に関してはめっちゃ恥ずかしかったです。テル坊さんが見るに見かねて「KP泣かせ止めような」と止めに入ってくださったレベルで連打されました(そんなテル坊さんも最後に「俺、一度も鳴らしてないから」と言いながら鳴らしていましたが)。
いずれにせよ、少なからず店員さんも罪悪感があったのでしょう。最後には叙々苑の賞金券を差し上げた次第です。これでぜひ、三人で集まって今度こそ叙々苑に行っていただきたいものです。
ところで、そんな話をぴーさんにしたところ、「じゃあ猫さん、『叙々苑』のシナリオ書かないとですね!」と言われましたが……え、マジ? 本気ですか??
2019年2月11日「彼岸の扉」竜原様作
KP:猫/PL:ぴー/PC:橘有栖(探偵)
一言:昨日今日で傷心気味のPLに回すシナリオではなかった(愉悦)
昨夜お互い心身共にボロボロでセッションを乗り越えたはずなのに、ぴーさんがTwitterで「セッションしたい」と呟いていたため「ほう??」と思ってお声がけした次第です。なお、猫から幾つかタイマンシナリオを提示したのですが、ぴーさんのダイス目がこのシナリオを引き当ててくれました(やったぜ)
序盤、猫のPCである如月ちゃんが橘ちゃんの様子を見に行ったのですが、さすがに三ヶ月経っても橘ちゃんの心の傷は癒えていませんでした()彼女の様子を見た如月ちゃんが外に連れ出して一緒にパフェを食べたりコロンを買ったりしたのですが、その度に橘ちゃん(というかぴーさん)がゆなちゃんの影を追い求め、結果アルニカの匂いのコロンを買ってしまうのが、もうね……(先日、ぴーさんも自身のTwitterのアイコンをゆなちゃん用のイラストに変更するレベルだったので相当なんでしょうね)
そんな夜、橘ちゃんは見知らぬ場所にほおり込まれます。不意に目の前の扉をノックする音。奥からは以前聞いたことがある、忘れられない少女の声。
??「おかあさん、ゆなだよ。ここを開けて。ねえ、開けてよ」
その後、PLもPCも散々迷った挙句、橘ちゃんはその言葉に応じませんでした。
セッション終了直前、「あの、扉から声が聞こえてきた瞬間にバルコニーに出て、そこからカーテンを伝って下に降りられますか??」とガチテンションで尋ねられた位には驚かせることはできたでしょうか。セッション途中というか終了直後、ぴーさんがしきりに「怖っ……怖……怖っ」としか言っていなかったのですが()
いずれにせよ(リアルファイトは覚悟の上で回しましたが)、条件の合致する探索者がいたからこそ、このシナリオを回すことができました。光栄に思います。次までにはRP力と演出力をもう少し磨いておきたいです。ありがとうございました。
2019年2月22日「いつか死に逝く貴方に」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/SKP:ぴー/PL:ツキナミ/PC:群犬御舟(薬剤師)
一言:録音すればよかった……。
ツキナミさんと話している内に着想が湧き、推しであるミフネさんのために二日でシナリオを書き上げました。自分でも驚きの執筆速度です。
この度はぴーさんをSKPとしてお招きし、ミフネさん周辺の人達が草加診療所に集まって宅飲みしました! ちなみに、猫が草加怜と円堂シオリ(と草加深緑)のRPを、ぴーさんが小鳥遊悠と草加翡翠のRPを担当しました。総勢6人のPC達による飲み会は非常に楽しく面白くRPできたと思います。ぴーさんが悪ノリして、酒を飲ませた翡翠ちゃんを怜さんに密着させた辺りも含めてめちゃくちゃ楽しかったです。
2〜3時間想定のシナリオなのに導入で2時間もかけましたが、後悔は一切していません。楽しい酒盛りが一変するところも含めてこのシナリオだと思ったので、その後もぴーさんのRPはなるべく止めませんでした。
さて、今回は継続探索者用の救済シナリオとなっておりまして、セッション中に探索者の願いが三つ叶う権利が与えられます。散々悩み抜いた結果、ミフネさんは以下のことを願いました。
それがどんな結果を生むことになったのかは、推して知るべし。いずれにせよ、ミフネさんは生還を選びました。彼がロストするのではないかと思いながら書いたので、正直胸を撫で下ろしました()
群犬「生きて帰ります。変えたいのは過去じゃなくて今、未来だから」
セッション後、ぴーさんから「選択を迫るえっぐいシナリオ」とお褒めの言葉をいただき、一週間後にツキナミさんとお会いした際には「あれはズルい」と溜め息交じりでの嬉しい悲鳴が聞けたので猫は満足です。
ちなみに、作者からのコメントがこちら。 自分で言うのもアレですが身も蓋もないなぁ……。
2019年3月10日「出てはならない」山田結貴様作
KP:猫/PL:ぴー/PC:染井吉野(大学生)
一言:散々な目に遭うのがもはやデフォ。
あまりに仕事が辛すぎて「もう辛抱きかないのでセッションしませんか」とぴーさんにお声がけしたら速攻でOKの返事がきました。鳩と少年の扱いについてあらかじめ言及したら「某PC狙い打ちじゃないですか」と言われましたがそんなことはありません。ええ。
そんなわけで、地質学にまつわる研究目的でやってきた染井ちゃんに、地方の旅館……もといホテルにて都市伝説に遭遇してもらうというシナリオでした。
ただ、序盤で情報を出しすぎたせいでPCに警戒されてしまい、舞台を旅館からホテルに変更せざるを得なくなりました。自分の首を締めるとはまさにこの事。正直かなり辛かったです(セッション中に言い直しが多かった主な原因)。
途中、情報集めの一環で振った《写真術》が見事にファンブルし、研究資料が入っていたカメラが壊れたようですが無事に生還できてよかったですね。おめでとうございます。
それにしても、染井ちゃんの大学教授ってどんな人なんでしょうね……?(即興RPしながら)
2019年3月16日「泡沫の行方」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:ぴー/PC:染井吉野(大学生)
一言:また一人トラウマを植え付けてしまった(愉悦部)
「どちらがKPやりますか」的なノリとテンションから始まった突発セッション。ぴーさんの予定に制限があったので、描写などはなるべく簡略化させつつ進行させていただきました。
島民相手にいいRPをしてくださったので、序盤で情報を多めに提供したら「行きたくない」「もう帰りたい」と言われました。解せぬ。まあ、孤島まで見舞いに来たはずのNPCの少女が見事に全快しており、両親から連絡が来ていたはずなのに当の本人達に覚えがなく、何より訪れる予定の診療所が胡散臭ければ仕方ないと言えばそうなんですが(それにしても、崖の強度について《地質学》で判断することになるとは思わなんだ)……。
中盤では染井ちゃんがNPCの少女こと七海ちゃん(今だから言いますが彼女の名前はダンロン2のヒロイン名を、性格はジャンヌオルタリリィをモチーフにしております。完全に猫の趣味)と非常に仲良くしてくださいました。海水浴に行ったり向日葵畑を一緒に歩いたり、少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。
終盤は某NPC(本来なら死ぬはずだったのにシークレットダイスの《幸運》がクリったせいでまたしても生き残ってしまったぐぬぬ)から真実を告げられ、染井さんは選択を迫られます。戦闘? さて何のことでしょうか?
結果、七海ちゃんは染井ちゃんと一緒に本州へ行き、直後行方不明になったのでした。
セッション終了後にぴーさんから強く続編を希望されたのですが、肝心のメモが残っておらず……あの、気長にお待ちいただければ何とか頑張ります……(と言いながら次の日に『クトゥルフカルトナウ』を購入した猫)。
2019年3月30日「深淵図書館」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:あまつ・猫/PC:猫田たび(教授[鳥類研究])・草加葵(私立探偵)
一言:猫田さんのキャラめっちゃ好きです(告白)
異文化交流卓主催のボドゲ会で知り合ったあまつさんとの初セッション。いくつかシナリオを提示した中で真っ先にこれに興味を持っていただけて嬉しい限りです。
KPPCとして、うちの問題児こと葵君も巻き込んで謎の図書館を探検してもらいましたが、猫田さんが想像以上に元気一杯に動き回るので葵君の方がたじろぐレベルでした。途中、司書と遭遇した際のSAN値チェックを失敗して気絶した葵君を抱えながら交渉を試みる姿は素晴らしかったです。終始猫田さんの明るさに助けられてましたね……。なお、思い立ったら即行動したがる猫田さんを止めようと頭ぽんぽんしていたら、あまつさんから「好き!」と言われました。分かる。
二人には今後とも是非お付き合いしたくて、KP権限で互いの本を入れ替えて持って帰ってもらいました。葵君の罪を知っている唯一の人物となった猫田さんの今後に期待です。
あまつさんは「リアルINTが溶けていた」と仰っていましたが、正直これまでこのシナリオに参加された方々の推理力が異常に高かったので、ギミックを察せなくても問題ないかと……。
2019年3月31日「死にたがり電車」ごんずい様作
KP:猫/PL:あまつ/PC:雪村翠(アニマルセラピスト)
一言:凄い()
初手キャラロストか!? と思わせるような描写から始まった当セッション。描写をする毎にあまつさんが反応してくださって非常に嬉しかったです。やり甲斐を感じました。
雪村さんがことごとく《目星》を失敗して情報が出ないのにどんどん先に進もうとするから強制イベントに突入し、制限時間を考える暇すらなかったです()
途中で遭遇した少女に対して「お兄ちゃんじゃない、よ?」とふんわり言っては泣かせようとする(猫が泣き真似を始める)ので、遂にあまつさんから「性転換しますか!?」と爆弾発言が飛び出す始末。あの場面で《精神分析》を振ろうとしたのはさすがの一言です。
そして「私まだ○○○○○○から!」と言いながらカエルめがけて突進しようとした雪村さんのリアルラックに脱帽です。ほぼ情報がない中で生還ルートを見つけ出したあまつさんのRP力、感嘆しました。終始丁寧にRPしてくださるのでこちらも進行しやすかったです。二日連続でのセッション、ありがとうございました。
2019年4月29日「スノーパレスにさよならを」isora様作
KP:猫/PL:あさ・猫/PC:里原椿(大学生)・草加怜(医者)
一言:濃密なRPに感謝。
あささんが「連休中にクトゥルフしたいなぁ……(ちらちら)」と呟いているのを見かけて即リプ送りました。ご要望が「猫さんの探索者に会いたい」だったので候補をお出しし、噂はかねがねと怜さんを引き摺り出してもらいました。怜さんが大人気で猫は嬉しい(怜さんとしては堪ったものではない)。
ただ、これまで里原君と怜さんの接点がなかったため小一時間かけて互いに関係性を考えた結果、以下の画像の通りになりました。これは美味しい。
そんなわけで「久々に会おう」という話を振った当人こと怜さんが行方不明に(おい何度目だ)。次に目が覚めるとそこには性格が全く違う怜さんの姿が。怜さんが相手を嫌悪するRPなんてしたことがなかったので本当に楽しかったです。なお、歴戦の探索者こと里原君には速攻で察せられました。
そんな訳で見事にギミックを見抜いた里原君は元の怜さんに戻すことに成功するのですが、ここから雲行きが怪しくなってきます。
椿『前の部屋に出口に繋がる扉がありました。一人しか出られないというなら、僕よりも草加さんが出た方がいい。僕とは違って、貴方には待っている人がいるはずです。大丈夫です。僕もすぐに後を追いかけますから』
猫「じゃあ、そう言うAPP18の顔を思いっきり右から左に平手打ちします」
あさ「えぇ!?」
はい、RP祭りの開幕です。
これまでのセッションで誰も救えなかったことへの強い後悔と、人の優しさに疑念を抱えてしまった里原君。かたや、これまでのセッションで何人もの人達を見殺しにしてきた罪悪感と、それでも誰かを救いたいと足掻いて守るものを抱えた怜さん。
互いに冒涜的な現象に巻き込まれていると知っているが故の口論に発展しました。猫としては「怜さんは絶対二人で帰る方法を探すに決まっている。あんなことを言われた以上、引きずってでも連れて帰る」「怜さんに『自分も人殺しだ』ということを言わせたい」「『好きな人(=翡翠ちゃん)に知人がいなくなるという悲しみを背負わせたくない』というエゴを織り交ぜたい」「里原君は医者の卵なんだから、いっそ草加診療所に引き込めば万事解決では?(完全にPLの願望)」なんてことを考えながらRPしました。あささんのRPのおかげで全部入れられました。ありがとうございました!! RP中ラスボスの存在完全に忘れていました!!()
あんなRPをしておいて不甲斐ない真似はできないとダイス目が輝く怜さんに対し、里原君が《アイデア》ファンブルして短絡的な発想に至るも、結果的に無事生還してくれました。
里原君の草加診療所就職を心よりお待ちしております(元闇医者と元機械人形がいるアットホームな職場です)。
2019年5月1日「『沼男』は誰だ?」ma34様作
KP:猫/PL:イルハ・こたつタコ・トト丸/PC:臥凪言彦(言語学者)・秋上点蔵(忍者)・フィル(剣術家)
一言:壮絶なPvPを見た……。
まさか令和元年初日に「沼男」を回すという背徳さを味わえるとは思っていませんでした。そんな訳で横浜は二度災厄に巻き込まれました。慈悲はありません。
さて、今回はセッション開始前に「ハードモード」を採用するか否かPLの皆さんに確認した上でダイスを振っていただき、原作シナリオにおける「コイントスルール(今回は偶数か奇数かどうかで判断)」を採用させていただきました。これにより、シナリオ開始時点でほぼ全員生存が厳しいという鬼畜難易度で臨みました。
……正直、この処理は最後まで迷いましたが、最終戦直前に皆さんの覚悟を改めて確認したことで、猫も覚悟を決めて採用させていただきました。
それにしても、PC三人のキャラが濃すぎるの何の……。点蔵さんもフィルさんも闇社会に生きているキャラなので生殺も必要であれば軽々と実行に移すし一人で勝手に自由行動しようとするし、制止するのが結構大変でした(このシナリオで一人行動は拙い)。
何より言彦さんが「PL視点の会話が聞こえる(別視点の状況やPCの秘密はもちろん、PLの作戦会議の内容も全部聞いて勝手に行動する)」という探索活動において反則級のPCだったため、描写や開示情報はそれなりに気を遣いました。ありがとう秘匿チャット(「彼、秘匿会話の内容は理解できないんで」という話だったので多用しました)!!
中盤、とある理由で逃げ出したNPCを追いかけた言彦さんがいいRPを見せてくださったり、点蔵さんもフィルさんも華麗な戦闘技能を見せてくださったりと、皆さんそれぞれに活躍の場があって、聞いていて楽しかったです。
ただ、皆さんのRPを見ていて思ったんですよ。マンションの三階にある部屋は普通、玄関から入りますよね!!?? おかげさまで今回はシェリルちゃんに活躍の場があってよかったです(なお、相変わらずKPが酷いダイス目だった模様)。あと、何でシェンリュちゃんはすぐにやられてしまうん(彼女のRP結構楽しかったです)??
ところで、シェンリュちゃんが口を割るまで彼の居場所が気付かれにくくて個人的に嬉しいポイントです(きちんと考えれば予想できるように描写しているとはいえ、やはりイベントの内容が内容だけに結構気付かれない)。
そして、問題の最終決戦。「スワンプマン(沼男)」の存在を許容するか否定するかという選択肢が突き付けられ、互いの意見の食い違いが起こり、言彦&点蔵vsフィルというPvPが発生しました。この場面でダイス目が見事に輝き、フィルさんが言彦さんを、点蔵さんがフィルさんを倒す展開により生存1ロスト2という結果となりました。存分にRPをやりきれたのであればいいのですが……。
ともかく、KPとしては後悔なく進行できました! またの機会があればぜひよろしくお願いします!!
2019年5月3日「Lucky color」あにー様作/5月4日「緑の流星」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:テル坊・ぴー・みーな・りん・れいらん
一言:オフセで回すとこんなに楽しいのか……!!(なおダイス目)
ネット仲間との二泊三日のTRPG合宿中に光栄にも二つもセッションを回してきました。それにしても、テル坊さんみーなさんぴーさんが各々用意したというシナリオや、れいらんさんが用意したというTRPGもやりたかったんですが時間足りなかったな??
正直PCの名称に関してはある程度しか覚えておらず、「Lucky color」に至ってはメモすら取っていない始末なのでこうして文章のみ記録させていただきます。
※ちなみに、「緑の流星」の参加PCの資料。ゴリラがいつ召喚されるかどうか分からない緊迫感漂うセッションだったため、ルルブのページをメモしておく始末である。
まずは「Lucky color」について。
リアル時間を携帯で計りつつも、全員にダイスを振ってもらう時にはPCのDEX順で振らせないと大変なことになる(自分のダイス目が分からなくなる)ことを実感したシナリオとなりました。
前半は探索者達がほぼ全員「どっちのコードを切ろうか?」「嘘を吐くなら○○だよな?」「あれ、○色と○色のコードってあったっけ?」という感じでミスリードしていたのですが、KPは内心「あれ、このままだと全員死ぬんだけど大丈夫……? オフセでPL5人全滅するのマジで??」と焦っていました。
しかし、さすがは歴戦のPLの皆様方。後半で黒幕との接触した際の《心理学》の結果を信じてくださり、最後の最後で生存ルートを選択してくださいました。MVPは間違いなく「あの質問」をしたみーなさんです。ありがとうございました!!
そして、問題作の「緑の流星」について。
どうしてもこのシナリオのタイトル名が決まらず、当日は無題で回させていただきました(シナリオ名どころか中盤以降の展開の打ち込みが終わっておらず、地図未作成かつED分岐未定という状態だった雑魚猫である)。セッション終了後に名付けてくださったぴーさんに感謝です。思いついたネタはメモに書き出してあるので、今後は時間を探して打ち込みを頑張ります。
今回は探索者達を二つに分けての導入となりました。穏やかな警察グループに対して一般人グループの異常性はどうしたんだろうね……《ゴリラ語》習得って何だろう……探索者が死ぬと世界も終わる縛りって何だろう……(遠い目)
猫「ところで、とあるシナリオのセッション時に猫が発狂した理由がお分かりいただけました……?」(そう言いながら即死級の攻撃を序盤から振りかざすKP)
全員「ああ……まあ、うん『アレ』かぁ……」(察しながらも《回避》を成功させていく探索者達)
セッション後半では情報の出し方が雑すぎて大変申し訳ありませんでしたが、最終決戦の展開や特殊ルールについては頭の中でしっかり組めていたのでそれなりに進行できたと思っています。ええ、進行は上手くできたんですよ。
猫「それでは○○○(敵対神話生物)の攻撃ですね。えーっと4d6、4d6っと……」
全員「え、嘘マジか」「あいつそんなにダメあるの??」「死ぬじゃん」
猫「\100ファン/」
全員「さすが猫さん!」「俺たちの猫さんが帰ってきた」「ありがとうございます!」「よ う こ そ」
りん「\3クリ/」
猫「はーーーーーーーー」
そんな感じで鮮やかなダイス目を披露されて全員見事に生還されました。殺意高めで作ったはずのシナリオなのにどうしてこうなったんだろう……?
2019年5月5日「汝の隣人を愛せよ」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:テル坊/PC:高木貢(銀行員)
一言:情報提供ありがとうございました!!
ブログを更新する前にデータを消失させる大失態をやらかしました()
GW中に何連休あるかをダイスで決めたら三連休しかなかったという絶望感溢れる導入から、流れるような帰宅ムーブ。「自分の家に帰る」だけなのにどうして皆さんそんなに警戒するんでしょうね(PCが警戒するような情報を出しながら)
提示したマップを見て真っ先に「トイレ広くないですか?」と突っ込まれたような気がしますが気にしない気にしない(実際、トイレ=脱衣所と洗面所を合わせた面積分もあった)
さらに、初手から開放感溢れるクローゼットを開けていただき本当にありがとうございます。もうお分かりかとも思いますが猫は「ナルニア国物語」が好きなのです。
結果としてNPCのことを優しく包み込んでくれるようなRPで幕を閉じたセッションとなりました。毎回ひどい仕打ちもされないし恋人にもしてくれないし、やはり鮮宮さんの性格が奥手すぎるでしょうか……?
2019年6月1日「追憶の蒐集室」isora様作
KP:猫/PL:ぴー・猫/PC:橘有栖(探偵)・如月琳(ディレッタント)
一言:百合の間に割り込む男に慈悲など要らぬ(極論)
一日で同じシナリオをそれぞれ別の人に回すという季節外れの押し競饅頭的な過密スケジュールを立ててきました。どちらも非常に楽しかったです!
橘ちゃんが相変わらず如月芸能事務所の猫をモフりに来たところから始まるセッションでした。
猫「橘さんってどのくらいの頻度で遊びに来ているんですか?」
ぴー「週8ですね(即答)」
猫「週8!?」
今更ですが、事務所にいる猫達は飼っているわけではなくて野良猫が屯しているという設定です(恐らく最低限の身だしなみは整えさせると思いますが)
そして初手如月ちゃん消失。よく考えたら如月ちゃんのことを知っている共通の知り合いがいなかった(他セッションでの交流がなかった)ので、シナリオの記載よりも少し早めに如月ちゃんのことを忘れてもらいました。ただ、猫をモフるためだけに空き家となった事務所跡(=野良猫の溜まり場)にしばらく入り浸っていたようです。これは不審者。
そんなある日、突然起きた殺人事件について調査する折、急遽NPCとして藤咲君を生やして情報提供してもらいました。この時点で藤咲君の不遇ポジは決まったのだ……。
謎の空間に飛ばされた後は、かつての記憶と探索技能を頼りに順調に探索を進めてくれました。ただ、もう一度とある部屋に戻ろうとした時にはさすがに止めましたが(SAN値が厳しそうだったので)
ところで、前半《心理学》を全く振らないので縛りプレイかと思っていましたが、純粋にぴーさんが忘れていたようで……(橘ちゃんの最も高い技能のはずなのに忘れるとはこれ如何に)
終盤ではNPCと、彼を完全に変態扱いした橘ちゃんとで戦闘が発生し、互いに100ファンを出す展開となりました。何でこうもKP側の戦闘技能は当たらないのでしょうか……?
結果的には橘ちゃんも如月ちゃんも無事に生還できました。不審者もとい変態の記憶はない方が二人のためかも知れません。とりあえず橘ちゃんは如月ちゃんの事務所の下の階に引っ越しましょうか!!
2019年6月1日「追憶の蒐集室」isora様作
KP:猫/PL:あさ・猫/PC:里原椿・草加怜(医者)
一言:RPで猫が(萌え)死にました。
夜から深夜にかけて二回目の蒐集室を回してきました。
前回「スノーパレスにさよならを」で同卓した時に診療所に誘っていた件について遂に返事が聞けるかと思ったのに怜さんが消えた()
何とか怜さんの痕跡を手繰ろうとする里原君をよそに、診療所や翡翠ちゃんの名字やミフネさんの記憶から「草加怜」という存在を消していきました。事前に一週間ほど心の準備をした上で、ツキナミさんから適切なアドバイスと対里原君用の語録をいただいておいて非常に助かりました。ありがとうございます。
このセッションのために用意した運転免許証を叩きつけた直後、謎の空間に飛ばされた里原君。探索の途中で「出口から出られるのは一人だけ」と書かれた扉の前で猫が「再現RPやりませんか」と提案した際には以下の展開となりました。
椿(扉を開けながら)『先生、僕が言いたいことは分かりますよね?』
怜『ああ、それなら君も私が言いたいことは分かるだろう?』
猫「そう言って、里原君を扉の向こうに勢い良く突き飛ばします」
椿『先生!? 一体何を……!』
怜『すまない。一人しか帰れないなら、君が帰るべきだろう。翡翠さんのこと、よろしく頼む』
あさ「(めちゃくちゃ大きな溜め息)」
椿『(事の次第を思い出して)何であんなことをしたんだ……貴方には待っている人も帰るところもあるはずでしょう……!?』
いつもは受け身な怜さんが他の誰でもなく里原君のことを診療所に誘うんだから大切に想っているに決まってるだろ何で気付かないんだ、と勝手に思っていましたが、よくよく思い返したら「スノーパレスにさよならを」で同じ提案をした大学生を平手打ちした医者のすることではなかったですね……(超特大ブーメラン)
その後、探索を終えて真実を明らかにした里原君はNPCの女性と相対します。
椿『先生の幸せに僕は入っていません。だから、初めはあなたの提案通りにしてもいいと思った。でも、怜さんの側にいるべき人は別にいます』
そうして始まった戦闘ですが、里原君がクリティカルを出して真っ先にキーアイテムをぶん取ったかと思えば、NPCとの交渉のために里原君が《被害をそらす》を解除し、一歩間違えれば自動気絶するレベルの攻撃を食らいそうになりました。この時に限っては自分の戦闘技能の出目に感謝です()
NPCの最期に彼女を抱きしめて謝罪までする里原君に恨み言を残すとは思えず、この時ばかりはシナリオの言葉を改変させてもらいました。少しだけ救いがあってもいいと思うんだ……。
結果的には里原君も怜さんも無事に生還できました。周りを大切に想うが故に自分のことを省みない者同士、そしてこれからは診療所で働く者同士、どうぞよろしくお願いします。
https://twitter.com/leafiness_neko/status/1135067369049452549?s=21
※後日談を書いてみました。フォロワーのみ許可したふせったーとなります。核心的なネタバレがあるため踏破済の方のみお読みください。
2019年6月22日「紅葉の館」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:イルハ・桜井義之・りん・れいらん/PC:美凪栞(本屋)・オルガ=イツカ(傭兵)・麻倉由季(特異現象対策課)・水月黒音(メイド兼護衛)・星名貞弘(元刑事)
一言:未経験者2名・経験者2名という異色卓
身内に同じシナリオを回し続けるとPLできる人がいなくなるという欠点があることを思い知らされました。同じシナリオを6〜7回もやればそうなりますよね()
そんなこんなで、経験者の方々にはPC視点を意識していただいて始まった当セッション。紅葉初参加のイルハさんのPCこと美凪さんは、美味しいものを堪能した結果蛇料理を食べたがり、同じく初参加のりんさんのPCこと麻倉さんは、見覚えのある神話生物との再遭遇を果たすという展開に。
オルガさんはKPCの星名(最近復活した義足の方)との関係をしっかり築いてくれましたし、水月さんはPLの雪辱を見事晴らしてくれました。見応えのあるRPの一方で、猫が久しぶりに紅葉を回す関係でなかなか進行が上手くいかず、ご迷惑をおかけしました……。
あと、やはりこのシナリオのNPC多すぎて辛いんですがそれは()何とか25時までに終わらせることができてよかったです。深夜までかかってしまった突発卓に参加していただき、感謝いたします!
2019年6月25日「空の果て、願いの在処」ざっそうを愛する猫作
KP:猫/PL:ぴー/PC:小鳥遊悠(作家)・草加怜(医者)
一言:猫の趣味趣向を遠慮容赦なく叩き付けられて満足しました!()
対小鳥遊悠用シナリオを作成し、完成した直後に回してきました。本来なら、小鳥遊さんと空君に一泊二日の執筆旅行に出かけてもらおうと思ったのですが、何故か怜さんが巻き込まれました(彼女を出禁にした反動)(「怜さんはどうでもいいですが、翡翠ちゃんだけは死なせたくないんですよ!!」とKPが駄々を捏ねて連れて行かせませんでした)
訪れた村で取材している間に良からぬ気配やら暗示やらクトゥルフ神話技能やらを体感していただき、
悠『あの、草加さん……ここヤバくないですか』
怜『奇遇だね、私もそう思ったよ』
という言葉をもらったところで、満を辞して例の場面(猫の趣味趣向を遠慮容赦なくぶち込んだ渾身の場面)を体験していただき、「これはもう許されない。小鳥遊さん、いざとなったら使えるものは使う主義なんで怜さんに協力してもらいます」と、ぴーさんに言わしめることに成功しました。これは楽しい。
そして終盤戦。諸々の比率が上手くいかず、途中グダグダになってしまって申し訳なかったです。あれは取り巻き要りませんでしたね……。
怜さんがビヤーキーを召喚できなければ詰みそうになるレベルの戦闘を仕掛けた猫が悪かったと思います。ただし、猫のダイス目が良かった点については一切後悔しておりません。
猫がKPでも! ダイス目が輝く時はあります!!(それ以上に怜さんが奮闘して《回避》を二度もクリティカルしたものの自動気絶まで追い込まれた。悔しい)
結果的には全員無事に生還することができましたが、小鳥遊君が今後あんな仕事を引き受けない(「さもなければ出版社を変えます」宣言まで出る始末)という位にはトラウマを植え付けられたようで何よりです。
以前、○○=○○○○と接触した空君がいて、○○○=○○○○を彼女に持ち、とあるセッション以降に白鳩と化した少女と暮らして、数々のセッションで多くの呪文を抱えてしまっている小鳥遊君だからこそのシナリオとなったでしょうか。ぴーさんが楽しんでいただけたのなら幸いです。
2019年8月7日「ラーヘンデン・アイランド」みやく&せばた様作
KP:猫/PL:ぴー・れいらん/PC:神崎千尋(傭兵)・四之宮亜蓮(傭兵)
一言:久々すぎて感覚が分かりませんでした。
ぴーさんがクトゥルフを募集していたはずなのに、蓋を開ければ猫が回すことになっていました。何故だ。
しかも、2時間以内に3〜5時間のシナリオを回すことになりました。何故だ。
その上、「戦闘技能が欲しいですね」と言った途端にとんでもない傭兵コンビがやってきました。何故だ。
そんな訳で描写などをカットしつつ、某黒人の依頼主をでっち上げて調査目的で島に上陸してもらいました。この二人相手で観光目的での進行は無理だと判断した猫の英断に拍手してもらいたい。土産物やら何やら出てくる度に「それは(危険だと判断して)要らないです」と無情にも拒否する神崎君と、興味があることには一直線の四之宮君のコンビが好きです。
中盤、寝込みを襲われた際には「まずは殺ればいいんだろう?」と冷静な対応をしていただき、「《登攀》で二階から降ります(クリティカルで神崎君を抱えて降りる四之宮君)」と外に出てみれば島が大混乱。「よし、じゃあライフルで全員殺「待って」とKPが止める始末でした。殺る気に溢れすぎている……そして人間性に欠けている……。
終盤で神話生物との戦闘に発展した時にも、人間二人とは思えない火力で制していただきました(殺せたとは言っていない)
次はもう少し殺意の高いシナリオをご用意させていただきますね(にっこり)