リーフィアと歩む緑の軌跡

大好きなリーフィアとともに歩む日常。最近はクトゥルフ神話TRPGを嗜んでいる。

【2年目】猫がKPとしてCoCシナリオを繰り返したら、こうなった。

クトゥルフ神話TRPGの世界観の沼に浸かり続けて二年目を迎えた猫です、こんにちは。

この文章はクトゥルフ神話TRPG歴が二年となった猫が、いつ、どんなシナリオをプレイしてきたのか忘れないための備忘録的なものです。要は一人語り。読まなくても平気です。なお、こちらはKP編です。
「汝、死を乗り越え目覚めを渇望せよ」「深淵図書館」「傀逅」「オートマタは星に願う。」「キラメキスムージー」「超! 進学塾!!!」「汝の隣人を愛せよ」「永久の花束を、君に」「虚像の証明」「虚構の境界」「蒐集者達の狂売会」「星海のトライアド」「『沼男』は誰だ?」「コッペリアの証明」「そうだ、お酒飲もう。」「緑の流星」「泡沫の夢に踊れ」のストーリー詳細と顛末、要はシナリオのネタバレが含まれますので、PL予定の皆様はこの先の閲覧はお控えください。ネタバレをしても後悔しない方のみどうぞ。

 

 

 

2019年8月17日「汝、死を乗り越え目覚めを渇望せよ」あさい様作

KP:猫/PL:あさ/PC:里原椿(事務員)、草加葵(私立探偵)

一言:いつ気付かれるかとヒヤヒヤしていました。

里原君が前回のセッションで悪夢を見るようになったので、悪夢に関係するシナリオを用意しました。このシナリオを回すのが二回目ということもあって、一回目に比べるとまだまともに進行できたとは思うのですがどうだったでしょうか……(聞き専のぴーさんと話している時、ギミック処理が間違っていたことに気付いて裏で相当慌てていた模様)(互いのRPが白熱すると分かっていたので時間制限はなかったことにしてしまいました)

棺桶に閉じ込められ、運ばれた先で出会った男性の手を引いて「一緒に帰りましょう、貴方にも待っている人がいるはずです」と必死にRPする里原君の姿に、男性も少しずつ心を動かされていきます。

その後、面白いようにギミックに引っかかって即死し続けた里原君でしたが、(何かしら閃いたかどうか《アイデア》で判定させたらことごとく成功した)男性からヒントを与えながらも悪夢を一つずつ進んでいきます。同行者となった男性の性格が何となく見えたり、暗い過去を滲ませたりしていたのですが、最後に訪れた部屋で男性が《クトゥルフ神話技能》を振ったことで「草加葵」だとバレました……(しかもクリティカルしたので呪文の効果まで分かってしまった)(軽率に自分の探索者を危険に晒すKP)

「前回、こんな感じの空間に巻き込まれた時には、これで元の世界に帰れたんです」と、意図せずベストエンドを掴んでくださったお陰で、あささんが所望していた黄金の蜂蜜酒を里原君にお渡しすることができました。

その後、恒例のエピローグでは、母親からの仕送りを草加診療所に届けに来た葵君が事務仕事をしていた里原君と再会し、近くの喫茶店でお茶をしながら話をすることに。わざわざ踏切や駅から離れた場所にしてくれた里原君の配慮に感謝です。

自分のせいで巻き込んでしまったと、不定の狂気も相まって泣きじゃくりながら頭を下げる里原君の頭を遠慮なくメニュー表でポスポス叩きながら葵君が叱責するという、おかしな構図となりました。再会をお待ちしております!!

 

2019年8月28日「深淵図書館」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:八面六臂/PC:下小針楼座(精神科医)、草加隼人(ビジネスマン)

一言:今後とも、よしなに。

某方との接点からセッションをすることになりました。初めから全速力でRPを飛ばしてくる良いキャラで、非常に楽しかったです。

途中、草加家長男と合流して順調に深淵図書館内を巡り、ほぼ理想的な流れで情報を集めてくれました。地図も分類番号に従って作成しているとはいえ、(意図せず)その番号に従って探索してくださってKPとしては非常に助かりました(全然関係ない話なんですが「草加さん」って呼ばれるのが新鮮でした)(同姓の探索者が多いため名前で呼ばれることに定評がある草加家一族)

途中で八面さんの考えを披露していただいたのですが、中盤の段階で見事にギミックを見抜かれていました。悔しい。脱出方法まで検討を付けた上で探索をし続けていたのですが、深淵図書館内のもう一つのギミックに苦戦を強いられます。下小針さんが意識を失えば草加さんが助け、草加さんが意識を失えば下小針さんが支え、互いに狂喜乱舞しながらも図書館内を回っていらっしゃいました(愉悦)

司書との会話では見事なRPで情報を抜き取っていました。素晴らしかったです!

八面「この司書さんは姉ビームを食らわせてきそうな感じがしてヤバい」

八面「可愛さですべてを解決させようとするのはよくない」

……あれ、交渉していましたよね? 何でこんな感じのメモしか残っていないんだ()

ところで、PCが二人とも《幸運》高くて司書の補佐と一度も遭遇しなかった(一度失敗したものの《聞き耳》成功してすぐにその場を離れたため会わなかった)し、塗り潰された棚も見なかったからSAN値も大幅に削れなかったせいで、完全にSAN値回復シナリオと化しました!! 生還おめでとうございます!!

また是非ご一緒させてください。具体的には「沼男」回しますので() 

 

2019年8月31日「傀逅」むつー様作

KP:猫/PL:れいらん・テル坊/PC:御剣暁(傭兵)・白鷺圭吾(ギャンブラー)・三司颯・白鷺逢

一言:濃密かつ最高のセッションをありがとう。

今年の夏を丸々費やして準備したシナリオをようやく回してきました。シナリオ制作者様が生放送で行っていたセッションを拝見した際には涙なしには視聴できず、「このシナリオは絶対に回す」と決意して一ヶ月弱のことでした。

PLのお二人に対し「PCと同居している大切な人(NPC)も一緒に作成してください」と早い段階でお願いしていたお陰で、かなり凝った設定の探索者達が集まりました。「(何だこの設定、絶対このシナリオにぶっ刺さるやん)ありがとうございます!!」と、キャラシ提出段階でテンション高めの猫でした。

いざセッションを始めると、優秀な傭兵として活躍している御剣さんと、過去に殺人経験のある元自衛隊こと白鷺さんのコンビが熱いのなんの。動と静、炎と風、まさに理想のコンビすぎてRPの途中で堪えきれず猫が「はぁああああーーーーー」と溜め息を零す始末でした。日を跨ぐ毎に悪化する現状を何とか乗り越えようとする二人の姿には何度も感動させられました。

しかし、二度目の休憩明けから更に状況が悪化したせいでPLの涙腺が緩み、その後の展開で遂に崩壊したとか何とか(RPの途中で「ちょっと待ってください、タオル取らせて(涙声)」と、まさかのタイムが入る)

PCの大切な人として颯ちゃんと逢ちゃんをお借りしてRPしていた猫ですが、途中から何とかキャラを掴んで思うように動かすことができました。人のPCをお借りする緊張感半端ないですね……なお、猫がセッション中で最も緊張したのは初めて自分の探索者を画面上に出した時です(心臓止まるかと思った)

ここから先は、朝10時から(1時間半の休憩を二度挟んで)夜11時まで白熱したセッションの中から特に厳選したRPを置いておきます。

御剣『ミッション承諾、目標を殲滅する(一時的狂気で殺人癖を発症)』

テル坊「『またこいつ頭おかしくなってやがる』って思ってます(止めない)」

*****

御剣『もう俺は、二度と大切なものを手離したくない。命を懸けてでも、奴と刺し違えてでもお前を守る』

颯『命を懸けるだなんて言わないで! 暁さん、必ず戻ってきて……っ!』

*****

逢『お兄ちゃん、私、待ってるからね』
白鷺『奴を止める以外にもやることが増えたな。まぁ、生きるか死ぬかは俺の運に賭けるか……!』

*****

御剣『○○○○○○○、いやコードネーム:アカツキ……違うな。御剣暁、任務を開始する』

白鷺『やるぞ御剣。ラストミッション、スタートだ!』

セッションが無事に終了した後も、DM間で素材や資料、短編のやり取りをさせていただき、非常に楽しいセッションとなりました! れいらんさんに至っては、自分がKPとしてこのシナリオを回す予定をもう入れたのだとか……凄っ……。

今後のお二人の活躍を期待しております。

 

2019年9月1日「オートマタは星に願う。」にこいち様作

KP:猫/PL:八面六臂/PC:片端信濃(司書)

一言:いや、そこまでするつもりは……(あった)

あらかじめ「傀逅」の次の日にセッションの予定を入れておいた猫です。なお、セッションを始める前に小一時間ほどFGOの話で盛り上がったとか何とか。

開始直後「親方! 空から女の子が!」現象に巻き込まれた片端さんですが、その辺りから八面さんの様子に異変が起こります。具体的には、猫が幼女RPをする度に中の人が吐血したり悶え苦しみ出したり、相当面白……いえ、大変なことになっていました。

猫「あの……八面さん、大丈夫ですか?」

八面「セッション中に舌を噛んで死にそうになります……万が一反応がなかったらLINEで○○○(八面さんの知人)に連絡してください……」

猫「ええっ!?」

そう言われたものの(自分がPLの時にはぴーさんの幼女RPを切り返して逆にKPに溜め息を吐かせたけれど、本来あるべき形はこれなんだろうなぁ……と感慨にふけりつつ)幼女RPの手は緩めない猫でした。

f:id:leafiness:20190910215857j:image ※過去にオートマタを回したぴーさんとの鬼畜会話の一部始終。

「巴ちゃん」という名前を付けてもらった幼女と片端さんが順調に絆を結んでいく中、遂に巴ちゃんの真実が明らかとなります(「流さないでください!!」と言われたのにRPの途中で悲しい曲調の音楽を入れるKP)

片端『巴ちゃんが○○なんて関係ないよ! 私は、巴ちゃんともっと一緒にいたいんだよ!』

巴ちゃんの限られた命を生き長らえさせる術を求めて、二人で山へと登ります。そして辿り着いた先で運命の10d100を振っていただきました。結果的には巴ちゃんに5日間の命を与えることができたものの、片端さんがそれ以上の寿命を求めようとしていました。

片端『巴ちゃんと一緒にいられるなら、もうどうなってもいいかな……?』

猫「…………巴ちゃんは片端さんに、『もっといろんな世界を見てほしい』と言っていましたね(内心非常に焦る猫の図)」

八面/片端「『………………………』」

何とかPCの命を繋ぐことはできたものの、八面さんが巴ちゃんロスを相当重く引きずっていらっしゃるご様子でした。シナリオを回したKPとしては嬉しい限りです(鬼畜)

 

2019年9月21日「キラメキスムージー」シュマ様作

KP:猫/PL:あさ・ツキナミ・ぴー/PC:里原薫(大学生/剣道家)・ミフネ・ムレーヌ(薬剤師)・橘有栖(探偵)

一言:あの提案はずるい。

あささんから「『キラメキスムージー』ってシナリオが気になっているんです」とのお話をいただき(実は猫も前々から気になっていた)、実際にサイトを覗いてみると猫好みだったので「これなら回せますよ」と猫が答えたことで企画されたセッションでした。草加診療所在籍探索者のPLが一同に介してセッションをするのは初めてでしたが、非常に楽しいセッションとなりました。

それにしても導入がひどかった……。何とかして他PCと橘ちゃんが一緒に依頼をこなしてほしかったのですが、全員に関係性があるわけでもなく、考えてもよいアイデアが浮かばなかった猫は、コンビニで買ってきたお酒を飲んで思考放棄。睡眠時間三時間、しかも勤務時間十二時間越えの仕事を終わらせた直後にそんなことしたせいで完全に頭が回らなくなりました。

ミフネ『この話が先生(=草加怜のこと。この直前に《医学》ファンブルしたため体調不良になった)に対処できないなら、おそらく私か里原さんに話がいくはずです。そうしたらどうなるか、分かりますよね』

薫『あぁ、もう分かった! 分かったよ!! 先生頼む、この事件は俺が何とかする。だから椿にはこの話をしないでくれ!』

本当にツキナミさんには頭が上がりません……本当いいキャラしてるよなぁ……。

KP人生で最もぐたぐたな導入を終えれば、探索が軌道に乗り始めてほっと一安心。ところが予想以上に聞き込みに時間を費やし、気が付けば予想の倍以上時間がかかってしまいました……(二時間遅刻したKPが何を言うんだ)

中盤の戦闘では薫君が《日本刀》二連続ファンブルを出したせいで日本刀が折れ、橘ちゃんが事件の黒幕に殺人事件の調査内容を報告してしまう始末。これは戦犯。橘ちゃんには罰としてスムージーを飲んでもらいました(にっこり)

電子ロックのかかった地下室を薫君の《機械修理》クリティカルで突破したものの、タイムリミットに間に合うか微妙なタイミングだと知らされて焦るPL達と嗤うKP。そんな中、ある方から驚愕の一言が飛び出しました。

ツキナミ「KP。空は、晴れていますか?」

猫「え、えっと…………ひょっとして『アレ』ですか!?」

そんなわけで星の精が召喚されてしまいました。誰だよこんな呪文ミフネさんに教えた奴は!?(猫である)(しかも自分のオリジナルシナリオで習得させてしまった)(最初《ビヤーキーの招来》だと思った)

終盤の戦闘では、透明化した星の精に指示を出して援護するミフネさん、クリティカルで見つけた日本刀「無花果」を振る里原君、満面の笑みで警棒片手に黒幕への報復を果たした橘ちゃんの見事なコンビを見せつけられました。何だこれ。何だったんだこれ……(アイドルが突如宙に浮いて行方不明になる事件をアドリブででっち上げながら)

セッション後、薫君の強い希望で持ち帰った魔道書を巡って、ミフネさんと薫君(と巻き込まれる形で橘ちゃん)の間で交渉が為され、呪文の伝授が行われました。

朝遅くまでかかってしまって申し訳ありませんでした!! はちゃめちゃに楽しかったので、またご一緒にやらせてください。今度は診療所の面子で集まりたいです!

 

2019年10月13日「超! 進学塾!!!」星野様作

KP:猫/PL:テル坊・りん・れいらん/PC:一条望(探偵)・小鳥遊縁(看護師)・鳴神咲夜(私立探偵)

一言:久しぶりに腹筋崩壊しました。

台風19号が横断した三連休中に暇を持て余していた面子を集めてセッションをすることになりました。トラック撲滅委員会、再集結の瞬間である(なお今回のシナリオにトラックは出てこない模様)

今回、探索者の皆さんには寮生活をしながら冒涜的な知識を学習してもらいました。「ニャルラトホテプ」という文字に対して目を輝かせている探索者がいるのは置いといて、三人にはそれぞれの目標を掲げたハチマキを額に付けてもらいました。

鳴神《おかあさんを世界に呼び出す》

小鳥遊《笛を使いこなす》

一条《一流》

「いやもう何だこれは」とツッコみそうになりましたが、これが彼らの通常運転だと理解している猫、笑いながらも進行を続けました。

母親ことニャル様の勉強以外ほとんどやる気がない鳴神さん、塾での「一番」を目指して鳴神に対抗心を抱いて猛勉強する一条君、二人の間で挟まれて常識人と化した小鳥遊さん。三人の探索者の《クトゥルフ神話技能》が面白いように上昇していく中、どうすれば定期テスト中にカンニングできるか話し合う展開へ。

テル坊「何とか女子トイレに行けないかなぁ(一条さんだけ男性探索者のため、鳴神さんがトイレに隠したカンペが見に行けなかった)」
りん「イ○モツを切り落とすしかないかな」
れいらん「どうする? 切り落とす?」

(一条さんが男子トイレにカンペを上手く隠せるか、初期値の《隠す》が成功した後)
れいらん「イ○モツも残り、カンペも残る」
りん「ハッピーエンドじゃん」

この流れで猫、大爆笑でした。全力でタイピングしてメモを残した優秀なKPです。

その後、定期テストカンニングができるかどうか、試験官達の《目星》判定をすることになりました(全五回)

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れいらん「さすがですね」
りん「猫 さ ん お か え り」
猫「おかえりされてしまうーーー!!」

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PL達「うっそぉ!?」
猫「よーーーし見たことか! 私だってやればできるんですよーーー!!」

ただし、肝心の終盤でPOW対抗(1d100<=65)で92出したんですけどね!! おかげさまで鳴神さんに「え、何やったの?」と首を傾げられながら黒幕が絶叫する羽目になりましたが、探索者の《クトゥルフ神話技能》をいっぱい上げられたので満足です。楽しいセッションをありがとうございました!

 

2019年11月17日「汝の隣人を愛せよ」「永久の花束を、君に」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:ツキナミ/PC:宇那木拝人(教師)

一言:二人の出逢いから結婚式まで一気に(無茶振り)

この日に予定されていたセッションが急遽中止に相成ったこともあり、せっかく集まっているのだからと(猫が強引に)短編にお誘いしました。改めて考えるとこれらのシナリオを一気に回したの頭おかしいですね??

「汝の〜」では序盤から相当慎重な立ち回りをしていただき、これまでセッションしてきた方々との違いを感じました。そうそうこれが一般人の反応ですよ()まさかのテーブル無視→カーテン即開けというSAN値が最も削れる動きをしてくださって猫は満足です。NPCの秘密を理解した時には「あっ、やっぱりそうなんですね……」と達観したご様子で、終盤は安定したRPを見せてくれました。

そんなわけで女友達(仮)ができたかと思えば、次の瞬間、その方と結婚式を挙げることに(勝手に)なりました。一本道のシナリオなので途中までは難なく情報を拾ってくれたのですが、とある情報が出た瞬間「えっ、ええ!?」とPLが動揺し始めました。

……まぁ、ただの白鳩だと思っていた存在が、PLの別PCが何とかして救いたいと思っていた存在(かも知れないことが分かった)なら仕方ないですね……KPが情報の出し方とPLの執着度を見誤りました。あと、このシナリオってテストプレイしていないんですよ()

さすがに申し訳なさすぎたので「実はその子と深○ちゃんは別存在です」と暴露して、宇那木さんには無事生還していただきました。

改めまして、突発的な卓ではありましたが、お付き合いいただきありがとうございました!

 

2020年2月2日「傀逅」むつー様作

KP:猫/PL:イルハ・えみりぃ/PC:臥凪痳々(編集者)・春夏冬五月(学生)

一言:感動をありがとうございました!!

ここ最近KPをしていませんでしたが、「『傀逅』ならかなり読み込んだので回せるはず!」と思って、「傀逅」を二卓回す予定を入れてきました……が、今回はキャラシ提出の時から波乱万丈でした。

短編シナリオに一度参加した継続探索者までは何とか許可できましたが、戦闘技能が《回避》しかないDB-1d4の探索者を提出された時はひっくり返りそうになりました……(事情をお話しして一部の技能値を《キック》に振り直してもらいました)なお、探索者の大切な人(NPC)としてステータスが人外もとい邪神級の探索者が提出されましたが、全呪文およびAFの使用を禁止した上で許可しました()

そんなわけで異色な探索者達によるセッションが始まりました。当初、NPCのキャラクターが掴めるのか不安しかありませんでしたが、いざRPをしてみると意外にも動かしやすかったです。また、痳々さんと五月ちゃんもキャラが確立しており、夜会話も楽しくやらせてもらいました!

それにしても、五月ちゃんが二日目で出会った、行き場のなくなったNPCを自宅に連れて帰るとは思っていませんでした……。ただ、その分、夜会話も一層活発で明るいものとなりました。食事のレパートリーも豊富で、痳々さんは手作りうどんを練り始め、五月ちゃんの大切な人は「ヨグ=ソース」なる謎の液体をかけたパンケーキを出しました(猫の悪ノリである)

また、探索中では痳々さんが淡々と物事の本質を捉えたRPを、五月ちゃんが溌剌かつ感情に訴えたRPをしてくれたので、探索者達のバランスも非常によかったです。痳々さんがNPC達に迷子札を掛けて回る流れが面白すぎて笑いましたね……そしてえみりぃさんのダイス目の良さよ……!!(相変わらず戦闘技能に関しては出目が腐る系KP。ただ、最終決戦の時は頑張りました)

後半では、毎度お馴染みの1d6で地獄の数字を見事引き当てたイルハさんが例の描写を聞いて絶句していました。それはそうですよね。

一方、五月ちゃんの大切な人が某神話生物の下に向かおうとした際、えみりぃさんが「それは駄目だ!?」と全力で止めたんですが、PC視点では「大切な人を守りたいから」という一般的な理由なのに、PL視点では「大切な人が神話生物の下に行ったら手が付けられないから」という理由なの、面白くないですか??

結果的には二人とも無事に生還しましたが、RPが捗りすぎて、休憩時間込みとはいえ、朝10時開始夜25時終了のセッションとなりました。長い!! でも、RPが充実した一日でした!!

またお会いできたら、その時にはさらにいろんな意味で成長した彼らの活躍を期待しています。

 

2020年2月11日「虚像の証明」「虚構の境界」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:れいらん・テル坊/PC:御剣暁(傭兵)・白鷺圭吾(傭兵)・三司颯・白鷺逢

一言:生きててよかった。

三週間程前から不意に着想が浮かび、空いている時間を全て費やして作り上げた対探索者用シナリオの第3弾、第4弾を回してきました。

https://fse.tw/FKXgKMF1

※シナリオ作成の経緯や詳細については、上記のふせったーを読んでください(猫のフォロワーのみ閲覧可能)

f:id:leafiness:20200216160857j:image

まずは「虚像の証明」について。ステータスの化け物である御剣君対策として、開幕から物理的にステータスを落としてもらいました。「開始数分で心が折れかけた」というお言葉をいただけたので、ギミックを考えた作者としては大変満足です。

ところが、ステータスを弱体化したにも関わらず御剣さんの出目が輝きすぎて……五回もクリティカルを叩き出されるだなんて思わないじゃないですかーーー!!? それと《武道/立ち技》が万能すぎて辛かったです……ルール把握を怠ったばかりにNPC達が軒並み蹂躙されました。戦闘する場面を三回入れたので「四時間想定のシナリオ」と謳ったはずなのに、割とあっさりエンディングに辿り着かれて正直悔しかったです。

そして、謎の男子大学生(外見は完全に猫の趣味)こと立浪濁と取引を交わすRPや、NPCと相棒である白鷺圭吾の二人が御剣君と相対する際のRPが最高に格好良かったんですよ……!

NPC『颯を傷つける奴には容赦はしない。ここで死んでもらう』

御剣『いいぜ、コードネーム:アカツキ、コードネーム:シラサギ……いいや、○○○○○○○と○○○○○って言った方がいいか!?』

元に戻った後の御剣君と白鷺さんとの会話が「全て分かっていた」感満載だったので「やられた……! いざとなったら《精神的従属》仕掛けて度肝抜いてやろうと思ったのに」という気持ちと、「二人の関係性が垣間見えていいなぁ!? 敵キャラムーブ頑張るぞーー!!」という気持ちが鬩ぎ合って非常に楽しかったです。

そして、(辛い設定を詰め込んで密かにお気に入りだった)NPCだった男性が一命を取り留めた上、れいらんさんのご協力によって「赤月カナタ」としてPC化しました! ありがとうございました! ……というか御剣君も白鷺さんもNPC全員殺さずにいてプロ感半端ないですね?

https://fse.tw/Coi6JhxH

※上記URL先が、れいらんさんが休憩中に書いてくださった短編です。この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。

 

f:id:leafiness:20200216201028j:image

そして「虚構の境界」について。

開幕時点から不穏な描写を交えつつ、日常生活を送っていただきました。途中、久々の夜会話で温かな雰囲気に浸っていただき、途中で一気に絶望に突き落とすという、このシナリオの洗礼を味わっていただきました。

(ところで、妹の逢ちゃんが出てくる度にテル坊さんがビクビクしているので理由を聞いてみたところ、f:id:leafiness:20200216203653j:imageと返ってきました。極論すぎて草生えました)

仲良しの兄妹が買い物している際に遭遇したチンピラ達が意外にも強敵で、危うく白鷺さんが気絶するところまで追い詰められていて驚きました。いいぞ、青年A。

そして問題のシーン。その節は本当に本当に申し訳ありませんでした……(後々リアルで会った時に一発殴られても文句言えないことをやりました)

f:id:leafiness:20200216202848j:image ※描写直後のテル坊さんの反応がこちらになります。

その後、白鷺さんの身に起きていた異変の元凶が現れた瞬間、二人の戦闘技能が火を吹きました。

れいらん「ベレッタM92F(改造)3d6+1d4振ります」→28ダメージ

猫「ひぇっ(持ち物確認を忘れたKPの悲鳴)」

テル坊「俺も振っていいですか」

猫「アッハイ」

\《キック》クリティカル /

テル坊「2d6+1d4で10ダメージです」

猫「○○○は見るも無惨な状態になりました……」

まさに瞬殺でした。そりゃそうだよ某神話生物君、一番敵に回しちゃいけない人間達に喧嘩売ったもんなぁ……その後、満を辞して登場させた別の神話生物も改造銃の前に3ラウンド保ちませんでした……。

れいらん「これ、○○○要りました?」

猫「え〜〜〜っと、ほら、攻撃対象が逢ちゃんになったときに庇う人が必要だったので……」(持ち物を確認せずシナリオを書いたとは言えない作者)(密かに戦闘難易度を上げたにも関わらず一切傷を与えられなかったKP)

いずれにせよ、御剣君と白鷺さんだからこそのシナリオを回せたかと思います。ありがとうございました!!

 

2020年2月11日「永久の花束を、君に」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:れいらん/PC:御剣暁(傭兵)・三司颯

一言:結婚おめでとうございます!!(気が早い)

対探索者用シナリオが予想以上に早く終わってしまったので、以前れいらんさんが「やりたい」と仰っていたシナリオを回してきました。念のため部屋作っておいて大正解ですよこのKP優秀すぎる(自画自賛

さて、早速白い部屋に放り込まれた御剣君でしたが、開幕当初から「御剣君に白い礼服が似合わすぎる」と話題になりました。実際、途中かられいらんさんが立ち絵を変えてくださったのですが、何というか違和感しかなかったです……何だこれ……?

ただ、ギミックの一つとして白鳩が出てきた瞬間「えっ!? 深緑さん!?」という言葉が出てきたのは笑いました。思わず「いやそれはPC知らないですからね!?(猫の某PCは2020年1月時点で鳩の姿で生活している)」と突っ込んでしまったKPです。それと、この白鳩の動かし方についてはテル坊さんに一任しました。話ができなかったり直接的な支援はできなかったりするなど、RPの条件は幾つかあったのですが、それらを可愛らしい顔文字を使うことで解消していました。そして、これがまた絶妙な使い方をするんです……テル坊さんありがたや……。

猫「○○○見ますか?」

れいらん「はい」

猫「貴方の肩でニヤニヤ笑っている相棒の姿が見えます」

れいらん「え、……っと、じゃあ猫は?」

猫「キョトンとしている○○○ちゃんの姿が映っていますね?」

れいらん「五度見位してから頭抱えますね」

その後、ヘタレの御剣君がいかにして恥ずかしがらずに颯ちゃんに告白して指輪を渡すのかを微笑みながら見守る流れに。

れいらん「指輪を左手中指に……」

猫「いいんですか? 本当にそれでいいんですか!?」

白鳩「(・∀・)ニヤニヤ」

れいらん「とりあえずムカつくので白鳩投げます」

颯『あっ、鳩さんが!?』

御剣『アイツは別にいいんだよ』

それにしても、生還直後に《忍び歩き》成功して音を立てずにベッドから下りて部屋を出て、しばらく颯ちゃんと顔を合わせないようにするとは思いませんでしたね……しかも「颯ちゃんが夕飯を作って御剣君を待っている」と描写した瞬間、まさかの《登攀》でベランダから帰ろうとするとは……何という身体能力の無駄遣い……。

御剣『――ずっと一緒にいてやるよ!! これでいいだろ!?』 

颯ちゃんに絆され、現実世界でも再度告白する羽目になった御剣君の明日に幸あらんことを。

……ちなみにシナリオ翌日、白鷺さんに高級寿司を奢らせたらしいですね? 何故なんでしょうね??

 

2020年2月22日「蒐集者達の狂売会」ざっそうを愛する猫作

KP猫/PLれいらん・ツキナミ・りん・ぴー/PCベアトリス(HO1)・梢(HO2)・箱崎柚衣(HO3)・黒石ヘンジン(HO4)

一言:至らぬところが多くて申し訳なかったです。

久々に中編多人数PL参加型オリジナルシナリオを作ったので、いつもお世話になっているメンバーにお願いしてテストプレイに参加してもらいました。そして、配布HOがヤバいために結構カオスな探索者達が揃いました()また、今回はNPC役で考えていた立ち位置のキャラクターの動き方を参考にするために、本来用意していなかったHO4を作成してぴーさんにぶん投げました。

自己紹介の時点で顔を隠している人がいるかと思えば、自分を12歳だと思っている20歳が現れ、立ち絵が名探偵コ○ンの犯人役が出てきた時には笑いが止まりませんでした。

オークションのための下見会、夕食会という名の情報交換、オークション本番。それぞれの場面でさまざまな技能を振っていただき、個別に情報を開示する形式にしたのですが、一言でいうなら \ 情報管理がめちゃくちゃ大変 /

オークション品一つにつき技能ごとに開示できる情報が五つあり、それを五品管理するというのはなかなか難しかったです。配布HO自体に大きな欠陥があり、出目が死んでいた人とそうでない人に情報量の差が大きく出てしまうようなシステムにしたのは反省点でした。それから、夕食会でどうやって相手から情報を抜き取ろうか考えてシステムを組んでみたものの、なかなか思うようにいきませんでした。申し訳ないです。

それでも、オークション本番ではPLの皆さんに楽しんでいただき、「くっ、5000円には勝てねぇ……」と唸っていたはずの人物が、本命に対して数億ポンッと出していたのは笑いました。それにしても、いざという時の資金調達の方法についてもう少し考えておくべきでした。正直、嘘を吐く人が一人や二人現れると思っていたんですよ……。

そして問題の分岐点。あまりにも露骨に誘導したのは反省点ですが、某氏に対して即死級の《キック》を食らわせられたので、常に戦闘技能の出目が死んでいると言われているKP的には満足です。拳銃所持の有無については検討が必要ですね。

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そんなわけで全員生還していただきましたが、そもそも配布HOの時点で継続探索者に不向きという点についてはぐうの音も出ません。どうか○○○○としてお使いください。

セッション終了後、皆さんから一時間程テストプレイの感想やご指摘をいただきました。それをメモに取りながら猛省して精神が病みかけましたが、皆さんからいただいた反応を何とか生かして、シナリオの完成を目指したいと思います。ただ、あまりにも直すところが多すぎて手が付けられない……猫の気力が回復してから書き直しますので勘弁してください。

 

2020年3月15日「星海のトライアド」すし&ツキナミ様作

KP:猫/PL:れいらん・テル坊/PC:空乃星奈(天文学者)・早坂怜奈(新聞記者)

一言:ボケとボケの組み合わせにツッコミは必須……っ!

猫がコラムを寄稿した異文化交流卓様のシナリオ本に掲載されていたシナリオを、遂に回すことができました。テストプレイに参加したこともあり、一度は回したいと思っていたのですが、設定を読み込むのに時間がかかりました……リアル知識が問われるシナリオは少し苦手でしたが何とかごり押しました(その前にちゃんと調べろ)

ツイッター上で時間を設定してPLを募集したところ、ありがたいことにれいらんさんとテル坊さんが参加申請をしてくださいました。例の対探索者向けシナリオの一件があったのでテル坊さんに嫌われているのではないかと思っていましたが誤解でよかったです

さて、肝心の内容ですが、稀に見るツッコミ不在のセッションとなりました。お互いに関係性をどうやって築いてもらうのかPLの皆さんに悩んでもらった結果、充電器を借り合うところからスタートし、その後ボケをかましまくる星奈ちゃんと怜奈ちゃんの自由ぶりに、遂にKPがツッコミを入れ始める始末。「これもう一人(ツッコミ役が)欲しかったなぁ!?」とはれいらんさんの言です。

○○に投げ出されても事の真相を理解しても二人とものほほんとしていて、これには○○君もタジタジでしたね……最後の場面で謎のNPCが追いかけてきた時に「KP、爆弾ぶつけてもいいですか」と宣言された時は耳を疑いましたが、よく考えれば不審者に追いかけられた時の対応としては間違っていないという……。

いずれにしても二人とも無事に生還できて本当によかったです。今後は意地でも○○君を探して叱りつけに行くそうですが、再会できることを祈っています。

 

2020年3月20日「傀逅」むつー様作

KP:猫/PL:あさ・れいらん/PC:里原薫(大学生)・雨宮燐(警察官)・里原椿(事務員)・雨宮春(専業主婦)

一言:「地獄の『傀逅』」と呼ぶのに相応しい、15時間(休憩込)にも及ぶRP大感謝祭。

「傀逅」のKPをするのも4回目となった猫が、PL2回KP4回経験済のれいらんさん、PL1回経験のあささんと共に周回してきました。意味が分からない? 猫も分からない。そもそも周回するようなシナリオではない。

「『傀逅』に参加したら絶対辛い探索者を互いに連れて行ってRPに振り切ったらどうなるだろうか?」という、まさに地獄を見たいがために企画された今回の卓、予想以上に地獄を見ることとなりました。そもそもキャラ設定からして相当重い。雨宮さんは「庭師」HO3の宿業を背負った探索者。薫君は神話技能20越えの弟である椿君を目指す探索者。共に孤児院出身。辛い。

そして始まった本セッション。開幕当初からPRが上手すぎるのなんのって……さすがはRPガチ勢。猫も負けじと春ちゃんと椿君のRPを頑張りましたが、果たして想像と食い違ってはいなかったでしょうか……? 椿君は特に過去のセッションを思い出しつつRPしたつもりなのですが……。

「身内卓なんだから自分の探索者もたくさん巻き込もうそうしよう」と猫も調子に乗った結果、「庭師」HO2の木元桜、薫君が所属する剣道道場の師範こと後藤鋼樹をはじめ、草加怜・草加翡翠・椋木惑・煽堂蓮、しかも、天野君やミフネさんまで友情出演させました。まさにオールスター感。個人的には木元ちゃんの姿を見た途端に踵を返した雨宮さんと、後藤さんにしごかれている薫君が好きです。

探索者達の身に起こる後遺症に苦しんでもらいながら、雨宮さんと薫君という一見真逆なキャラクター性の中に潜む共通点を深めていく展開はまさに圧巻の一言でした。

それにしても三連続ファンブルは笑うしかない(KP・PL全員ダイス目の落差が激しすぎました)薫君の出目が伝染したのか、戦闘では相当大変なことになりました……。

遂に訪れた4日目夜に例の1d6を振っていただき、雨宮さんに3、薫君に6を引いてもらった時は「よっっっしゃああああああっ!!!」と特大ガッツポーズをした猫です。今のところ、猫がKPした時の卓で3を引かなかったことがないんですよふふふ……。

そこから先は堕ちていくしかないのでクライマックスまで一直線。ところどころ○○○を発症して狂気的な言動を取る薫君も、それを静観(もとい無視)しつつ密かに想いを募らせる雨宮さんも、互いに大切な人を守るための「選択」を迫られます。

雨宮『頼む……こんなこと言えるような立場じゃないってことは分かってる、でもお前しか頼れる奴がいないんだ……!』

木元『……あんたが私に頼むなんて、よほどのことなんでしょ。行ってきなさいよ。帰ってこないと承知しないから』

薫『お前も辛いと思うけど、負けるなよ。ちょっと行って弟を助けるついでに、世界を救ってくるから』

椿『約束だよ兄さん、必ず帰ってきてね』

薫『……ああ』

遂に始まった最終決戦。関係者が多すぎて走馬灯をどうしようかと焦る気持ちと、せっかく準備した復活後専用シーンとBGMをお披露目したい気持ちの狭間で揺れていたKPに対して、PCの覚悟は決まっていました。あささんの《キック》のダメージ量、そしてれいらんさんの《頭突き》クリティカルによってあっさりと決着がついたのでした。

生還後、お二人から「早々に(敵を)倒してしまったんですけれど、もし(探索者側が)倒されていたらあのシーンどうなってたんですか!?」と聞かれて咄嗟に「SSにしてまとめます!!」と言ってしまったので、この感想を書き終わってから台詞だけ考えてみようと思います。改めて素晴らしいRPをありがとうございました!! 

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1253617191288598530?s=21

(2020年4月24日追記)SSが書き上がりました。もしよろしければお納めください。

 

2020年3月21日「星海のトライアド」すし&ツキナミ様作

KP:猫/PL:イルハ・鞍馬/PC:美凪憑喪(ディレッタント)・Aria Willams(カフェ店員)

一言:NPCと関係性を結んでくださり、本当にありがとうございます。 

第6回ABC関東オフが延期になった日に(腹いせで)セッションを入れてきました。半ば突発卓だったと思いますが、参加していただき感謝しております。

憑喪さんが男性恐怖症なので探索者同士の関係性をどうすればいいのか迷っていたのですが、鞍馬さんが初めて女性PCを作成してくださりました。その際「NPCのノースさんに(両)片思いをしていた」という関係性を作っていただき、KPは内心(うわぁ……これ絶対後で辛いやつだ……)と思ったり思わなかったり。

いざセッションが始まり、諸々の設定や探索者の目的地について話をすると、イルハさんから早速「緯度と経度を教えてくれませんか」という質問をいただき、さすがの推理力を発揮していました。また、ノースさんの追悼式に参加するために舟に乗り込んだアリアさん(というか鞍馬さん)が最初から泣きそうになっていて、正直ひどいことをしている気分になりました。手を緩めるつもりは一切なかったですが(鬼畜)

前半部分で情報が抜けていない部分が多すぎてどうしようと思いましたが、NPCの少女と仲良くゆりゆりしているようだったので急かすことはしませんでした。途中、少女の○○○○○に気付いたイルハさんが「○○と○色……えっ、この子連れて行っていいの?」と、途端に慌てていらっしゃったのが本当凄いといいますか……この時点でその可能性に気付けた人は初めてです。セッション終了後に話をお聞きしたらNPC全員の裏設定を言い当てたので驚愕しました。

後半部分では、男性NPCに動揺する憑喪さんと、少しだけ希望を見いだしたアリアさんに協力してもらい、世界を救うために一役買っていただきました。最後の場面は少し改変し、敵対NPCを建物内に留まらせて直接対決の場を用意。何かを察した憑喪さんがアリアさんに声をかけ、何かに気付いたアリアさんが対話をしてくれました。

このシーンについては完全に猫のアドリブだったのですが、「せっかく両片思い関係を作ってくださったのだから」と、たった一言、喋らないはずのNPCが言葉をかける表現を加えさせてもらいました。猫の「言葉(声)」ではないからセーフセーフ!!

鞍馬「KP! 《CON×5》を振っていいですか!? 失敗したら戻らせてください!!」

KP「……それなら《SAN値チェック》1/1d6で。発狂したら戻るということで」

結果は《SAN値チェック》失敗からのSAN値4減少。アリアさんは辛うじて正気を保ち、「彼」からの言葉の真意を受け取ったのでした。憑喪さんも「海に来ると何かしらに巻き込まれる」という法則に漏れずに巻き込まれて災難だったかと……そして今回○ーデ○スさんは関係ないのです。改めてお疲れ様でした!!

 

2020年2月22日・3月28日「傀逅」むつー様作

KP:猫/PL:トト丸・桜井義之/PC:鬼屋敷昭典(住職)・ロビィルタ・チスネロス(メイド)・鬼屋敷鈴(中学生)・美ィ形のビィ(タレント)

一言:今更になって処理の仕方が違うことに気づいたかもしれない……。

2月頃に「傀逅」を二組組んでいたのですが、こちらの卓は時期的に厳しかったこともあり、一ヶ月間を開けて二部構成となりました。その説は大変失礼しました。

既に何度も同じシナリオを回しているとはいえ、キャラクターが、プレイヤーが違えば、新しいストーリーが生まれるものなのだと回す度に思います。今回のセッションでも、中学生の娘にどやされる駄目親父……失礼、屋敷さん親子と、某有名漫画パロのロビィルタさんと美ィ形のビィ君との信頼感溢れた主従関係を暖かく見守りつつ、堕とすところは容赦なく堕としていくスタイルでお送りしました。シナリオにこう書いてあったので仕方なくそうしたまでですはい。最終戦では格好よく決めていただきました! 楽しそうで何よりです。

ちなみに、問題の4日目夜では例の1d6を振っていただき、鬼屋敷さんに4、ロビィルタさんに1を引いてもらいました。ここまでのフラグを綺麗に回収してもらって、KPとしては大満足です。ダイスの女神様ありがとうございます! 

途中、某NPCへの説諭RP中に突如発生した「ロビィルタさんがNPCを(俵担ぎの要領で)担ぎながら話していた」問題について、聞き専組から「これはPLファンブル」とのコメントをもらいつつ、お二人とも自分のキャラを曲げることなくRPしていただいたかと思います。それにしても、藤原頼佳のことを最後まで信用しない展開が珍しくて、思わず付け離すような言動にも力が入ってしまいました。ああいうキャラクターを自分の探索者でRPしてみたいですね。

ただ、シナリオの途中でPLの意見を取り入れようとして、進行的にどうにも上手くいかないどうしようと思い悩んだ結果、一時的に離席してしまい、その節はご心配とご迷惑をおかけしました。しかも、戦闘ルールにおける「特殊」の扱い方について一部誤解していた部分があることに気付いて「これは過去卓の処理も間違えていたのでは?」と背筋が凍る思いでした。猛省して、しばらくは自分探しの旅に出たいと思います。

改めまして、何度も同じシナリオを回しているにも関わらず一向に上手くならない雑魚猫ではありますが、同卓ありがとうございました。またの機会があればよろしくお願いします。

 

2020年5月9日「『沼男』は誰だ?」ma34様作

KP:猫/PL:あさ・テル坊・りん/PC:里原弥悧(自称ディレッタント)・風間玄夜(カジノディーラー)・夢野心結(メイド喫茶職員)

一言:ありがとうございました 申し訳ありませんでした。

年一で都市を壊滅させたがる病気にかかった猫が、今度は東京都を標的にやらかしてきました。他のクトゥルフ神話TRPGのシナリオと比較しても頭一つ分はエグいシナリオではありますが、参加していただけるPLの皆さんがいる限り何度でも回す所存です。

導入から風間さんが鳩の「も(この一文字が名前)」を探し回ったり「メイド喫茶が来い」という迷言を残したりする一方で、初手からあささんのトラウマを抉る描写をした途端、雑談枠が絶叫で埋め尽くされました。残ったお二人も一気に帰りたがるの面白すぎませんか?? 気持ちは察しますが逃がしませんよ?? とりあえず里原さんには初手からSAN値を10減らしてもらいました()

その後、全てを押しつけて逃げ出したNPCを探すために情報を求めて某組織に突入したのですが、今回は真っ正面から突入してくれたので安堵しました。なお、今回の戦闘は某ひまつぶし卓様の戦闘ルールを一部改変したサモンナイト方式を試験的に採用しました。戦闘に戦略性が出てくるのがいいですね。今後も戦闘主軸のシナリオを回す時には積極的に採用していきたいです。それにしても戦闘終了後、NPC達をガムテでぐるぐる巻きにして首筋に日本刀を押しつけて情報を聞き出そうとするなんて、あなた方は本当に一般人ですか??

一方で、皆さんが行動を共にしていた女性NPCに対して優しく接してくれて本当に嬉しかったです。NPCの《料理》技能が初手100ファンだったこともあり、NPCと一緒に料理を作りながら、夢野さんが美味しくなる呪文として《萌え萌えきゅん♡》を教えてくれました。NPCが偽者であることを認める言動をした時には、風間さんが宥めてくれました。NPCの一般教養が疎いことを見抜いた里原さんは、事ある毎に「こうするんですよ」と優しく教えてくれました。「どうあるべきかより、どうありたいか」その言葉を胸に秘め、最後の最後まで彼女は自分の想いを伝えられたでしょう。

中盤頃に登場する謎のNPCですが、今回は「『大切な人を救いたい』というNPCの頼みを聞いて呪文を教えた結果、今回の一件を引き起こしてしまったという責任を感じて大本を殺そうとしている人物」という設定で某PCを採用。物語の展開上、矛盾が生じないように即興で動いてみましたが、少しは楽しんでいただけたでしょうか……。それにしても、終盤での戦闘は大分有利な状態で始まったはずなのに、蓋を開ければりんさんのクリティカルのせいで相当辛い展開に。最終的には里原さんの一撃に倒れました。

聞き専「やっぱ猫さんだった」

テル坊「これは猫さん」

猫「KPいじめは止めよう」

そしてセッションは問題の場面へ。この時のためにDiscodeの個人チャンネルを作ったのです……。途中、とある情報を出した際にKPの説明が下手なこともあって、一時間弱もPLの皆さんを混乱させてしまい、申し訳ありませんでした。なお、その後はPLの精神を突き落とすことに専念しました()

終盤、シナリオ上仕方ないとはいえ、とある方には重い決断をしてもらいました。結果、生還2・ロスト1にてセッションは終了。本当にお疲れ様でした。終了時間が26時過ぎになってしまい、時間配分がうまくいかなかったことを改めてお詫びいたします。

 

2020年5月10日「星海のトライアド」すし&ツキナミ様作

KP:猫/PL:おにぎり・ぴー/PC:深山八重(雑誌記者)・染井吉野(地学生)

一言:まだ覚束ないところもありますが、三回目にしてようやく掴めたような気がしました。

「沼男」の余韻もそこそこに、次の日もセッションに臨みました。おにぎりさんもぴーさんも最近KPをすることが多いお二人で、PLとして同卓するのは初めてだったそうです。PCの二人も綺麗な桜の名前だったり、三つのステータスの数値が同じだったりと共通点が多かったですね。

なお、導入時にPC同士がどう絡むかについては自由にお願いしたのですが、おにぎりさんのRPがとても自然で、聞いていて参考になりました。セッション前半で渡せなかった情報もありましたが、大筋に絡む情報ではないと考えたのと、無理矢理渡すのも不自然だと思って止めておきました。

実は私自身、このシナリオに隠された裏話や設定が膨大だということもあって、全部を説明できるだけ頭の中に入っているわけではないんですよね……(このシナリオを回すことが少し不安な理由の一つ)絶対に話さないといけない情報。話しても話さなくても大筋には関わらない情報。大筋には関わらないもののKPが知らないといけない情報。絶対に話してはいけない情報。三回目にして、これらのことを頭の中で少しだけ整理できたように感じます。

さて、前半でNPCの少女との心温まる交流をしてもらった後は、全員まとめて○○にご招待。ところが、深海生物が好きで第一回探査船団員のファンである深山さんにとっては天国のような場所で、《地質学》と《天文学》の申し子である染井ちゃんにとっては○○○を直接見られる最高の環境……あれ、二人にとっては良いことずくめでは……?? ちなみに、猫が個人的にあのNPCを好きなことも相まってノリノリでRPしています。格好いいですよね本当に。

そして、エンディング。いつもどういう展開になるのかアワアワ悩みながら描写するのですが、今回は前回・前々回に比べたら大分落ち着いて進行できたと思います。セッション終了後、お二人から嬉しい反応をいただけてよかったです。もちろん、シナリオの美しい雰囲気を味わってもらえたのなら何よりですが、そのために準備したBGMを褒めていただけたのが本当に嬉しかった……KPとして有り難い限りです。次はもっと上手く回せるようにもう少し読み込もうと思いました。

 

2020年5月26日「コッペリアの証明」isora様作

KP:猫/PL:あさ・おにぎり・じいじ/PC:里原薫(大学生)、サクチャイ・メーキンタイ(ムエタイ選手)、山田夢華(YouTuber)

一言:セッション開始前から終了後まで不安しかなかった……。

KPCに不幸体質剣道道場主を据えて始まった二度目の「コッペリアの証明」。一度目は約二年前、猫がKPを初めて間もない頃にどとんとふで回した卓でした。あの時よりも少しは成長していることを証明しよう、と躍起になって部屋を準備したのに、いざ蓋を開けてみればシナリオ進行でてんやわんやの大騒ぎ。「え、これでいいの? どこか見落としてない? あ、このイベントってこのタイミングでやらないと間に合わない!! そういれば休憩入れたっけ!?」と、内心慌てふためいておりました。終始落ち着きがなくてPLのみなさんには申し訳なかったです……。

今回集まったPC達は誰もが個性的でした。サクチャイさん、タイ出身のムエタイ選手なのに日本の剣道道場に道場破りに来るのおかしくないですか?? 今回のセッションのためにタイの文化についていろいろ調べてくださったらしく、おにぎりさんが勉強熱心すぎて頭が上がりません……。大変だったと思いますが、いい意味でRPも突き抜けていて聞いていて非常に楽しかったです。カタコトRPであそこまでできるのは本当に凄いです。タイ料理のお店出してほしかったなぁ……。

道場の経理担当という設定を追加してくださった夢華さんもいいキャラでした。キャラシが送られてきた時には最初「???」となりましたが、三人の中でも安定しているSAN値はKPの心の支えでした。成長に関係ないロールでたびたびファンブルを連発されて焦りましたが、辛辣な態度の中にも優しさが感じられる素晴らしいRPが見られました。自分以外のお皿にパクチーを均等に分けるの好きです。それと、「やまだ」呼びするサクチャイさんと、「ゆめか」と呼んでもらいたい夢華さんとの絡みが楽しかったです。

道場所属の里原君とは「地獄の『傀逅』(2020年3月)」以来の再会でした。NPCの少年との絡みが尊くてたびたび精神が死んでおりました。最終決戦前の台詞を聞いた時は、開いた口を手で覆って嗚咽を抑えたとかなんとか。ただ、タイ料理の食材を買う時に領収書を後藤名義にしたのは許しません()初手ファンブルから始まりましたが、最終決戦で《日本刀》クリティカル→2d8+2+1d4=19ダメージを叩き出したことに意思の強さを感じました。

最終決戦であの神話生物を倒してくださったので、エンディング分岐に存在しない第八のエンディングを急遽用意しました。彼にとってこの一週間は、大切な人達とともに「ヒト」として過ごしたかけがえのない時間になったと思います。セッション後にもPLのみなさん相手に語ったのですが「doll/Lia多田葵」と「human/Lia」の二曲はこのシナリオにめっちゃ合うと思うので、踏破した方々には聴いてしんどくなってもらいたいです。改めて、PLのみなさんお疲れさまでした。

 

2020年5月18日「そうだ、お酒飲もう。」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:イルハ・トト丸/PC:美凪栞(本屋)・田代朱音(インテリアデザイナー)・草加葵(私立探偵)

一言:クトゥルフ神話TRPG……?

全ての始まりはこのツイートでした。猫のツイート人生でいいね数がここまで付いたのは初めてだったので、調子に乗って三日で新作シナリオを作った次第です。 ちなみに、お酒を飲みながらシナリオを書く縛りをしていたことと普段お酒を飲まないことが相まって、母親に心配されました。お酒が嫌いになる前に無事に完成してよかったです。

そんなわけでシナリオ完成直後、無理を言ってテストプレイしてもらいました。猫も宅飲みRPをしたかった(そのためにシナリオまで書いた)ので、葵君の草加探偵事務所で飲む流れに。葵君の関係者ということで(現在半ロスト状態らしい)栞ちゃんを無理矢理お招きしました。猫は栞ちゃんのことが好きなのですが、葵君は《美凪栞に対する恐怖症》を発症しているので《心理学》を軽率に振るくらいには大嫌いです()また、トト丸さんからは最近お気に入りの探索者だという朱音ちゃんが、葵君の同級生という関係性で参戦。素晴らしい料理の腕を披露してくれました。おつまみ美味しい。お酒美味しい。RP楽しい。

ところで、肝心の宅飲みRPをどうやって進めようか迷うものなんですね(?)出たところ勝負ここに極まれり。シナリオを書いていた時の自分が、話すネタに困った時用にテーマ表を作ってくれて助かりました。なお、執筆当時は「こんなものなくてもノリとテンションで行けるのでは? 要らないのでは?」と思いながらも念のために付け足した記憶があります。

栞『ところで葵君。〇〇〇〇〇〇はないの?』

猫「(最高のパスもらったーーーー! やるなら今だ、今しかない!)」

綺麗な流れで本編に移行できました。クトゥルフ神話TRPGとしては若干の味付けしかない内容ではありますが、ないよりもマシということで許していただければ……。それにしても、SAN値チェックのダイスロールを省略するとつまらないという結論に至ったので、掲載シナリオを一部変更しておきました。少しでもそれっぽくなっていたか。楽しんでいだけたのか。それだけが気がかりです。セッション終了後、「宅飲みRP永遠にやれますね!」「次にセッションがあれば、最初の部分だけでも参加してもいいですか?」というありがたい感想をもらったとはいえ、猫としては大きな反省点も見えたテストプレイとなりました。改めて、ご協力いただきありがとうございました!

今回の作品は、どうしてもニャル様に頼りたくなかった猫が「アンドルー・フェランの手記」の概要から着想を得て作成した、背景だけはやたらと一人前なシナリオです。シナリオ公開後、通販で原作が届いたので読んでいるのですが、やはり最後の展開は原作を参考にして少し手直しするかもしれません。いずれにせよ、少しでも楽しんでいただければ幸いです。

 

2020年5月24日「そうだ、お酒飲もう。」ざっそうを愛する猫

KP:猫/PL:イルハ・えみりぃ・鞍馬・桜井義之・トト丸・宮澤輝/PC:美凪靖(教授(宗教学))・江見正明(医師)・狩谷勝利(コンビニ店員)・ウルトラビィストのビィ(シノビィの姿)(忍)・ルミッサ・小杉(考古学者(冒険家))・ケント アルバートバーテンダー

一言:人数が増えたら一気に面白度が増しました。

ありがたいことに「やりたい」と仰ってくださる方々がたくさんいらっしゃったので、まとめて回してきました。宮澤さんとは初対面でした。今後ともよろしくお願いいたします。

キャラ選択段階から既にカオス。某人外レベルのキャラを参加させてもいいのか。イルハさんとトト丸さんの(二度目の)参加を許可するのか。何よりPLが6人もいるシナリオを回したことのない猫が声を聞き分けられるのか。腹痛に襲われながらも臨んだセッションでした。そうは言いつつ時短のために1分以内でPC紹介をさせる鬼畜KPである。

ケントさんがバーテンダーということで、今回はお店を貸し切りにして飲み会を開いてもらうことになりました。それにしても、おつまみとしてシュールストレミングやくさやを持ち込んだり、氷用の調理器具で寿司や海鮮丼を作ろうとしたり、今回の不憫役は間違いなくケントさんでした。クリーニング代はきちんと支払ってくださいね!?

美凪『ねえねえ食べて~(何か錠剤のような物を江見さんに飲ませようとする)』

えみりぃ「えっ、これ何ですか」

KP「私も知らないので分からないんですが……(持ち物欄の記載がなかった)(その他メモ欄には書かれていたことに後々気づく)」

イルハ「《薬学》の半分に成功したら分かるんじゃないですかね」

江見 正明 : CCB<=93 【薬学】 Cthulhu : (1D100<=93) > 1 > 決定的成功/スペシャ

えみりぃ「これ○○じゃねえか!!(イルハさんが情報欄に貼った内容を見て)」

サラリととんでもない物が出てきて焦りました。せめてKPには確認しましょう……。そして同じく当たり前のようにクリティカルを出すえみりぃさんのダイス目……。

狩谷『最近、彼女できたんですよ~(一足先に酔いが回っている)』

ルミッサ『おっ、よかったじゃないか』

ビィ『やったのか?』

ケント『ビィ君正座(店の奥に引っ張り出す)』

こういう会話ができるのも宅飲みRPのいいところです。この流れは結構好きでした。

今回は人数が多かったので、最低でも一人一回は手番……もとい自分から話題を振ってもらいました。それぞれの手番で何をするかはお任せしたのですが、皆さんの個性が豊かで非常に面白かったです。《芸術/カクテル》を二度クリティカルさせたケントさんが、その後立て続けにファンブルを連発すると誰が予想できたでしょうか……?

そして、問題の酔っ払い判定。何でSAN値が低い人達だけ酔わなかったのか……全員まとめて○○○○へ飛ばされた後、度重なるSAN値チェックに襲われた江見さんとケントさんが不定の狂気に入ったんですが??(まさかこのシナリオで不定になる探索者がいると露ほども思っていなかった作者)精神面に大きな傷を負って帰ってきた方々もいましたが、結果としては無事に生還できました。本当に! よかった!!

終始大人数かつ猫もお酒のせいでハイテンションでお送りしたセッションでしたが、少しでも楽しんでいただけたのなら嬉しい限りです。皆さん、お疲れ様でした。

 

2020年5月29日「緑の流星」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:イルハ・トト丸/PC:美凪尾紅(消防士)・飯田公正(ジャーナリスト)

一言:ひょっとして、これはペア用シナリオだったのでは……?

約一年前、TRPG旅行のために執筆して未完成のままだったシナリオを遂に完成させ、回すことができました。それにしても、前日の夜に猫が「金曜夜にクトゥルフやりたい」(土日は既に別のシナリオに参加する予定だった)と言い始め、ココフォの準備もしないままPLを募集したにも関わらず「それでもいい」と仰ってくださったお二人には本当に感謝しかありません。聞き専の鞍馬さんもありがとうございました。

尾紅さんが幾つかのセッションを経て手に入れている物や設定があったので、取りこぼしがないようにきちんと確認を取り、飯田さんの特徴表が「女性嫌い」(なお、PLもNPCもほぼ女性しかいない)になったところで、セッション開始となりました。

共通の知り合いであるNPCを軸に、初対面のPC同士が神話事象に巻き込まれることになりました。早速現れた某神話生物の殺傷力の高さに恐れおののいてもらえたでしょうか(前回は一度も当たらなかった攻撃を見事二回当てましたよやりましたよ)。STR対抗が成功しないので部屋の扉が閉められなくて本当に辛かったですね……。

飯田『よし、警察が来る前にこいつの部屋調べるぞ』

トト丸さんが(PL視点から)「こいつ屑だーーー」とツッコミながらもNPCの部屋を探索してくれて進行上非常に助かりました。ところで、なぜ尾紅さんは謎の液体を舐めたんですか?? また、一日目終了時点で「飯田って巷の連続殺人事件と今回の件が一致していることを理解していますよね? それなら、帰りに病院行って精密検査を受けたいんですけれど」という提案には感嘆しました。PLの知識ではなく、PCが持つ情報をもとにした提案だったので許可。猫もそういうRPができるようになりたいです。

そして二日目。例の進行度が上がった時点でSAN値チェック。このままではまずいことを物理的に把握してもらいました。

尾紅『センサーに引っかからなかった……』

KP(聞き専)「(今回の神話事象が)邪神じゃないのは確認済みです」

NPCが所属していた出版会社に突撃してもらったはいいものの、尾紅さんがキャラ的に交渉に不向きなRPをしていた中、飯田さんが詐欺師紛いのRPと《言いくるめ》を披露して見事に情報を抜き取っていきました。さらに、NPCの遺族が追及しないように(もし自分達が死んでもいいように)丁寧に連絡を入れる徹底ぶり。

尾紅『飯田先輩は、ペテン師ですか?』
飯田『ジャーナリストだよ!』

尾紅『私が冗談を言うときは左目が二重になるんですよ』
飯田『そんなのすぐ分かるわけねぇだろ!!』
尾紅『まぁ、冗談なんですけどね』

咄嗟にメモを取れた一部だけではありますが、この二人のかけ合いは非常に好きです。イルハさんの計算され尽くしたボケと、やりたいRPを貫き通すトト丸さんのツッコミが凸凹コンビっぽくてよかったですね。

KP「ところで、これから○○○に行くんですけれど、途中何か必要な物はありますか?」
二人「ライターと着火ライター(チャッ○マン)、あとはお酒」

な ぜ だ 。

そして遂に訪れた最終決戦。尾紅さんが情報を華麗にスルーして神話生物と遭遇。飯田さんが100ファン出して自我を失っていたこともあり、危機的状況に追い込まれます。

イルハ「モ○エナを飯田さんに口移しします」

なるほど……なるほど?? 精神分析(物理)の新しい可能性を見た気がしました。

最終決戦におけるPLの意見は(多少無理があっても)積極的に採用しようと思っていたのですが、それにしてもこのお二人の頭が切れるのなんの……今度はもう少し冷静に考えて採用しようと思いました。ノリと勢いだけでKPをやってはいけない。

イルハ「危機的状況におけるこのKPのダイス目は楽しいことになるんですよね」

KP(聞き専)「絶対1d8で5(イルハさんの探索者)引いてやる」

最期に無関係な一般人を巻き添えにできたものの、結局KPの出目が輝くことはなかったです。ま、まぁこのシナリオはKPの出目が輝いた途端に難易度が爆上がりするので猫くらいの出目でいいんですよ(負け惜しみ)

いずれにせよ、楽しんでいただけて何よりです。今回の件を踏まえて、また加筆修正をしたいと思います。ありがとうございました!

 

2020年5月30日「そうだ、お酒飲もう。」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:あさ・ツキナミ・ぴー/PC:里原椿(事務員)・ミフネ・ムレーヌ(薬剤師)・小鳥遊悠(作家)・草加怜(医者)・草加翡翠(メイド)

一言:草加診療所組、集結。

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クトゥルフ神話技能》平均27.4の探索者達が集まって宅飲みすることになりました。猫も何を言っているのかよく分からない。 猫がクトゥルフ神話TRPGを初めて以来、なんやかんかで関係を築いてきた探索者達をどうにかして集結させたい願望がようやく叶った瞬間です。感謝感激雨霰。

小鳥遊『みんなでお酒飲みませんか?』

そんな一言から始まった今回のセッション。さすが歴戦の探索者というべきか、今回のシナリオのキーアイテムを全員持っている状態だったので「誰がどう来ても大丈夫だなぁ」と思って安心してシナリオを回せました。

全員リア充じゃないか問題があったため、導入は一家庭ずつ行いました。これだけのためにPL全員分の部屋画像を用意した頭の悪いKPである。これまでのシナリオに登場したNPCや関係者(探索者含め)のRPも楽しかったです。

今回の宅飲み会場は草加診療所二階の居住空間。小鳥遊さんがクリティカルを出して早めに来てくれた反面、ファンブルを出した里原さんが遅刻することに。いざ宅飲みRP開始! 猫もスモークタンと生ハムを開けて酒を飲み始めます。KP業は置いてきた。それにしても話が弾むのなんの。好きなお酒の種類から始まり、RPも交えながら互いに楽しい会話が続きました。以下、一部抜粋となります。メモを提供してくださったぴーさん、ありがとうございました!

* * *

小鳥遊『一階に行けば設備もありますからね(酔い潰れても大丈夫という話)』
猫「確かに??」
ミフネ『気づいてますか……? 処置をする人、酔っ払いになるんですよ……?』
里原『ハッ、お二人が倒れたら処置するのは僕ですもんね!(新しいお酒を開ける音)』

* * *

猫「おっと、ミフネさんが例のお酒を飲んでしまいますね(あささんが持参した89.9度のお酒)」
里原『ミフネさん、あれ飲んだんですか!?』
小鳥遊『感想を一言!』
ミフネ『……顔が焼けるようです』
翡翠『(ミフネさんの持っていたお酒を持って)じゃあ、これ処分してきますね』
猫(シークレットダイスを振る/《幸運》失敗)
翡翠『戻りまひたぁ』
ぴー「翡翠ちゃん飲んじゃったのかぁ……(《応急手当》失敗)」

* * *

小鳥遊『それじゃ飲み比べしましょうか、草加さん』
怜『ああ、いいだろう。あの件(=怜さんの告白現場を夢で目撃していた件)については記憶を飛ばしてもらう』
(その後、怜さんと小鳥遊さんで《CON×α》のダイスロールを振り合うが、結果として怜さんが《CON×7》に失敗して先にダウンしてしまう)
猫「怜さん、頭を机に突っ伏しました……」
ミフネ『何か聞くなら今ですよ』
小鳥遊『実際のところ、翡翠さんのことどう思っているんですか?』
ぴー「あっ、聞きながらメモ隠せますか(補正有の《隠す》を1クリしながら)」

* * *

ツキナミ「まだ(PC同士の)会話でしかクトゥルフ要素出てないですからね」
ぴー「むしろ何で(PC同士の)会話で要素出てくるんですかね」

* * *

楽しいお酒を飲んだ後は、みんなまとめて○○○○に飛んでもらいました。それにしてもさすが歴戦の探索者。酔っていない人はすぐに頭が切り替わっていましたね(なお、酔っていた怜さんの首根っこはミフネさんに引っ張られました)

KP(NPC役)『もしかして、君達は○○○を飲んだのではないかな?』
ぴー「これ、本当はKPが(○○○を)用意してたのかなぁ」
ツキナミ「察した」
あさ「何ともなくてよかった(持ってこようとしていた)」
ぴー「何ともないわけではない(KPCの代わりに持ってきてくれた)」

ただ、この場所には邪神に対抗する知識が眠っていることを知った里原君が、危険を承知で残ろうとします。これには医師二人組、全力で阻止。酔っている怜さんは頬を引っ張って、酔っていないミフネさんは「今、あなたが本当にやりたいことは何ですか?」と理知的に、それぞれのやり方で止めに入りました。

結果として何名かのSAN値が赤字になったり、何名かのSAN値が《クトゥルフ神話技能》によって押し潰されたりしましたが、無事に全員生還できました。四時間にも及ぶセッション、本当にお疲れ様でした! また、この探索者達に会えることを楽しみにしています。

 

2020年6月13日「泡沫の夢に踊れ」八重樫アキノ様作

KP:猫/PL:ぴー/PC:草加翡翠(メイド)

一言:「同じ気持ちを味わえ」

久々にpixivで読んだ際に一目惚れして「これは翡翠ちゃんに行ってもらいたい!」と夜23時にも関わらずぴーさんにお声がけして実現したセッションでした。本当にいつもいつもありがとうございます……。

セッション日までに長めに時間がもらえたので、部屋を作る際にPCのコマを作っておき、さらに自作イラストをカットイン表示できるかどうかも試してみました。意外といい感じにできたので満足です。

f:id:leafiness:20200620101641j:plain(こちらが実際に用意したイラストその1。我ながら可愛くできたと思ったので、もれなくDiscodeのアイコンになりました)

セッション開始直後、目を覚ました翡翠ちゃんを待っていたのはビスクドールと化した怜さんでした。慌ててくれるだろうと思ってはいたんですが、だからと言って身体が割れないように毛布で簀巻きにされるとは思っていませんでしたね……単独行動も禁止され、怜さんは大人しくベッドの上で丸まることになりました。

一方で、翡翠ちゃんが白い部屋をくまなく探索しつつ、キッチンを見ていた時にふと一言。

怜『翡翠さんの料理、食べてみたいです』

ぴー「こいつあやしい」

シナリオのギミック的には何にも間違っていない上に、それとなく匂わせるような(原稿はないので即興で言い放った)絶妙な一言だと自負していますが、それにしてもぴーさんが鋭すぎて即座に《心理学》振られました……。

ただ、なんやかんやで怜さんのことを信じることにした翡翠ちゃんが、その後も怜さんのためにケチャップで猫のイラストを描いたふわとろオムライスを作ってくれたり、キングベッドで二人仲良く抱きしめ合って眠ったり……甘い、甘すぎる……砂糖たっぷりのミルクティーに山盛りのホイップとマシュマロを加えたレベルで甘い……34歳無自覚系鈍感男性医師と外見17歳(なお精神年齢は2歳未満)の元機械少女の組み合わせは全世界を幸せにしますよ間違いない(オタク特有の早口)

怜『もう少し、こ、このままでも……いいですか』

翡翠『怜さんがよければ、いいんですよ?』

そんなやり取りをしながら脱出の手がかりを探していく中で、翡翠ちゃんの中でも目の前の怜さんに対する疑念は生まれつつありました。セッション開始の頃「怜さん怜さん」と呼んでくれたのに、途中から積極的に名前を呼んでくれなくなって寂しくなりました。

翡翠『あなたは、ここから出たいんですか?』

怜『……私は、翡翠さんと一緒にいたいんです』

翡翠『一緒にいるのに、閉じこもる必要はないですよね』

これらの翡翠ちゃんの言葉への返答がギミック的に辛すぎて、返答を考えるまでにしばらく時間がかかりました。NPCのRPでここまで頭を抱えたのは久しぶりです。たまたま通話の調子がよくなかったので、復旧作業しながら必死に考えましたとも……。

次々に提示される情報量の多さに戸惑いながらも、意を決して怜さんと一時の別れの挨拶を交わして白い部屋から別の部屋へ移動した後、RADWIMPSさんの『大丈夫』を流しながら第二の自作イラストを投下。流れるような《SAN値チェック》判定に対し、翡翠ちゃんが見事ファンブルを出してくれました。これにはKPもガッツポーズ。

ぴー「こーれは解釈通り」

KP「分かる」

そして、問題となった終盤の選択。情報量がアレですが要は二択。しかしその二択が翡翠ちゃんにとっては辛いものでした。KP愉悦不可避。そうそう、こういう反応が見たかったんですよ。

ぴー「翡翠ちゃんが怜さんを○○○わけないんですがーーーー? はぁーーーー??」

ぴー「もうこれ全員○○ばいいんじゃないんですか??」

ぴー「(20分近く散々迷った結果)……怜さんを抱きしめて、後ろ手で、こう……」

???『辛い思いをさせて、すみませんでした。でも、愛してくれてありがとう』

翡翠『……もし生まれ変わったら、私達のところに来てくださいね』

こうして二人は無事に生還し、セッションは無事に終了しました! ところが、終了直前からぴーさんの様子がおかしい(精神にダメージを負ったような雰囲気)かと思えば、ツイッター上に「同じ気持ちを味わえ」と呟き始めます。よほど精神的なダメージが大きかったようです(KPとしては本望です)

ちなみに、KPとPLの話の中で次回以降の候補として挙がったのが「ナイちゃん」「三司颯ちゃん」「白鷺逢ちゃん」でした。覚悟の準備をしておいてください(ニッコリ)

 

2020年7月19日「『沼男』は誰だ?」ma34様作

KP:猫/PL:鞍馬・たケ・のれん・リュート/PC:桐生蛍(私立探偵)・小鳥遊正義(警察官)・平本のどか(古本屋店主)・水沢蒼(医学生

一言:第四次「沼男」戦線、悔いなく進行できました!

普段は第7版を中心にセッションしている方々を第6版にお招きしました! 鞍馬さんにとっては初めましての方が多い中ではありましたが、初めから非常にいい雰囲気で進行できて安堵しました。

さて、舞台は東京都。各々の探索者達は運命に導かれ、とある男性の住む屋敷へと誘われます。当初、お得意様のためにやって来た平本さんと回診でやって来た水沢さんの二人の内、紋章を押しつける人をダイスで選ぼうと思っていたのですが、水沢さんに挑発されたのでもれなく押しつけました(あとから水沢さんの《回避》が初期値だと気づいてゾッとしたKP)

そして二度目の犬襲来に際し、四人中三人が不定の狂気入り。犬の幻覚が見えたり、犬が可愛くなったり、犬を食べたくなったり、散々たる有様になりました。わんわん可愛いよね()

その後、NPCを探すために情報を求めて某マンションの一室にある組織に突入することに。

???『(女性NPCに対して)こういう時にはこう言うんだよ(コソコソ』

NPC『ここがあのおんなのハウスね?』

小鳥遊『おい誰だそんな言葉教えたやつ』

交渉が穏便に済めばよかったのですが、案の定(ほぼ強制的に)戦闘に発展。戦闘技能はそれなりに持っている探索者達だったのですが、初手で猫が敵NPCの《拳銃》を珍しく成功させて水沢さんを瀕死状態にさせるものの、小鳥遊さんが鮮やかに《組み付き》を成功させてくれました。いやーー、さすが歴戦の探索者。ちなみに、今回の戦闘も某ひまつぶし卓様の戦闘ルールを一部改変したサモンナイト方式を採用しました。

ところで、あの場面で三度目の犬襲来した時はどうしようかと思いましたね??()

桐生さんは尻尾振っている犬みたいに小鳥遊さんにすり寄ってて可愛かったですし、平本さんも終始NPCの少女に優しく接してくれてありがたかったですし、水沢さんは本心を明らかにしない口振りが魅力的でしたし、小鳥遊さんは過去の体験を匂わせる言動がところどころに窺えて良きでした……みんな好き……。

ただ、中盤頃に登場した謎のNPCとの戦闘前に、なぜか遠足に行くノリとテンションで縄とガムテと手錠と各種調味料とSMグッズを持ち物に追加してもいいか聞かれた時には「あれ? このあと終盤戦だよな??」と首を傾げました(そして全て許可したKPである)それにしてもヨグパンチは許されない。

そして訪れるデストラップ。あの時の描写が上手いこといかなくて申し訳なかったですが、その後は前回の反省を活かして進行できたのでよかったです。

終盤、地下中層と最下層のシーンを分けて、この場に留まるか先に進むかを選択してもらいました。中層組は小鳥遊さんと平本さん。NPC達の行く末を最後まで見届けてくれました。最下層組は水沢さんと桐生さん。世界の行く末を意地と後悔で彩ってくれました。誰もが素晴らしいRPを見せてくれましたとも。

小鳥遊『帰るぞ。あいつは「生きろ」って言ったんだ。その願いを叶えてやるのが、お前にできることだろ』

平本『帰って、一緒にチョコレートパフェ食べよう?』

水沢『悪くなかったよ、人生』『馬鹿野郎、○○○○一番キツいんだぞ!?』

桐生『……死にたくない、死にたくないよぉ……!』

f:id:leafiness:20200725143102p:plainセッション終了時、生還2・ロスト2にてセッションは終了。リュートさんと鞍馬さんが互いに「愉悦愉悦ーーーー!!」「超! 楽しかった!!」とハイテンションでしたが、RPをやりきっていただけてKPとしても嬉しい限りです。長時間にわたるセッション、本当にお疲れ様でした!!

 

2020年7月24日「オートマタは星に願う。」にこいち様作

KP:猫/PL:鞍馬/PC:白戸諒(絵師見習い)

一言:何回回しても悪い時は悪いのがガチャ(聞き専より)

KP「あなたには『宝富士(たからふじ)』という山を訪れてもらいます」

鞍馬「え? 宝くじ??」

セッション第一声、そんなPLの《聞き耳》ファンブルから始まりました。過去のトラウマから心を閉ざした白戸さんの下に突如として落ちてきた少女。鞍馬さんの提案の下、「天空の城ラピ○タ」のシ○タちゃんによく似たNPCをセッション中に作成しました。 「真白(ましろ)」ちゃんという可愛らしい名前をいただきましたよ!

そんなわけで同居することになった白戸さんと真白ちゃん。夏野菜もりもりカレーを一緒に食べたり、二人が出会った宝富士の風景画をアトリエで作ったり、スタバでフラペチーノを交換し合ったり、夜中に寝られるまで一緒にテレビを見たり、少しずつ思い出を作っていきました。

真白『白戸さん。一緒に「でーと」しましょう!』

鞍馬「思わず、食べていたTKG(卵かけご飯)を吹きます」

このシナリオを回す度にPLが悶える原因を調査するために、KPは白戸さんにデートをけしかけることにしました!(鬼畜)初手から手を恋人つなぎにさせましたし、夜空を見上げて「星が綺麗ですね」って言わせましたし、いやーーー幼女RP楽しいですねぇ!?

真白『白戸さん、私生きたいです……! 欲を言えば、コッペリアの講演を見たいです』

白戸『人間は欲が深いんだよ。僕も、真白ちゃんともっと一緒にいたいんだ』

男性嫌い(男性NPCに会うだけでSAN値チェックが入るレベル)の白戸さんが、自分から朝早く男性NPCに会いに行って交渉しに行った時には本当に感動しました……。

真白ちゃんが生き延びる術を求めて山を登ったはいいものの、不定の狂気を引いて○○○の話を無視されかけたので笑いました。そして、運命の10d100でまさかファンブルが出るとは思いませんでした……。

鞍馬「KP! もう一度、もう一度石を探すことはできますか!?」

猫「(自分がPLだった時にKPの温情で20d100振っているので)いいですよ」

白戸 諒 : 10d100 Cthulhu : (10D100) > 548[23,29,53,80,46,60,92,42,96,27] > 548

救いようがなさすぎて空笑いしか出ませんでしたね……何でだろうね……?

不定で真白ちゃんの生に執着していたこともありましたが、何よりも白戸さんは真白ちゃんが生きることに全てを賭けていました。だからこそ、彼は自分の命をあっさりと投げ捨てる決断をしたのです。

まさか、このシナリオで探索者ロストするとは……。描きかけだったキャンパスを白戸さんの知人が受け取ってくれたことだけが唯一の幸いですね……。ただ、鞍馬さん自身、RPをやり切って満足そうでした()KPとしても、そこまで真白ちゃんに思い入れを持ってくれてありがたい限りです。今後ともよしなに。

f:id:leafiness:20200808232330p:plain

それにしても、鞍馬さんの探索者を7月中に2人もロストさせているんだが……? ヤバくない……??

 

2020年8月8日「オートマタは星に願う。」にこいち様作

KP:猫/PL:リュート/PC:凪雲彩晴(刑事/第7版)

一言:追い詰められた探索者は何をするか分からない(訓戒)

遂に雑草卓でも試験的に第7版ルールを採用。プッシュルールや幸運消費などを新たに加え、オートマタ第三陣を執り行うことになりました。この度は拙いKPでしたが、参加してくださったリュートさんには本当に感謝しております。ありがとうございました!

そんなわけで、ルールが変わってもシナリオは相も変わらず「親方! 空から女の子が!」から始まりました。今回の探索者はシスコンということで、あらかじめ妹さんである雨音ちゃんの情報を少しだけ仕入れた上で臨みました。しかし、肝心のNPCの立ち絵はセッションの最中に準備するグダグダ感。12連勤明けだったので勘弁してください……。

ちなみに、彩晴さんに付けてもらった名前は「凪雲雪華(なぐも せっか)」可愛らしい名前で満足度高いです。「何て呼べばいいかは任せるよ」と非常にいいパスをもらったので、終始「お兄ちゃん」と呼びましたが後悔は微塵もありません。

f:id:leafiness:20200808232632p:plain

途中、雨音ちゃんと雪華ちゃんとの邂逅を経て、互いに記念撮影。彩晴さんの携帯の待ち受け画像になったのだとか。

そして、もはや恒例となったRP祭り。凪雲家のエンゲル係数を気にしつつもハンバーグやシチューを食べたり、ファミレスで仲良くご飯を食べたりしました。ところが、彩晴さんのあまりのシスコンぶりに、パフェを食べている時に「あーん」を仕掛けても、成り行きで彩晴さんが雪華ちゃんをお姫様抱っこをした時も、「竹取物語」の恋愛話が振られた時も全く動じず、頭を撫でるお兄ちゃん。これがシスコン……強すぎる……!

リュート「きっとテレビ見ている時は胡座かいて、その上に雪華ちゃん乗せてますよ」

KP「ま、マジですか……!?」

逆にKPが途中でたじろぎ、「もっと砂糖度多めにするか……」と聞き専で漏らす始末でした。く、悔しい……私にもっとRP力があれば一泡吹かせられたのに……!(一体何を目指しているんだろうか)

雪華『お兄ちゃん、私「デート」してみたい!』

リュート「飲んでいた牛乳を吹きます」

お兄ちゃんの予想を上回ったのは恐らくこの場面だけなのではないでしょうか……?

その後、言葉どおりデートに出かけた二人。遊園地で思う存分遊び倒しました。「ジェットコースターは後ろの方が怖い」という豆知識を得たり、聞き専からの助言で新しくお化け屋敷が生えたりしましたが、やっぱり観覧車は〆ですよね!!

彩晴『なーに言ってるんだ。ここがお前の家だろ? お兄ちゃんに任せとけって』

心強い兄の姿を見た後で、いよいよ運命のダイスロールへ。第7版ルールとはいえ、プッシュも幸運も使わせない中での10d100。この場面は何度やっても慣れませんね……。

猫「……鉱石マニアを入手する代わり、もう一度10d100振っていいですよ」

凪雲彩晴:10d100/Cthulhu7th : (10D100) > 511[65,45,47,96,53,13,21,39,55,77] > 511

いやーーー第7版ルール採用でよかったですね……(ファンブルは100のみにしようと思っていた)そんなわけで、新しい「妹」を失って不定を見事に踏み抜いた彩晴さんでした。SAN値チェックの出目がキャラクターの精神に引きずられているのが笑いました。

彩晴『あと5日……!? 他に方法があるんだろう!?』

猫「答えはありませんね」

リュート「《組み付き》ますね」

猫「!?? その生き物は、あなたに対して危害を加える様子はありませんよ!?」

そのまま《組み付き》に成功されて脅される羽目になりました。何故だろうね??

彩晴『早く吐けよ』

???『不可能』

リュート「STR対抗に成功したので(謎の生き物の)腕を折ります」

猫「そこまでされたら(謎の生き物の)《近接戦闘》振りますよ??」

リュート「そうしたら《応戦》しますよ??」

危うく第7版の戦闘が始まるところでした。何故だろうね!??(第7版の戦闘ルールをまだ理解していないので別の意味で心臓が止まるかと思いました)何とか踏み止まっていただいて感謝します……。

その後、意識を取り戻した雪華ちゃんに即土下座した彩晴さん。「三人で一緒に公演を見る」という約束は果たせなかったものの、彼女の残り少ない寿命を家族三人、一緒に過ごしました。なお、最後に開かれたスマブラ大会では、三人で最も強くなった雪華ちゃんなのでした。残された雪華ちゃんとの思い出を胸に秘め、彼ら二人はこれからも生きていくのでしょう。

f:id:leafiness:20200809001347p:plain

なお、セッション後にリュートさんと相談した上で、第7版ルールに基づき「穢れ」をバックストーリーに追加してもらいました。こういうのに不慣れだったので、リュートさんには猫の送った文面を簡潔に、かつネタバレを伴わない書き方に直していただきました。絶対こちらの方がいい……人のキャラクター性に干渉できるのってプレッシャーもあるけれど、かなり楽しいぞ……。

 

2020年8月11日「泡沫の夢に踊れ」八重樫アキノ様作

KP:猫/PL:れいらん/PC:零林蒼夜(怪盗)

一言:お久しぶりです(PL的にもPC的にも)

れいらんさんとセッションするのが三ヶ月ぶりだったこともあり、なぜか人見知りを発動していた猫です。その節はうまく話を切り出せずに申し訳ありませんでした……。

同じく久々の零林君です。今回は大切な人として「オートマタは星に願う。」のNPCことアリスちゃんを連れてきてくださいました。今度は星奈ちゃんに行ってもらいたいシナリオを回しますね!!

れいらん「雨宮君と御剣君には三年くらいお眠りになっていただくので」

猫としては残念な宣告を食らった後に始まったセッション。開始早々、ビスクドールになったアリスちゃんを見て「お前がまた人形になるとはな……」と呟く展開に。アリスちゃんから「蒼夜さんの作った料理が食べたい」と頼まれてオムライスを作ったり、いろいろな探索箇所を調べながら外に出る方法を探し始めたりします。

*****

れいらん「テーブルの上と裏と下を見ますけれど、何か情報はありますか」

猫「ないです(無慈悲)」

*****

れいらん「鏡に《目星》振ります」

猫「振っても情報は出ません」

れいらん「鏡に《医学》振ります」

猫「《医学》!?」

*****

れいらん「とりあえず本を炙ります」

猫「ほ、本を炙るんですか!?」

*****

もう、これでもかと笑わせていただきました。黙々と探索をこなしつつ、情報の取り逃しがないように丁寧に動いてくださり、本当に助かります。途中、こちらの準備が間に合わず、変なタイミングで休憩を入れてしまいましたね……。

さて、物語もいよいよ佳境。零林さんが閉鎖された空間から出ようとした時に、アリスちゃんから「本当に、外に出るの?」と声をかけられます。

零林『言っただろう? 俺はやるべきことがある。それは、ここにいてはできない』

零林『……お前がアリスじゃない、ってのは分かっていたさ』

零林『近くにいるやつのことくらい、きちんと分からないとな。それに、あいつが人形に戻るなんて考えられるか』

零林『(メモの表に名前、裏には事務所の住所を書いて)せめてもの餞別だ。あいつの名前を渡すわけにはいかないからな。それでよければくれてやる』

全て理解していた上で、あえて何も語らなかった彼にそんな格好いいことを言わせておきながら、もう一度同じ部屋に戻らせた鬼畜猫はこちらです! シナリオの進行上仕方なかったとはいえ、本当に申し訳ありません……!!

ただ、最後の選択でも零林君はやるべきことを見据えていました。「優しい嘘よりも、残酷な真実を」そう言い続けてきた彼に、躊躇いはありませんでした。ただ、同時に彼は非常に優しかったのです。

零林『……では、よき旅路を』

彼女の亡骸を火葬した際に以前入手した大切なアーティファクトを投げ捨て、せめてもの弔いを済ませ、無事にアリスちゃんと共に生還した零林さん。彼女にとって、零林さんからもらった自分の名前や想いは、かけがえのないものになったでしょう。改めまして、セッションが一緒にできて楽しかったです。ありがとうございました!