リーフィアと歩む緑の軌跡

大好きなリーフィアとともに歩む日常。最近はクトゥルフ神話TRPGを嗜んでいる。

【2年目】猫がPLとしてCoCシナリオを繰り返したら、こうなった。

クトゥルフ神話TRPGの世界観の沼に浸かり続けて二年目を迎えた猫です、こんにちは。

この文章はクトゥルフ神話TRPG歴が二年となった猫が、いつ、どんなシナリオをプレイしてきたのか忘れないための備忘録的なものです。要は一人語り。読まなくても平気です。なお、こちらはPL編です。
「スクワレルモノ」「最強大皇」「傀逅」「星海のトライアド」「庭師は何を口遊ぶ」「スクワレヌモノ」「ネームレス・カルト」「世界一不幸せなSAN回復シナリオ」「亞書」「白の囚人」「白い夢の果て」「メイキン・ウーピーは東京駅で恋をする」「不可逆性のオブリガート」「繚乱 〜神の潜む島〜」「グラスバレヱ」「死ね! コロナ」「悪意と杭と鎖」「このタケノコに美味しさを(このすば! TRPG)」「不死身のリリエッタと最悪の人々」「夏の扉を僕らは知らない」「いあ! いあ! ふぁんとむ★すとらぐる」「告別私記」「瑠璃色絵画」「泡沫なる夢」「無限泡影」「水底から呼ぶ声」「君の小指をちぎらせて」「最後の葬式」「Vampire Rose ー吸血鬼の花嫁ー」「超人五輪」「猫転呑軒」のストーリー詳細と顛末、要はシナリオのネタバレが含まれますので、PL予定の皆様はこの先の閲覧はお控えください。ネタバレをしても後悔しない方のみどうぞ。

 

 

 

2019年8月25日「スクワレルモノ」置物様作

KP:イルハ/PL:猫・えみりぃ・こたつタコ・ツキナミ・りん/PC:草加葵(私立探偵)・江見正明(医者)・山崎ひなた(医学生)・我家垂蔵(刑事)・小鳥遊縁(看護師)

一言:もう、独りぼっちじゃない。

HO1を我家さん、HO2を葵君がもらって始まった本セッション。我家さんが謎の多い上司の命令でナタリーちゃんという少女を送り届けるように言われて困惑する一方で、他PCに揉みくちゃにされた葵君があめちゃんという少女を預かるように依頼され、直後、肝心の依頼主が失踪を遂げました。まともな依頼主は現れないのかこの探偵事務所。

事務所に残された住所を頼りにあめちゃんの自宅を訪れれば血塗れの部屋が待っていました。我家さんとナタリーちゃんとも合流し、各々の場所で就寝することに。こたつタコさんとツキナミさんには大変な思いをしてもらいながら情報を集めていただきました。感謝です。

次の日、突如としてナタリーちゃんが神話生物と化して一時的発狂した葵君でしたが、小鳥遊さんの《こぶし》クリティカルが見事に入って正気を取り戻しました。その節は大変お世話になりました。直後の《クトゥルフ神話技能》1クリである。葵君の《神話技能》の成功率が高いのは何でだろう……?

葵『……もう、“人殺し”は御免だからな』

その夜、閉所恐怖症(事務所で寝る時は扉を開けて間接照明を付けて就寝している)にも関わらず、あめちゃんのことが気がかりでキャンピングカーで寝たのに、居なくなっていることに気付かない辺りがほんともう。

しかし、《追跡》《運転/バイク》連続クリティカルを叩き出してすぐにあめちゃんの自宅に殴り込み、いち早く情報を掴めたのは大きかったです(途中で謎の失踪を遂げてしまった江見先生に申し訳なさを覚えつつ)

終盤では、あめちゃんをどうやって説得するかPL全員で悩みに悩み、いつの間にかPL1ポジションとして説得RPを任されることになりました(途中で睡魔に耐えきれずに夢の世界に落ちてしまった山崎さんに申し訳なさを覚えつつ)

猫「待ってくださいKP! 私は今頭が豆腐なんです! 葵君のRPの文章を打ち込んでいるんで待ってください!」※25時過ぎ

PLの皆さん「え、RPやってくれるんですよね?」「猫さんのことだからRPして、その文章貼り付けてくれますよ」「後から自分で文章書いてくれますって(ブログ記事の感想)」「録音しておきますね(ボソッ)」

猫「えええええええぇ……!!」

葵『俺も捻くれ者で爪弾きで、独りぼっちだったよ』
『でも、俺は依頼されたんだ。「お前を守れ」って。それに応えるのは「探偵」の仕事なんだよ』
『……知り合いにお前と年齢が近い子がいるんだよ、きっと仲良くなれる。この世界には、お前の知らないことも、もっとたくさんあるはずなんだ』
『だから、もし生きていきたいって思うなら、俺の手を握れ!  お前の口から「生きたい」って言ってくれよ!!』

??「♪〜(何かの終了音)」

猫「え、マジで録音してたんですか!?」

結果、渾身のRPはあめちゃんの心に届き、無事にあめちゃんを助け出すことができました。その後、KPからあめちゃんをどうするか尋ねられて、速攻で「探偵事務所で引き取ってもいいですか?」と言いました()

夜遅くまで申し訳ありませんでした、楽しかったです! あめちゃん可愛がりますね!!

以前、夢の世界でやむなく少女を殺してしまった彼が、今度はその手で現実世界の少女を救えたことにこれ以上ない程喜びを感じつつ。

 

2019年9月14日「最強大皇」ぴゃん様作

KP:おにぎり/PL:ぴー・猫・ツキナミ/PC:楼河善蔵(HO1)・奥寺昴(HO2)・宇那木牌太郎(HO3)

一言:最強が最強たる所以。

前々からやりたいと思っていたシナリオを回していただきました。リアルが忙しすぎるのと、どのHOを選ぶのかで散々迷った結果、HO2を選びました。セッション終了後、HO1・HO3の詳細を見て、あまりにもアレで設定をうまく活かせないだろうとは思いましたが()

そんな訳で初投入した奥寺君。親のコネでギリギリ医者をやっていられる半引きこもり系男性が、何の因果かお爺ちゃんと赤ん坊と共に日本を取り戻す任務を遂行することに。

ところが、お爺ちゃんも赤ん坊も只者ではないのは分かっていたものの、奥寺君自身の戦闘力がそこまでなかったり、なけなしの攻撃技能を振ると発狂したりと、てんやわんやの大騒ぎが繰り広げられました。

なお、シナリオ中にツキナミさんが裏でKPといろいろ交渉していたり、ぴーさんが裏でKPと道具や技能について検討していたりしていましたが、猫は頭を空っぽにして筋肉を愛でていました。シナリオ背景なんて知るか、上腕二頭筋を愛でるんだよ。

シナリオも佳境に差し掛かると(いろんな意味で)筆舌に尽くしがたい描写の嵐が巻き起こり、PL達はめっちゃ恥ずかしい台詞を何度も何度も叫ばされました。次の日、両親から「お前何叫んでたの?」と呆れ顔で言われましたが正直楽しかったです。KPもよくもまあ噛まずに最後まで駆け抜けたものです。もはや笑いすら出なくなりました。これが、「最強」……!!

終盤では一つの大きな選択を迫られたのですが、PL達もPC達も気持ちは変わりませんでした。最初から最後まで、ジェットコースターどころかバンジージャンプレベルの急展開に目眩がするようなセッションでした。

このメンバーで次回作に参加するのを心待ちにしています!

 

2019年10月5日「傀逅」むつー様作

KP:テル坊/PL:猫・れいらん/PC:草加葵(私立探偵)・空草業(スタントマン)・草加あめ・星凪桜乃

一言:PLの精神が見事にやられました。

KPとして一度「傀逅」を回した後、れいらんさんから「朗読劇みたいな形になると思いますが、猫さんもPLしてみませんか」と誘われて、PC目線で「傀逅」に参加してきました。

当初、新規探索者を作ろうと思っていたのですがなかなかよい設定が思い付かずに(そもそも時間が取れなかった)「そうだ、葵君がいるじゃないか」と、最近幼女を連れて帰った葵君を生贄に捧げることにしました。この場を借りて、葵君とあめちゃんのイラストを描いてくださったななむーん氏に圧倒的感謝を。

そんな訳でPC目線で飛び込んだ「傀逅」の世界でしたが、神話生物にSAN値をゴリゴリ削られて早々に不定を割った空草君と、戦闘力が足りずに体力が一桁になる葵君という、ズタボロコンビが誕生しました。「辛勝」という言葉が相応しい展開に「あれ、このシナリオ序盤からこんなに殺意高かったっけ??」と漏れる始末。

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1180477995233902592?s=21

遂には、上記に貼り付けたふせったーの展開になってPLの精神まで壊されました。あのときの猫は咄嗟に言葉が出ず、呻き声しか漏れませんでした。葵君が堕ちるところまで堕ちた姿を見せつけられ、「これが『絶望』か……っ!!」と痛感しました。これぞクトゥルフ神話TRPGの良さ。

終盤、れいらんさんのダイス運が輝いてくださったおかげで無事に生還を果たしました。絶対猫だけでは生き延びられませんでした……SAN4とSAN9でよくぞ生還したものです……。

突発的にKPをお任せしたにも関わらず(しかも人生初KPを)引き受けてくださったテル坊さん、互いの探索者の大切な人(NPC)をRPしてくださったれいらんさん、草葉の陰でニヤニヤ見守ってくださった聞き専のぴーさん、本当にありがとうございました! 

余談ですが、KPに交渉して生還報酬を削りに削っていただきましたが、それでも葵君の《クトゥルフ神話技能》が42になってしまいました……彼の明日はどちらになるのやら……。

 

2019年11月20日「星海のトライアド(未完)」ツキナミ様作

KP:すし/PL:猫・じいじ・ZEEL_t/PC:不二燈(考古学者)・魚澤正子(大学教授)・石村居作(エンジニア)

一言:いろんな意味でやられた……。

たまたま午後休を取れたタイミングでテストセッションが行われるということで、急遽探索者を作って参加しました。

それにしてもメンバーが凄い人しかいなくて恐縮でした……「本当に此処にいていいの自分?」と、終始勘繰っておりました……。

前半は山盛りのホットドッグを食べつつ、ポイントネモに起きた異常現象の原因究明を(これでも真面目に)取り組んでいたのに、後半で突如海に投げ出されたときには「あっこれ死んだわ」と思ったんですが!? しかも最後の最後までどうなるのか分からない波乱の展開で胸が躍りましたとも! ええ!!

ツキナミさんのシナリオに参加させてもらうのは二度目なのですが、前半で振り撒かれている伏線が後半の展開で回収されていく点は見事の一言です。

個人的には、事あるごとに何かしら適当に理由を言い繕って「《考古学》を振りたい」と、すしさんに無理をさせてしまったと反省しております。シナリオはまだ完成していないそうですが、非常に楽しみにしております!

 

2019年11月30日「庭師は何を口遊ぶ」USB様作

KP:ぴー/PL:あさ・猫・れいらん・じいじ/HO1:眼目庚・HO2木元桜・HO3雨宮燐・HO4鉢江百合

一言:とんでもないことになった……。

ぴーさんが前々から回したいといろんな方々に募集をかけた結果、日程の合うメンバーで組んだのが今回のセッションとなりました。一週間前におにぎりさん・ツキナミさん・テル坊さん・りんさんの四人で実施された「庭師」が「裏庭」、そして今回の「庭師」は「表庭」と呼ばれており、何故か裏庭のメンバーが全員聞き専に来てくださいました……えっ怖……。

各自配られているHOや設定がそれなりに重いようで、導入が飲み会なのに和気藹々とした様子は一切見られませんでした。雨宮さんがガンガン狂犬ぶりを発揮するのを眼目さんが上手く手綱を引いて宥め、そんな雨宮さんを見て木元ちゃんが嫌な顔しつつ、どこか鉢江さんが苦笑いをしているような、それなりにバランスの取れている(と猫は勝手に思っていた)零課でしたが、調査の最中四人の間に異変が起こっていきます。探索の途中で徐々に紐解かれていく真実。突如始まる発狂RP。一気に繰り広げられるPvP。中盤では秘匿HOの追加によって、PC達はもちろん、PL達のメンタルもズタボロにされましたとも、ええ。

ただ、PL達は「どうするんだこれ(呆れつつもRPの手は緩めない)」「すみませんすみません(謝りながらもRPは止めない)」というテンションで進めていきました。むしろこのPL達ノリノリである

それにしても、拳銃を持った途端とある二人が発狂し始めたの面白すぎませんか??(そして後追いして木元ちゃんも発狂するのであった)

シナリオ終盤には「眼目→←雨宮←木元(ただし矢印は殺意を表す)」というよく分からない関係性ができ上がっていて笑いました。ラスボスが完全にモブでしかなかった()あと、個人的な推しである雨宮さんがPC達やNPCや他多数から殴られて即死するのではないかとヒヤヒヤしていましたが、まさかの大奮闘でした。さすが武道派。

このシナリオ中、唯一の癒しはNPCでした……いや本当に優秀な人だったんですよ(死んではいない)

最終的に無事全員生還したのですが、今後の立ち振る舞いをどうするかPL全員がそれぞれ悩むことになったのでした……このシナリオ、設定が重すぎでは??

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1200802133437628418?s=21

今回のセッション終了後、HO2目線でまとめたふせったーになります。ネタバレを含むため閲覧の際にはご注意ください。

 

2019年12月8日「スクワレヌモノ」置物様作

KP:イルハ/PL:猫・こたつタコ・トト丸・桜井義之・パーティクル/PC:草加葵(私立探偵)・山崎ひなた(医学生)・霧原かすみ(探偵)・ジョルノ・ジョバーナ(弁護士)・生天目遥(看護師)

一言:ああああああああああああああ

第5回ABC関東オフに参加した日、突然舞い込んできた「スクワレルモノ第2部」というDMに釣られ、特急を使って速攻で帰宅して参加しました。

一人だけ縛りRPを強いられてのセッションでしたが、葵君はいつもRP縛りをしていたのでそこまで苦ではなかったという()ただ、秘匿チャットでKPと確認しながらRPをしていた時だけは結構大変でした(後半は心理的にめっちゃ辛かった)

そして相変わらずの初手葵君弄り。何で人様のキッチンでマルゲリータピザを焼くことになったんですか? 何で冷蔵庫の中が空になっているんですか??

その後、兄を探している少年に誘われて個性豊かな面子で廃病院を探索することに。メンタル豆腐の葵君を霧原さんにサポートしてもらいました。一方で、ジョルノさんが端々にネタを織り交ぜるわ、生天目さんの出目が良すぎるわ、山崎さんが安定した出目とRPを出して助かるわ、非常に愉快だったのですが、葵君的にはKPCの美凪栞ちゃんのことが気になりすぎてですね……(彼女に関する恐怖症持ち)

誰が栞ちゃんを連れて探索するか決める際にダイスを振って見事に引き当てた時には運命を呪いましたとも。個人的にはファンブル処理としてd20振りまくのだけは許せないです割とガチで(2回ともSANC失敗した顔)

最終的に情報を集め切り、運命の二択を強いられることになりました。当時の猫はよく分からないテンションと頭の回らなさに苛まれて思考を放棄し、他のPLの方々に一任してしまったのですが、きちんと考えれば何とでもなりましたね……未だに少しだけ悔やみますが時既に遅し。葵君はあめちゃんを救えず、彼女は眠り続けたままになりました。

久々に猫の精神に大打撃を喰らってセッション終了後はしばらく放心状態でした。ただ、KPからの温情と葵君の意思を放棄するわけにはいかないと思い、下記のSSを書くことで諸々の感情を消化しました。

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1204025407411933184?s=21

まぁ要するに、今後這いつくばってでも生き残らせたい探索者が一人増えたという話です。その時まで猫がクトゥルフ神話TRPGをプレイしていればいいのですが……。

 

2020年1月4日「ネームレス・カルト」もすい。様作

KP:ぴー/PL:テル坊・猫・れいらん・りん/PC:竜崎芽衣・椋木惑・天野翔・星乃渚

一言:濃密な18時間でした!!(なお親フラ)

前々からぴーさんが準備をしていた長編シナリオを回してもらいました。腱鞘炎になりながらも資料を作り、睡眠時間3時間という過酷な状況下でも最後まで寝落ちすることなく成し遂げたぴーさんには感謝しかありません。

新聞部仲間の竜崎さんとは初絡みの段階で「こういうRPしたいなぁ」とれいらんさんに言わせたレベルで息ピッタリで、こちらとしても絡みやすかったです。他三人からアホの子呼ばわりされたり、たまに馬を召喚したがったり、「あっ、あっちにイケメンが!」と言って走り出すという咄嗟の機転をきかせたり、本当いいキャラでした。某日一緒に帰らなくて申し訳なかったです……。

星乃さんは、元気なセラちゃんから「血ーー!」「ヒーロー呼ぶー!」とせがまれて終始てんてこまいでしたが、その様子がみんなのムードメーカーになっていました。それにしても、蜂蜜酒があるか《幸運》を振ってクリティカルを出したり、ヒーローの《鉤爪》が何度も命中したり……え? 何ですかそのダイス目。あと、終盤で某キャラの立ち絵を見て「えっ、エッチじゃん」と言ってシリアスを壊しかけたのは忘れません(でもこの流れ好きでした)

同じ男性陣である天野さんは、ルルちゃんとの絡みが自然にできていて非常に羨ましかったです。「ルルは頼めば話を聞いてくれるなぁ(しろめ)」は格言。まさか《経理ファンブルしてVtuberバレるとは思いませんでしたが……(やったぜ)(流れ完璧すぎて笑いました)戦闘を全部お任せして申し訳なかったですが、むしろ全部任せても大丈夫だったという……。

そして、久しぶりに長々と設定を作った探索者こと椋木君ですが、非常に動かしやすかったです。某神話存在との交渉を一手に任された時には死ぬかと思いましたが(10時開始のセッションが24時に達した辺りで精神も思考もふわふわだった)、何とか言いたいこと、聞きたいこと、やりたいことを出し切りました! まとめに協力してくださって皆さんありがとうございました! アレがなかったら多分話せていません……あと、最後の最後で役に立たず申し訳なかったです……(朝3時に母からメールが届き、物音立てられなくなった猫の末路)

当初、ナコちゃんからメガネ呼ばわりされて絡みが難しくて少々戸惑いましたが、最後は「先輩達から未来を託された」という共通の目的の下、心を一つにできたと(勝手に)思っています。いつか彼女から名前呼びされる未来を夢見て、彼は仲間達と新しい一歩を踏み出すことでしょう。

 

2020年1月26日「世界一不幸せなSAN回復シナリオ」woru様作

KP:れいらん/PL:猫/PC:草加葵(私立探偵)

一言:ありがとうございます!!(なお精神は死ぬ)

ツイッター上でれいらんさんとやり取りしていた際「地獄みたいなSAN値回復ならありますよ?」という謳い文句にまんまと誘い出され、SAN13の葵君を持ち出しました。

セッション開始早々両親の訃報を聞かされ、次々と自分が関わっていた人間が不幸な目に遭っていきました。最近、なるべく人と距離を取っていた(一部例外を除く)葵君なので、自分が不幸の引き金だと分かった瞬間、「あめのいる病院と怜兄のいる診療所には連絡しない」と固く決意して家に引きこもっていたのですが、まんまと外に連れ出されてさらに追い詰められていきます。自分が石を投げられるのはいいけれど、石を投げた相手が心臓発作で即死するのは駄目だよ辛かったよ……(葵君根はいい子なのです)

途中、れいらんさんの探索者達と共に郊外に逃げ延びるのですが、不幸は彼を逃してはくれませんでした。特に「傀逅」でタッグを組んだ空草君に、断腸の思いで「あめのことを頼みたい」と言った直後に彼が倒れるんですよ……ここまで来たら「やっぱりか」としか言えないじゃないですか……!?(空草君の懐からナイフが出てこないことに対して「ちっ、用意周到な奴だな」と苦笑するRPをしながら)

出目が全体的に70を超えるし、精神面が直接ダイスに反映しました……あめちゃんのために生きたいと思っていた葵君でしたが、自分の不幸に彼女を巻き込みたくなくて、最終的に自ら死を選ぼうとするのは葵君らしいなぁと。

結果的には生還してSAN値も33まで回復しましたが、シナリオ開始時点で初期SAN値まで戻したはずなのに、SAN値チェックがことごとく失敗するので「本当お前そういう奴だよなぁ……」と思い知らされました。

 

2020年2月29日「亞書」マァム様作

KP:マァム/PL:じいじ・おにぎり・ツキナミ・猫/PC:毒島直志(私立探偵)・桜田文子(警察官)・宇那木徘右衛門(ジャーナリスト)・西原黎(ジャーナリスト)

一言:濃厚な初オフセPL体験をありがとうございました。

オフセKPの体験は何度かあるくせにPLの経験がなかった猫が、遂にオフセPLの機会に恵まれました。お声がけいただいて本当に良かったです! ありがとうございます!!

都内某所の駅前でシナリオ制作者(しかも今回は直々にKPしていただける)マァムさんやPLの皆さんと合流し、カラオケ店に入ったかと思えば準備万端整えた卓部屋へと案内されました。

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えっ、何これ凄……っ、凄すぎでは……!!?

画面が投影できる? BGMが流せる? ルルブのキャラシは勿論、キパコン付属資料が印刷された上アクリル板に収められてPL達に配布され、更にはリアルダイス4セット準備済……!?

マァムさんの卓準備があまりにも凄すぎて、この時点でテンションが最高潮まで上がる猫でした。しかも、そんなよく分からないテンションのまま、卓直前の準備で手間取っているKPに質問攻めして困らせたかと思います……その節は申し訳ありません……。

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セッション前に、PL四人でそれぞれキャラシの記入を行いました。机の上には各自が持ち込んだ菓子類を並べていましたが、セッション終盤では大体食べ尽くしたという……糖分を摂取しないと頭が回らないんですよ!!

探索者のステータスを簡易的にまとめられるKP用の用紙にもDEX順で記入し(「これ絶対オフセで便利なやつだーーー!」と、ここでも地味に興奮する猫)、持ち物やPC間の関係性について全体で確認。PL全員が事前にある程度キャラクターを用意していたこともあって、ここまでで大体30~40分程。

そんなわけで、いよいよセッションが始まりました。

導入では、タイトル通り「亞書」について調査することになったジャーナリスト組と、謎の怪事件を調査することになった警察官が探偵事務所に集結したかと思えば、そこに謎の男性が現れて……と、序盤からドタバタしながらも、警察官と女性ジャーナリストが国立国会図書館に、探偵と中年ジャーナリストが謎の男性の足取りを追う流れになりました。

それにしても、国立国会図書館のシステムや詳細が本物と全く変わらないもので密かにテンションが上がりました。このシナリオを体験した後に実際に国会図書館に行くと、「ああ、こういうことか」「なるほど、ここであんなことがあったのか」と思えていいと思います。なお、その場所で起こったイベント描写が神すぎて口元のニヤニヤが止まらないし、病院は病院で目には見えないだけで相当大変なことになっていたし、とあるBGMを聞いた途端に猫が過剰反応を示すし、謎が謎を呼んでさらに加速する展開に付いていくので精一杯でした(PLの思考は全く追いついていませんでした)

じぃじ「(NPCの置いていった)ジャケットを羽織ります」

KP「えっ!? 持っていくんじゃなくて着ているんですか!?」

(某神話生物と遭遇した際)

じぃじ「着ていたジャケットでぐるぐる巻きにして縛ります」

おにぎり「そのまま棚の中に投げ入れます」

全員「(大爆笑)」

ギャグテイスト強めだった時もあったものの、最終決戦ではNPCを何とかできないか真剣に悩みに悩んで、最終的におにぎりさんがある決断をしたことでトゥルーエンドに至りました。本当に桜田さんには辛い選択をさせてしまいましたね……。

それにしてもこのシナリオ、いい意味で救いがなさすぎて個人的にめっちゃ好きです……。マァムさんの準備には到底及ぶものではないでしょうが、いつか猫も頑張って読み込んで回したいです。

だってサインまでもらいましたからね!!(セッション終了直後に油性ペンとシナリオ本を取り出して「サインください!」とマァムさんにお願いする空気の読めない猫はこちらです。その節も申し訳ありません)

その後、聞き専でお見えになっていたぴゃんさんからオススメの飲み屋さんを紹介してもらい、美味しいお酒を飲みながらシナリオの裏話や好きなアニメ等についての話をたくさん交わしました。これがオフセのいいところですね……!

またいつか、こんな素晴らしい卓に巡り会えることを願って。

 

2020年3月7日「白の囚人」色猫卓様作

KP:トト丸/PL:猫・鞍馬・イルハ/PC:赤月カナタ(傭兵)・八鳥光(暴力団員)・美凪憑喪(ディレッタント

一言:(ある意味で)凄い組み合わせでした。

新ココフォで「傀逅」の部屋を準備したところ、たまたまDMでPL募集を見かけて突発卓に参加してきました! セッション開始前にトト丸さんからオススメの神話生物イラスト素材を紹介されたので速攻でダウンロードしたとか何とか。しかも、KPの準備中に帰宅途中のイルハさんが急遽帰宅しながら参加することになり、向こう側からリアルが特定されそうな音声が入りながらのセッションとなりました。

暴力団組長の一人娘が行方不明となり、一緒にいた男性が謎の不審死を遂げ、本来であれば出会うはずもない三人組が「組長の娘を探す」という一つの目的のために手を組むことになりました。男性恐怖症の女性、ドMの変態、潜入構成員……まともな奴が誰もいないんだが()

それにしても、一人娘のベッドの下を覗いて追い出されたかと思えば有力な情報を抜いてくる鳥さん優秀では?? 憑喪さんも憑喪さんで、NPCに実家の電話番号を知られていることに気付いて(自主的に)SAN値を減らしていましたね。

そして訪れた洞窟の中で某神話生物に遭遇したのはいいんですが、肝心の娘さんがどうしようもない状態になっていることが判明。一人娘の彼氏が今にも食べられそうになっているのも理解していたのですが……。

憑喪「え、私りんちゃん(一人娘の名前)が心配で来ただけだから」

カナタ「任務と直接関係ないな」

八鳥「だな」

即スルーを決め込んでそのまま帰る薄情なPC達でした。こういうPRをするのは珍しいので新鮮な感じでした。その件についてはKPに申し訳ありません! 楽しかったので許してください!!

それにしても「使いたい」という理由だけで持ってきていいキャラではなかったですが、いつかまた「探索者」として使ってあげたいものです。

 

2020年3月14日「白い夢の果て」色猫卓様作

KP:トト丸/PL:猫・鞍馬・桜井義之・イルハ/PC:藤咲澪(警察官)・剣持キバ(警察官)・牛尾哲(警察官)・美凪亀(探偵)

一言:やりたいことを最期までやらせてもらいました。満足。

ブログを更新しなければならないし諸々やらないといけないこともあったのにやる気が出なかった夜21時前、イルハさん達にまんまと乗せられて藤咲君のキャラシを貼っていた猫は本当にチョロいと思います……。

出向先で知り合ったメンバーと共に、野良犬の怪奇行動に関する案件を処理したかと思えば、先輩の刑事が出勤してこなくなってしまいました。お見舞いに行こうとしたのに報告書やら始末書やらの作成が溜まっていてなかなか動けないのは笑いました。

当初の探索では気になる点を見つけられなかったのですが、それにしても剣持さんも牛尾さんもご近所付き合いが下手すぎて(交渉系技能がことごとく失敗していく)フォローが大変でした。空気読めないことを言うのは本来藤咲君の役目だったんですが!?

その後、先輩刑事が亡くなってしまった後に、彼をたびたび見舞いに来ていた科捜研の先輩まで調子を崩してしまいました。その頃、先輩刑事が書いていた報告書の情報を元に、剣持さんだけ残して三人で事の真相に至るために福井県まで車を飛ばしたわけですが、NPCの置かれている状況がまずいことを理解して《運転》技能を成功させてすぐに戻ってきました。藤咲君こんなに熱いキャラだったっけ……? かと思えば、人外待ったなしのKPCに道を遮られます。

「これ以上進んでもどうすることもできない」「先に進んだらあなた達の命はない」ことをPL・PC共に宣告され、それでも藤咲君は一縷の望みを賭けて前に進みました。運命のPOW対抗は「骨は拾ってやるからな……!(SS書いてやるの意)」と思いながら振りましたが……。そんなわけで、美凪さん以外は強行突入して全員ロストしたため、生還1ロスト3という形でセッション終了となりました。

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1238881710734897152?s=20

藤咲君と約束した追悼用SSとなります。セッション終了後(当時25時)一時間ほどで作成した文章ですが、読んでくださったKPやPLの涙腺にダイレクトアタックすることに成功したようです。やったぜ。

過去に禁忌を犯したからこそ、藤咲の意志は二度目の生を受けた先輩へ引き継がれたのです。その先輩が今後どういう形で深淵と向き合うのか、行く末を見守ろうと思います。

 

2020年3月24日・25日「メイキン・ウーピーは東京駅で恋をする」なんとかかんとか様作

KP:ほたなさんた/PL:猫・おにぎり・れいらん/PC:草加肇(文士)・田中三郎(技師)・式部湊(私立探偵)

一言:何だこれは(歓喜

ありがたいことにおにぎりさんからお誘いしていただき、初めての大正クトゥルフ神話TRPGに参加してきました。しかも第7版のルールでキャラシ作成から一緒にやってくださるとあって、まさに至れり尽くせりでした。

今回KPをしていただいたほたなさんとは初対面だったのですが、進行するたびにこれでもかというくらい丁寧に対応していただきました。大正時代について質問した際には豊富な知識に基づく返答をいただき、まさに圧巻の一言です。時間管理についても予備日を設け、余裕を持たせて完璧に対応していました。これがまさに「できるKP」の姿ですね……頑張って見習います。

また、今回集められたPL達は身内でよくKPを担当する人達だったこともあり、PLとして三人一緒にセッションするのは初めてでしたが、だからこそRPがエグいことになりそうという予感がありました。実際、セッションが始まるとKP含めて誰もがRPが上手すぎて場違い感がありました。皆さん凄すぎませんか……?

草加家の祖先で怪異を専門とした文士(物書き)の草加肇と、田舎から出てきた科学を愛する田中さん、金持ちで美貌を生かして裏では情報屋を営む式部さん、三人で協力しながら一つの目的を果たすために情報を集めていく中で、互いの立ち位置やキャラクター性が見えてくるのが非常に面白かったです。RPや掛け合いも楽しかったです。

そして、シナリオの内容も勿論魅力的だったのですが、ココフォが綿密に準備されており、地図が非常に見やすかったです……なんですかアレ……凄いですね……!?

NPCの女性と、彼女の愛しい方、そして彼女を愛した一途な彼。彼らの想いは一つの映画となって未来に遺される。そのことに対する喜びと、僅かな悔しさを抱いた肇さんなのでした。

 

2020年4月18日「不可逆性のオブリガート」透山シロ様作(白糖堂発行)

KP:おにぎり/PL:猫・ツキナミ/PC:星宮昌(高校生)・星宮朋(高校生)

一言:「俺は朋の兄だから」「貴方は私の兄さんで、私は貴方の姉さんなんです」

「秘匿HO制、かつ新規双子未成年探索者で同じ楽器の演奏者」という異色の条件で臨んだシナリオでした。探索者同士はある程度のすり合わせが必要だということもあって、ツキナミさんと事前に連絡を取り合って、三味線を得意とするキャラクターを作りました。ちなみに、猫がセッション前日に体調を崩して寝落ちした結果、当日朝ギリギリまでツキナミさんをキャラ作成に付き合わせてしまいました……その節は申し訳ありませんでした……。

そうして完成したキャラクターの立ち絵は、FGO第2部第5章後半オリュンポスで登場するマカリオス君とアデーレちゃんを使用しました。二人とも可愛い。

一週間後に控えた演奏会に集中するために、講師の先生の別荘にお邪魔することになったところまではよかったのですが、早速肝心の《芸術/三味線》技能が二連ファンブルを叩き出し、秘匿HOが見事に活かされることになりました。最終的には2クリ5ファンになったので出目が終始ブレていましたね……。

一方、講師の先生がとことんハーブを推してきて、お世辞にも美味しいとはいえない料理を振る舞ってくるのをどうしようかと頭を悩ませたり、探索していく内に教え子達の末路を理解してどうしようかと考えを巡らせたり、とにかく情報量が多くて考えをまとめるのが本当に大変でした。

また、ツキナミさんがとある情報を入手してから「えっ、こんな情報俺にもらってもどうしようもなくないですか!?」と言い始めて大混乱。猫が休憩中に「名探偵コナン 紺碧の拳」をのんびりと見ている間にも散々悩んでくださったようで……(セッション終了後に見せてもらって、「確かにこれは見せなくて大正解だわ……」と思いました)

最後はお互いに情報をすり合わせ、PL会議を何度も開き、「演奏会で全てを終わらせる」という結論に至りました。SAN値が大幅に減少して不定になった時は「駄目かもしれない」と思いましたが、KPの処理と温情もあり、あとはダイス目に全てを賭けることになりました。辛かった……それでも、数々の苦難を乗り越えて演奏をやりきった二人に拍手を送りたいです。二人のこれからに少しでも幸多からんことを。

 

2020年4月19日「繚乱 〜神の潜む島〜」海月水母様作

KP:れいらん/PL:猫・ツキナミ/PC:後藤鋼樹(郷土史家)・沖津紅(巫女)

一言:大謝罪会見を開きたい。

二人で楽しい二泊三日の旅行に出かけたはずなのに、気が付いたら漂流していました。おかしい。そして、行き着いた先で某神話生物を神と崇める島民に身柄を拘束されました。おいおいおい。そんな感じの導入を何とか乗り越え、擬似的な不死を約束された不思議な島を探索することになりました。

ちなみに、過去のセッションで江戸時代に飛ばされた経験のある二人だったこともあり、事情を把握するまで「あれ、ここってひょっとして江戸時代!? またタイムスリップしたの!?」と混乱しました。これはぴーさんが悪い。

途中、島民に忌み子として嫌われている女性に心を開いてもらおうと何度か交渉を試みる沖津ちゃんと行動を共にしながら、「不幸」体質の後藤君が何を思ったのか、多くを語ることはなかったものの、きっと内心言いたいことは悶々と抱えていたはずです。それを終盤で行動に移せればよかったのですが、肝心の場面の前で後藤君はシナリオ上から離脱することになりました。

《DEX×5》失敗→《回避》失敗→ダメージ最大値→《CON×5》失敗で後藤君が気絶→フォローで入った沖津ちゃんの《STR×5》ファンブル→その後、島民達4人の《応急手当》と沖津ちゃんの《応急手当》、さらには後藤君の気絶回復判定の《CON×4》にも失敗……限界まで温情を与えてくださったKPには感謝しかありません。

そんなわけで、後のことを全てツキナミさんに託し、猫は天の声として(終始ミュート状態で)パソコンの前で頭を下げつつ、沖津ちゃんが島の命運を賭けて奔走する様を眺めておりました。ダイスの女神様にここまで嫌われたのは「Xday」以来です。悔しい。

事前の考察段階で肝心な情報を落としていたというのも大きかったですが、何より二人とも大事な場面での出目に嫌われていたこともあり、結局沖津ちゃんに強行突破を余儀なくさせてしまって申し訳なく思います。こればかりはどうしようもないとはいえ、無力感を覚えてなりません。

結果として二人とも何とか生還を果たすものの、後藤君視点としては「気が付いたら旅行先で沖津ちゃんがいなくなっている」というエンディングを迎えました。記憶を失った沖津ちゃんがこれからどう生きていくことになるのか……それを思うと胸が痛みますが、せめて今後の彼女とも縁が結ばれることを祈ります。それまでは、後藤君は沖津ちゃんを探すでしょう。

 

2019年6月21日~2020年4月26日「グラスバレヱ」ぴゃん様作

KP:じいじ/PL:猫・あさ・ツキナミ/PC:水無月航(美大生)・鏡宮蓮月(大学生)・宇那木灰色(山小屋管理人

※第一章「カボチャの馬車」6月21日/第二章「ハシバミの木」7月27日/第三章「シンデレラの舞踏会」9月15日/第四章「双子の夢幻鏡」1月25日/第五章「ちるちるみちる」4月25日/第六章「夢色ハーモニー」4月26日

一言:素晴らしいみなさんと駆け抜けられたことに、感謝を込めて。

全六章にわたる大規模キャンペーンに参加していました。この感想を書く際に前半の日程が思い出せず、PL用のメモを保管しているフォルダを開いて確認したのですが、全章のメモがきちんと取ってありました。昔の自分グッジョブ。ちなみに2019年5月26日に、「ユドナリウム」の使い方について事前に説明を受けていたことも追記しておきます。最初から最後まで、KPのじいじさんに丁寧に進行してもらって感謝に絶えません。また、全てのセッションを見守ってくださったおにぎりさんにも感謝申し上げます。お二人とも、本当にありがとうございました。

第一章の序盤で鏡宮君が真っ先に死んでしまい、あささんがDiscodeに「ターミネーター2」の溶鉱炉画像を貼り付けたことから「溶鉱炉班」と呼称されるようになりました。ネーミングセンス大好きです。

予想のできない展開で始まったとはいえ、章を重ねる度に少しずつ理解できるのかなと思っていたのですが、後半になるに従って謎が謎を呼び、神話技能と○○技能が高まるばかり。基本的に出たとこ勝負かつ物事を深く考えようとしない猫の性格も相まって、セッション中は終始脳内が宇宙猫でした。世の中には「考えるな、感じろ」という言葉がありますが、このシナリオはそんなものじゃ済まされなかったです。感じたところであんなのどうしろと言うんだ畜生。

第一章は死に戻りに慣れた結果「石をシチューに入れて飲みましょう」と頭のおかしなことを言い始め、第二章ではメロン味の飴に癒やされながらも涙を流し、第三章は鏡宮君と喧嘩して自棄酒に手を出し、第四章では看板を作って地域に貢献した一方で二度目の別れを体験しました。第五章と第六章は許しません。なーにが「ちるちるみちる」ですかーーーー!!?

今回のキャンペーンに際して作成した一般人こと水無月航君。キャラクター性を固めずに参加したことを、終盤ああいう形で後悔させられるとは思いもしませんでした。一年前の自分に「せめて一人称は固めてから参加させろよ馬鹿!」と怒鳴りに行きたい気持ちです。

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1254439549427576833?s=20

自分の探索者語りはすでに上記のふせったーで済ませているので割愛します。ネタバレ豊富のため、閲覧の際にはご注意ください。

鏡宮君とはなかなか反りが合わず、あささんには非常に申し訳ない思いでした。ただ、鏡宮君のああいう性格を、水無月君は嫌いではなかったと思います。むしろ、人に左右されがちだった彼は、自分の意見を曲げない鏡宮君のことを心のどこかでは羨んでいたのではないでしょうか。もっと積極的に絡みたかったなぁ……。

三人組の紅一点こと宇那木さん。心の癒やしにしてオアシス。「水無月君が二人の間でバランスを取っている」と言われたこともありますが、猫としては、宇那木さんが二人の間に割って入って、三人がバラバラにならないように手綱を握ってくれたという印象でした。心の優しい人で、芯の強い女性でした。

そんな鏡宮君と宇那木さんという二人が一緒だったからこそ、一人では立ち止まっていたはずの水無月君が筆を執れたのだと思います。改めて、一緒にキャンペーンを回ってくださったあささんとツキナミさん、ありがとうございました。

これで正真正銘、水無月君とはしばらくお別れです。どうか、よい日常を。

 

2020年4月29日「死ね! コロナ」つきのふね様作

KP:ぴー/PL:猫・ぴー/PC:草加怜(HO1/医者)・草加翡翠(HO2/メイド)

一言:ギャグシナリオでHP-1になるなんてそんなことあるはずがない(あった)

ぴーさんから「このシナリオのHO1、『大切な人がいる医者』なんですよ。これは草加さんですよね!?」と言われて、久しぶりに怜さんRPをしてきました。ありがたいことに身内から相当認知されて、誰かのPCが怪我をする度に「草加診療所に行きませんか?」と冗談交じりに言われることがあるのでNPCとしてたびたび出ていたのですが、PCとして正式にシナリオに参加するのは「宝石を食む(2019年8月)」以来でした。

シナリオ開始直後、翡翠ちゃんにコロナウイルスの陽性反応が出てしまうのは想定内だったのですが(「こんなシナリオに連れて行かなきゃよかった」と言いながら)、なぜか序盤で振った《クトゥルフ神話技能》が成功したせいで「今までの経験に近しいものを感じた」ため、ウイルス除去に乗り出すことになりました。

途中、前作「死ね! 花粉」の経験という(PL的に)嫌な予感がしたので、普段は絶対作らない火炎瓶を作らせてもらいました。それにしても、途中で寄った図書館で《図書館》技能が全くというほど成功しないのは何でですかね??

そういうしている内に、何とか(なぜか)ウイルスを除去する術が手に入ったと思えば、地球外生命体が地球ごとウイルスを除去しようとしてきたため、何度目かの○○○との戦闘に発展しました。いやぁ……ダメボがないのに何でこの人ほぼ初期値の《こぶし》を成功させるんだ……?

ところが、戦闘終了が見えてきたその時、NPCに攻撃が通りそうになってしまったので咄嗟に「かばう」宣言をした結果、1d10+1+1d6のダメージをまともに食らい、怜さんのHPがマイナスになりました。猫はショックよりも笑いしか出ませんでした。防護服の3点装甲がなかったら即死ですよこれ()

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1255701210075508736?s=20

(セッション後、その時のことについて上記のふせったーにて短編を書いたのでよろしければどうぞ。ネタバレありです)

KP「もうシナリオクリアでよくないですか?(翡翠ちゃんの《応急手当》成功後)」
猫「それ、私がいうならともかくKPが言っちゃ駄目ですよ」

その後、何とかウイルスを除去することに成功し、世界は救われたのでした。それにしてもまさか○=○さんに治療してもらうことになるとは……おかげさまで怜さんの神話技能がまた増えたよ……。

 

2020年4月24日・5月1日「悪意と杭と鎖」たけのこ様作・桜宮小春様改変

KP:おにぎり/PL:猫・ツキナミ・テル坊・れいらん/PC:如月琳(ディレッタント)・宇那木徘右衛門(ジャーナリスト)・朝凪綾音(カフェ店員)・米津隆弘(ニート

一言:PRを貫き通す難しさ。

「人を選ぶ系シナリオ」という触れ込みを聞いた上で参加してきました。如月ちゃんにとってはこのセッションで六回目の神話的事象でしたが、他の探索者は宇那木さんが二回目、朝凪ちゃんと米津さんが初めてということもあって、なぜか「こういうことに慣れている感」が出てしまいました(実際キャラ設定的にも慣れていると思われる)。ちなみに、思い立ったら即行動系陽キャラこと如月ちゃんですが、猫自身はそこまで陽キャではないのでRPが疲れるんですよね……。

謎の部屋から出る方法として挙げられたもののうち、どれを信じればいいのか迷いに迷いながらも、部屋の人達の理不尽な要求に幾つか応えていきます。「鍵を探してほしい」「記憶がほしい」「持ち物がほしい」「殴られてほしい」「皮膚がほしい」「料理を食べてほしい」「抱きしめてほしい」……さまざまな要求がある中で、白い部屋だけは本当に癒やしでしたね。幼女は可愛い。個人的には青の部屋の人も好きでした。

それにしても、それぞれの部屋の人のRPが上手いのなんのって……こちらのよく分からない言動にめげることなく応じてくださったKPには感謝です。部屋の特徴に合わせたBGMも流してくださって感激しました。準備が凄い……。

ただ、どうしても「皮膚がほしい」「記憶がほしい」を実行に移すのにPCの抵抗が出てしまったんですよね……如月ちゃんは「無事に帰れるなら自分の記憶も皮膚も要らないかな」という考えの子なんですが、それを他のPCに頼む度胸はなかった……。

ところが、幾つかの要求に応えた後に一つ、新しい選択肢が生じます。その方法に賭けてはみたものの、結果として米津さんの犠牲の下に、他の三人は生還してしまいました。如月ちゃんの周りの人はどうして命を落としていくのでしょうか……そして、彼を直接手にかけてしまった朝凪ちゃんはどうなるのでしょうか……。

セッション終了後、感想を言い合いながらKPが流したBGMによって全員精神的ダメージを負ったとかなんとか。

 

2020年5月5日「このタケノコに美味しさを(この素晴らしい世界に祝福を! TRPG)」公式ルールブック掲載

KP:ぴー/PL:猫・くいんずえあ・れいらん・ぴー/PC:アスタルテア・にょろにょろ・天咲零・りこぴん

一言:なるほど……なるほど??

ぴーさんとれいらんさんにお声がけしていただき、クトゥルフ神話TRPG以外のTRPGに挑戦しました。クトゥルフ神話の世界観以外にもTRPGがあることは知っていたのですが、一人だと食指が動かないので二つ返事で参加しました。

あらかじめ「ルルブがないとキャラ作成が辛い」と言われていたので「銀剣のステラナイツ(時間があればプレイする予定でした)」のルルブも一緒に購入。こういう時、趣味に対して躊躇なくお金が使える社会人になれてよかったなぁと心の底から思います。猫は原作「この素晴らしい世界に祝福を!」を詳しく知らなかったのですが、ルルブに「目を通しておけば大丈夫」というれいらんさんの言葉を信じて、キャラ作りに関係していそうなページを中心に一読してから参加しました。

当日、今回初めましてのくいんずさんとのご挨拶も済ませて、いよいよキャラ作りへ。種族を「転生者」「現地人」「紅魔族」の中から一つ選び、さらにクラスとスキルと装備と武器と持ち物とライフパスと宿泊場所を決めて……って、決めること結構多くないですか!? クトゥルフ神話TRPGの探索者作りよりも圧倒的に時間がかかりましたが、その分愛着が湧いてきますね……(ただし、キャラ作りの段階でやや疲れて詳しい性格まで着手できなかった)

そうして作った初めての「このすば! TRPG」のキャラを持ち寄って、早速初めての任務に向かうことになりました。任務内容は「タケノコの収穫」。簡単な任務かと思ったのですが、どうやらこの世界のタケノコは動き回るらしいですね(?)しかも、ところどころの道に致命傷になりそうなレベルのトラップが仕掛けられていたり、暴れタケノコが突進しつつ大爆発したり(??)、予想以上にゴブリンが強かったりと、戦闘フェイズの処理に悩みながらも楽しいセッションになりました。猫のキャラ以外タケノコ掘りしてなくないですか??(後方支援系のキャラだったので戦闘は他の三人に任せていたともいう)またの機会があれば一緒に新しい任務に挑戦したいです。弓だって強いんだってことを見せてやる……!!

 

2020年5月22日「不死身のリリエッタと最悪の人々」Yuo様作

KP:イルハ/PL:猫・こたつタコ・ツキナミ/PC:鴇司(学生/ネット犯罪者)・後藤真由美(プロデューサー)・山川峰谷(学生/コンビニ店員)

一言:終始のんびりしたセッションでした(なお描写)

「14〜19歳の新規探索者限定」という条件に当てはまるように作った探索者で突撃してきました。あらかじめイルハさんから「設定を固めた探索者でRPしてくださいね」と暗黒微笑されていたこともあり、散々悩んだ末に猫の探索者としては珍しく性格の悪い子を用意しました。

地下にあるという謎の遊園地のプレオープンに招待され、三人で一緒に五つのアトラクションを回ることになります。途中「良い子の約束」に署名することになった際、後藤さんが「契約書の内容はしっかり確認しないと」と躍起になって詳細を聞いたり、山川さんがアトラクションに乗る度に「困った時は私を選んでくださいね」と言ったりと、皆さんのRPが非常に楽しかったです。

それにしても初手から○○が飛ぶと誰が思いますぅ……?(描写を聞いて思わず口を押さえながら)

途中休憩後、いよいよ誰を犠牲にするか選ぶことになった鴇君は一つの決断を下します。それにしても、秘匿会話でのカウントダウン怖すぎませんか!?

最後のアトラクションで戦闘することになった際には、さまざまな情報を得るために何度か初期値でダイスを振る羽目に。それもこれも、鴇君の技能を《目星》《聞き耳》《図書館》及び《コンピューター》関係にしか振らなかった末路……。

こたつ「そろそろファンブル出ますよ」

イルハ「出す頃」

猫「ちょっと待って何でそんなフラグを」

1d100<=20 歴史 Cthulhu : (1D100<=20) > 99 > 失敗

猫「ああ゛ーーーーーっ!!?」

その後もう一回ファンブルを出して、怪物相手に一人で突貫しそうになりました。元々ヘイトを集めようとしていたとはいえ、全部の攻撃が鴇君に向いて死ぬかと思いました(剣で音を鳴らしてヘイトを向けようとしてくれた山川さん)(その間も《忍び歩き》をきちんと成功させる後藤さん)(《回避》初期値の鴇君)

そして、自分達にまつわる全ての真実を知った探索者達は、運命の選択を求められます。

山川『……それなら、私はこっちかな』

鴇『あんたがそっちなら俺も一緒に行く』

後藤『それなら私がこっちだね』

予想以上にあっさり決まりましたね!? 普通の探索者達ならここで論争祭りになるのでしょうが、流れが完璧すぎて笑いました。

鴇『それじゃ後は任せた、○○!』

結果、いろいろな能力値や技能を託した後に生還1ロスト2となりましたが、普通のロストとは一味違って鴇君は朱鷺君になりました。あまりにも酷い設定でかわいそうだと思って緩和したら、なぜかツンデレな子に早変わり。前後の設定の違いをKPに楽しんでいただけたなら何よりです。改めて、皆さんありがとうございました!

 

2020年5月31日「夏の扉を僕らは知らない」八重樫アキノ様作

KP:ぴー/PL:テル坊・猫/PC:シオン(HO1)・イレヴン(HO2)

一言:「人生で一度だけのワガママ、聞いてくれないかな?」

「12~18歳の新規探索者かつ秘匿HO有」という異色のシナリオを回してもらいました。なお、クトゥルフ2015の学生探索者作成ルールを採用したら数値が足りなかったです。猫がほとんどの技能を50程度にしか上げなかったのが悪い。 ただ、イレヴン君の技能が成功しない時にはシオンちゃんが成功し、シオンちゃんの調子が悪い時にはイレヴン君の調子がよくて、互いに互いを補ってくれました。さす姉。

「白亜の城」で穏やかに暮らしていた姉弟が、一つの変化をきっかけに大きな決断を迫られることになりました。最初のうちは姉さんの好物である苺を渡す余裕もありましたが、日常が崩壊していく様を見せつけられて一時的狂気を発症。それにしても、情報がない状態だったのに多弁症の即興RPが割と核心をついていて後で笑いました。

また、セッションの途中でテル坊さんがプロデューサー業の一環でライヴ(ニコ生放送)に行っていたので一緒に観たのですが、セッションに戻ってきた時の落差が激しすぎる……。しかも、ここぞとばかりにKPがSEを使って虐めてくるの反則では?? PCでなくてもトラウマものですよこれは。この時のKPは絶対いい笑顔をしていたと思います(気持ちは分かる)

猫「(某SEを)鳴らしててもいいかなぁ……」

KP「要望があったなら仕方ないなぁ〜〜(某SEを再開)」

テル坊「ヤメロォ」

猫「PCの気持ちを理解しなきゃいけない、という気持ちに嘘がつけなかった……(しかし精神的には辛い)」

* * *

KP「こんなのもありますよ(と言いながら、いろいろなSEを流してくれる)」

猫「あっ、もうそれでいいです」

KP「(結局某トラウマSEに戻す)」

今回KPが試行錯誤しながら部屋を準備してくださったらしく、SE以外にも動く背景やカットイン表示など、非常に凝った部屋でした。感服しました。BGMの音源も教えてくださってありがとうございます!

終盤になるにつれて、姉弟は精神的に追い込まれながらも真相に迫っていきます。途中、KPとテル坊さんに無理を言って、シオンちゃんに添い寝を頼んだり、自分の罪悪感を吐露させてもらったりしました。やりたいRPを貫き通してもらえて感謝しかありません。イレヴン君のSAN値は犠牲になったのだ……(一時的狂気と不定の狂気を同時に踏みながら)

イレヴン『……僕、姉さんと一緒に生きたい』

シオン『約束だよ。イレヴンだけいなくならないでね』

何とか狂気状態を解除してもらって、姉弟が互いの決意を再確認したところで最終場面。そんな時、これまで全く考慮していなかったもう一つの可能性に辿り着けました。この手のシナリオで悔しい思いをし続けた甲斐もあったというものです。よくやった当時の自分。

KP「もしRPがあるならやってもらいたいんですが」

猫「RPはあるものじゃなくて自分で作るものなんですよ」

テル坊「何で自分からハードル上げたんです?」

イレヴン『○○○が「僕達に○○○○って言いたかった」って言ってたんだ』

シオン『それなら、今度は私達から先に言いに行こう』

結果として、二人とも無事に生還。最後までテル坊さんに無茶をさせてしまって申し訳ありませんでしたが、ひたすらにRPが楽しかったです。本当にありがとうございました! また、この姉弟に会える日を夢見て。

 

2020年6月6日「いあ! いあ! ふぁんとむ★すとらぐる」アカツキシマ様作

KP:リュート/PL:猫・たケ・のれん/PC:四ノ原槙乃(放浪者)・宝城天真(ディレッタント)・のれん(無職/犯罪者)

一言:突然輝く《サバイバル(路上)》

Twitterで意気投合した(と、猫は勝手に思っている)リュートさんに第7版のシナリオを回していただけることになりました。先方の卓にお邪魔して初めましての方々とセッションするのは本当に久しぶりのことで、非常に緊張しました。なお、通話に参加した直後に「お酒飲みましょう!」と、たケさんから勧められるまま白ワインを飲みました! 申し訳ありません!!(極度の緊張を紛らわせるためということでお許しください……)同卓したたケさんとのれんさん、お二人とも非常にいい方で大変ありがたかったです……。

それにしても、探索者のうちの半分以上が無職なの笑えますね。宝城さんは《信用99》で宝城財閥の御曹司の大金持ち。対する四ノ原は元暴力団の構成員(現在日雇い労働者)。のれんさんも無職で犯罪者。ここまで雲泥の差がある面子が揃うことは滅多にないでしょう。

セッション開始直後、なかなか知り合えない探索者同士にKPが悪戦苦闘しながらも、何とかグループ結成と武器の選択パートへ。リュートさんとたケさんから第7版の武器について説明を受けながら、とりあえずオススメの武器を選択。ちなみに猫の推し武器はブラックジャック(サップとも呼ぶらしい)です。《近接戦闘》で1d8出せるのが純粋に強いし最悪即席で作れるのも大きい。これは強い。

そして、いよいよ第7版戦闘フェイズ。引き続きお二人から第7版のルルブのページを逐一教えてもらって説明を受けながら、技能判定のダイスを振っていきました。普段「猫さんの(戦闘技能の)出目は……」と言われ続けている猫ですが、今回は別卓ということもあって大体成功しました!(HPが一人だけ2まで削られたのは敵NPCの攻撃の七割くらいが四ノ原さんのところに飛んでくるからであって決して猫のせいではry)

それにしても、宝城さんは的確な視点から指示を出しながらライフル銃を使い熟し、のれんさん(キャラクター)が全体のフォローを入れながら怪物相手に怯むことなく手榴弾で吹き飛ばし、四ノ原はフレーバーとして取得していた《サバイバル(路上)》で活路を見出す(あの流れには笑いしか出なかった)……振り返って見ると結構上手くいってましたね!

ただ、四ノ原さんのキャラ性を掴み切れなかったことに加えて緊張も相まって上手くRPできず、本当にもったいないことをしました……。たケさんのRPのスイッチの切り替わりが凄まじく速いしRP自体もめっちゃ上手くて見習いたいです。そしてもっと絡みたかった……っ!!

のれんさん(プレイヤー)は今回で二度目のTRPG初心者という話でしたが、問題に対する解決策を真剣に模索していらっしゃって非常に素晴らしかったです。圧巻のスコア106! 凄い! 経験年数なんてただの飾りだと思い知らされました。精進します。

そして、今回のKPであるリュートさんには第7版のキャラ作成からお付き合いいただき、本当にありがとうございました! 第7版に連れて行きたい探索者はたくさんいるので、よかったらまたご一緒させてほしいです。

 

2020年6月21日「告別私記」篠箕様(骨密堂様)作

KP:イルハ/PL:猫/PC:鏑木登(刑事/HO2)

一言:なるほどなぁ……。

コミケで概要を見て一目惚れ、無事に購入してからもPLをしたくてたまらなかったシナリオを遂に回してもらいました。某日雑談している間にイルハさんに宣伝したところ、このセッションのためにわざわざ冊子版を購入してくださったのです! 本当にありがとうございます!! ちなみに猫はHO2の刑事を選択し、その後の意味ありげな質問に対しても「2」と答えた後でセッションの日を迎えました。

KP「殺す」
猫「つらっ……殺し合いじゃないんですか……?」
KP「何言ってるんですか。これは一方的な蹂躙ですよ」

そんな不吉な会話から始まった本セッション。今回用意した鏑木さんは感情の起伏に乏しい理知的な性格だったので、終始SAN値チェックにも動じずに落ち着いて情報を集めていました。ちなみに中の猫は情報の取り落としがないかどうかでめちゃくちゃ動揺し続けましたとも。ソロシナリオ(しかも高ロスト)だったのでメモだけはしっかり取りましたよ!?

それにしても、たびたびココフォリアの画面に表示される県警本部が完全に異世界感漂う雰囲気で「えっ、これ県……警……?」と反応したのはちょっとしたネタ要素。

途中、謎の所長に助けられながらも探索を終えて第一章を終わらせたら(「えっ!? これで第一章終わりですか!?」という反応になった)、気がついたら20日も日付が飛んでいて唖然。同時に中の猫が何かを察して「ああ……」と内心絶望。しかし、そんなこと露ほども知らない鏑木君は情報を再度集めていきました。絶望的な状況でも前に進むために、一つ一つの情報を整理しながら自分の記憶を呼び覚ましていきます。それにしてもSAN値が減らない鋼メンタルさんでした。さすが。

鏑木『……楽園なんてものはない』
鏑木『私が生きてきた人生の中で、そんなものはなかったよ』
??『……分かってたよ』
鏑木『……悪かったな。でも、もういいよ』
鏑木『私は、もう行かなきゃならない』

原稿用紙2枚半もの設定が光った瞬間です。このRPができて本当によかった……。

行き先も解決策も分からない。絶対的な「死」だけが待っている。その事実に一度は絶望して挫折した。精神もこれ以上ない程に摩耗している。だとしても、もう一度立ち上がって前を見据えたんですよ彼は……っ! こんなの解釈一致じゃないですか!!

それにしても出目が死んでいましたね()

ただでさえ成功値15%の判定を何度もくぐり抜けるのは辛かったんですけれど、それ以外の技能(50%近く判定値がある技能)もほぼ失敗しましたからね!? 一回一回Enterキーを押す手が震えるわ心拍数は上がるわ(試しに測ったら90超えてた)……。

何より、猫の《回避》は信用できないんだ……本当にごめんよ鏑木君……!!

そんなわけで鏑木君は死亡エンドを迎えましたが、鏑木君で「告別私記」を踏破できて満足です。胃痛に耐えながらも回してくださったイルハさん、ありがとうございました! 後悔? あるわけないんだよなぁ……。

 

2020年7月4日「瑠璃色絵画」紅音様作

KP:鞍馬/猫・イルハ・ツキナミ・トト丸/PL:草加葵(私立探偵)・美凪黒兎(高校生)・我家垂蔵(刑事)・霧原かすみ(探偵)

一言:過去のトラウマ再来

(勤務時間外に)仕事しながら聞き専をしていた流れからセッションをする運びとなり、結果これだけの人が集まりました。なお、KPから葵君RPを切望されたので2020年1月以来のPC参加です。ただ、KPレスシナリオやNPCとしてたびたびRPしていたので「久しぶり」という感覚ではなかったですね……。

舞台は美術館。初手から自称弟子にバイクで尾行されました。解せぬ。その後一緒に館内を回っていたところで意識を失い、気がついたら、以前お世話になった刑事と、初対面の女子高生と謎の部屋で鉢合わせます。

黒兎『ようこそ、私のアトリエへ』

美凪さんはギミックだった……?(困惑する他PLとKP)

イルハ「三人が話している間に机の上のメモ見ていいですか(そして何故か《隠す》を振る)」

霧原『探偵としては、そういう態度は気になるんだよね〜(《目星》成功)』

トト丸「《隠す》振っていいですか?(失敗)」

葵『確か、探偵としてはそういう態度が気になるんだったよな、霧原?(《目星》成功)』

葵『……これ、渡しておく。あんたが持った方が一番安心できそうだ(メモを取り戻そうと飛びかかってきた自称弟子を《回避》で避けつつ)』

我家『最初に持っていたあの子に返すべきなんじゃ……(その時既に単独行動を始めつつある黒兎さんであった)』

何でこんなことになったんだろう……?

ギミック自体は非常に単純なものだったので、探索自体はサクサク進みました。ところが、謎の多い部屋で無垢な少女が出てきた途端、男性PC陣の雲行きが怪しくなります。我家さんはシナリオで関わった女子NPCを立て続けに失くしてきた過去が、葵君には同年代の少女を守れなかった過去がありまして……うん……。

ただ、気がつけば自称弟子が要らない気遣いをしてくるし、黒兎さんがたびたびちょっかいを出すせいで《心理学》を振る羽目になるし、我家さんは我家さんで同じように少女から距離を取ろうとしているし……PCとしては胃が痛い思いでしたが、正直PLとしてはめちゃくちゃ楽しかったですね。

我家さんが少女を担いで、みんなで絵具をペタペタ塗っている写真を黒兎さんが撮影した後、少女を一緒に連れて行くかどうかという話に。なお、この時既に黒兎さんは一足先に脱出していたのである……!

葵『じゃあ聞き方を変える。この絵、綺麗だと思うか?』

少女『……綺麗だと、思います』

葵『……そうか。あっちは何が起こるか分からないし、お前を守れるかどうかも分からない。でも、この部屋の向こう側を見たいって言うのなら、連れて行ってやることぐらいはしてやるよ。どうする?』

少女『……寂しいのは、嫌です』

霧原『はい、それじゃ所長! 右手をどうぞ! 手を繋がないと、はぐれちゃうかも知れないじゃないですか!(少女の左手を差し出しながら)』

猫「わざとですよね!? わざとやってますよね!?(葵君は極力、人を殺してしまった右手で大切な人に触れないようにしている)」

……と、ここまでやっておきながら、謎の部屋から脱出しても少女の姿はどこにもありませんでしたが、シナリオのエンディング描写で少しだけ救われた葵君でした。詳細はふせったー(https://twitter.com/leafiness_neko/status/1280827609979301888?s=21)にて。改めて、皆さんありがとうございました!!

 

2020年7月5日「泡沫なる夢」夜噺楽座様作

KP:トト丸/PL:猫・鞍馬・宮沢輝/PC:如月琳(ディレッタント)・海山道志乃(バイオリニスト)・愛華明美(女優)

一言:小さな奇跡の数日間を、共に。

共通の知人に連れられてクルージングに来たはずなのに、気がつけば見知らぬ島に漂流していました。事前に「NPCを連れてきてもいいですよ」と言われていたため、海を見せようと思って一緒に連れて行った黒猫が早々に没収されましたちくせう。

今回のPCは如月ちゃんだったため、コミュニケーションは微塵も困りませんでした。漂流した島で出会った「姫ちゃん」と「少女(後々「なぎさちゃん」と命名)」はもちろん、初対面のPCのことも「海山道君」「愛華さん」と気軽に呼びつつ、安定と信頼の名刺交換。さすがはコミュ力の塊。

ところが、NPCの「あっくん」に東洋人がどうとか「お前の英語は訛っている」とか煽られて久々にカチンときたため、後々時価○万円の代物を彼の顔面目掛けて《投擲》しましたね!(見事に失敗してキャッチされましたが……)

以下、約14時間(休憩時間込)にも及ぶセッションの中で気に入ったRPを抜粋します。どこもかしこも濃厚な時間でした!!

*****

【少女(なぎさちゃん)との初邂逅】

宮沢「ハンカチとティッシュで出来る限りの処置を施します」

KP「その前にワカメを取りなさい」

猫「ワカメは万能()だから……」

*****

【何の下処理もしていないウツボを油の中にドボンしただけの料理を食べた結果】

f:id:leafiness:20200709220131j:image

KP「これは味覚バカ(如月ちゃんを指して)」

*****

【姫ちゃんとの枕投げ】

KP「好きな技能で振っていいですよ」

猫「《拳銃》(即決)」

*****

【午後になってから出目がよくなってきた愛華さん】

宮沢「お香焚いてから出目が安定するようになりました」

鞍馬「これがお香の力……」

猫「お香焚かなきゃ」

*****

【姫ちゃんとの指切り】

姫ちゃん『嘘吐いたらウツボ飲〜ます!』

如月『ウツボ飲ます!?』

(指切りした直後)

KP「遠くから悲鳴が聞こえます」

猫「ざけんじゃねーーーよKPァ!!!」

*****

【思い詰める愛華さんを優しく励ますあっくん】

KP『若い者を教え諭すのは年配者の仕事だからな』

鞍馬「はーーこいつ本当(褒めてる)」

*****

【最後の晩餐にて】

如月『……し』

KP『何だリン、何か言ったか』

如月『根性なし』

KP『んな゛……っ!?』

如月『もう一回言ってあげましょうか。根性なしでいくじなしで、臆病者』

*****

【奇跡の再会直後】

KP「一応振りましょうか(《芸術/ハープ》)」

鞍馬・宮沢「(華麗に成功)」

猫「待ってーー、置いてかないでぇーー!(失敗)」

KP『アイカもミヤマドもいい演奏だったな。だが、リン。これは一体どういうことだ??』

如月『いやぁ〜……これはその……久しぶりの演奏だったからというか何というかぁ……』

KP「HPを1にして《芸術/ハープ》を+20%してください(無慈悲)」

そんなわけでいろいろと成長しつつ、楽しい夏の思い出を作った如月ちゃんでした! いやーー満足!! 以下、ふせったーに載せた各種SSです。ネタバレ注意。

☆如月ちゃん視点でのセッションまとめhttps://twitter.com/leafiness_neko/status/1279910654485229568?s=21

☆如月ちゃんとあっくんで終盤二人きりhttps://twitter.com/leafiness_neko/status/1281961265494028293?s=21

☆如月ちゃん後日談https://twitter.com/leafiness_neko/status/1281228569125896193?s=21

改めまして長時間にわたるセッション、本当にありがとうございました!! 

 

2020年7月23日「無限泡影(アレンジ版)」色猫様作

KP:トト丸/PL:猫・鞍馬・桜井義之/PC:煽堂蓮(スタントマン)・Charlie Williams(メンタルセラピスト)・竈門炭次郎(パン屋/元剣道家

一言:HP100装甲10の化物相手に三時間もの間猛攻を続けた探索者達に拍手。

KP「猫さん、D-4のステータス教えてもらえませんか」

猫「え゛(電車内で聞き専をしていたが思わず変な声が漏れる)」

そんな前日のやりとりから始まった本セッション。

開始早々、某秘密組織に所属しているはずの煽堂君が普通の生活を送っているわ、KPから「持ってきてください」と言われたはずの変身装置を持っていないわ、代わりに超能力(物質転送/アポート)が使えるようになっているわ、初手から混乱しっぱなしでした。あまりにも混乱しすぎて「猫さん大丈夫ですか……?」「猫さんのテンパり具合がヤバい(面白い)」と言われました。次があった時にはなるべく抑えるようにします(多分無理)

とりあえず自警団に所属して町の治安を守るために奮闘するのですが、同じ団員の竈門君が予想以上に突撃型だったり、チャーリーさんが戦闘技能を一切持っていない完全ヒーラー型だったり、煽堂君も最低値のダメージのパンチ(「へにゃパン」※鞍馬さん命名)しか放てない足手まといだったり、本当にとんでもないチームでした……。

ところが、自警団に所属する女性こと白崎さんが黒幕の行方を掴んだ辺りから雲行きが怪しくなってきます。誰を信用すればいいのか、誰を守ればいいのか。KPから「一人ずつ秘匿チャットでやりたいことを宣言してください」と言われ、煽堂君の性格上やりたかったことができました! ありがとうKP……(以下、猫とKPとの秘匿チャットの内容)

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鞍馬「『野辺さん、危ない!』と叫びます」

猫「足下のアスファルトを飛ばして、銃弾の軌道から野辺さんを守ります」

桜井「白崎さんに《頭突き》を仕掛けます」

一人だけ予想外の行動に出たものの、直後景色が歪み、世界が元に戻りました。竈門君とチャーリーさんが唆されたのはいいとして、煽堂君だけ物理的に拉致られたんですが?? しかも変身装置が強奪された上、模造品まで作られていて二重の意味で頭を抱えました。これには思わず「なぁ○○○さん(同行NPCの名前)、この施設爆破させてもいいか?」と尋ねてしまう始末。証拠隠滅せねばなるまい(使命感)

控え室では白崎さんと戸木田君(序盤で登場したモブ男君)と戦闘になったのですが、D-4を解析して作ったという装甲が本当に鬱陶しかったです……。

白崎『竈門! いいから《頭突き》させなさいよ!!』

どうやら相当恨まれていたらしく、初期値の《頭突き》で竈門君だけを殴りつけてくる白崎さんが怖すぎました。一方、やる気のない戸木田君の攻撃が当たらないのなんの。対比が面白すぎました。

そして、問題のラスボス。D-4の上位互換が出てくるとは思っていましたが、1ラウンド2回攻撃、90点近くを出してくる圧倒的高火力、回避能力および重火器系の技能の高さ、さらには10点の装甲付きというヤバい奴でしたが、途中で誰も諦めませんでした。PL同士で工夫を凝らし、発想を転換して意見を出し合い、三時間にも及ぶ戦闘によってギリギリまで追い詰めたものの、最後の最後で倒されて……その後、NPC達の助力と奮闘により二度目の戦闘ラウンドへ。今度こそ、勝ちをもぎ取ることができました!

……と、本来ならここで終わるはずだったんです。竈門君がファンブルを出して○○○に寄生されなければね……(これはKP側も予想外)KPCに協力してもらって○○○を追い出したはいいものの、煽堂君もチャーリーさんも技能に失敗して殴りつけられず、何ともしまらないエンディングになりましたとさ。

セッション後、KPから「各自でエンディング作っていいですよ」と言われたので、煽堂君の後日談(https://twitter.com/leafiness_neko/status/1286864786571943938?s=20)を作りました。「これ」も含めて、やりたいことを貫き通させてもらえて大満足のセッションとなりました! 本当にありがとうございました!!

ところで、ノーモーションでアポート使うのマジで格好よくないです??()

 

2020年7月24日「水底から呼ぶ声」にこいち様作

KP:トト丸/PL:猫・鞍馬/PC草加怜(医者)・南海春美(ビジネスマン)・草加翡翠(メイド)・天野布耶(医者)

一言:ぴーさんごめんなさい(土下座)

この日、午後から回していた「オートマタは星に願う。」が終わった後にもう一本、トト丸さんがシナリオを回してくれることになりました。推奨技能的には怜さんが適任だったのですが、問題は「NPCも参加させて構いませんよ」という一文……。

KP「怜さん、翡翠ちゃんと一緒に来ないんですか??」

猫「翡翠ちゃんに何かあったらぴーさん(=翡翠ちゃんの生みの親)に申し訳立たないんですよね……(と言いながら、10分程散々悩んだ末にキャラコマを作り始める)」

そんなわけで絶対に死ねない殺させないクトゥルフ神話TRPGが始まりました。いつもよりも緊張度が段違い。精神的に辛かった……。

翡翠ちゃんの紹介で天体観測ツアーに参加した怜さん。《オカルト》がクリティカルしたりファンブルしたりしたせいで、事前によからぬ情報だけは持っていましたが、巻き込まれてしまうものは仕方ないわけで……。

そして、飛ばされた先は謎の湖。突如現れる神話生物。貫かれるNPC。逃げ込んだ先で情報を集めつつ、この空間から脱出する方法を探すことに。

天野『なんじゃ、お前さん。妙に落ち着いとるの。こういうことに慣れておるのか?』

怜『……まあ。でも、何度経験しても慣れませんよ』

その言葉どおり、怜さんが肝心な探索技能に失敗している反面、初期値の《追跡》をクリティカルして見事に情報を抜き取る翡翠ちゃん……たびたび技能を失敗してもフォローしてくれるできた嫁です! 可愛い! 翡翠ちゃんは優秀。

探索している内に此処が夢の世界だと自覚することができたので翡翠ちゃんと互いに頬を引っ張り合ったのですが、南海さんに「見せつけてくれちゃって~~」と言われました。さすがは鈍感系医者()

終盤、全員で元の世界に戻ろうとしたところで、湖に惹かれるかどうかダイスを振ることに。ところが、たびたびPOW対抗で失敗していた南海さんがファンブルしてしまい、湖に呑み込まれそうになってしまいます。

猫「KP! DEX対抗で南海さんの手を掴めませんか!?(失敗)」

KP「(翡翠ちゃんのDEX対抗を振るがファンブルする)」

猫「翡翠ちゃーーーん!?」

KP「(翡翠ちゃんに関する諸々の処理が終わった後に)どうしますか、STR対抗しますか?」

猫「……怜さんは医者ですよ? このまま見捨てるはずがないじゃないですか」

草加 怜 : res(15-15) Cthulhu : (1d100<=50) > 3 > スペシャ

猫「よっっしゃあ!! さすが怜さん!!」

ここぞという時に出目が輝くのが歴戦探索者の所以ですね……無事に助けられてよかったんですが、その反動で南海さんが気絶したまま漬物石(※命名鞍馬さん)になってしまいました……ズルズル引きずるしかなくて申し訳なかったです。

そして、問題の最終戦。呪文を発動するコストとして消費したSAN値不定に達し、怜さんの発狂RPをすることになりました。念願だったとはいえ、こんな生死を分けた場面でならなくてもいいじゃないですか……っ!!

KP「NPCが『フンッ!!』と言って、呪文の効果を弾き飛ばしました」

PL全員「ええっ!?」

しかも呪文の対抗がNPCに1クリされてもう一度コストを払うことになったの辛すぎませんか……? いや、払いましたけども……。

そんなわけで満身創痍、しかも深夜でPLの頭が豆腐だったこともあり、情報は出ていたのにもう一つの危険性に気づけず生還を果たしました。最低限、翡翠ちゃんを無事に生還させられただけで十分なのですが、不定の狂気で鍵に執着するようになってしまった怜さんは天野さんの精神病棟で4ヶ月ほどお世話になることに。

猫「KP。天野さんに呪文を教えてもらうとして、4ヶ月も入院しているならもう一つくらい覚えられませんかね……?」

KP「《INT×3》に成功したらいいですよ」

猫「成功しました」※失敗する可能性を微塵も考えていなかった猫

KP「持ってけドロボーーーッ!」

そんなわけで《医学》も90を越え、障壁を張ってシャンを追い出せるようになりました。転んでもただでは起きない医者の明日はどちらだ……?

 

2020年7月26日「君の小指をちぎらせて」怪戯室は眠らない様作

KP:イルハ/PL:猫・鞍馬・トト丸・宮沢輝/PC:後藤鋼樹(郷土史家)・古牧朱桜(フリーカメラマン)・ルミッサ小杉(考古学者)・丸山西治(私立探偵)・朱癒

一言:本当、後藤君ってばそういうところだよね

イルハさんが前々から回したいと仰っていた長編シナリオに参加しました。探偵である丸山君の下に現れた女性からの依頼をきっかけに、全員で水上村という山間の村を訪れます。それにしても、仲良し五人組のかけ合いが面白すぎて永遠にRPできますね。

丸山君はPLである宮沢さんも認める「綺麗な女性に目がないクズ」とのことで、周りから呆れられたり励まされたり弄られたりしながら依頼人の女性に何度もアタックしたり、地元の子どもと水切りをして遊んだりしていました。あれは完全に「僕冬(夏)」とギャルゲーでした。

そんな丸山君に呼ばれて観光目的でやって来た古牧君は、川辺でのんびりと木彫りをしたり写真を撮ったりと旅行を満喫。イルハさんのKPCである朱癒ちゃんも、楽しそうに人にお酒を勧めたり闇鍋にヤバいものを入れたりする始末。もれなく、後藤君は彼らの世話を焼く苦労人ポジションに落ち着いたのでした。

そして、後藤君に呼ばれて考古学的興味で訪れたルミッサさんは、的確に情報を抜きつつ重要NPC達との交流を深め、一躍PC1の座に大抜擢。出目も大荒れでしたね!(四人の中で最もクリファン率が高かった)

KP「えーー……まさか10を2人も引くとは思わないでしょう(何を食べたのか1d10で決めた)」

猫「ちょっと待ってこれ何入れたんですか何ですかこれ怖っ!? というか不定に入るんですが!?(急にSAN値チェックとEDUの上昇と《クトゥルフ神話技能》を贈呈されたPLの悲鳴)」

丸山『何だこれ、美味……っ、朱癒これ何だ? もっと食べたいんだけれど(不定で「異常なまでの執着」を発症)』

軽い気持ちで夕飯を闇鍋にしたらとんでもない物を食べさせられました……美凪家晩餐会……これで簡易版というのが恐ろしい……。

そんなわけで五人で協力しながら一つの真実に辿り着こうとした直前、謎の存在に拉致されて牢屋の中に。その後、探索を続けながら事の真相を知った探索者達は、遂に最終決戦へと臨みます。

以下、幾つか気になった発言を取り上げます。

*****

宮沢「これって『突撃! お前が晩ご飯!』ってやつですかね」

*****

丸山『ふざけてんじゃねぇ! ガキ泣かせて村長を困らせるまではまだ分かる。だがな、俺の仲間を前菜にするだと? ざけんじゃねえ!!』

*****

KP「○○○(NPCの名前)の発砲から始まります」

鞍馬「発光?(PLの《聞き耳》失敗)」

*****

KP「朱癒が殺人癖を発症しました」

PL全員「やばいやばい死ぬ本当死ぬ(ダメージ数を見て)」

*****

KP「……チッ(敵の攻撃対象が朱癒ちゃんになる度に舌打ちする)」

*****

古牧『僕と秋光の仲を遮るヤツは全員殺す(初期値《拳銃》を毎回見事に成功させる)(なお発狂中)』

*****

PL全員「あっ(朱癒ちゃんの攻撃対象がラスボスになる)」

KP「…………戦闘終了です」

*****

その後、崩れ落ちる洞窟から脱出できなかった後藤君は強制送還。他の三人と同じエンディングを迎えられませんでした。無事に助かったのですから文句は言えませんね……。詳細はふせったー(https://twitter.com/leafiness_neko/status/1287517642211770368?s=21)にて。

ただ、夢の中で神格から御礼を言われた際には同席を許可されたのでしれっと参加。「何か望みはあるか」と尋ねられ、各々答えていくことに。

古牧『あの村での大切な人(恋人)との一時を』

ルミッサ『NPCの少女に、人としての生を』

丸山『敵NPCの魂が安らかに眠れますように』

結果、何人かの願いは叶えられないものだったとはいえ、三者三様の願いを口にしていた中で『叶えてもらいたい願いはない(そこまでのことを自分はしていない)』と答えた後藤君。今回の一件で改めて、何もできない不甲斐なさと力不足を痛感したのでした。

 

2020年8月7日「最後の葬式」USB様作

KP:鞍馬/SKP:イルハ・トト丸/PL:猫/PC:草加葵(私立探偵)

一言:まぁ、覚えていないんですけどね。

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前々から「猫さんのご都合がいい時にやりましょうね!」とお声がけいただいていたとはいえ、12連勤から解放された反動でこんなことを言い始めた猫です。そして快諾してくださる鞍馬さん……突発卓にも関わらず、本当にありがとうございました! 

鞍馬さんの何が凄いって、猫が帰宅する合間にイルハさんとトト丸さんに即行でお声がけするという荒業を成し遂げたことですよ。そのバイタリティーの高さ、見習わなければ。

そんなわけで、猫が帰宅した時にはイルハさんが録音機材をウッキウキで用意し、トト丸さんと鞍馬さんが笑顔で待ち構えていらっしゃいました(さすがに最初から最後まで録られているとは思いませんでしたけどね!?)

そして始まった本セッション。導入の部分までは聞き専したことがあったのでサクサク進むかと思いきや……。

鞍馬「あめちゃんの病室に行った時のRPが見たいですねぇ」

猫「え、何で??」

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さらに、自分の葬式に参列していると気付いた葵君のモノローグを、猫のパソコンでDiscordが繋がらなかったときにお詫びを兼ねて雑談枠に打ち込んだら「読んでください!」と促されました。(裏で「絶対に読ませて録音残さなきゃ」という話し合いが行われていたなどと)

その後、葬式に参列する人達の中から五人の知人に話しかけていくことになったのですが……。

トト丸「(ミュートを解除する音)」

鞍馬「(田代朱音のコマ画像を表示する)(田代朱音=トト丸さんの探索者で、葵君の学生時代の同級生)」

猫「なるほど〜〜〜〜〜??」

あまりにもメンバーが揃っているとは思っていましたが、まさか(イルハさんはともかくトト丸さんまで)SKPとして参加しているとは……。

自分が「草加葵」と認識されていないのをいいことに、他人のフリをして自分のことについて会話する葵君。彼にしては珍しい敬語口調、楽しかったです。

*****

田代朱音『あなたのいた世界に「愛」はありますか?』

葵『……あったんじゃないんですかね。知り合いにいたんですよ。お互いに愛し合っているっていう人が。よくあんなに年が離れているのに、世間の批判も気にせずに結婚したもんだか』

*****

美凪栞『君のいた世界に「狂気」はあったかい?』

葵『それをお前が聞くのか……あったさ。例えば、親友の恋人の首を食べる奴がいたりとか』

*****

霧原かすみ『あなたの世界に「友達」はいたかい?』

葵『……いた、かなぁ……? 私のところに押しかけてくる人がいましてね。目が離せないというか、私みたいになってほしくないというか、そんな人のことを『友達』と呼べるなら……。あとは、ゲーム仲間ですね』

*****

草加怜『「幸福な思い出」について何か浮かぶものはありますか?』

葵『……ありますよ。優しい家族に恵まれました。私にはもったいないくらい、いい兄達でした。あとは……彼女との生活は、悪くはなかったですよ』

*****

配役が完璧すぎるのですが……しかもSKPの皆さんによるRP付き……めっちゃ豪華……!!

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ちなみに、怜さんのRPは猫が打ち込んで鞍馬さんに読んでいただきました。おかげさまで「草加兄弟をセッション中に遭遇させる」という小さな夢が叶いました!

最後の一人。ある程度の察しはついていたものの、8ヶ月ぶりにあめちゃんを見た猫は思わず涙が溢れそうになりました。

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同じくあめちゃんの姿に戸惑う葵君と、何にも知らないあめちゃんとの一部始終をふせったー(https://twitter.com/leafiness_neko/status/1291792673175515136?s=21)にまとめましたので、読みたい方はどうぞ。これであと一年は戦えますね……。

終盤、○○○○○との邂逅は「なるほどなぁ……」と心の中で溜め息を漏らしつつ、思いの丈を述べました。葵君は、自分以外の「誰か」によって運命を決められることを認めたくない一方で、自分と多くの人とを結びつけてくれたこと自体には感謝できる子なのです。

そして、運命のダイスロール。90%の確率で成功するはずのロールを失敗するあたり、最後まで葵君らしかったですね……ただ、彼にとっては知らないことが救いなのかもしれません。

そんなわけで、今回の出来事をほとんど何も覚えていない彼ですが、忘れようとも捨てようとしても縁は残っているという話でした(多分違う)

 

2020年8月10日「Vampire Rose ー吸血鬼の花嫁ー(特別版)」にこいち様作

KP:トト丸/PL:猫/PC:煽堂蓮(スタントマン)/KPC:如月琳(ディレッタント

一言:君には一日、吾には一生

トト丸さんから「回したいんですよね」と暗黒微笑されたシナリオに参加してきました。このセッションを聞き専するために、前日イルハさんが同じシナリオを回してもらったなんて嘘ですよね??

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今回、訳アリの自探索者のペアで参加したのですが、設定上互いに会えない関係だった煽堂君と如月ちゃんが再会できて感動しました。いやーーーーー何で彼らに「互いに想い合っている」なんて裏設定を付けた途端に会えなくなったんですかね煽堂君!?(自探索者同士なのでそもそも同卓しにくいけれども)

再会した如月ちゃんの様子がおかしいことは序盤から理解していたのですが、それよりもな……互いに会えなかった故の反動が、な……如月ちゃんが可愛すぎるのが悪いんだよ……(怒濤の《アイデア》失敗および《POW対抗ロール》失敗で、ほぼ丸一日動けなかった顔)

そんなこんなで組織の管轄下にある病院に如月ちゃんを入院させて、検査結果を上司の小沢さんから聞くことになります。

上司『上から一つの決定が下った。煽堂。お前は数日間、彼女の監視に当たれ』

煽堂『……監視、ですか。誤魔化さなくていいですよ。もし、彼女が吸血鬼の眷属になったら、彼女をやれってことでしょう?』

あのさぁ……自分で言っておいてアレですけれど、何でそんなに退路を断とうとするの煽堂君……? 実際のところ、最悪の事態に陥らないように防ぐのが目的ということで、すぐに手を下す心配をしなくてよかったです。そんな裏の事情を隠して「仕事の休暇を取った」と銘打って如月ちゃんの病室に二人きりでいられるようになりました。近況やたわいもない話をするRP、永遠にできますね……。

如月『(眠っている煽堂君の頭を撫でて)あんな手紙を寄越すから、もう会えないかもって思ってたんだけど……会えて良かった』

ただ、猫の宿命というか悪癖というか、RPに熱中すると探索が疎かになるんですよね……何で真っ先に一番気になる情報を抜かなかったんだ……? ついでに言うと《図書館》を二度も失敗したせいで制限時間がギリギリになる始末。連絡先に電話したり土地の所有者について追加で調べたりすることすら考えられずに突撃したのも反省点です。

さらに、いざ敵陣へ乗り込んだ先に如月ちゃんの姿がなく、今度こそ最後の機会をもらって結婚式に乗り込んだ煽堂君が最終決戦へと臨みます。

*****

煽堂『語るに落ちたな。好きな相手を惚れさせるのが男だろうが。それができてないだけで、お前に琳の隣に立つ資格はねえ。去りな』

*****

KP「私の狙いは1(気絶)と2(パニック状態)と5(釘付け)、あと10(昏迷)でもいいですね」

猫「止めようそういうことするの! 待って、待ってKP!!」

煽堂『ふざけんじゃねえ! 琳は俺のものだ!!(1d10で感情の噴出を引いて大声で叫ぶ)』

*****

??『なるほど、銀の杭を持ってきているのは想定内だったが……その力は何だ。貴様、本当に人間か?』

煽堂『てめえに言う義理はねえって言っただろ』

??『そうか。まあいいさ、続けようか。化物同士、愛を賭けた闘いをね』

煽堂『はっ、上等だ!』

*****

そんな感じでRPの応酬をしながら怒濤のSAN値チェックも発生。二連続で最大値を踏み、一時的狂気も不定の狂気も引く羽目に。一時的狂気は1d10の出目がカバーしてくれたのですが、不定の狂気でよりにもよって健忘症を引き当てて、自分が何のためにここに来たのか、守ろうと思っていた琳ちゃんのことすらも忘れてしまいます。そして、そんな場面でRPを要求してくる鬼畜KPよ……。

??『そうか、忘れたか! 所詮、貴様の愛などそんなものか。随分と偉そうなことを言った割に、それが貴様の在り方さ! 彼女を幸せにすることもできず、自分の感情にも向き合わず、彼女を他人を奪われることを嫌悪する。醜い人間の感情の果てなんてそんなものさ! 私の愛の勝ちだ!』

*****

??『……あんな奴にあんなこと言わせておいて、腹立たねえのかよ?』

煽堂『腹が立つも何も、そもそも俺はあいつに怒っていたのか……』

??『お前、一番大事なことを忘れてるんじゃねえぞ! お前「守る」って言っただろうが! あいつが守るべき場所で、帰るべき場所だって。それに、あいつに「助けて」って言われたんだろ! それを忘れて尻尾巻いて帰るのが、お前の「正義」なのかよ!?』

煽堂『何のことだよ……違う……何で俺……、何だよこれ……』

??『こんだけ言ってもまだ分からねえのかよ。お前はここに来る時、約束しただろう!? 助けたいって。そんな力を手に入れてまで、それですら大切なものすら守れねえのかよ!』

煽堂『(ようやく《アイデア》成功)俺はあいつを……琳を、守るって……』

??『ようやく思い出したんだな。ほら、さっさと行って、助けてこいよ。正義のヒーローだろ、お前は』

煽堂『……そうだ。俺は、正義のヒーローだ。ヒーローは最後に勝ってこそ、だからな』

*****

??『馬鹿な……いや、そういうことか……忌々しい。あいつまで僕の邪魔をするのか。ただ、君を倒して琳を手に入れる。それは変わらない。今度は手加減せず、その命もらってやるよ』

以上、こんな感動的なRPの後に繰り出されるKP・PL両名のファンブルよ!!  ダイスの女神様が仕事をしてくださらない!? それをフォローするKPの臨機応変かつ格好いい描写が光る光る。

ただ、最後の瞬間は切ないものでした(そしてKP二度目の《回避》ファンブル

??『君のような人間に、彼女を幸せにはできない。そうだろう、煽堂。君はこの後、彼女をどうするんだい? そんな、人を捨てた化物の姿で、彼女と向き合えるのかい?』

煽堂『…………』

??『分かるさ。僕はできても君にはできない。僕と君は真反対だからな。煽堂、君の人生に呪いあれ。そして、琳。君のことを愛している』

*****

その後のEDはPLに委ねられたので全力でRPしましたとも……詳細はふせったー(https://fusetter.com/tw/x8HzHc6c)にて。作者のにこいち様、めちゃくちゃ改変してしまって申し訳ありませんでした!! でも、本当に楽しかったんです……しばらく煽堂君が使えなくても満足です……ありがとうございました!!

 

2020年8月12日「超人五輪(ハイパーゴリンピック)」ぴゃん様作

KP:ぴゃん/PL:猫・あさ・ツキナミ・ぴー/PC:青山勉(大学生/体育会系)・深庭シャロ(アイドル)・宇那木旆ノ助(コメディアン)・小山悠(ニート/店員)

一言:全人類で地球一致団結しようぜ!!

前々からお話をいただいていた、ぴゃんさんの新作シナリオのPLをさせていただくことができました! 豪華なPLメンバー! KPは作者様! 何だこれ、神卓か……?

「ぴゃんさんのシナリオだから探索技能ほぼ要らないだろうな」という謎の自信の下、作成したのが青山君。頭を空っぽにしてできる熱血漢を作りたかったんですよね……。ただ、まさか、彼以上にポジティヴな人物がやってくるとは思っていませんでしたし、他の二人の探索者も個性が強すぎて何だコレってなりました(人のことは言えない)

そんなわけで、四人揃ってトーキョーゴリンピックの聖火ランナーとして参加した本セッション。序盤の探索者紹介から波乱の展開でした。ちなみに猫は開始10分で笑い泣きしました。

ところが、いざ聖火を点した途端に状況は一変。あれよあれよという間に次々とSAN値チェックが押し寄せてきました。これは間違いなく大感謝祭。

その後、紆余曲折あってようやく訪れた人類の運命を賭けた大一番。それぞれの得意とする分野で勝負していくことに。競技中の一人はもちろん、応援する他三人も柔軟な発想力で技能を振っていきました。だからこそ探索技能は置いてきたんですよ!?

そして、全ての競技が終わった後に何が待ち受けていたのか……それは、言葉では語れないというか、規模が大きすぎるというか……「百聞は一見に如かず」です。未踏破者はぜひ参加してもらいたいです。一つだけ言えるなら、このシナリオは凄いということです。RPに全力を注いで本当によかった! ハチャメチャに楽しかった!!

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改めてご一緒してくださった方々に感謝を込めて、ネタバレを極力カットしてセッション中の発言をまとめた画像を作ってみました。これは紛れもなくカオス……!!

 

2020年8月16日「猫転呑軒(第7版)」海月水母様作

KP:鞍馬/PL:猫・たケ・のれん・リュート/PC:星名貞弘(警官)・名切送護(学生/放浪者)・平本のどか(古本屋店主/古物研究家)・凪雲雨音(メカニック/大学生)

一言:あれで付き合っていないですって(報告)

第7版ルールで突撃した本セッション。今回は第6版の探索者の中でも散々不幸を味わってきた星名さんを別世界で幸せにしようと思い、警官としてコンバートしました。第7版は別世界線なので妻子も行方不明になっていないし、彼の左足は切られていないし、後輩も生きているんですよ……あれ、涙が出てきた……気のせいだな……。

さて、今回は美味しいご飯が食べられると聞いてやって来たはずだったのですが、お店に入った先で待っていたのは到底食事とは言えないものでした。ちなみに、セッション開始時点で探索者四人中三人がもれなく睡眠不足だった模様。なぜだ。

序盤から仲よさげにしていた大学生コンビ。はよくっつけ(PL視点)どこにでも突撃して陽キャの強さを見せつけていく名切君と、そんな彼がどこに行くにもついていく雨音ちゃん。「料理を誰かに代わりに食べてもらう」という発想、よく思い付きましたね(思いつかなかった顔)なんやかんやで獣人をもふもふしているの、傍から見ていても楽しかったです。

古本屋という立場を活かして情報収集を進めた平本ちゃん。序盤、仮眠と称して図書室で仮眠を取って以来、大体の場面を図書館で過ごしてくれたお陰で有益な情報が手に入って助かりました。途中、談話室の女性に対して食事を使って交渉できないか提案してくださった時は目から鱗が落ちた思いでした。頭の回転が速い……。

NPCとの交渉をほぼ一手に引き受けることになった星名さん。生きるのに苦労するくらい人の良い彼ですが、NPCの言い分を踏まえながらも自分の意見のままに行動しました。それにしても、安定して成功する《心理学》を頼りにする一方、全く成功しない《目星》をプッシュしつつ情報を抜くの辛すぎました。何でSAN値も《幸運》も低いんだこの人は。

今回のシナリオでは頼んだメニューによって個人で使える時間が異なるため、なかなか情報共有ができないのが辛かったです。「食べたものは全て吐いた方がいい」という情報を名切・雨音コンビからもらおうとしたのですが、その際、ゴミ溜めに入った星名さんがあからさまに距離を取られるのPLのSAN値減少案件でした……辛っ……。

そして、訪れる選択の時。生還するだけなら大した苦労も要らない一方、目の前に提示された選択肢。難しいと分かっていても、血反吐を吐くことになると理解していても、未来の被害を増やす選択肢を星名さんは選ばないと思いました。

後悔はありません。ありませんが……雨音ちゃんが自殺癖を引いたり、NPCの男性を止めるためとはいえ星名さんが《近接戦闘》を振ったり、特にたケさんにはMP管理を一手に任せたり……本当に申し訳ありませんでした!! やりたいことをやらせてもらいましたが、次からはその分の責任は自分で果たせるようにします……!

聞き専「猫さんはRP的にコレって決めたら、こちら(KP)が止めても止まらないでしょう?」

猫「そのとおりです……私はやばい奴ですぅ……」

滅多に聞かない悲鳴を上げながらたケさんが振ったダイスが見事に成功したお陰で、何とか全員生き残れました。セッション終了時点で全員HP1~2しか残っていない状態だったので本当によかったです。みんな満身創痍。これに懲りてRPに拘りすぎるのは控えます(控えられるとは言っていない)

最後の最後にKPの計らいでエンディングが追加され、一匹の狐を星名さんの下で飼うことになりました。星名と「彼」の奇妙な共同生活は、果たして第7版の彼に何をもたらすことになるのでしょうか。