リーフィアと歩む緑の軌跡

大好きなリーフィアとともに歩む日常。最近はクトゥルフ神話TRPGを嗜んでいる。

【3年目】猫がKPとしてCoCシナリオを繰り返したら、こうなった。

クトゥルフ神話TRPGの世界観の沼に浸かり続けて三年目を迎えた猫です、こんにちは。

この文章はクトゥルフ神話TRPG歴が三年となった猫が、いつ、どんなシナリオをプレイしてきたのか忘れないための備忘録的なものです。要は一人語り。読まなくても平気です。なお、こちらはKP編です。
「最強大皇」「オートマタは星に願う。」「沼男は誰だ?」「そうだ、お酒飲もう。」「深淵図書館」「緑の流星」「カタシロ」「深雪の隠れ湯」「狂気山脈 ~邪神の山嶺~」「ゴールデン・スランバーを求めて」「告別私記」「汝の隣人を愛せよ」「A_」のストーリー詳細と顛末、要はシナリオのネタバレが含まれますので、PL予定の皆様はこの先の閲覧はお控えください。ネタバレをしても後悔しない方のみどうぞ

 

 

 

2020年12月30日「最強大皇」ぴゃん様作

KP:猫/PL:えみりぃ・鞍馬・イルハ/PC:HO1野老譲治・HO2今北三行・HO3美凪斎征

一言:ジェットコースターシナリオ、開幕。

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2020年冬の目標が「『最強大皇』を回すこと」だったくせに、多忙のために今年9月からほぼ全くセッションができなかった(その上、予定していた卓を全部キャンセルせざるを得なかった)のですが、今回遂に回すことができました。
ただ、KPが久しぶりすぎて準備にめちゃくちゃ手間取りました……。作者様から「BGMはTS○TAYAに行って借りるのが一番いいですよ」とアドバイスをもらったのでCDを十数枚借りてくるところから始まり、シナリオ集で用意されていた約70枚に及ぶ画像とBGMを組み合わせてシーンを作成しながらも、不安を隠しきれませんでした。

四か月ぶりのKPというのもそうなのですが、シーン切り替えの多さ、HO特有の処理および管理、秘匿会話による情報公開、例のシーンの読み方……猫のKP歴においても一、二を争うほど気合を入れないと回せなかったと思います。諸先輩方心底尊敬します本当に。終わった直後めちゃくちゃ疲れが来ました。

さて、肝心の三人についてですが、それぞれが非常にいい味を出してました。

HO1の野老さんはお酒を嗜む苦労人でしたね。HOの特性とはいえ、ファンブルが続いた結果、お酒の種類が増えた時は思わず笑いました。えみりぃさんも体調がすぐれない中、最後までお付き合いいただき感謝しております。

HO2の三行さんは当初からダラダラしていたのですが、斎征ちゃんを気遣ったり何度も放心状態に陥ったり、すっかりみんなのイジられ役として、いいポジションに収まっていました。

HO3の斎征ちゃんは「ドナドナを流してほしい」と序盤から絶好調。《製作:絵日記》を度々振っては、この濃厚な一日の記録を付けてくれました。それにしても(本当のこととはいえ)三行さんのことを「○○○○○」と言うのは止めてあげて……。

KPが喋り続ける場面の多いシナリオなので、正直PLの皆さんを置いていってはいないか、KPとして不足している点はないか、何よりも皆さんが楽しめているかどうかが終始心配でしたが、果たしてどうでしたか。

ちなみに、猫は非常に楽しかったです!! 改めて、ありがとうございました!!

 

2021年1月2月「オートマタは星に願う。」にこいち様作

KP:猫/PL:たケ/PC:名切憑牙(警官)

一言:第7版ルールはやはり緊張しました。

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突発卓ではありましたが、前々から回そうと言っていたシナリオをようやく回すことができました。長らくお待たせしてしまって申し訳ありませんでした。

今回来てくださった探索者は名切さん。表情が乏しい(むしろ相手に威圧感を与えかねない)キャラクターではありましたが、その実話してみると非常に感情豊かな方だと思いました。グルメ好きということで、本格的な料理に挑戦しては少女の頬を緩ませてくれましたとも。それにしても技能値高すぎぃ!!

さて、今回のNPCの名前は「そら」ちゃん。とてもいい名前をもらいました。序盤はオドオドしながらも初めて見る物に目を輝かせていましたが、少しずつ学習していく中で自分の好きなもののことを知りたがる子になりました。好きなものは「物」でなくてもいいんですもんねぇ……? それにしても、シナリオ回す度にNPCの顔差分が増えていくの本当何なんでしょうね??(結局、今回だけで10枚差分を作る始末)

三日目は朝から遊園地に出かけて、いろんな乗り物に乗って楽しみました。コーヒーカップ、メリーゴーランド、バイキング、お化け屋敷、観覧車などに行っては即興でそれぞれの描写を言いつつそらちゃんのRPをするのが楽しかったです。ところどころで入れなければならないイベントも忘れずに挟むことができたのも大きい(ちょっとした成長)(たびたびネットで検索してはその場で画像を提示した準備の足りていないKPの図)

その後、丁寧に情報を抜き取った後に運命のダイスを振ることとなりました。

KP「私、個人的な理由で20d100振っているのでプッシュしていいですよ」
たケ「ええ……?」

結果として、憑牙さんの尽力により五日間の猶予をもらえたそらちゃん。

憑牙『残り数日間、ここで石を探すこともできるが……どうする?』
そら『いいんです。もう十分なほどもらいましたから』

彼女は彼からもらった奇跡のような時間をかけがえのない人と共に過ごせて満足だったと思います。打てば響く素敵なRPを感じられて嬉しかったです。本当にありがとうございました! お疲れ様でした!!

 

2021年1月3日「沼男は誰だ?」ma34様作

KP:猫/PL:宮沢輝・桜井義之・構造異性体/PC:無敵健太(ボクサー)・竈門炭次郎(パン屋/元剣道家)・兎野十夜(教師)

一言:まさか、こんなことになるとは……。

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前々から回してほしいと仰っていたお二人と、FF外からお招きした構造さんも合わせての「沼男」第五陣となりました。互いに初対面の状態でこのシナリオを回るのは厳しいと思った(構造さんからも顔合わせの時間が欲しいというお話があった)ので、前年の12月26日に猫主催で「初めましての会」なるものを企画して、事前にわいわいする時間を設けさせていただきました。意外な共通点も見られて楽しかったですね。

さて、肝心の本編。今回はむつーさんが数度「沼男は誰だ?」を回し、その際のシナリオ資料を無料配布してくださっていたこともあり、ラストシーンの言い回しや資料を一部参考にさせていただきました。また、今回は試験的に簡易的なHO制を採用した上、それぞれのHOごとに個別導入も書いたので、これまで以上に進行しやすくなりました。

HO1の健太さん。「熱い男」という表現が相応しいRPを貫いてくれました。まさか二階の吹き抜けをああして活用してくださるとは思っていなかったので、素晴らしいと思いました。終始NPCの女性に親身になって行動してくれて嬉しかったです。途中、KPの進行が不自然だったこともあり、NPCの女性と逃避行をし始めた時には驚きを隠せませんでした。その節は大変反省しております……。終盤では彼らしい力強い言葉と「俺の隣にいてくれないか」と大胆な告白を見せてもらい、感動のあまり猫は口を覆ったとか。

HO2の炭次郎君。家族や仲間との語らいが非常に印象的でした。妹を心底大事にしていたので、裏で振っていた《幸運》判定が失敗した時には「ああ……それはそうなるよね……」という気持ちで一杯でした。彼とは別のシナリオで同卓したこともあり、非常に心が痛みましたがやむなしです。何故か煽堂君(猫の探索者)と同卓したキャラクターが散々な目に遭っている気がします……。それにしても竹刀のスタンが強すぎましたね!? 桜井さんの推理や戦闘中の助言が的確で流石の一言でした。

HO3の兎野さん。一般人の巻き込まれ役と謎のNPCをぶつけ、一番苦労させてしまいました。パイの実の件は、ツイートを拝見して気付いたので慌てて渡しました……気付かなくて申し訳なかったです。ただ、最期までに渡せて本当によかったです。それと、セッションの中で「君の言葉は伝わっているよ」と彼の口から聞いた時は感動しました。それにしても、キャラシをもらった瞬間「よし、絶対に生徒を出してRPに組み込もう」と新規キャラを作った件は謝っておきます。反省はしていませんごめんなさい!!(小野ちゃんと佐々木ちゃんのRP楽しかったです)

今回登場した謎のNPCは、今回あえて名前をつけずに「少女」と呼称しましたが、名前をつけなかったらつけなかった分「誰でもない何か」としてRPがはっちゃけてしまいました。PLおよびPCから「煽り性能が高い」とお褒めの言葉をいただいて嬉しい反面、内心「元ネタの少女の片鱗が一切ないぞ……?(用意していた台詞を途中から一切見なかった顔)」と非常に困惑していました。何だったんだあいつは。

そして、三者三様それぞれの想いと願いが交差し、委ねられた最後の選択。

宮沢さんと健太君にとってどうしようもないことかも知れませんが、これが炭次郎君と兎野さんが選んだ「答え」でした。三人共が最期に遺した言葉を噛みしめ、虚脱感に苛まれつつもKPとして幕を閉じさせてもらいました。結果として全員ロスト。途中から「あっ、これ最悪全員死ぬなこれ……」と何度も思いながら進行したとはいえ、KPとしても本当に胃痛がキリキリする気持ちでした。

休憩込みとはいえ14時間もの間、素晴らしいものを見せていただきました。また、これに懲りずにセッションしていただければ幸いです。お疲れ様でした!!

 

2021年1月4日「オートマタは星に願う。」にこいち様

KP:猫/PL:のれん/PC:本谷光一(宗教家)

一言:新しく一人、推しができました。

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前々から「回します!」と言っていたものの、なかなか時間が取れなかった今回のセッション。ところが、前々日(1月2日)に試しに「1月4日なら空いてますけれどやります?」とお声がけしたら「えっ、やりますやります! 朝7時からでもできますよ!」と快諾。やったぜ。

ただ、実際にセッションを開始したのは当日10時。食事休憩込みで8時間近くの時間をかけて充実したRPをしていただきました。

「戦闘非推奨/RP推奨のタイマンシナリオ」という触れ込みを聞いたのれんさんが、RPしやすい子として用意してくださったのが光一君。そんな彼が過去に踏破したシナリオや裏設定を楽しく聞きながら、猫は裏でNPCの少女の画像をセッション直前に作成しました! だって「元カノがいる」という話を聞いたらその子の風貌に合わせたくなるじゃないですかーーーそんなわけで導入から早速PLに刺したところ大分ダメージがあったようで非常に満足です(過去に同じようなことをされた経験がある猫)

のれん「KP、実は彼の身体は人形なんです」
猫「……えっっっっ??(シナリオが彼にクリティカルヒットしたと確信した瞬間)」

光一君のRPやのれんさんの話から、光一君の設定が大分深く練られているのが察せられたので、なるべくその設定を崩さないように、できることなら生かしたいと思いながらRPをしたつもりです。今回のNPCの名前は「神無月 空」ちゃん。図らずも前回と名前が被りましたが、名字や漢字の有無、外見年齢で差別化させてもらいました。

光一君が空ちゃんと語らい、「天気の子」や「君の名は。」を見たり、出雲大社でお揃いの御守りを買ったり、お賽銭を投げたりしながら絆を深めていく中で、最後まで気にかけていたのが「空ちゃんが生まれた理由」。本来であれば語らないであろう「それ」を○○○から聞き出せたのは、間違いなく光一君のRP故です。

光一『空ちゃん。君は人形じゃない。コッペリアだって、そうだったろ? 人形から人間になった。……いや、正直なところ僕も人形なわけだから、どっちも大して違いはないように思ってるけど』

光一『君は少なくとも、実験道具じゃない。僕がそう思わない。けど、あいつは君を実験道具として作った。そんな簡単なもののように、君の命を扱った』

光一『僕はあいつが許せない。僕はそういう奴を……何とかして、君みたいな苦しむ人間を減らすエクソシストになるよ』

光一『君は僕たちと同じ、人間だ』

最高のRPをありがとうございました! 彼の未来に期待が高まります。機会があればまたお会いしたいものです。紹介した音源もよろしければ是非お聞きください……どれも名曲なので……。

 

2021年1月10日「そうだ、お酒飲もう。」ざっそうを愛する猫

KP:猫/PL:テル坊・りん・れいらん/PC:黒木薫(医者)・小鳥遊縁(看護士)・祇夜璃玲央(スタイリスト)・後理羅(ゴリラ)

一言:お酒飲んでお肉食べて楽しかったですね!!(クトゥルフ神話TRPGとは)

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「久々にクトゥルフやりたいですね」と話している内に、何故か「トラック被害者の会」(別名「トラック撲滅委員会」)の面子を集めて酒飲みRPすることになりました。

それにしても、れいらんさん・りんさん・テル坊さんのお三方と同時に卓を囲むのが久しぶりで本当に嬉しかったです。この度はKPの無茶な日程調整を快諾してくださり、誠にありがとうございました。

前回同じPL3人で某シナリオを回した時に「叙々苑行きたい」と仰っていたことを思い出し、急遽お兄ちゃん(小鳥遊悠君/ぴーさんのPC)を無断で借用して、叙々苑25万円分の商品券を妹に渡すところから始まりました。ぴーさんごめんなさい。

このお三方が集まると自然とチャット欄がLINE会話になるのは見ていて楽しいです。

そして到着した叙々苑。予約があるかどうか《幸運》を振ったら見事にクリティカルが出たのでもれなく個室に案内されました。

りん「ゴリラ召喚します」

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個室に入った途端、突如呼び出された後理璃(人語を解するゴリラ)に対し、シナリオに明記されていないSAN値チェックが探索者達に襲いかかる!

れいらん「《変装》振って人間に擬装させます」

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さらに、変装のために化粧を施され服を着てしまう後理璃(人語を解するゴリラ)!

りん「猫さん、ゴリラのRPしてくださいますよね!?」

そして突然のKPへの無茶振り!!

後理璃『ウホッ』

「最強大皇」を乗り越えた猫に恐れるものは何もないんですよ()肉焼き係兼雑用係として思う存分利用させてもらいました……。

その後はのんびりPL同士で近況を聞きつつ、デレステの話やグラブルの話に花を咲かせました。数ヶ月前に猫がデレステを始めたこともあり、諸氏先輩方に貴重な御話もとい宣伝を聞くことに(なおセッション中である)途中、思い出したかのようにPC達が注文を追加してお酒を飲み交わし、猫も叙々苑の焼肉画像をこれでもかと切り替えていました。

テル坊「これお酒飲むシナリオですよね(お肉食べながら)」

そう言われるまで趣旨をすっかり忘れていたKP。ようやく例の品をPC3人の前に出しました。ところが、酒の度数が高そうだと察したPC達、飲むか否かをダイスに委ねることに。

結果、お酒を飲んでお肉を食べただけのセッションとなりました!(いいのか)SAN値チェックをしたのはゴリラが召喚された時だけです(何故だ)なお、二日酔い判定ロールも全員成功。思わずぐぬぬとなったKPなのでした。

セッション自体は楽しかったので後悔はありませんが、今度はもう少しクトゥルフっぽいシナリオでお会いしましょう!

 

2021年1月16日「そうだ、お酒飲もう。」ざっそうを愛する猫

KP:猫/PL:ちょと/PC:幸村孝(作家)・大内渚(編集者)

一言:ようこそ クトゥルフの沼

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以前一度だけセッションをしたことがあるらしいちょとさんが「猫さんのお酒シナリオやってみたいです!」と有り難いことを仰っていたので回しました。いくつかの動画視聴歴があるとはいえ、初心者のちょとさんに対してこんなシナリオを回していいのか困惑はありましたが、期待されている以上仕方ありません。私も全力を尽くしました。

それにしても初心者の方にガイドするのはめちゃくちゃ緊張しますね……。猫の言葉一つ、説明一つに、一人の人間がクトゥルフ神話TRPGを好きになってくださるか否かが懸かっているのですから、気合いも入るものです。楽しいよ~怖くないよ~。

世界観の紹介をざっくりと話した後に、キャラクターの能力値の話やダイスロールの説明、実際にキャラクターを作りながら技能も振ってもらいました。

今回ちょとさんが作家さんを作っていたので、お酒を飲み交わす相方として、男性編集者の大内君を作りました。珍しくダメボが付いていたので元キックボクシング選手という設定を付けました。キャラクター性が幅広く、そして自由に設定できるのもクトゥルフ神話TRPGの魅力の一つですよね。

キャラコマの作成やココフォリアの使い方も実演。チュートリアルとキャラクター作成に3時間も費やした後、いざセッションとなりました(時間をかけすぎたことに気付いて「やべえ引かれる嫌だと思われてない平気??」と焦ったのは内緒)

セッション本番。幸村さんの自宅で宅飲みをすることになり、初手から集合時間に間に合うかどうかのダイスを何故か猫が振ることになりました。

ちょと「そうそうクリティカルやファンブルなんて出ませんよね~」
猫「それが出るんですよ……30%の絶対零度は当たるし、85%の岩雪崩は外れるんですよ……」(ブログ書く時に命中85%の技を調べたら岩雪崩の命中90%でしたね……なお、大文字が85%でストーンエッジが80%でした。そりゃエッジ外れるわ)
ちょと「その例えめちゃくちゃ分かりやすいですね」

そして2クリが出てしまうのでした。大内君、何でこんな処理が難しいところでクリティカルを出してKPを困らせるの……?

その後、ほぼ問題なく宅飲みRPへ。ちょとさんがめちゃくちゃRP上手くて内心焦る猫。猫が初めてのクトゥルフではPCの言葉なんてほとんど言えませんでしたよ……そつなく会話できてるんですが、上手くないですか……? 1d6を振りながらそれぞれに質問を投げつけながら、KPもPLもお酒を飲み交わしました。このセッションをする度にスモークタンを食べているKPはこちらです。

さて、いよいよ今回のクトゥルフ要素へ。

探索のためにいくつか技能を振っては、もらった情報を聞いて慌てていらっしゃったようで何よりです。その後現れた謎の人物に対していろいろ尋ねたり、訪れたあの地でSAN値チェック失敗して興奮したり、少しは楽しんでいただけたでしょうか……?

また機会があれば、ぜひ同卓よろしくお願いします! オリシを用意し、深淵の底にてお待ちしています。

 

2021年2月3日「深淵図書館」ざっそうを愛する猫

KP:猫/PL:鞍馬・イルハ/PC:古牧朱桜(フリーカメラマン)・臥凪斎征(研究職手伝い)

一言:これは「好奇心が猫を殺す」シナリオであり「好奇心で猫が殺す」シナリオです。

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猫「正直イルハさんにはこのシナリオ回したくなかったんですよ……!」

猫にしては珍しく、かなりの辛口発言から始まった本セッション。鞍馬さんのPCはともかく、イルハさんの探索者の場合、最悪PC選択時に詰むこともあり得たため、探索者の精査はいつも以上に気を配りました。

そんなわけで本編。「過去・現在・未来の書籍が集まる」とは謳っていたものの、未来の探索者が現れたのはこれが初めてでした。そして、二人の記念すべき初対面は斎征ちゃんの逃亡から始まりました。その後、何とか落ち着いた二人は一緒に深淵図書館内を探索することに。

KP「ここは『総記』の棚です。欲しい本はありますか?」
イルハ「じゃあ、この図書館に関する本はありますか」

KP「ここは『文学』の棚です。どうしますか?」
イルハ「人の名前がタイトルの本か、自分の名前が書いてある本ってありますか」

的確すぎる……これが上級プレイヤーの考察力か……『総記』の棚で発見した情報をもとに、その後はシナリオのギミックを全て見抜いた上での発言をされました。これには流石の一言です。

一方で、古牧さんは斎征ちゃんに言われるがままに本を音読しては、どんどん本にのめり込んでいきました。それだけならいざ知らず、本来であれば即帰還も可能な状態だったにも関わらず、好奇心のままにもう少し見て回ろうと、黒塗りされた本棚にあった本を読んで行動不能になります。

*****

KP「どうしますか。精神分析(物理)もアリではありますが」
イルハ「じゃあ、今持っている本を読んで『秋光さんって誰?』と耳元で告げます」

*****

イルハ「『何度でも、僕は秋光を危険から守ると誓う。この桜の刻印がされた指輪に誓って』」
古牧『……っえ、ええ!? なな、何でそれを……!?』
イルハ「斎征ちゃんも顔を赤らめていますね」

*****

手元に例の物があるからこその精神分析(精神攻撃)RP、お見事でした。それにしても二人とも《幸運》が高すぎて司書の補佐が一切出てきませんでした畜生!! その上、黒塗りされた本棚にあった本も読んだので《クトゥルフ神話技能》も進呈。改めて振り返ると、見事なまでのSAN値回復シナリオでしたね……。

余談ですが、最後に現れた警備員さんの外側と口調は藤咲君を模ってみました。彼もまた、深淵に呑まれた側の人なので……ちょっとしたファンサービスです。

十数年後の未来で再会できることを楽しみにしています。

 

2021年2月14日「緑の流星」ざっそうを愛する猫

KP:猫/PL:あさ・ツキナミ・ぴー/PC:里原椿(事務員)・ミフネ・ムレーヌ(薬剤師)・小鳥遊悠(作家)/NPC草加怜(医者)・草加翡翠(メイド)・雨宮燐(刑事)

一言:やりたい放題。

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クトゥルフ神話技能》平均34.75の草加診療所組にオリシを回してきました。最後にこのPLとPCが集まって卓を囲んだのが去年の5月だったので、実に約9ヶ月ぶりの再会です。

余談ですが、諸々の事情やら雑談やらでセッションを始めたのが集合から1時間後だったとか何とか。終了時間も延びに延びて24時頃になってしまいました。その節はご迷惑をおかけしました……。

導入はいつもの場所でお馴染みとなった診療所の休憩室。昼食のサンドイッチを食べている時に小鳥遊さんがやって来る、という呑気な日常風景から始まりました。

ミフネ『これ以上、深緑さん以外に診療所に連れてこないでくださいね』
小鳥遊『それってどういうことですか』
翡翠『前に、小鳥遊さんの妹さんがゴリラさんを呼んでくれたんです』
里原・小鳥遊『それってどういうことですか』
れいらん(聞き専)「ちなみにその時セッションした子、今SAN値5ですね」
猫「何があったんですか……!?」

そんな会話をしている間に、突如として登場した神話生物により診療所内が阿鼻叫喚。医者2名が発狂し、さらに大混乱に陥ります。毎度思うんですが、導入で出して良い神話生物ではないですよねコイツ。

ミフネ『どけええええ!!!(発狂中で敵に突っ込む)』
小鳥遊『おい馬鹿止めろ!!(ミフネさんの後頭部をぶん殴る)』
ミフネ『な、何で逃げてないんですか!?(狂気解除)』
小鳥遊『それはこっちの台詞ですよ!!』
里原『小鳥遊さん、大丈夫ですか!?(《応急手当》1クリで小鳥遊さんの怪我を治療する)』
怜『そこをどいてください!!!(発狂中で敵に突っ込む)』
翡翠『何やっているんですか怜さん!(《精神分析》成功)』

その後、医者2人の無事に狂気を解除できたところまではいいとして、現状では敵わないと判断して全員で逃げ出す流れに。

ツキナミ「ナイフの受け流しに専念します」
ぴー「世にも奇妙な言葉を唱え始めます」
里原『バカッ!!! まともに戦わないでください!! 呪文唱えないでください!!(二人を引っ張りながら)』

その間、小鳥遊さんと怜さんが浅くない攻撃を喰らいつつも戦闘終了。ところが、情報収集の段階で事件が起こります。

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里原『あっ(《医学》ファンブルを出して怪我を負う)』
ミフネ 『あっ(そんな里原君を治療しようとして《医学》ファンブルを出す)』

一体どうしろと??
正直「これ以上犠牲者が増えたら洒落にならないなぁ」と思っていた矢先にコレだったので思わず大爆笑。そんなわけで里原君も無事に犠牲者リストに追加しました。こればかりは仕方ない。それにしても里原君、慌てて右腕を切り落とそうとしないでくださいね!?

そして、ここで浮上したNPCの死体処理問題。どうするか散々悩んだ末、あささんから椿君(弟)→薫君(兄)→雨宮君(兄の知人の刑事)という伝で遺体の処理を依頼できないかと提案を受けます。

里原『単刀直入に言います。死体を一人匿ってくれませんか?』
雨宮『何だ、殺したのか?』

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そんなわけで、これまで聞き専だったれいらんさんを緊急招集しました! 快く引き受けてくださってありがとうございます! なお、雨宮君はこの手の死体と三度目の邂逅だったらしいです。それもそうだったな……。

雨宮『《表》の立ち振る舞いじゃないだろう。見れば分かる』
ミフネ『何言ってるんですか。ただのしがない診療所の薬剤師ですよ』

*****

雨宮『……ちゃんと幸せにしてやれよ(怜さんと翡翠ちゃんを見ながら)』
怜『えっ?』

そんなわけで、雨宮君と草加診療所医者組の絡みがこちら。
かつて怜さんと雨宮君は「傀逅」で対面していたのですが、その記憶を雨宮君しか持っていない故の台詞にKPは悶絶しました。そして、密かにミフネさんの伝がまた一つ増えるのでした。

里原『先生は安静にしていてください。怪我も酷いですし』
怜『それを言うなら小鳥遊さんの方が……』
翡翠『分かりました。怜さんは簀巻きにしておきます!』
怜『簀巻き!?』
猫「黒幕はぴーさん」
ぴー「どうも、インポスターです」

怜さんの怪我が酷いのは分かるのですが、また簀巻きにするとは思っていませんでしたね……ノリって怖い(怜さんを心配するあまり簀巻きにするという発想を思いついたのは、当時翡翠ちゃんのPLだったぴーさんである)

簀巻きの怜さんを残してNPCの部屋に赴き、順調に情報を集める三人。女性の部屋だから〜とか言いながらも「生きている人が優先なので」と言ってどんどん探索するミフネさんが好きです(突然の告白)

出てくる情報をもとにPLの皆さんによる考察が進むのですが、大凡当たっていて驚きました。文字数上、情報には書けていない部分にも触れてもらえて嬉しかったです!

二日目、探索者達の身体に変化が起こります。初夏にも関わらず何故か厚着をした三人が診療所に集うのでした。

翡翠『怜さんに、草が生えました』
ぴー「草だけに」
猫「これが言いたかった」
ツキナミ「ゲシュタルト崩壊が……! 草ってなんだっけ」
れいらん(聞き専)「雨宮君が心配して、里原君に連絡しそうなんだよなぁ……」
猫(聞き専)「いいですよー、連絡しますかー?」
れいらん「何かDM来たんだが??(猫が探索者向けの情報を投げつけた)」

それにしても、こぞって呪文を唱えようとするの止めてもらっていいですか??(条件が揃わないように日程や天候や建物の構造を必死に調整するKPの図)

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その後、前日に約束を取り付けていたNPCに終始怯えながらも、無事に情報を抜き取ることに成功します。何で皆さんが怯えていたのか終ぞ分かりませんでしたね(適当にはぐらかすKP)

普段なら誠実に人と接する里原君が嘘を吐き、序盤で亡くなっているNPCのことを「行方不明の友人」として称して話をする様が見ていて辛かったです。RP最高でした。

里原『分かっていたんです。嘘を吐くには、吐く覚悟が必要だって』
ミフネ 『嘘を吐くのに一番だめなのは、嘘を吐いていると悟られることですよ。いい嘘も悪い嘘も隠し通して、結果を出しましょう』
里原『……僕、上手く笑えていましたか?』
小鳥遊『これが……イケメン(APP18)……』
おい、最後。

ところが、苦労して入力した情報の果てに辿り着いた場所で何の成果も得られないまま診療所に戻ることに。夜に外出するとマズい(のが分かっていた)ので、全員まとめて診療所にお泊まりしました。

翡翠『間違えて卵をレンジにかけちゃいました……(《料理》技能失敗)』
ぴー「あ、それガチでヤバいやつ」
翡翠『怜さんが、皆さんがこのままだったらって思ったら怖くて、怖くて……(泣き出す)』
ぴー「俺じゃなくて怜さんに言ってやれよ……!」
猫「怜さんは当事者なので」
れいらん(聞き専)「シリアルと見せかけたシリアス止めろ」
猫(聞き専)「こういう要素入れるの大好き」

*****

小鳥遊『何をするにしろお腹の中に何かいれないと』
里原『……そうですね。どうにかする方法を探さなきゃ……』
小鳥遊『力を抜くときには力を抜かなきゃ駄目ですよ』

*****

ミフネ『……何で私だけ無事なんですか』

二日目夜。不穏な描写の後にミフネさんが姿を消しました。怜さんが失踪しても「何だいつものことか」で済まされそうなのに、一切素振りを見せていないミフネさんが失踪したので大慌てで捜索することに。これが日頃の行いか……。

あさ「そうなると、やっぱり○○○ですよね」
ぴー「そこら辺にタクシーとか通っていませんかね」
猫「《幸運》に成功したらタクシーがちょうど通りかかります」

里原 椿 : CCB<=80 幸運 Cthulhu : (1D100<=80) > 2 > 決定的成功/スペシャ

れいらん『何だお前らこんな時間に。……急ぎかい? 会社には言うなよ(突然タクシードライバーのRPを任されたノリノリの聞き専)』
猫「あなた達がタクシーに乗り込み、シートベルトを付けた直後、強烈なGが体にかかります。地元を知り尽くしているが故に赤信号のタイミングを見極め、巧みにハンドルを操作してスピードを緩めることなく、タクシーは目的地を目指していきます(即興描写)」

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そうして訪れた最終決戦。目の前で繰り広げられている光景を理解した途端、再度発狂するミフネさん。情報を抜き取り、対処に乗り出す里原君と小鳥遊さん。それぞれが奔走し、事態解決を図ります。

ちなみに猫は、自分の出目が輝かないことを切に祈っていました。攻撃ダメージが《肉体の保護》の装甲を貫くレベルなので最悪即死させかねないんですよね……。

ミフネ『一番問題があったのは俺だったじゃないか……っ!』

里原『どうにかなってくれればいいなぁ(現実逃避しながら、吸ったタバコを投げ込む)』

こうして、見事に事態を収束した三人はやけにノリと勢いのいいタクシードライバーの車に乗り込み、燃え盛る建物を背景に診療所へと帰るのでした。

三者三様、それぞれのエンディングを迎えてセッションは終了。最後の最後までたっぷりのRPを魅せてくださいました。本当にありがとうございました!!

それにしても《肉体の保護》の呪文をそんなに広めないでください! あと、何で怜さんには教えてくれないんですか!?(欲しい)

 

2021年4月18日「カタシロ」ディズム様作

KP:猫/PL:れいらん/PC:零林蒼夜(私立探偵/怪盗)

一言:素の零林君、いいですねぇ……。

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密かに17日・18日とキャンペーンシナリオに参加していた猫。遂に「カタシロ」の部屋作りを終えたので、第一犠牲者を探すことに。何気なくTwitterを見ていると、以前「『カタシロ』に行きたすぎて仕方ないので、いっそ知り合いのKP面子でダイスバトルして負けた人がシナリオ読みませんか??」とまで言っていたれいらんさんがいらっしゃったので、軽い気持ちでお声がけしたら速攻で吊れました。やったぜ。

そんなわけで突発的に始まった第1陣。試験的に「通話は携帯のDiscode/シナリオの確認とココフォリアの操作はiPad」という形で行いました。こうすればボイスレコーダーで録音できるんですよ……。

セッション早々、零林君には記憶喪失になっていただきました。身元を明らかにできるものは手元になく、ほぼ真っ白な状態の彼と、幾つかの「お喋り」をすることになります。

ちなみに、彼の回答は以下の通り。

・自白。嘘を吐くのは得意ではない。嘘よりも真実が欲しい。「自白」を「裏切り」と捉えたとしても、何かに作られた嘘は嫌いである。

テセウス(乗組員)自身が「それ」を自分の船(テセウスの船)と思えば、言える。大事なのは外見ではなくて中身。

・見知らぬ他人であれば構わない。くじで当たった相手が自分の知人であれば反対。共に知人であれば、自分が犠牲になってでも知人を助ける(もしくは、くじで選ばれた知人に大人しく死んでもらう。一人の知人が死ぬよりも、もっと多くの知人が死ぬ方が堪えられないから)

実は、この手の思考実験は猫の苦手分野でして、事前にWikipediaや関係文献を読んで理解を深めたり、自分がPLだった時のKPである構造さんの進行を思い出したりして頑張りました! 零林君の思考を少しでも広げられたのならいいのですが……。

そして、遂に運命の選択へ。終盤の会話をふせったーに書き起こしたので、よろしければご覧ください。めちゃくちゃいいんですよこれがまた……れいらんさんの冴えたRPが光る。しかもほぼ即決。これには流石の一言です。

https://twitter.com/leafiness_neko/status/1384128055992410116?s=21

セッション終了後、彼が「真実」を求めてどのような行動に出るのか期待しつつ。

 

2021年4月29日「オートマタは星に願う。」にこいち様

KP:猫/PL:宮澤輝/PC:丸山西治(私立探偵)

一言:途中から黄色い声を発していました。

f:id:leafiness:20210502192251j:image

Twitter上で「オートマタは星に願う。」の話題を呟いていると、宮澤さんから「やってみたいです」とのリプをいただき、即日程調整させていただきました。

それにしても、雑草卓の「オートマタは星に願う。」も遂に第6陣。巷では「人の心がない」「どんな神経しているんだ」と言われることもあるのですが、PLの方々が非常に素晴らしいRPを魅せてくださるので、このシナリオを回すの止められないんですよね……。

宮澤さんから事前に、第7版の丸山君に関する境遇や印象に残っている女性等をお聞きできたのでNPCの画像が事前に作れて助かりました(なおセッション中に4枚追加差分を使った模様)

今回の少女の名前は「海光(かいり)」ちゃん。彼女の付けていたシーライト(のような石)から名前を取ってくださいました。

当初から少女の正体や今後の処遇を悩んでいた宮澤さんと丸山君。ただ、少女に対しては一貫して誠実な態度を見せてくださいました。

個人的には、深夜の恋愛ドラマ設定をKPが生やしたかと思えば、そのドラマの物語の舞台となった湘南の海に少女を連れて行ってあげたのが印象的です。このシナリオだけは、即興で画像を準備する瞬間が楽しいですね。

一方で、実はKPとして少女のRPで相当悩みました。これまでのPCと同じようにRPをしても、丸山君の内面に踏み込めないように感じたからです。女好きを演じている丸山君をこれまでどおりデートに誘っても沙汰なく過ごすだけだと思い、終始「西治さんがあれ程までに熱意を傾けるもの(=演劇や舞台)ってどんなものなんだろう」と、海光ちゃんの興味を演劇方面に向けるようにしました。

結果として某シーンで宮澤さんの涙腺は緩んだらしく、最後の最後に発狂(感情の噴出を選択)した丸山君も「海光!!」と叫んでくれたのでよかったです。

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(余談ですが、その時オートマタ踏破者専用聞き専チャットにて猫が呟いていた内容がこちら)(実際、口に手を当てて「キャーーーッ! 丸山君格好いいーーーっ!!」と嬉々として叫んでおりました)

運命の20d100の結果は惜しかったものの、宮澤さんとしては「丸山らしい」とのことです。丸山君が望むとおり、最期の最期まで美しいものだけを見せてもらった海光ちゃんは満足気に目を閉じたのです。

どうか、これからの彼の未来に幸あらんことを。

 

2021年5月3日「深雪の隠れ湯」きちそん様(封印された実験室)作

KP:猫/PL:あさ・ツキナミ・ぴー・れいらん/PC:里原薫(大学生/剣術家)・我家垂蔵(刑事)・橘有栖(探偵)・夜凪鈴蘭(舞踏家)・如月琳(ディレッタント

一言:令和3年TRPG祭、開幕。

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前々から「GWにTRPG三昧の旅行に行きましょう!」と話していたにも関わらずコロナの影響で実施できなかったので、一人ずつシナリオを出し合って連日オンセを行う企画に参加してきました。今回は、先陣を切った猫KPのセッションとなります。余談ですが、連日クトゥルフをする=連日行うセッション内容を更新しなければならないという宿命を(勝手に)背負っている猫です。GW中に全部まとめられるように頑張ります。

今回のシナリオは「東北地方の山奥にある隠れ家的な温泉宿を訪れる」という動機で参加してもらうことになるため、精神的に癒やされたい探索者がたくさん集まりました。なお、本来ならKPCは要らないのですが、猫がPCとして参加したい一心で如月ちゃんを投入しました(後々、この人選が最適解だったことに気づく)

ツキナミ「これから旅館に行って身も心も癒やされにいくんですよ」
れいらん「木刀は最悪現地で確保すればいいんですよ」
ぴー「《クトゥルフ神話技能》はいくつまで許可されますか??」

*****

れいらん「今日は控えめに行くぞ~」
猫「もう遅い」

*****

あさ「みんなしんどくなればいいんだ。地獄に落ちるなら全員で落ちればいいんだ」

*****

猫「(持ち物に記載してある日本刀は)せめて1本でお願いします」
れいらん「最終奥義 日本刀《投擲》ができなくなった……」
ぴー「やはり現地調達しかない」
あさ「野生の日本刀が生えてくるしかない」

そんなわけで、集合時間から1時間が経過した後にようやくセッションが開始したとか何とか。如月ちゃんと一緒にやって来た橘ちゃん。師匠の緋月さんに言われて癒やされに来た里原君。宿には何かしら苦い思い出のある我家さん。傘の柄に刀を隠して参戦する夜凪さん。それぞれの絡みがどのようになるかKPにも予想がつきませんでしたが、非常に楽しいものとなりました。

なお、その後のRP等を全力でメモしようと思ったのですが、終始爆笑し続けたせいでメモの内容は朧げです。悪しからず。

【ようやく始まったセッション】
ぴー「お酒を空けまーーーす!」
猫「はぁーーーー??」

*****

【こぞって猫語を振り出す流れに】
れいらん「(如月ちゃんの《猫語》)62ってアホでしょ」
ぴー「アホでしょ」
ツキナミ「何でみんな猫語振ってるんですか(その後に結局振る)」

*****

【宿に入った直後】
猫「お部屋が見たいかーーーー!?(地図を出す)」

*****

【里原と我家の会話】
我家『私は拳を握りませんので』
あさ「アイコン握ってるんだよなぁーーー!」

*****

【温泉に入った後と言えば……】
あさ「コーヒー牛乳はありますか」
猫「《幸運》判定で」
れいらん「ありまーす!(フルーツ牛乳を入手)」
あさ「ありますね!(コーヒー牛乳を入手)」
里原『我家さんは何派?』
我家『私はね、甘いのは舌に合わないんだよ(牛乳を入手)……ところで、お二人はお知り合いなのかな』
夜凪『初めて会いました』
我家『ああー……』

*****

【異変が起きてから】
あさ「いざとなったら(「此処に行け」と言った)緋月さんが悪いことにするので」
れいらん「全部押しつけないで」

*****

【探索中の一幕】
猫「(探索箇所の候補として)あとは地下室があります」
3人「「「地下室」」」
ツキナミ「地下室は最後だとして……」
あさ「聞きましたか奥さん。地下室があるんですって」
れいらん「ここまで不審なところがあるのは久しぶりですね」

*****

【倉庫を探索している橘と夜凪】
夜凪『これ使えるんじゃない?』
橘『ありがとう、探してたんだ』
あさ「火かき棒ルグとエクスカリバール、どっちがいいですか??」
れいらん「ローアイアスかもしれない(アイロン板)」

*****

【《図書館》→《英語》成功で情報が出てくる件(本来)】
ぴー「任せておけ」
れいらん「今日のぴーさんの出目は信用できない」
ぴー「俺自身がモンスターになることだ」
橘 有栖 : CCB<=70【図書館】(1D100<=70) > 5 > 決定的成功/スペシャ
猫「ああああああああっ!!(悲鳴)」

*****

【残してきたKPCとNPCの危機を察したPC達】
あさ「窓から飛び降ります」
里原薫 : CCB<=65 跳躍 (1D100<=65) > 96 > 致命的失敗
あさ「ほんとお前そういうところだよ!!」

*****

【神話生物と対峙する里原と我家】
ツキナミ「確認したいんですが、怪物のSIZは幾つですか?」
猫「SIZ16です」
ツキナミ「じゃあ私の方が大きいです」
里原『何だか我家さんと一緒だと不思議と小さく見えるな』

*****

【戦闘終了後、PC4人が話をしようと思った際の一幕】
ツキナミ「我家さん遠くにいるんですが、間違えていませんか?(神話生物のアイコンがPC3人の側にいる状態)」
れいらん「本当だ、装甲6だった(アイコンを確認して)」

*****

NPCの処遇について】
里原『これからの人生、人を呪って生きるのは可哀想だろ』
夜凪『化物級の熊みたいなのに襲われたってことにしておくのがいいでしょうね』
我家『……わかりました。汚れ役は引き受けましょう』

*****

【雨宮さん(れいらんさんの警察PC)に対する謎の信頼】
里原『死体関係で困ったらこの人に頼ればいいぞ(刑事の我家に対する台詞)』
夜凪鈴蘭 : これが「万事屋 燐ちゃん」ですか?

こうして26時に終了した本セッション。終了時間が遅くなってしまって申し訳ありませんでした……。KPとして処理を悩むところが何度もあり、ルルブと向き合ったりPLの皆さんと相談したりしながら進められてよかったです。また、皆さんがシナリオのギミックを細部まで考えてくれて嬉しかったですね(あえてヒントを口に出さなかった猫)

1日目はこれで終わりでしたが、この後もTRPG祭は続きます。これからもめいいっぱい楽しみます! どうぞよろしくお願いします! 

 

2021年4月25日・5月9日「狂気山脈 ~邪神の山嶺~」まだら牛様作

KP:猫/PL:カルトそよ・ななむーん・八面六臂/PC:角原ジュン(ジャーナリスト/登山家)・生方桂(登山家)・片端信濃(登山家)

一言:これが、ダイスとRPが生み出した物語。

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ななむーんさんから「猫さんなら『狂気山脈』を回せると思いました!」と、まさかのKP依頼が舞い込んできたので喜んで承諾しました。PL同士で初対面の方もいらっしゃいましたが、4月10日にココフォリアの使い方講座を開いた際に図らずも交流できたので何よりでした。

それにしても、久しぶりに本格的なココフォリアの部屋を作りました。カットインで表示する補足画像や日付経過を表すスクリーンパネルもちまちま準備。なお、YouTubeの音源をmp3に変換する方法をそよさんから教えてもらえたのが嬉しすぎて、今回のためだけに30くらい新曲を追加して各シーンに割り当てました。満足。

いざ始まった本セッション。それぞれ個性的なキャラクターを連れてきてくれました。

まずは生方桂君。八面さんが「主人公(男)」と仰るのも納得できる男性枠。安定感のある技能値にも関わらず《登攀》を失敗するイメージがあるのは何ででしょうか。後半になるにつれて、彼に想いを託す人が増えていくことで主人公感が増してよかったです。ちなみに、今回のために生方君のイラストを自作してくださいました! めちゃくちゃ格好いい……。

続いて角原ジュンちゃん。第二次狂気山脈登山隊のムードメーカー。八面さん曰く「主人公(女)」、別名メンタル強者。未知なるスクープを追い求めて世界最高峰に至った写真家のメンタルが弱いはずがなかった。登頂成功時には完璧なタイミングで《写真術》クリティカルを出してくれました。コージーが生還できたのは間違いなくジュンちゃんの功績です。

最後に片端信濃さん。雑草卓の「オートマタは星に願う。」第1陣の被害者。どうして登山家になったのかお聞きしたら「巴ちゃんに会うためです!!」と即答されました。元々は司書でしたが、各地の山に登りながら例の石を求める登山家に転向したのだとか。もはや狂気。普段は落ち着いた様子ながら、いざ巴ちゃんが絡みそうな話が出てくるとPLの方が荒ぶっていたので終始猫は楽しかったです。

以下、KPしながら取ったメモの一部となります。

【そよさんのダイス目はry】
そよ「こんにちは、ファンブラーです」
猫「来ましたねファンブラー」

*****

【この日のコージー君はダイス目が優秀でした】
猫「コージーPOW6だから……」
ななむーん「低っ」
そよ「幸運コージーコーナーは凄かったね」
猫「幸運コージーコーナーは草」

*****

【休憩明けの雑談】
そよ「4000mで 雪崩2回 死にかけ」
猫「今北三行かな??」

*****

【某イベント時の処理】
猫「(ダイス目決定後)生方さんは悪夢を見ませんね!?」
ななむーん「スヤァってします」
猫「うーーん、どうしましょう……」
八面「どうしたんです?」
猫「ここ(シナリオ)に(悪夢に出てくるのが)『過去に山で喪った人』って書いてありまして……」
八面「ひえっ!!???(悲鳴)」

*****

【未知なる生物の木乃伊を発見した際】
八面「そうか、仇(かたき)じゃないのか……」
猫「神話生物と書いて『仇』と読むんですね」

*****

NPC達との別れ際に】
生方『(K2から預かったフラッグを片手に)これを頂上に差してきます』
角田『チームみんなで「最初」になりましょう!』

*****

【5月9日、9000m地点から再開直前】
そよ「今蕎麦食べてます」
猫「ちょっと待ってください、私は羽目を外したいんです(音源や文章を準備中)」
ななむーん「どういうことなの……?」
そよ「準備できましたー」
猫「それじゃ、前回のあらすじですね……(某BGMを流し始める)」

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猫「(セッション当日の11時くらいに思いついて速攻でまとめた文章を、笑いつつも全力で読み上げる)」
PL「(大爆笑)」

*****

【ダイス目に嫌われて大黒壁を突破できないまま命の危機が迫る探索者達】
そよ「手汗がやばい」
ななむーん「私も」

*****

【探索者達の運命を決める選択】
ななむーん「HPが10以上あったらそっち(別ルート)行くんだけれどね!?(全員HP5以下)」

*****

【ジュンちゃんと生方君の最期】
角田『(カメラを生方君に投げながら)絶対に、持って帰れ!!』
生方『……あ。俺もそっちに行くみたいだ、山路』

*****

【セッション直後の感想戦
ななむーん「背負ってたものが重たすぎたんだな、お前……」
八面「馬鹿ーーーっ! 何で(片端に背負うものを)増やすーーー!??」

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そんな訳で片端さんだけを残し、ジュンちゃんと生方君はロストしてしまいました……現時点でそよさんの探索者を絶対ロストさせるKP(2ロスト/2卓)になっているのが本当に申し訳ないです……。

ただ、エンディング後も映画を一本丸々通して観たような気分で、余韻の残るセッションとなりました。素晴らしいセッションを共に過ごせて楽しかったです。ありがとうございました!

*****

八面「そういえば以前、猫さんが『沼男』を回そうって話、していませんでしたっけ?」

余談ですが、雑草卓第6陣「沼男は誰だ?」始動します。引き続きよろしくお願いいたします。

 

2021年5月31日「カタシロ」ディズム様作

KP:猫/PL:ツキナミ/PC:ミフネ・ムレーヌ(薬剤師/闇医者)

一言:密かに推しを過剰摂取してきました(おい)

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雑草卓「カタシロ」第2陣は、最推しとの語らいになりました。なお、彼は今回で雑草卓通算16回目のセッションです。もはや常連。ツキナミさんにはいつもご迷惑をおかけしています。本当にありがとうございます。

f:id:leafiness:20210602114352j:plain(ミフネさんがどんな人なのか知らない人はこの画像を見てくれ)(以前、猫が勝手に作った紹介画像)

序盤から記憶喪失という状態に困惑しつつも、丁寧に「お喋り」に応じてくれました。それにしても、普段なかなか本心を話したがらない彼が素直に言葉を紡ぐ様子に感動を覚えたKPです(むしろ普段どれだけ煙に巻かれているんだと)

以下、彼の回答となります。

・黙秘。どんな罪なのかはともかく、自分が何かをしてしまって、他人に迷惑をかけてしまったとすれば、それらは自分の負う責任だと思う。自分で全て解決する、もしくはやってしまったことを墓場まで持っていく。囚人Aが極悪人だとしても、その人物が誰かによって対応は変わる。

・全てのパーツが入れ替わっていたとしても、テセウスの船と言える。人間が細胞を日々置き換えているのと特に変わらない。自分の中身がいくら変わろうと、他者が見てどう思われるか、自分が他者を見て自分だと認識できるかどうかは別。ただ、自分のことであれば、目の前に本物が現れない限り、自分は自分だと言い続ける。

・倫理観としては、多くの人を救った方がいいとは思う。その理屈は分かっていても、「くじで殺す」という行為に納得はできない。健康的な人、生きる意思がある人を殺すのは許容できない。生きる意思は、臓器を提供する側も移植される側も同じものだから。

また、今回の件で特筆するべき点は、NPCの少年に対して誠実に対応してくださったことです。これまでの記憶がなくても、体験したことのない非日常が目の前に広がっていても、ミフネさんは少年や医者のことを「一人の人間」として接してくれました。

そんな彼がどのような選択を取ったのか。終盤の会話をふせったーに書き起こしたので、よろしければご覧ください。前回のれいらんさんといい、今回のツキナミさんといい、何でこんなにいいRPしてくださるんですか皆さん……!? 彼らしい、素晴らしい決断でした。

セッション終了後、周囲の人々がどのような反応を取るのか期待しつつ。

 

2021年6月5日「ゴールデン・スランバーを求めて」らいむ理事長様作

KP:猫/PL:イルハ・えみりぃ・ツキナミ/PC:美凪景邏(カメラマン)・春夏秋冬神流(外科医)・岾河峰浴(コンビニ店員/学生)

一言:このメンバーだからこそ回せたと言っても過言ではない。

f:id:leafiness:20210605213607j:plain

随分前からイルハさんが「回してください」と熱望していたシナリオをようやく回してきました! お待たせして申し訳ない……。実は現在、このメンバーで全5章から成るキャンペーンシナリオを回っているのですが、その合間のいい息抜きになっていれば幸いです(第3章の時点で結構な事態に巻き込まれています助けて)

事前に自作トレーラー画像を渡したところ、DEX平均16.3の探索者達が集まりました。えみりぃさんの探索者に至っては職業やら特徴表やらを駆使した結果、DEXが脅威の21。キャラシを見た猫は宇宙猫になったとか何とか。

そして始まった本セッション。KPが導入部からしどろもどろでした。どうやって何の関係性もない3人を合流させるか悩みに悩みましたが、蛇島さんがいてくれて事なきを得ました(彼のRPをしている内に「あれ? 何かこの感じ某失踪探偵と似ているのでは?」と思いつつ

その後、問答無用で夢の世界に招待したのですが、神話生物を見てもSAN値減らない上DEX対抗を華麗に成功され、ギミックをダイス目で捩じ伏せられました。最終決戦前に結局一度も攻撃できなかった、だと……!?

情報収集に関しても、三者ともに非常に優秀でした。景邏ちゃんはサヤちゃんを気遣いながらも病室の花からある人物まで辿り着き、峰浴ちゃんは健全な学校生活を送りつつ友人から情報を抜き取り、神流ちゃんに至ってはテレビ局での健康診断を買って出てアナウンサー組との接触を果たします。三者三様の切り口で考えるPLのリアルINTの高さに、4人の中で最もTRPG歴の短い猫は純粋に凄いと思いました。

KP「(NPC同士の関係性について)シナリオに全く記載がないので今から動画を確認してきます」
イルハ「それは笑う」
KP「見つからなかったので捏造します」
ツキナミ「最後にもう一度聞きますね(エンディング時本当に再度聞かれた)」

*****

KP「あの本当に申し訳ないんですが、マップ画像はあるのにシナリオに記載がないので情報出てきません!!」
PL達「それは仕方ない」

そうして遂に最終決戦へ。ここまで全くと言っていいほど出番がなかった神話生物と黒幕による逆襲が始まります。

KP「(PCからの攻撃が成功、かつ黒幕の《回避》は初期値)しかし私は《回避》だけは成功すると言われたKP……!」
sCCB<=16 回避 (1D100<=16) > 7 > 成功
KP「成功しましたーーー!!」
ツキナミ「これ1桁なのでは」
KP「クリティカルじゃないですが1桁ですね」

*****

KP「喰らえええっ!!」
CCB<=45 杖 (1D100<=45) > 98 > 致命的失敗
KP「右腕が! 攣りましたああああっ!!」
イルハ「本当何なの」
神流『だからコレステロール値が高いとあれ程言ったのに……』

*****

CCB<=50 行動可否判定 (1D100<=50) > 3 > 決定的成功/スペシャ
イルハ「これはマズイか」
KP「《回避》不可です」
CCB<=50 噛み付き (1D100<=50) > 54 > 失敗
KP「《幸運》が欲しかった……(神話生物消滅)」
PL「何だか(黒幕が)可哀想になってきた」
PL「誰か交渉技能持ってたっけ」
神流『もう諦めたらどうです?』
CCB<=45 杖 (1D100<=45) > 17 > 成功
1d6+1d6 (1D6+1D6) > 6[6]+5[5] > 11
[ 美凪 景邏 ] HP : 12 → 1
イルハ「死ぬ死ぬ死ぬ」
黒幕『何言ってるんスか。ここからまだやり直せるッスよ……!』

*****

えみりぃ「(戦闘終了後、景邏さんに)《医学》振っていいですか??」
イルハ「止めて。本当止めて」
KP「いいですよー」
CCB<=80 【医学】 (1D100<=80) > 58 > 成功
イルハ「今回のセッションの中で一番死ぬかと思った」 

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最後に、PCごとに個別エンディングを用意したところ、仲良くなったNPC達と一緒に焼肉パーティをすることになりました。記念撮影もしました!(画像参照) 素晴らしい幕切れでしたね。

それにしても、今回卓準備や考察不足も相まってKPとして非常に拙い進行となってしまいました。もう少し情報を付け加えるなり整理するなりしておけばよかったです。反省。懐の広い有能PLの皆さんに助けられたセッションでした。本当にありがとうございました!

 

2021年6月13日「告別私記」篠箕(骨蜜堂)様作

KP:猫/PL:おにぎり/PC:室井日向(HO1/医者/PLアンケート②)

一言:胃痛がしました。

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「回したい」と思い続けて早数年。去年9月にリアル事情で卓予定を立て続けにキャンセルした時以来、ようやくその機会に恵まれました。

おにぎりさんに事前にHO選択とPLアンケート回答を依頼したのですが、HO1の医者を選択したのはともかく、PLアンケートが②で返ってきた瞬間「かつての猫と同じじゃないですか……(猫が2020年6月にこのシナリオを踏破した時はHO2/アンケート結果②の探索者だった)」と、通勤途中に思ったとかなんとか。

そんなわけでセッション当日。謎のパソコン再起動→更新プログラムのコンボでおにぎりさんを30分もお待たせしてしまいました。本当に申し訳ありません……。

おにぎり「昨日のセッションで探索者がロストしたので今日は頑張ろうと思います」
猫「(…………やばい、間が悪すぎる……。心臓がバクバクしてる……!)」

いろんな意味で胃痛と戦いながらのセッション開始となりました。

NPCの相談を親身になって聞いてくださる室井さんの優しい一面が、序盤から見られました。それと、NPCの友人が泣きそうになった時、咄嗟に「《芸術/手品》振ります!」と宣言して成功させたのはさすがの一言です(技能値15しかないのに見事に成功)

一方で、刑事から血の話を聞いただけで倒れそうになったり、同僚の医師と事件の概要を話している内に惨状を想像して吐いたりと、そういう点でも室井さんらしさが随所に出ていました。それにしても、事件当日に早退したのはともかく、そのまま自宅で仮眠を取るとは思っていませんでしたね()

おにぎり「(とある情報を見た後に)ちなみに、私この神話生物好きです」
猫「えっ??」
おにぎり「推し神格です」
猫「推し神格!?」

そんな話をしながら、シナリオは後半へ。

正直、自分がPLの時には特殊ルールをきちんと把握できなかったのですが、おにぎりさんは即座に理解していらっしゃいました。PLのINTの違いを実感しましたね……。一気に日付が飛んだことに驚きながらも「室田なら丁寧に探索すると思うので」と、キャラクターらしさを意識して情報を集めていました。凄いなぁ……こういう頭の切れるPLになりたい……。

室田『僕は……、君が生きていると信じるよ』
???『それは正しい記憶ではない』

自分で回しておいて言うのもアレですが、探索者にとことん残酷なことを求めてきますよねこのシナリオ!?(そういうところが好きなんですけども)

そして、どこまでも優しい彼は、残酷な真実を求めることなく穏やかな眠りにつきました。どうか、安らかに。

ただでさえ人を選ぶシナリオで、その上救いのない修羅の道を歩かせてしまって本当に申し訳ないですが、概要を説明した後におにぎりさんに「随分とはっちゃけましたねこのシナリオ!? そういうの好きです!」と言ってもらえて安堵しました。しかも「悪逆の目」を回してくださる……? 永遠に待ってますね……?

余談ですが、今回「告別私記」を回すにあたって、作者の篠箕様には多大なるご助力を頂きました。この場で改めて御礼を。本当にありがとうございました。

 

2021年6月19日「カタシロ」ディズム様作

KP:猫/PL:ぴー/PC:神崎千尋(傭兵)

一言:2年ぶりの邂逅。

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雑草卓第3陣となった「カタシロ」にぴーさんをお呼びしました。誰で来るか迷っていらっしゃいましたが、久々に神崎君で行くと聞いて猫のテンションが上がりました。

そんなわけで、神崎君には早速記憶を失っていただきました。それでも、彼が生来持つ性質故か、医者のことは大分序盤から怪しんでいました。「違和感があるから」という理由で、自宅に入る際に突撃紛いのことをした経験のある傭兵は違いますね()

さて、そんな神崎君の回答は以下の通り。

・自白。黙秘をするメリットがないから。五年が長いかどうかはその人次第。例え相手が大切な人であろうと、犯罪を犯したのだから罪に問われるのは仕方がない。

・段階を経て変わったのなら、同じ船と言える。一部一部を継承したなら、概ね同じものだと言える。最終的な形は問わない。ただし、同じものを新たに作ったのなら「同じ」とは言えない。

・反対。一人を見捨てるだけなら賛成だった。健康な人全員可能性がある点、特に無作為な点が気に入らない。生死は当事者間の暗黙の了解があるべき。

それにしても、KPとして何度も医者のRPをしているのですが、猫はこの医者を「自分のした行為は『悪』と言われても仕方がないと理解しておきながら、目的のために手段を選んでいられなかった善人」として定義しているせいか、神崎さんの言動から敵意を感じる度にお腹が痛くなりました。辛い(なお加害者)

その後、彼がどのような選択を取ったのか。終盤の会話をふせったーに書き起こしたので、よろしければご覧ください。「カタシロ」というシナリオは名RPを生み出すことで有名です。よしなに。

余談ですが、今回のシナリオ感想更新が遅れたのは書き起こしが面倒だったから FGOのネロ祭復刻時期と27連勤が被ってしまったからです。本当に申し訳ありませんでした!!

 

2021年7月11日「告別私記」篠箕様作

KP:猫/PL:れいらん/PC:皇凛音(カフェ店員/HO3/PLアンケート①)

一言:ダイス目と強運と咄嗟の機転に恵まれました。

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雑草卓第2陣となった「告別私記」、今回は「『告別私記』やりたいなぁ」とTwitterで呟いていたれいらんさんをお呼びしました。

前回と同じく、事前にHO選択とPLアンケート回答を依頼したのですが、幾つかの能力値が最大となっている一般人を連れてくるのは想定外でした。しかも、何も頼んでいないのに長文のキャラメモが送られてきました。原稿用紙3枚分はあるらしいです(流石すぎる)

そんなわけで、導入では初めて男版NPCを提示して仲良く会話できました。結構いいキャラでした。その後、友人が謎の失踪を遂げたため、事情聴取を受けたり、彼が生前話していたことを元にしてネットで情報を集めたりしてくれました。このシナリオ、第一章の探索に関してはPLの考えに依存されているので、探索してくださるのは嬉しいですし、探索しなくてもそれはそれで良しなのです……。

ところで、探索している間に「これが『零 ~刺青ノ聲~』ですか?(KPもPLもストーリーの結末を知らない)」と雑談枠に打ち込まれて笑ったとか何とか。

そして、問題の第二章へ。特殊ルールを採用しながら探索が始まります。途中、探索の結果で得た知識をどのタイミングで活用すればいいのかよく分からず、迫り来る存在から恐怖を覚えながらも、それでも決して諦めることなく探索を続けていきます。

KP「《アイデア》か《図書館》で情報が出ます」
れいらん「《アイデア》振りまーす(《図書館》は初期値なのにINTが18なので大抵成功する)」

KP「ぐぬうううぅ……!!(大抵成功されるので情報を出す)」

久しぶりに能力値の暴力を味わいました。悔しい。

その後、KPが諸々の処理をどうするか悩んだり、PLが今後の展開に怯えたりといろいろとありましたが、遂に終盤戦へ。運命のSAN値チェックを一発で見事成功させ、得た情報を元にして逃走を図った皇さん。KPの助言を元にれいらんさんが導き出した「解答」は、見事に果たされました。

さようなら。どうか、新しい貴方が夢を果たす日が来ますように。

 

2021年7月18日「沼男は誰だ?」ma34様作

KP:猫/PL:小倉餡・ななむーん・八面六臂/PC:猫目菜々子(ミステリー作家/HO1)・朝比奈凪子(助教授/HO2)・早川総二(キャバクラ店オーナー/HO3)

一言:半テキセで繰り広げられる濃密なRP。

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雑草卓「沼男は誰だ?」も遂に第6陣と相成りました。この度は「沼男をやりたい!」と前々から仰っていた八面さんと、動画は見たけれど内容を覚えていないななむーんさんと、全くシナリオを知らない小倉餡さんの三人で横浜の街を駆け抜けました。

???「コメントが来たから返しておいたよ(手を振っているスタンプ)」
猫「手振ってるんじゃねえよ早く来い」

少し遅れたものの、無事開始できました!!

初めに、NPCの女性が猫目さんと朝比奈さんを屋敷にご案内。そして恒例のわんわんとのご対面と相成ります。猫目さんのHPが10なのに《回避》が30しかないので、この時点で即死させないようにダイスの神様に祈っていました()

小倉「犬1匹(しかいないの)?」
KP「10匹欲しい?」
ななむーん「要らないよぉ……」

一方で、PL視点の通話を分けたため、片方の導入をほぼ知ることなく単独で進行することになった八面さん。早川君が道端で出会ったNPCの女性に想像以上に執心してくださって導入段階からやりやすかったです。

八面「何も知らないタイプの子かぁ……可愛いなぁ」
小倉「突然爪を切り始めましたが気にしないでください(パチパチという音が通話に入り始める)」

その後、早川君が見事にNPCの女性に執着した結果、本来犬に襲われるが故に関わることが多いはずのHO1よりも親身になって接してくれました(あまりにもNPCの女性とHO1が離れるため、犬出現判定の手を緩めないと全滅しそうだった)三人が合流した後は、失踪したNPCの男性の行方を探すために屋敷の探索へ。

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それにしても「沼男の思考実験」の話をした際にこんな流れになったのは初めてでした。面白かったです。

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情報を集める中で挙がった言葉については猫目さんの同居人(小倉さんから「優秀なボディガード兼殺人鬼兼読者ファン」というパワーワードで事前に情報をもらっていた)から情報を提示し、それを元に三人はとあるマンションの一室に辿り着きます。なお、今回は猫目さんが一人で中に入って交渉することになりました。途中、男性による《組み付き》が成功したところで「突撃! 隣の晩ご○ん」よろしくNPCの女性がドアを破壊して早川君共々強襲。

今回も某ひまつぶし卓リスペクトのチェス盤戦闘方式を採用し、各種ルールを予めスクリーンパネルにまとめておきました!むしろ何故これまでやっておかなかったんだ。

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こうして無事に情報を得て、物語はさらに佳境へ。謎の少女の接触。明かされるスマンプマンの真実。すれ違う想い。それぞれの思惑を抱えながら、謎の少女との戦闘ラウンドへ。

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今度こそは1人持っていけると思ったのに早川君の一撃でMPが一気に削られました。悔しい。

ただし、戦闘終了後に彼女に近寄った早川君に悲劇が起こります。その後、何事もなかったかのようにシナリオは進行。PL視点は全てを察しながらも終盤に向かいました。

今回、最下層の描写は猫目さんと朝比奈さんの二人だけに向けて行いました。途中、事の重さに耐えかねた朝比奈さんが部屋を抜けたため、猫目さんは独りで全てを背負う覚悟を決めてくれました。

小倉「息絶えるまで拳で殴り続けます」

そして、一方中間層では片想い同士ですれ違いを起こしている連中が、互いの想いをぶつけ合い始めます。

KP「八面さん、せっかくならこれ(テキセ)読んでRPしませんか? 私は読んでほしいです!」
八面「えっ何で急にそんな」

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八面「ぐぬぬぬやりますぅ……!!」

*****

KP「……最期に、言い残したいことはありますか?」
早川『一方通行の恋は辛いものじゃの』
早川『最期に、幸せにさせてあげられたのかな……』

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こうして、生還2・ロスト1にてセッションは終了。どの方もキャラクターの考えを突き詰めてRPしてくださったので嬉しかったです。半テキセでじっくりセッションするのもアリかもしれませんね……。

ここだけの話、毎回処理の仕方が二転三転してしまっていて申し訳ないのですが、PLの皆さんに「楽しかった」と言っていただけると「次」を回す活力になります。有難い限りです。

彼らの選択、彼らの道行に幸あらんことを。

 

2021年7月19日「汝の隣人を愛せよ」ざっそうを愛する猫作

KP:猫/PL:秋音/PC:薬師走星(放浪者)

一言:ほぼRTA(約30分)

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猫のTRPG関係のツイートに度々いいねを付けてくださっていた秋音さんと、遂に卓を囲むことができました。ありがとうございます!

なお、日程調整した際、その日を祝日だと勘違いしていた結果、夕飯のために開始時間を30分ほど遅らせてしまうことになって申し訳ありませんでした……。

いざ始まったセッション。今回お呼びしたのは薬師走星こと師走さん(名字と名前の一字を取った渾名)丁寧な口調ながらもオカルト系に造詣が深く、面白いことを好む傾向にある方でした。

だからと言って、自宅の中に許可なく勝手に入って夕飯を作っていたNPC(鮮宮)相手に目を輝かせるとは誰が予想できたでしょうか……!?(猫はできなかった)これには鮮宮さんも緊張と困惑でしどろもどろになりますとも。

師走『「ある人」とは一体誰なのですか?』
鮮宮『そのことについて教えてはいけないのです。教えてしまったら「あなたの身に災いが降りかかる」と言われていて……』
師走『災い!? 構いませんとも! 是非とも教えていただけませんか!?』
鮮宮『え、えっとぉ……』

このシナリオを回して以来、初めてED④を覚悟した瞬間でした。師走君の交渉技能が初期値で本当によかったです(ED④も見たくて交渉技能に上昇補正を渡した鬼畜KP)

しかし、このままだと何も探索しないままNPCと和やかに夕飯を食べて終わるだけのシナリオになってしまう……! KPの抱く(よく分からない)危機感をさり気なく察してくださったのか、師走さんは自分の部屋に行ってすぐにクローゼットを開けてくださいました。

……ちょっと待って。早い。早すぎる。

まだ何にも情報を出していませんでしたが、見事に当たりを引き当てたことで怪奇現象を目の当たりにし、嬉々として調査する師走さん。SAN値チェックも全部成功しました。流石の一言です。とても楽しそうでしたからSAN値なんて減るはずないですよね。

その上、爆速でNPCの秘密を暴き、事もなげに彼女の行為を認めた上で夕食を食べて綺麗に友人ENDと相成りました。

……あれ。このシナリオって記憶に関するギミックがあったような気がしたんですが気のせいでしたっけ……?(一切使わなかった顔)

次回、「オートマタは星に願う。」第7陣でお会いすることを楽しみにしております!

 

2021年7月22日「深雪の隠れ湯」きちそん様(封印された実験室)作

KP:猫/PL:イルハ・えみりぃ・鞍馬・トト丸/PC:美凪黟虜(冒険家)・神室結凪(作家)・桐生蛍(私立探偵)・飯田公正(ジャーナリスト)

一言:ファンブル三兄妹、爆誕

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イルハさんKP・えみりぃさんPLによる「告別私記」の聞き専として招集された猫他数名。セッションも無事に終わって全員が聞き専を解除し、何となく空いていた時間で過去のセッション談義をする中、誰かが不意にある一言を零したのです。

??「これ、もう一本できるんじゃない?」

此処に集うは揃いも揃って卓狂い。すぐに回せるシナリオを持ち寄ることになりました。

??「私『○○○』と『□□□』なら回せますよ」
??「『△△△』はこの時間からだと厳しいなぁ」
猫「『深雪の隠れ湯』って聞いたことあります?」
全員「ないでーす」
猫「部屋は作ってあるのですぐ回せます……が! KPをする条件として20時までにコマ作成と集合時間厳守でお願いします!!(翌日予定があった猫)」

そして、集合時間の5分前にはコマ作成を済ませて通話部屋にいる卓狂いの皆様方でした。流石です。

セッション開始早々、それぞれが一人旅で東北地方の隠れ宿に泊まることになりました。女嫌いの飯田さんが部屋で寛ぐ一方で、名物である温泉に入ろうとした桐生君は絶叫する羽目に。

脱衣所を出た先に《幸運》成功によって種類が追加される謎の自動販売機を設置したところ、美凪さんの《幸運》のみ成功したため、イチゴ牛乳がラインナップに追加されました。ラムネと乳酸菌飲料はなかったんだ……。

さらに、夕食になってお酒を用意した際には、神室さんと飯田さんのCONロールが輝き、見事にSAN値が回復します。

ところが、普通だった旅行が一転、隠れ宿は突如停電に見舞われ、謎の怪物が跋扈する空間と化しました。なお、今回はNPCも含めて全員が離れに移動したため地下室キャンセルはありませんでしたが、NPCの少女は惨たらしい母親の遺体を見ることに……。

その後、離れの情報を集め終えた探索者達。飯田君と神室さんはNPCと共に電力の復旧を図り、美凪さんと桐生君は怪物と化したNPCの男性と対峙します。

*****

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トト丸・えみりぃ「いえーい! やりましたーっ!!」
KP「このセッション中、停電は直らないということで……!」

*****

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KP「ショットガン撃ちます」
トト丸「あの、すみませんちょっと……灯油まみれでショットガン撃ったら燃えるんじゃないですか?」
KP「燃えますねぇ!? 《幸運(60)》振ります」
\失敗/
KP「あ、間違えて《聞き耳(50)》振ってました! もう一回振ります」
\ファンブル/

*****

??「これはファンブル三兄妹」
KP「ファンブル三兄妹、末っ子の猫です。よろしくお願いします!」

*****

そんなわけで、それはもう大変なことになりました。ダイスの女神様、意地悪が過ぎます。

その後現れた神話生物を見た飯田さんは再度狂気に陥って包丁を振り回し、神室さんはNPCの少女と一緒に呪文を唱え、桐生君は何度もお湯をかけ、美凪さんは装甲をものともしないマーシャルキックでダメージを与えてくれました。四者四様の対応が見られて面白かったです(そして、虫の息になりつつある怪物の攻撃を悉く失敗する安定のKPである)

こうして化物を退治した探索者達は、それぞれの日常へと帰っていくのでした。細やかではありましたが、各々エンディング描写を加えてセッションは終了。なお、終了時刻は日付を超えて25時過ぎでした!

PLの皆さんにきちんと準備していただいたにも関わらず、肝心のKPが時間管理ガバガバすぎて本当に申し訳ありませんでした。猛省します……。

 

2021年8月7日「オートマタは星に願う。」にこいち様作

KP:猫/PL:秋音/PC:薬師走星(放浪者)

一言:師走さんは激戦区。

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まずは、開始時刻を間違えていた上、間違えた時刻にも遅刻して申し訳ありませんでした!!! 秋音さんが参加される卓で猫が時間どおりに来たことがない……これは土下座案件です。時間管理の意識が甘すぎる。手帳にも書いてあったのになぜ間違えたんだ。何度謝罪しても足りないです。

そんなわけで、予定していた時刻から大分遅れて始まってしまった本セッション。事前に師走さんで来ることは分かっていたのですが、「印象的な女性はいない」というPLアンケートをいただいたので、今回は猫の好みで少女の画像を準備しました。なお、セッションの最後まで少女に名前を付けずに進行したのはこれが初めてのことでした。

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ちなみに、少女に名前を付けなかった理由はセッション後、聞き専用テキストで語られたとか何とか。なるほどなぁ……。

さて、そんな少女との同居生活の拠点はまさかのビジネスホテル。ルームサービスを駆使して食事を用意したり、大型バイクに乗って図書館に出かけたりと、これまでとは一味違った進行に、猫はてんやわんやの大騒ぎでした。イベントを消化するために順序を入れ替えたり、シナリオと表現を変えたり、即興にしては上手くできていたなら幸いです。

以下、セッション中に猫が気に入った会話です。メモしている余裕がほとんどなかったのが悔やまれますが、よろしければ。

*****

【周辺の様子の違和感に気付いて】
秋音「不気味ですねぇ」
KP「不気味ですねぇ」
KP「(SAN値チェック成功のため減少)0ですねぇ」

*****

【師走さんのガスマスクを貰いました】
秋音「ガスマスクあげちゃった」
KP「もらっちゃったよ……(少女の首にかける)」
秋音「差分作ってくださいね」
KP「ガスマスク差分は無理だよ~~~!!」

*****

【「竹取物語」に関する問いへの回答】
師走『待って欲しかった、のでしょうかね』
師走『かぐや姫は地球へ来ることができたのですから、時間をかければまた帰ってくることができたのかもしれない。それまで、待っていてほしかったのでしょうか』

*****

【「人魚姫」に対する見解】
師走『きっと、人魚姫は頑張ったことを後悔していなかったと思います。頑張った結果であれば、その結末を受け入れるでしょう。……ただ、叶うならば、みなさんが本当の幸いを手に入れられるようになればいいのですが』
少女『「めでたし、めでたし」を望むってことですね』

*****

【バレエ団の公演を見に行く約束を交わす】
少女『行きましょうね。「コッペリア」』
師走『ええ。必ず、お供しましょう』

*****

【運命のダイスロールの前に本人の意思を確認するのは「強い」と思いました】
師走『もし、あなたが生きるために私や他の人を犠牲にすることになったとしたら、それでも生きたいと望みますか?』
少女『……私は、永遠なんて欲しくありません。師走さんがいるから、生きたいと思うのです。貴方が犠牲になるくらいなら、私は生きたいとは思いません』

*****

【運命のダイスロールの結果 ※諸事情によりKPは20d100を許可しています】

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KP「(ミュート中)これそうだよね!? 1クリですよね!!? 間違いないよね!??」

*****

【少女の死を受けて】
師走『……こういうときばかりは、言葉が見つかりませんね。あなたには、このようなところは不釣り合いでしょう』

*****

【二人が起こした奇跡】
師走『……おや、もう起きたのですか?』
少女『すみません、起きちゃいました』

*****

そんなわけで、少女は新たな命を得ることができました。彼女の名前がどうなるのかもそうですが、一味違う人々に囲まれている師走さんの今後も気になるところです。また一人、猫の推しの探索者が増えたとか何とか。また、秋音さんと楽しいセッションができる機会が来るのを楽しみにしています。 

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それにしても、このシナリオを回す度に猫の人間性を疑われるのは一体何ででしょうね?? 本当にいいシナリオなんですけれどね……?

 

2021年8月13日「A_」さきこ様作

KP:猫/PL:れいらん/PC:藍風渚(闇医者)

一言:これぞRTA申し訳ありませんでした

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れいらんさんにKPCタイマンシナリオを2本も回していただいた以上、こちらも何か返礼をと思い、最近pixivで見て面白そうだと思ったKPレスシナリオを回すことにしました。それにしても、ココフォリアの部屋を一切用意していない突発卓を久々に開いたので非常に焦りつつも、楽しんでKP業に勤しみましたとも。

突然、扉を開けたら見知らぬ部屋にやって来た藍風さん。初手に棚を開けてお菓子を食べるとは思いませんでした(SAN値回復)ただ、その次に調べた場所が真相に至る資料のある場所とはもっと思っていませんでした(早すぎる)

れいらん「あ、すみません俺これ(=ギミックに使用されたもの)知ってます」
KP「マジですか。知ってましたか」
れいらん「有名ですよねこれ。○○○と○○○で何となくそうかなぁ、とは」
KP「私全く知りませんでしたね……。それで、次は何処に行きますか?」
れいらん「隣の部屋の扉開けますね」

そして現れたものを見て、れいらんさんが雑談チャットにて一言。

[雑談] 藍風 渚 : 私が私を見つめてました!?!?

はい、PvPの幕開けです。同じ数値を振ることになるのでPL上不毛な戦いですが、PCとしては命を懸けた戦いです。また、KPとしても遠慮なくダイスが振れるのがこのシナリオのオススメポイントですね。

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KP「初めてPvPに勝ったぁぁああ!!!」

猫、大勝利の図です。おめでとうありがとう。その後の進行が一時、一人芝居になったことなんて別にいいんだ。そんなこともある。

もちろん、エピローグはきちんとれいらんさんにお任せし、無事にセッションは終了。それにしても、藍風さんの思い切りが良すぎたとはいえ約30分で終わるとは思いませんでしたね!? 今度はもっとマニアックな神話生物が絡むシナリオを用意しておきます(そういうことではない)

「Who am I?」、その解答は、藍風さんのみぞ知る――。