リーフィアと歩む緑の軌跡

大好きなリーフィアとともに歩む日常。最近はクトゥルフ神話TRPGを嗜んでいる。

【5年目】猫がPLとしてCoCシナリオを繰り返したら、こうなった。

クトゥルフ神話TRPGの世界観の沼に浸かり続けて五年目を迎えた猫です、こんにちは。

この文章は猫がいつ、どんなシナリオをプレイしてきたのか忘れないための備忘録的なものです。要は一人語り。なお、こちらはPL編です。

「台風の目」「追鯨・花」「ノーペインノーゲイン」「gift ―君と過ごした7日間―」「忘レ形見」「GOODnightSTORY」「トロンプルイユの残影論」「忘レ形見after」「異説・狂人日記」「5W1H」「エルズ・コール」「永き日の日廻り」のストーリー詳細と顛末、要はシナリオのネタバレが含まれますので、PL予定の皆様はこの先の閲覧はお控えください。ネタバレをしても後悔しない方のみどうぞ

2022年8月20日・21日「台風の目」品口凸凹様作

KP:れいらん/PL:猫・ツキナミ・ぴー/PC:星宮天理(大学准教授/天文学者)・宇那木駅馬(私立探偵)・猿鳶佐助(建築業)

一言:本当に申し訳ありませんでした…………。

れいらんさんから誘われていた長編シナリオに、ぴーさん・ツキナミさんと共に臨みました。凝りに凝ったココフォリアの部屋を拝見するとテンションが上がりますよね……。自分ではこうも上手く作れないので、世の中のKPの皆さんは本当に凄いと思います(褒める気力はあってもここまでこだわる気力のない臆病怠慢猫)

さて、以下はセッション中の会話メモのまとめになります。シナリオのネタバレを含みますのでご承知おきください。

*****

現代日本とは】
KP「何言ってるんだ、これはクトゥルフ神話TRPGだぞ。現代機器なんて使えるわけないだろ」

*****

NPCの少女の立ち絵が登場した際】
ツキナミ「サムネで見た気がするけれどプレイヤーじゃなかったんだ」

*****

【導入を経てどう合流するのかと思ったら】
KP「(猿鳶君と星宮さんのいる)喫茶店の上に(宇那木さんの)探偵事務所があります」

*****

【初手発狂につき】
KP「破壊衝動に駆られてください」
猫「(喫茶店でテイクアウトしていた)サンドイッチーーーー!!」
ぴー「多分踏みつけてる」

*****

【猿鳶君はお金に困っていました】
猿鳶『依頼金!?』
猿鳶『そこのお兄さん、割の良いバイトがあるんですか?』
猿鳶『ほら、お金っていくらあっても足りないじゃないんですか』

*****

【不意にシークレットダイスを振り始めるKP】
猫「おっとぉ??」
KP「ちょっとダイス振りたくなったんですよ」
ぴー「そういうときもある」
ツキナミ「(シークレットダイスを振る)」
猫「あれ??」
ぴー「返していくぅ」

*****

【おや……NPCの様子が……?】
KP「触れるということでいいんですよね」
ぴー「触れますねぇ!?」
猫「同性やぞ」
ぴー「妹みたいに思ってるんで」
猫「ということでKP、犠牲者は二人です。よろしくお願いします」

*****

【電車内に謎のミ=ゴさんが登場】
ツキナミ「猫さん(の出目)だったらこんなことになってないはずなのに」
ぴー「猫さん(の出目)だったら最後まで出てこないはずなのに」
猫「そんなこと言わないで!!」

*****

【まさかのボッシュート
KP「ミ=ゴは(電車に乗ったまま)運ばれていきました」
ツキナミ「ドナドナ……」
ぴー「ばいばーい」
猫「電車乗ったことないんじゃ……?」

*****

【探索もRPも上手くいかない状態が続く】
猫「今正直心が折れかけています……」
ぴー「楽しくなってきました」
ツキナミ「なんか本当ごめんなさい」

*****

【早々にゲームセンターの地下室に気付いたPC達】
KP「ここ(無理矢理)開いていたら死んでますよ」
猫「えっ」

*****

【打つ手がなくなったので怪しい人達の指示に従ったら】
KP「頭から布袋を被せられて拘束されます」
猫「避難誘導じゃなかったなぁ……」

*****

【猿飛君の大活躍】
猿鳶 佐助:CCB<=50 (1D100<=50) > 3 > 決定的成功/スペシャ
KP「えーーーーー??」
ぴー「(敵の)装置壊したりできません??」
KP「落ちているショットガン撃って良いですよ」
猿鳶 佐助:CCB<=30 (1D100<=30) > 5 > 決定的成功/スペシャ
ぴー「1人目殺したら2人目も変わりませんよ」
KP「死にましたね」

*****

【計画成就が懸かった呪文】
猫「Choiceで決めましょう」
KP「じゃあロシュに決めてもらいますか」
ロシュ:choice[うなき,ほしみや,さるとび] (choice[うなき,ほしみや,さるとび]) > ほしみや
ぴー「これが伏線回収か……」
星宮 天理:1d100<=59 (1D100<=59) > 1 > 成功
猫「1クリです」
ぴー「これが6周年目の女」

*****

こうして、2日間に渡るセッションはEND-Cにて終了しました。壮大な背景と世界観が織りなすシナリオの濃密度に終始困惑していましたが、NPCも含めて何とか全員無事に生還できました。最後の最後で出目が輝いてくれて本当に良かった……!

ただ、セッション中盤までRPや進行の方向性が定まらず、情報収集すら思うようにいかない中で私の気持ちが大分荒れ、同卓者の方々の気持ちを害する発言をしてしまいました。この場を使って、改めて心から皆さんに謝罪いたします。本当に申し訳ありませんでした。自分が同じことをしてしまわないように、今後より一層気をつけたいと思います。

気心の知った方々と囲む卓がなくなってしまうのは非常に心苦しいので、同卓者の方々がよろしければまた一緒に遊びたいです……。どうか前向きにご検討ください。

 

2022年11月27日「追鯨(おえのいさなみ)・花」七篠K様作

KP:雪音/PL:猫・ツキナミ・時竜・秋音/PC:篝・白州杯。・AS・居殿雨芽

一言:実に濃厚なセッションでした。

一年ぶりに再結集したメンバーで「カノヨ街」の続編に行ってきました! 詳細はふせったーにて全てまとめましたので、よろしければそちらをご覧ください。

同卓者のふせったーも載せておきます(パスワードはともかく)

 

2022年12月18日「ノーペインノーゲイン」二和庵様作

KP:イルハ/PL:猫・えみりぃ/PC:如月琳(ディレッタント)・椎名悠(料理店主)

一言:何でこいつはいつもこうなんだ……(褒め言葉)

元々キャンペーンシナリオの続編卓に参加予定だった方が体調不良になってしまったため、急遽イルハさんが別卓を設けてくれました。事前にトレーラー画像をいただいて、「《回避》と《精神分析》がある」「何かしらのコミュニティに所属している」という二点で猫の探索者を絞った結果、如月ちゃんしか該当者がいなくなったので連れて行くことになりました。そろそろこいつ出禁になるんじゃないかな……。

そんなこんなで始まった突発卓。猫好きコミュニティ「名前はまだない部」のリーダーから手土産を預かり、椎名悠君・NPCの紫音ちゃんと一緒に、高級住宅街にあるIT会社の敏腕女社長が主催するパーティに参加することになりました。

ちなみに、飼い猫を一緒に連れていこうとしたら「気分じゃない」と断られたので、大人しくタッパーとマイ箸を持っていくことにしました。ちょっと待てこいつ……マジかこいつ……。なお、チョイスダイスの結果、いつもどおりのスーツで行くことにしました(ドレスとの二択だった)

そして、パーティ当日。なぜか食人鬼からの視線を《目星》クリティカルで感じながらも会場に入り、早速IT会社の敏腕女社長ことアンナさんに手土産を渡したら、突然何かしらの機械が作動して周りの人がいなくなってしまいました。ちなみに、手土産を渡すときに《目星》をファンブルした結果、SAN値チェックを回避するという謎ムーブをかましました。こいつ何なんだ本当

如月『……あれ、これひょっとして私のせい??』
椎名『それはどうだろう』

そんなことを話しながら探索を続けると、気絶していた紫音ちゃんと再会したり、応接室に掛かっていた絵画に《芸術(絵画)》を振ったり、紫音ちゃんが頭を打ちながらベッドの下から見つけてくれた拳銃を、如月ちゃんが何故か手慣れた手付きで触ったりしました。ところが、探索中に化け物が出てきた途端に発狂してしまい、見事に《殺人癖》を引いた如月ちゃん。無心で拳銃を引くトリガーハッピーになりました(そして全発命中させる

その後、突発的に英語を見ると頭痛に見舞われるようになってしまった悠君と共に、現実世界ではない異世界のイギリス風の場所に迷い込んだ如月ちゃん。銃声を頼りにNPC達と合流を果たしました。(感想を書く前に気づいたのですが、グロック17は如月ちゃんが事務所に隠し持っている拳銃と同じ種類でした。道理で銃声を聞いて型番が分かるわけだ……)

如月『あ、拳銃助かりました』
NPC『入ったんですか、私の部屋に……』
如月『ええ。だってあんな化け物に出会ったんですから隠れたりいろいろ探したりしますよね』
NPC『あ、ああ。そうですか……』

*****

えみりぃ「よし、突撃突撃」
如月『うわぁ、悠君過激』
KP「琳ちゃんの口から過激なんて出てくると思わなかった」
猫「琳ちゃんのことをなんだと思ってるんだ」

*****

KP「手記が2冊あります」
えみりぃ「残ってるのかよ」
KP「(手記は)日本語で書かれています」
えみりぃ「イギリスなのに日本語で書かれてるのか」
KP「(手記は)10年以上前のものです」
猫「野晒しだぞ!?」
えみりぃ「激アツなんだけど」

*****

KP「『ネームレスカルト』って書いてありますね」
PL達「ネムカじゃねえか!!」
KP「ルルブP.107を参照です」

*****

こうしてNPC達の助けを借りて謎の空間から脱出すれば、今度は怪物化した紫音さんを元に戻すために奔走することになります。《肉体の保護》のお陰で触手からの攻撃を弾きながら、何度も声をかけていきました。途中、《回避》を成功する自信がないために自身のMPを消費しようとして、猫はある提案を持ちかけます。

猫「KP、提案があります……っ! AFを使用します!」
KP「どれを使いますか」
猫「スターチスの刻印の指輪です。対象は煽堂君(=猫の探索者)です」
KP「なるほど。煽堂君ってどのくらいMPありましたっけ」
猫「(煽堂君の)MP10で、そのうち(琳ちゃんと煽堂君のMPを)5ずつ使います」

申請が通って《肉体の保護》を再度張り直したものの、見事に《回避》が立て続けに成功したので特に意味がなかったですね……。

KP「猫さんの《回避》が成功している……だと……!?」
えみりぃ「猫さんの戦闘技能は信用できないはずなのに……」

自分で言うのもアレですが相当な言われよう(自覚はあるし実績もある)ですが、如月ちゃんに関しては戦闘技能の失敗が少ない気がします。さすが、天下一武道会in羽星市1回戦を勝ち残った猛者。

如月『紫音ちゃーーん! 帰ったら一緒にたこ焼き食べる約束したじゃんかーー!!』
椎名『それはしてないだろ』(悠君と約束したけど紫音ちゃんとは約束してない)
1d100<=75 正気に戻ってたこ焼き食べようね!! (1D100<=75) > 19 > 成功

*****

KP「ここだけ(処理が)分かりにくいんだよね」
PL達「頑張えーー、頑張えKPーーー」

ようやく一騒動が終わったかと思えば、最後に探索者に幾つかの選択肢が委ねられます。どうすればいいのか悩む紫音ちゃんに代わって、悠君と琳ちゃんの意見がぶつかりました。久々にRPで言い合いをしましたが、とても楽しかったです。

如月『当事者なのに、何も知らないなんて、やっぱり違うと思う』
如月『もしできるなら、きちんと覚えておいたほうがいいと思うんだ』
椎名『俺の考えとして「待ち」の考え方は止めた方がいい』
椎名『だからさ、彼女のために本当にどうしたらいいのか。どうするのが彼女の為になるのか。俺達が一番悔いが残らない、後悔しない選択をしよう』

互いの意見のぶつかり合いの結果、紫音ちゃんの記憶を消すことになりました。彼女がたとえ自分達のことを忘れても、彼女の側で楽しいことをいっぱいできたらと思います。手始めにみんなでたこ焼きを食べて、その後事務所に再度勧誘できるといいですね。

こうしてセッションは無事に終了! イルハさんもえみりぃさんもお疲れ様でした。猫が迷った時、えみりぃさんが即断即決してくださって本当に助かりました。悠君の冷静な判断と適度な距離感のお陰で、普段は暴走機関車気味の琳ちゃんも比較的大人しく行動できたと思います。途中、悠君のDEX対抗がなかなか成功しなかった時、《拳銃》技能による1d10の補正を得る提案ができてよかったです(個人的なMVPポイント)

また、こうして突発卓を企画してくださったイルハさん、本当にありがとうございました。現状、この日の卓が猫にとって今年最後の卓だったので、こうしてセッションの機会をいただけて嬉しい限りです。なお、KPからのお達しがなかったのでH&K USPは自宅に持ち帰ったので何卒よろしくお願いいたします!(駄目だったら後で連絡ください)そして、同卓予定だった方の体調が戻ったら、キャンペーンシナリオのKPも引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

 

2023年1月3日・4日「gift ―君と過ごした7日間―」にこいち様作

KP:ぴー/PL:猫/PC:草加隼人(ビジネスマン)

一言:――――生きている。生きていく。これからも。

2023年新年最初のセッションは、2022年5月に参加した「シンドウノマド」以来のタイマンセッションでした。全5章に及ぶキャンペーンシナリオを2日間で一気に踏破するという強行軍。KPのぴーさんには多大な負担をかけながら駆け抜けました。本当にありがとうございました!

今回の探索者は草加家長男こと、草加隼人さん。これまで幾つかのセッションを踏破して神話技能が増えなかったものの、密かに次男・三男よりも重い設定が付いている彼が、一週間にも及ぶ神話的事象に巻き込まれることになりました。

以下、セッション中のKPとの会話メモになります。ネタバレはありますが、本当にただの会話です。

*****

【お気に召さなかったようで】
KP「猫さん。好きな技能三つと言えば何ですか?」
猫「以前Twitterに貼ったのでリツイートしておきますね(《医学》・《聞き耳》・《マーシャルアーツ》だった)」
KP「……猫さん。もう一つ選んでもらっていいですか」
猫「ひどいよぉ!(無難に《目星》を選択)」

*****

【第0章が粛々と進行中】
KP「先に謝っておきます!」
猫「先に謝られてもどうしようもないんですよ!?」
KP「助けて猫さん」

*****

【第1章「Ark ―魂の行方―」状況説明中】
猫「浮遊感!?」
KP「浮遊感、ですかねぇ……」

*****

【クローゼットは開けるもの】
KP「開けますぅ??」
猫「開けちゃうーーーー!! ガチャッ(効果音を口で言う)」

*****

【肝心なところで技能を失敗する隼人さん】
草加 隼人:CCB<=55 アイデア (1D100<=55) > 5 > 決定的成功/スペシャ
猫「はいクリティカル」
KP「さっき出してくれ」

*****

【重要な情報(のはず)】
KP「『今回、彼岸と間違えて』……これ言っちゃっていいんか」
猫「KPーーーーー!?」

*****

【第2章「リビングデッドは月夜に嗤う」導入】
猫「(少女に)名前付けないと駄目ですか……」
猫「それなら『小鳥(ことり)』でお願いします。名字は当然草加です」

*****

【ゾンビを見て仲良く一時的狂気に】
KP「二人とも発狂しやがって(そして二人とも殺人癖を引く)」

*****

【「科学と魔術の融合」と聞いたら黙ってはいられない】
猫「いつから羽星市の隣に学園都市ができたんですか」
KP「ひょっとしたら学園都市の中に羽星市があるかも。学生(探索者)多いし」

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【お助けNPC草加家次男)とは】

猫「そういえばこいつそんな奴だったーーーー!!」
KP「(医学)90以上あるから成功すると思うやん……」
KP「ファンブル処理でSAN値チェックどうぞ(怜さんのSAN値が1減った)」

*****

【第3章「ワイズマンの悪夢」探索中】
草加 隼人:CCB<=75 コンピューター (1D100<=75) > 99 > 致命的失敗
猫「スマホーーー!!?」
KP「このセッション中は付かないですね」

*****

【悪夢は突然に】
KP「部屋を出ますか?」
猫「出ましょうか」
KP「急な眠気に襲われますね」
猫「急だなぁ!?」

*****

【極寒の中、水に潜るように頼まなければならない】
KP「《幸運》成功したら鍵が拾えます」
猫「成功しなかったら?」
KP「再チャレンジです」
猫「はぁ??(半ギレ)」
草加 隼人:CCB<=75 幸運 (1D100<=75) > 6 > スペシャ

*****

【呪文を唱え始める少女】
KP「(コストと)引き換えに、……召喚!」
猫「と言いながらルルブを出す音が聞こえる」

*****

【第4章「かみさまごっこ」冒頭部】
KP「ざっくりしたあらすじ要ります?」
猫「欲しいです」
KP「気がついたら!! 家が焼かれていたのである!!」

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【探索中の不慮の事故(2連続ファンブル)】

KP「紙に挟まれていたメモはビリビリになりました」
猫「普通に読めばよかった……」

*****

【間の悪い技能成功ってこういうこと】
KP「本当にどうでもいいところだけ……」
猫「悪かったなぁ!?」
KP「いやぁー、面白くなってきました」
猫「後でTwitterで晒しておきますね」

*****

【突然のSAN値チェック案件】
KP「それはそうとして、こうですね」
猫「『こうですね』じゃないですねーーー??」

*****

【第5章「GIFT ―君がくれたもの―」開始前】
猫「何となく予想は付いているんですよね」
KP「答えを探しに行きましょうか」

*****

【嫌な予感がした】
KP「集団自衛の募集コミュニティがあるらしいです」
猫「これ重要な情報ですねメモしておきます」

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【「○○○○実験記録」を見つけて】
猫「ここまで何やかんやでクトゥルフ用語言わなかったじゃん!? 何でここに来て出てくるの!? 馬鹿なの!?」
KP「笑わないようにしてたのに……」

*****

【もはやKPの方が懇願していた気がする】
KP「失敗すると困るので……」
猫「よし成功した」

*****

【確かに言ったがあれは嘘だ】
草加 隼人:CCB<=70 目星 (1D100<=70) > 92 > 失敗
KP「『(目星)70あれば成功する』って言ったじゃないですか!?」
猫「ごめんなさい……(笑)」
猫「笑いながら言うこっちゃないけど」

*****

【問題のシーン:その1】
猫「やっぱり『集団コミュニティ』大事じゃん!!!」

*****

【問題のシーン:その2】
NPC『焼けーーーーーっ!!(笑)』
猫「笑いながら焼くなぁ!!」
KP「他に(思い付いた)台詞がなくて笑っちゃった」

*****

【例の神話生物を前にして】

猫「っいよっっっしゃあ!!!」
KP「ここで(SAN値)10は削るつもりだったのに……」

*****

【この瞬間、失敗する気が全くしなかった】
KP「《ナビゲート》か《アイデア》の半分に成功で抜けられますね」
猫「(即座に成功して)はいどうなりますか」※数値は下の画像を参照

*****

【実は屋敷を出る前に包丁を持参した隼人さん】
猫「やりたくないんだけれどPLは」
猫「PCはやるけどさ」
猫「……ああ、駄目だ。何も言わずに撃ちます」

*****

【ようやく言えたね】
隼人『……ああ、認めるよ……! 楽しかった、……楽しかったよ』

*****

【最期の会話】
小鳥『眉間に皺寄せて、もったいない、ですね……』
小鳥『せっかく……笑えば、優しそうなのに……』
隼人『……そう言ってくれたのは、君で二人目だよ』

*****

こうして、セッションはEND-Aにて終了。隼人さんは、大切にしたかった人を目の前で看取ったのでした。これまで踏破したセッション内容を踏まえて考えたら、これ以外の選択肢が思い付きませんでした。そして、二度目だったから今度は泣かなかった隼人さん(もとい猫)です。これまた業が深い。

なお、最後の最後で小鳥ちゃんを止血するために《医学》を振ったらファンブルが出たので(上記画像参照)、間違いなく猫の出目と隼人さんの心情がシンクロしていました……。SAN値回復の報酬をもらう気にはなれず、代わりにKPの温情で《医学》が10上昇しました。隼人さんが医術の心得を少しでも会得しようとしたのは、今回の一件がきっかけであることは言うまでもないでしょう。

セッション終了直後は泣くことなく堪えられましたが、この気持ちをそのまま放置すると猫がどうにかなりそうだったので、KPを押し留めつつ約30分かけて速攻で後日譚を書き上げ、投げつけました。ちなみに、後日譚が書き上がるまで「生きている」という言葉を聞くと泣きそうになるくらいには辛かったです。

最近、セッション感想や短編を書くことで「探索者(PC)」としての気持ちと「猫(PL)」の感情を切り離せることに気づきました。そんなわけで、今後ともセッション感想は書き続けると思います。逆に、こうしないと探索者の気持ちが猫の中に残ったままになるので、リアルに影響が出る気がしてなりません。

最後に、KPのぴーさんに改めて感謝を申し上げます。新年というお忙しい中、こうして素晴らしいセッションの場を設けてくださり、本当にありがとうございました! 今年もどうぞよろしくお願いいたします!

*****

KPにはセッション後にお伝えしたことですが、備忘録として今回のNPCの少女に「草加小鳥(ことり)」と名付けた意図を書き記しておきます。

発想は、「Ark ―魂の行方―」のトレーラー画像に鳩の画像があったことです。

一時的に少女の身元引受人になった際、隼人さんはまだ少女との距離感を測りかねていました。むしろ、過去に巻き込まれたことを考えれば、隼人さんは自ら、少女と親密にならないように一歩引いて距離を取ろうとしていました。でも、困っている少女を見捨てることもできませんでした。クローゼットで蹲っていた子も、車に轢かれそうになっていた子も、結局は守ってしまうくらいには、彼は善人でした。

だから、自分は「小鳥」の「止まり木」になれるように。困っている時には休めるように少し肩を貸してあげて、いざとなったら自分で飛び立てる手助けをしようと心に決めた上で、彼女に名前を付けたのでした。

……まさか本当に小鳥が飛び立つとは思わなかったし、その上、自ら飛び立ったはずの小鳥を撃ち落とすことになるだなんて思わなかったので、随分と皮肉めいた名前を付けてしまったものです。でも、そういうことも含めて、今回のシナリオを「草加隼人」という探索者で踏破できてよかったと思います。

全てを抱えて生きることを決めた彼の行く末に、幸在らんことを。

 

2023年1月9日「忘レ形見」澄川ティー様作

KP:イルハ/PL:猫/PC:洋見大地(私立探偵)

一言:100点満点中120点のRPができました(なお、瞬間最大風速)

「HELLO HERO」生還者ことHO3の洋見君が、初めてのソロシナリオに出陣しました。これまで同卓した探索者に助けられてきた彼ですが、とある依頼を受けて、一人で山奥にある黒ヶ丘村に行くことになりました。

なお、これまで戦闘になると出目が死ぬことが多く、あまりにも心配だった猫は、前日に行った日光東照宮で御参りしてきたとか何とか。

今回、閉鎖された環境に行くにあたって、初対面の段階から警戒されないように自分の目的と職業は偽るべきだと考えた猫。KPの提案もあって「地域の伝統文化に興味のある、バードウォッチングに来た大学院生」という設定で村に赴きました。それにしても(KPの恣意的に)三上さんと設定が被るとは思っておらず、彼の話を聞いた直後に爆笑した猫でした。

それにしても、1日目は中の人ことPLの猫が終始云々唸っていました。情報がないので何が怪しくて何が信用できるのか分からないこともあって、進行を度々止めたり、お聞き苦しい場面が度々あったりして大変申し訳ありませんでした……。

猫が自分なりにNPC達の中から怪しい人物を推察する一方で、洋見君は序盤ほとんど《心理学》を振ろうとしない根からの善人でした。その《心理学》75は飾りか??

さらに、1日目後半では「正直に言ったら詰むよなぁ……でもここで言わないと話が進まないし、何より洋見君が黙ったままでいるとは思えない……ぐぬぬぬぬ……PLは止めておいた方がいいと思うんだよなぁーーー!?」と心の中での長い葛藤を経て、某NPC(=後に黒幕だと判明するNPC)に目的と職業を明かしました。我ながらアゾられても文句が言えない、KPの温情がなければ即死レベルの失態です。PLとして、止めなければならないところではきちんとPCを制止しようと改めて決意した瞬間でした(でもきっとまたやる)

一方で、何やら謎多き少女との会話はとても楽しかったです。何をして遊ぶのか思いつかなかったからと言って(出発前、村に民宿があると思わずに)持参したキャンプ道具を広げてホットミルクを作るのはどうかと思いましたが。ええ。

2日目の朝、一つの事件が発生したことをきっかけに、本格的に調査に乗り出した洋見君。ところどころ彼の人の良さが出つつも、情報収集を進めていきました。ちなみに、探索途中に初期値ファンブルでドイツ語が読めなかったものの、咄嗟にそれらを記録に残したことが今回の探索でのMVPです。

そして2日目中盤、とある手帳を見つけたことと、その時隠れながら聞いたNPC達の会話で、今回誰と相対するべきなのか、洋見君としてもきちんと見定めることができました。

さて、少女との屋台巡りは、村の規模と雰囲気に合わせて遊びました。屋台の定番ことロシアンたこ焼きを食べたり、りんご飴で口の周りをベタベタ汚したり、とても楽しく過ごしました。それにしても、輪投げをしたら少女の《投擲》が2回もファンブルして洋見君に飛んできたのは何故なのか。

この時、KPに少しだけ無理を言って、屋台で買った(正確には洋見君のセンスがなかったため少女が自ら選んだ)簪を(「あなたを守る」という洋見君なりの決意を込めて)挿してあげました。どうしてもやりたかったことだったので、KPには感謝しかありません。提案前、「はぁぁーーー?? ええええ私今からこんなこと提案するのぉ!?」と謎の叫び声を上げた猫ですが、思いついた以上は仕方ないのです。なお、この時「似合ってるって言え」という(KP曰く)彼女の裏の顔が窺えるコメントを頂けました。

そして、2日目夜。目の前に広がる衝撃的な光景。突然現れる神話生物。それらを前に、三上さんと共に撤退を余儀なくされます。

猫「『必ず、必ず助けに来るから!』と言い残します」
KP「格好いいなこいつ」

3日目の朝に少女と会った洋見君は、彼女がこれまで内に秘めていた心の闇を垣間見ることになりました。返事に窮した場面もあったものの、既に彼の覚悟は決まっていました。

洋見『だって、お前、笑ってないだろ』
少女『復讐する人は笑っていちゃいけないんだよ』
洋見『そんなこと、お父さんもお母さんも教えてないだろ』
洋見『……俺は、お前を助けるよ』

RP終了直後に「これは100点満点中120点」と猫が宣言するくらい、洋見君だからこその切り返しができたと自負しているのですが! メモがほとんど残っていません!! 畜生!! RPに集中するとメモが取れない弊害がこんなところに……本当はもっといろいろ言っていたのですが全部吹っ飛びました。これぞ最大瞬間風速……(セッション終了後にこの場面での説得はシナリオ進行上不可能だったと知って衝撃を受けた猫である)

その後、探索していなかった箇所を幾つか調べ、儀式を邪魔できる手段を明らかにしつつ、再度少女ときちんと話をすることになるのでした。

少女『洋見君……私、どうすればいいの』
少女『どうやって生きていけばいいのか、分からないよ』
少女『……投げ出しても、いいのかな』
少女『ここから出たい。普通に生きてみたい』
猫「……話す前にジャケット脱いで着せます。寒いと思うので」
少女『洋見君……?』
洋見『ちゃんと、言えたな(頭を撫でる)』
洋見『言っただろ。笑えてないって』
洋見『俺は、天宮加奈も黒崎カナも、両方助けたいんだから』
洋見『……いいよ。それがカナの願いなら、叶えてやるよ』

前回のRPのメモを取れなかった反省を生かして、この時はそれなりにメモを取れました。よくやった自分。これはRP含めて80点。

少女や三上さんと共に、襲いかかる障害に立ち向かう洋見君。もちろん何度も戦闘技能を振りましたが、体感7〜8割くらいは成功するし、ダメージ判定も平均以上の数値を出すし、洋見君とは思えないほどの出目の良さでした。途中で倒れてしまった三上さんですが、出目が上振れていて非常に助かりました。この戦闘で競り勝てたのは間違いなく三上さんのお陰です。

終盤、土砂崩れに巻き込まれた彼らがどうなったのか、決定的な描写を聞くまで固唾を呑んで見守っていた猫ですが、そのまま最後のRPをすることになりました。

洋見『俺は、洋見大地っていうんだ。初めまして』
少女『はじめまして……?』
洋見『うん。君のことは知ってるとも言えるし、知らないといえば知らないから』
少女『……実はね、誰も会いに来てくれないから寂しかったんだ』
少女『だから、また会いに来てくれると嬉しいな。これから、たくさんお話しようね』
洋見『……もちろん。時間はあるんだ。これからゆっくり話をすればいいさ』

そう答えた洋見君の心中は、猫のみぞ知る(詳細は下記伏せったーにて)

こうしてセッションは無事に終了! 猫は大分グダグダしましたが、結局のところ洋見君の人の良さと能力値の高さに助けられたセッションとなりました。

KPにおかれましては昼前から夕方、感想会と称して夜までお時間いただきました。本当にありがとうございました! 某シナリオの影響で「続編」という言葉に強い忌避感のある猫ですが、ぜひとも参加したく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

2022年5月29日~2023年4月30日「GOODnightSTORY」植木蜂様(語部茶屋)作

KP:イルハ/PL:ツキナミ・えみりぃ・猫/PC:縁茈(HO1)・音琴(HO2)・契(HO3)

※第1話「黄昏へ謳う余興曲」2022年5月29日・6月26日・7月24日
 第2話「夕焼け色の前奏曲」8月17日・8月18日・8月19日
 第3話「蒼穹に届かぬ小夜曲」10月23日
 第4話「時化空に屠る譚詩曲」11月26日・2023年1月28日
 第5話「宵闇と踊る狂想曲」2月12日
 第6話「Iに終楽章は飾れない」4月29日・4月30日

一言:本来交わるはずのなかった出遇いに、限りない感謝を。

「HELLO HERO」を駆け抜けた先に待っていたのは、新たなキャンペーンシナリオ。KPとPLを入れ替え、改めて全6話のキャンペーンシナリオに身を動じました。こちらも約一年かけて駆け抜けました。猫は前回の「HELLO HERO」に引き続いてHO3を握り、契君と共にセッションに臨みました。

以下、各セッション後に書いた感想をふせったーでまとめた一覧になります。毎回よくもまあ記録しているなぁと我ながら感心します。

●第1話「黄昏へ謳う余興曲」
https://fusetter.com/tw/caH7QdpL
https://fusetter.com/tw/4qTWPIUJ
https://fusetter.com/tw/Jp1eTrp6

●第2話「夕焼け色の前奏曲
https://fusetter.com/tw/wDbdvVcf

●第3話「蒼穹に届かぬ小夜曲」
https://fusetter.com/tw/RsxvpVnZ

●第4話「時化空に屠る譚詩曲」
https://fusetter.com/tw/RPatJtGD
https://fusetter.com/tw/NY7hEnSF

●第5話「宵闇と踊る狂想曲」
https://fusetter.com/tw/hitrgOLD

●第6話「Iに終楽章は飾れない」
https://fusetter.com/tw/MS1DXWwN

こうして、苦節約一年かかったキャンペーンシナリオは「NORMAL END:さよなら、遇いした物語」にて終了しました。KPのイルハさん、同卓してくださったPLのツキナミさん、えみりぃさん、そして作者の植木蜂様、本当にありがとうございました!!

HO1の縁茈君。実は、今回の「GOODnightSTORY」の登場人物中でもトップクラスに好きなキャラクターでした。様々な場面でどう動くかツキナミさんは迷っていたと思いますが、御父様とのぎこちない交流や、おじさんとの何気ない会話は正直端から見ていてとても微笑ましかったです。携帯電話を紛失する度にどうやって確保しようか悩んでいるのも好きでした。なお、音楽系技能の方向性が契君と被ったのは全くの偶然。どうかH世界でも元気に生きてほしいです。あちらの世界の契君とも仲良くしてあげてください。

HO2の音琴ちゃん。セッション中に思ったことをズバッと言い切る点が好きでした。天才少女というHO名に恥じない高い技能値と安定したダイスの出目、えみりぃさんの冴え渡る推理がRPに存分に反映されていました。特に、第3話での功績は大きい。契君と古鷹先輩を当たり前のように組ませようとする点は美味しかったです。その都合上、必然的に縁茈君と絡むことが多くなり、結果的に2人の掛け合いは非常に楽しかったです。
ふせったーにも書きましたが、結果的に彼女には会わせる顔がない猫です。全体的にHO2が救われない形になってしまったことが、猫にとっての心残りの一つです。

そして、HO3の契君。初めはキャラクターが掴みきれず、RPには結構苦戦しました。何故第1話の時点で古鷹先輩をデートに誘ったのか、未だによく分かりませんし、何度彼女とのスチルを自作したかも分かりません。ただ、そのおかげで彼女の存在は契君にとって非常に大きなものになりました。
また、第3話終了後に(個人で勝手に)作成した歌詞と、第4話の個別導入の情報で、大分契君のRPがしやすくなりました。ただ、第4話の個別導入で鈍器で頭をぶん殴られたような衝撃を受けて、茫然自失の状態を数ヶ月送ることになったんですが……。
久しぶりに立ち絵を自作したことや、個人的に感情移入しやすい子だったこともあって、契君に対する思い入れは深いです。叶うことなら、もっと対話したかったなぁ……。契君は奥手だったので、言いたかったことはたくさんあったのですが、それをなかなか表には出せませんでした。「一匹狼」とは一体何だったのか。猫は未だに自身のHO名に困惑しています。

ようやく傷が癒え始めてきたので、セッション感想を書くにあたってシナリオ集と設定資料集を掻い摘んで読んだのですが、「私、このシナリオのこと2割くらいしか知らねぇ!!!」という気持ちを味わったことをご報告いたします。こうして文章を読んでいると、濃密な世界観を楽しく駆け抜けたことを思い出して感慨深くなります。また、キャラクターに隠された設定や意外な一面を見る度に「スチル回収のためにあと3周はしないといけないのでは……!?」と強く思ったとか何とか。グッストRTAお待ちしています(そんなものはない)

PLのツキナミさん、えみりぃさんには何度も助けられながら、楽しい時間を共有することができました。相変わらずの絶叫猫でしたが、ご一緒できて光栄でした。猫がいることで少しでも楽しいなぁと思ってもらえたなら幸いです。

KPのイルハさんにも改めて感謝申し上げます。裏で作者様と連絡を取り合い、進行の確認をしてくださったとのこと、本当にありがとうございました。それもこれもPCが何故か全員音楽系技能を取得していて、軽音同好会を立ち上げようとしたことが原因なのですが、それも含めて非常に面白いRPをさせていただきました。

そして、作者の植木蜂様。セッション報告ツイートはもちろんのこと、猫の体調回復ツイートにまでいいねを下さったり、気がつけば相互フォローになっていたりと、前作時より交流が深まったと勝手に思っています。今回も素晴らしいシナリオをありがとうございました。密かに「虚像輪廻」も購入して手元に届いています。次のKPは私かもしれません……意を決して封を開けたいと思います。

最後に、契君のキャラクターシートに密かに付け加えた言葉を載せておきます。

*****

多くのものが奪われて、多くのものを失った。自分が気づかないうちに手から滑り落ちていて、どうしようもない喪失感を味わった。初めて「一緒にいたい」と思っていたはずの友人達も、今はもうここにはいない。
それでも、戻りつつある日常の中で、俺はこうして生きている。隣にいる古鷹先輩の手を握り、これ以上離さないようにしながら。
届かないことはわかっている。でも、俺は気がつけば歌を作っていた。本当は一緒に奏でたかった、俺達にしか響かせられなかったはずのセッションを夢見ながら。
そうして完成した曲の題名は、「星降る夜に」……あの時、本来交わるはずのなかった友人達との出遇いを、これからも忘れないように。

 

2023年5月27日・6月5日「トロンプルイユの残影論」

KP:宮澤輝/PL:猫・イルハ・えみりぃ・トト丸/PC:浦羽草佑・美凪儺穣・有馬渚・室田修之(全員刑事探索者)

一言:テーマ性溢れた良質シナリオ+安定したRP=素晴らしいセッション

刑事PCとして事件解決を図るシナリオに参加することになりました。「職業:刑事」は設定上非常に好きなのですが、悲しいことに猫は過去に刑事探索者を4人中3人ロストさせている(なお、内1人は復活した)ため、今回の探索者は心機一転、5人目の刑事探索者で頑張ることにしました。そうして作成したのが浦羽君。「刑事探索者で戦闘技能を高めに取ると碌なことにならない」と身を以て知っているので、犯罪心理捜査に特化した子にしました。ちなみに今年5月上旬、熱に魘されている中でこの名前を思い付きました。結構気に入っています。

こうして始まったセッション。連続殺人事件の捜査のために召集された探索者達は、2人1組でペアになって情報を集めていきます。序盤から謎が多く、幾つかの不審点や気になる情報を集めながらも事件解決に向けて奔走しました。途中、出てきた情報を一生懸命メモに取っていたのですが、それが少しだけ捜査の役に立ったのが個人的には嬉しいポイントでした。

今回のシナリオは、珍しく頭を巡らせながら進めていたのですが、終盤の少し前に至るまで猫の頭では展開を予想できず、非常に楽しく参加させていただきました。犯人の意図だけは序盤から何となく理解できていたのですが、事件に隠されたクトゥルフ神話との絡みが理解できず……徐々に全貌が浮き彫りになる過程は特に楽しかったです。これまでに経験したシナリオとはまた違ったテイストだったように思います。とても好きです。

以下、セッション中に猫が取ったメモの一部から面白かったと思う部分を抜粋しました。

*****

【容疑者のイラストを見たプレイヤーの反応】
トト丸「年食って目付きの悪いワカメ(=某作品の登場人物)だと思った」
猫「同じことを思った」
???「ワカメちゃんこんなんだっけ」

*****

【当然の反応】
美凪儺穣:CCB<=74【目星】(1D100<=74) > 1 > 決定的成功/スペシャ
浦羽草佑:CCB<=70【目星】(1D100<=70) > 15 > 成功
有馬渚:CCB<=80【目星】(1D100<=80) > 1 > 決定的成功/スペシャ
???「何でこいつら1クリしか出さないの!?」

*****

NPCが何度もタイミング良くフェードインするので】
猫「アーイデア! はーんぶん!」
???「(NPCに)盗聴されているんじゃない?」

*****

【情報を整理している合間のやり取り】
NPC『……俺達、何してるんですかね』
NPC『何で、自殺者のことまで俺達が守らなきゃいけないんかね』
浦羽『……決まっているじゃないですか。命に貴賤がないからです』

*****

【今日の猫は一味違う】
???「ファーンブル、ファーンブル!」
浦羽草佑:CCB<=70【目星】(1D100<=70) > 3 > 決定的成功/スペシャ
猫「はいクリティカルーー」

*****

【煽り文句として非常に有効な一言】
室田『あなたは(自分に)価値がないと動けない人間なんですね』

*****

【四者いれば四通りの信念がある】
室田『英雄って、英雄になろうとした時点で失格なんですよ』
美凪(雑談)『もういいか』
美凪(雑談)『彼女にも忘れてもらおう』
美凪(雑談)『姉を忘れた彼女はどういった反応を取るのか』
浦和『人は忘れる生き物です。覚えられているのは、ごく僅かでしかない。お姉さんも、あなたも、僕達も……人々の記憶には残らないでしょう』
有馬『人の名前はなかなか残らないものです』
有馬『……自首しましょう』

*****

【戦闘時、なぜかダメージソースになる浦羽君(なおDB±0)】
浦羽草佑:CCB<=50 こぶし(警棒) (1D100<=50) > 4 > 決定的成功/スペシャ
浦羽草佑:2D6 こぶしダメージ (2D6) > 11[5,6] > 11
浦和『僕、こういう立ち回りをするようなタイプじゃないんだけどなぁ!?』

*****

【《記憶を曇らせる》を所持している美凪さん】
イルハ「黒幕NPCから姉の記憶を奪いたいです」
猫「あぁ……(黒幕NPCを)助けられない……」

*****

今回のセッションでは、それぞれのキャラクター性が非常に際立っていました。

以前同卓したこともありましたが、相変わらず自分の欲求に忠実な美凪さん。他の人よりも役職が高いが故に高圧的な態度でありながら正義を貫く室田さん。そんな室田さんとの絡みにも動じず、自分の在り方を変えない有馬さん。三者共に、非常にいいキャラクターをしていました。

そして、今回の一件を機に、浦羽君自身の価値観に何か変化は訪れるのでしょうか。今後の彼の活躍に、猫は期待したいと思います。

最後になりましたが、今回のKPの宮澤さん、本当にありがとうございました。途中ではちゃめちゃしていたプレイヤー達を丁寧な進行でまとめてくださいました。いろいろとご迷惑をおかけして申し訳ありません。そればかりか、猫が途中で厳しい物言いをしてしまった場面もありました。同卓してくださった皆様に置かれましては、併せてお詫び申し上げます。これに懲りず、今後とも同卓してくださることを切に願います。

 

2023年6月23日・24日・29日「忘レ形見after」澄川ティー(はんぶんかみさま娘)様作

KP:イルハ/PL:猫/PC:洋見大地(私立探偵)

一言:羞恥心を堪えた先に待つものとは。

f:id:leafiness:20230701093025j:image

今年1月に踏破した「忘レ形見」の続編があると聞いて苦節半年弱。「続編」という響きに若干の不安を抱きつつもイルハさんに頼み、遂に念願叶って行って参りました。

なお、この半年弱の間に「どうか、■■■■■■■■■■■。」のKPCを経験し、シナリオ内でも1年が経過して一回り成長した洋見君。この機会に、おぐらさんに描いていただいた全身立ち絵に新調しました。格好良すぎて最高です。これが神絵師の力か……。

そんなわけで、前作シナリオが終了してから1年が経とうとした頃、とある少女から母親探しの依頼を受けた洋見君は、様々な思惑が渦巻く茅吹町を訪ねることになりました。

以下、セッションの内容のまとめとなります。今作及び前作のネタバレを含みますので閲覧注意です。

*****

【導入のあらすじを聞きながら思ったこと】
洋見『(……「助ける」って、難しいんだな)』

*****

【依頼料として、紙鶴ちゃんから棒付きキャンディーをもらった】
洋見『まぁ、前金はこれでいいか』
KP「軽いなぁ」
猫「こいつは軽いよ」

*****

【お祭りパート終了時の一言】
猫「今回のシナリオここまででよくない???」

*****

【難易度は高い】
KP「洋見君てさ……頑張っている男の子って良いと思います」
猫「どうしたんすか急に」
KP「どうすれば(洋見君の)心折れるかなって」

*****

【神話的事象についての見解】
猫「(呪文や人智を超えた存在について)ハロヒ(=『HELLO HERO』)で大体説明できてしまうからなぁ……」

*****

【役場から茅吹町に関する史料が盗まれていた件を聞いて一言】
猫「とりあえず司波のせいにするから(決めつけ)」

*****

【ゆびきりげんまんをしました】
加奈『紙鶴ちゃんの力になってあげるって、約束してくれる?』
洋見『当たり前だろ。俺は探偵だぞ』

*****

【何が原因かまだ分からない時点での一言】
猫「大体司波のせいじゃん(決めつけ)」

*****

【「何と呼べばいいか」と加奈ちゃんに尋ねられて】
加奈『……おじさん?』
洋見『そう言いやすいならそれでもいいよ。加奈の呼びやすい言い方でいいから』
加奈『じゃあ……洋見、お兄さん、で』
洋見『わかった。……ちょっと不安なこともあるかもしれないけれど、俺がちゃんと加奈を守るから』

*****

【《鍵開け》はできないけれど】
北里『鍵開けできないなら、探偵って何する職業なのぉ?』
洋見『探偵は、依頼を叶えるのが仕事なので』

*****

【どうせ碌なものではない(中身はまだ見てない)】
KP「リュックに入れていた(役場から持ち出された)資料が落ちて、彼女がそれを不思議そうに見ています」
KP「手帳だけは手元にありますね」
猫「手帳こそ見せるべきなのでは?」

*****

【「妖精さん」として提示された選択肢】
猫「絶妙〜〜〜に噛み合わないんだけど……っ!」
KP「あなたじゃないから……」

*****

【口にはしないけれど、洋見君がその時思ったことを書かせてほしいとKPにお願いしました】
洋見『(…………ごめん)』
洋見『加奈のためにだなんて言っておいて、最後の最後で、この決断は加奈の気持ちを裏切ることになるかもしれない)』
洋見『(でも、「俺」は加奈に記憶を取り戻してほしい)』
洋見『(どんなに辛くても、悲しくても、ここまで繋いでくれた人の想いを受け止めて……生きてほしいんだ)』
猫「ということらしいです」
KP「溜め息しか出ねえよ」

*****

【このRPだけはメモを取る余裕がなくて録音しました】
加奈『ずっと、私の側にいて。ここにいて』
洋見『……言われなくてもここにいるだろ。一年間待ってたんだからさ。……おかえり』

*****

【猫の二大探偵探索者に関するKPの所感】
KP「洋見君はずっとサイリウム振っときたいけど、葵君は後ろから蹴飛ばしたい」
猫「メモったので後で晒します」

*****

【装甲付与+戦闘技能上昇の呪文を唱えてくれた加奈ちゃん】
猫「《肉体の保護》だーーーーー!!!」
KP「《肉体の保護》と似て非なるものですね」
洋見『……え、ええ、恐っ……怒らせないようにしよ……(12d6→50の装甲付与)』

*****

【戦闘開始前】
洋見『ここで帰るようならここまで来てねえんだよ。……紙鶴ちゃんを返せ』

*****

【戦闘自体は上手くいったが相変わらずファンブルもしている洋見君】
猫「通常(の戦闘技能の数値)なら失敗してるよ!?」
洋見『普通の人間ならもう死んでるぞ!?(装甲が26削られた)』

*****

【黒幕はきちんとぶん殴っておきたい主義】
KP「2人(加奈ちゃんと司波)の間に割り込みますか?」
猫「割り込む時に司波蹴り飛ばせる?」
KP「ちゃんとHP残してね」
猫「じゃあ《キック》だけにします」
洋見 大地 : CCB<=70+30 キック (1D100<=100) > 9 > スペシャ
洋見 大地 : 1D6+1D6 キックダメージ (1D6+1D6) > 4[4]+6[6] > 10
猫「成人男性ならギリギリ死んでない、はず! セーフ!!」

*****

【司波が振り翳した日本刀への処理】
洋見 大地 : 1D6+1D6 MAダメージ (1D6+1D6) > 1[1]+2[2] > 3
猫「日本刀受け止めますねぇ!?(ダメージ値が足りなくて折れなかったので真剣白刃取りをするしかなかった)」
KP「いっそ折れよ」
KP「洋見君は真剣白刃取りだけど、多分あいつ(=水子胎)なら自分の体で受け止めてるな」

*****

【今回のセッション、最後の会話】
加奈『……ねえ、洋見さんのこと、何て呼べばいいかな』
洋見『何て呼んでいいかなんて、決まってるだろ』
洋見『加奈の好きに呼んでいいよ』

*****

こうして、今回も何とか無事生還した洋見君でした。ああも見事に啖呵を切った以上、加奈ちゃんの側にいてあげてほしいものです。引き取って養子にするなら今だぞ洋見!!

途中で洋見君の心は折れなかったものの、猫の精神が耐え切れませんでした。その都度ふせったーを書いて心の平穏を保とうとしたとか何とか。危ない危ない。
※獣に襲われた後の独白/https://fusetter.com/tw/hBeXr3f5
※加奈が目を覚ました後の話/https://fusetter.com/tw/9MrQs49o

猫が敵意剥き出しだったこともありますが、今回は序盤から洋見君も司波のことをあまり信用していませんでした。仮にも身元を預かっている少女がカップ麺のみで生活している……だけならまだしも、自炊という活動そのものを理解していないだなんて信用できるわけないんだよなぁ……。

それにしても、一番高い技能値があるにも関わらず、洋見君が自発的に《心理学》を振らないので、KPと共にヤキモキしていました。彼は恐らく信用できる人間か否かを直感で判断しているのだと思います(今回は大体当たっていた模様)

謎のファンブル祭に襲われて序盤から何度も治療を受けて北里先生を信頼していたこと、黒幕の行動を一緒に観察して竹田君を味方として引き入れられたことなど、中盤でNPCを頼れたのは大きかったです。逆に言えば、洋見君は人に助けられて、人に支えられて動ける人間なのかもしれません。

KPのイルハさんにおかれましては、前述のとおり続編を回してくださったこと、改めてお礼申し上げます。また、猫の脳内で浮かんだ洋見君の台詞を言うのがあまりにも恥ずかしくて悶絶し、度々セッションを止めてしまったこともお詫び申し上げます。猫はこれでも頑張ったので許してください……。なお、例の場面で録音したデータは消去済ですので悪しからず。

また、セッション終了後、ちょっとした「会話」をDMにて送りましたが、見事な返答をいただきました。本当にありがとうございます。猫はこれでまたしばらく生きられます。

またの機会がありましたら、洋見君の今後も見守ってあげてください。よろしくお願いいたします。

 

2023年7月3日「異説・狂人日記」文町様作

KP:のれん/PL:猫/PC:草加悟(精神科医

一言:正気と狂気の境界線はどこからなのか。

久方ぶりにのれんさんとのセッション、その上、大正クトゥルフ神話TRPGに参加できるとあって、非常に楽しみにしていました。何故かのれんさんから「第6版の師匠」と囃し立てられた結果、聞き専が3人も集まって緊張したとか何とか。

今回の舞台は大正12年。探索者の職業として「精神科医」を指定されていたので、草加家の先祖として兄貴を新規作成して連れて行きました(弟は以前、別のシナリオに参加した時に作成済)。KPから患者との接し方を尋ねられた際に「患者の話を懇切丁寧に聴く人」と答えたのは、もはや草加家医者の宿命か何かなのか……? なお、事前に少しだけ日本の精神療法に関する歴史に関するネットの記事を読んで参加したら予習の成果が出てきたので良かったです。何事も知識は大事。

元患者の十三さんからの手紙を受け取ってから、どのように「草加悟」というキャラクターを動かせばいいのか、じっくり考えながらRPさせてもらいました。悟さんの行動指針を測りつつ、NPCの話を聞きながらゆっくり会話することができたと思っています。
一方、KPはそんな悟さんの言葉をじっくり待って、対話に協力してくださいました。本当に有り難いことです。また、緊張するタイミングでココフォリアの音楽が一瞬途切れるのがとても良い表現方法でした。ぜひとも参考にしたいと思います。

以下、セッション中の会話を一部まとめました。ネタバレを含みますので閲覧注意です。

*****

精神科医としての教示】
???『意思疎通のできない人間は、人間だと呼べるのでしょうか』
悟『……要は、自分が相手をどのように認識するかです。私は十三さんのことを人間だと思っています』

*****

【嫌な予感がしたから】
十三『先生、さよなら』
悟『……「また」、来ますからね』

*****

NPCとポーカーをすることにした結果】
草加 悟:CCB<=55 幸運 (1D100<=55) > 1 > 決定的成功/スペシャ
猫「ほら有り金全部出してください」
KP「つっよ」
猫「負ける気がしなかったなぁ~~~~~」
聞き専「(ファイブカードだ)」
聞き専「(もしくはロイヤルストレートフレッシュだわ)」

*****

【給仕の言葉に静かな怒りをぶつける悟さん】
悟『……失礼ですが、相手を侮辱する言葉を使うのは止めたほうがよろしいかと』

*****

【謎の男との会話にて】
悟『それはわかりません。だから、答えを探しに来ました』

*****

【どうしてもこれだけは言いたかった】
悟『……覚えておいてください』
悟『あなたたちのように生存本能ではなく、強制されたからといって食べるのではないということを』

*****

こうして、セッションはEND-Aにて終了しました。良好で濃密な4時間を体験することができました。のれんさん、この度は本当にありがとうございました! 

今回のシナリオの裏側でさまざまな神話事象が絡んでいることを承知している猫としては、終盤で兄弟の部屋を覗くのか、十三さんの遺骨を食べるのか何度も迷いました。ところが、悟さんは自身の在り方を貫くと共に、十三さんの遺志を果たしたいと思っていたので全く迷いませんでした。子孫にいろいろと迷惑をかけたかもしれませんが、致し方なしということで許していただければと思います(主に葵君の方を見ながら)

 

2023年7月6日・7月7日「5W1H」品口凸凹様作

KP:イルハ/PL:猫・トト丸/PC:草加葵・霧原かすみ(両方私立探偵)

一言:草加探偵事務所コンビ、本格始動。

Twitter上で「猫は霧原ちゃんと葵君のコンビに激重感情を抱えているのでいつかまたセッションに行ってください」と呟いたところ、KPから「やめろと言うまでシナリオが続くぞ」と囁かれてこのシナリオを提示されました。お誘いいただき、本当にありがとうございます。実はコミケのお遣いでこのシナリオ本を購入したことがあった猫。相当に分厚いシナリオだと知っていた上で、意を決してセッションに臨みました。

なお、KPレスシナリオ2本、KPC役シナリオ3本を踏破してはいますが、葵君にとっては累計30回目のシナリオ参加。さすがに巻き込まれすぎでは??

以下、セッション中の会話をまとめました。終盤の交渉RPをどうしても載せたかったので途中から録音してすみませんでした(事後報告)もちろん、ブログ記事投稿直前に音源データは削除したことをご報告いたします。上記の理由から、当然の如くシナリオのネタバレを多分に含むので閲覧注意です。

*****

草加探偵事務所の休日】
葵『今日はたまの休日なんだから俺に付き合うこともないだろ』
霧原『何言ってるんですか。休日だから好きにしてるだけですよ』

*****

【猫を撮影するNPCを倒れていると勘違いする葵君】
草加 葵 : CCB<=38 聞き耳 (1D100<=38) > 96 > 致命的失敗
草加 葵 : CCB<=65/2 回避 (1D100<=32) > 64 > 失敗
トト丸「早いなぁーーー」
猫「あーーーーっ! 絶好調ーーーー!!」

*****

【解釈不一致も甚だしい】
KP「B1の大判写真パネルに、満面の笑みを浮かべた葵君の写真が飾られています」
トト丸「満面の笑みの葵君!?」
猫「あめちゃんの前でも早々しないし撮られた覚えもないよなぁ!?」
霧原『ねえこの写真のデータってある!?』
MPC『多分自宅のパソコンになら……?』
葵『絶っっっ対に渡すな。誰にもやるんじゃない』

*****

【謎の印が刻まれている封筒が投函されている】
PL達「嫌だーーー! 開けたくないよーーー!!」

*****

【二人が滞在しているマンスリーマンションの場所をNPCに伝える】
KP「(霧原と葵の)愛の巣の場所教えてもらうわ」
猫「そういう関係じゃないから」
トト丸「PLPC共々否定させてもらうわ」

*****

【《芸術(TVゲーム)》爆誕
霧原 かすみ : 1d100 (1D100) > 99
草加 葵 : 1d100 (1D100) > 3
???? : 2d100 (2D100) > 77[30,47] > 77
猫「葵君ってゲーム好きなんですよね(ドヤァ)」

*****

草加家の交渉系技能はry】
葵『以前から教授の研究内容に興味がありまして、ぜひお話を伺いたいのですが』
草加 葵 : CCB<=89 言いくるめ (1D100<=89) > 100 > 致命的失敗
猫「何でだよ!!!」

*****

【突然NPCが目の前から消失】
草加 葵 : CCB<=28 SANチェック (1D100<=28) > 1 > 決定的成功/スペシャ
霧原 かすみ : CCB<=44 【SANチェック】 (1D100<=44) > 5 > 決定的成功/スペシャ
KP「あのさあ、こいつら! NPC消えても何も思わないのか!?」
霧原『もう既にいろいろ起こってますし』
葵『むしろ、これで遠慮なく家捜しできるな』
KP「こいつらあああ」

*****

【衝撃の展開】
草加 葵 : CCB<=60 運転(バイク) (1D100<=60) > 11 > スペシャ
KP「背後からの(バイクの)突撃をギリギリで避けられます」
KP「相手はヘルメットを被っていて顔は見えません」
KP「では、ここからチェイスを始めます」
猫「は???」

*****

【《目星》クリティカルで分かった情報】
KP「相手の口元が動いていますね」
KP「あなたには分かりますね。これは《萎縮》(の呪文)ですね」
猫「はーーーーー??? 分かったけれどKPお前絶対許さないからなぁ!!?」

*****

【相手のバイクを横転させて辛うじて詠唱を阻止した後】
KP「ヘルメットが外れて『草加葵』の顔が見えますね」
KP「何も言わずそのまま襲いかかってきます」
葵『……まあ、「俺」だったらそうするよな』

*****

【躊躇うことなく「自分」に止めを刺した葵君】
KP「自分の命なんだと思ってるんだよ」
猫「え、軽いよ?」
KP「そうだった」

*****

【ショットガン装備の「霧原かすみ」を前に機転を利かすPL】
トト丸「(ショットガンを)撃つって宣言したよな」
トト丸「(3ラウンド目なら)弾はもう出てこないはずだ。(霧原が所持している)ショットガン装弾数2なんだよ」

*****

【とある情報を得た後の一言】
葵『……子どもにこんなもの読ませるんじゃねえよ』
霧原『まあ、精神的に追い詰められているんじゃ仕方ないですね』

*****

【提示された三つの選択肢】
霧原『所長は③を選ぶんじゃないんですか?』
葵『奇遇だな霧原。お前も③だろ』
霧原『だって、所長なら見捨てられないでしょう?』
葵『見捨てたくはないが……今の俺が死ぬわけにはいかないからな』

*****

【願いを告げられた以上】
葵『後は探偵お得意の交渉術ってことだ。行くぞ』
霧原『……最後に聞いておきますね。お姉さんに伝えたいことはありますか?』
KP「メールは届かないですね」
霧原『分かりました。じゃあ、行ってきますね』
葵『……任された以上果たすのが探偵だ。任せとけ』

*****

【それぞれの探偵が思うこと】
霧原『私はある依頼の時、自分の才能と考えを過信して、一つ大きな間違いをしてしまった。その結果、助けるはずの人間は目の前で化け物に変わり、私は死ぬのが怖くなって、助けるべきはずの人達を殴り殺したんだ。そして、さらには他の大切な人までも奪ってしまった。我ながら、随分とひどい失敗だったと思うよ』
霧原『確かに、君に比べれば人数は少ないと思う。けれど、私はあの一瞬の選択で多くの者を不幸にした。その直後は自分で死んでしまいたかったし、そうする勇気もなかった』
霧原『でも、その後も探偵を続けてきてね、私なりの償いとして「一人でも多くの人を幸せにしよう」と思ったんだ。随分と自己満足の償いとしてね』
霧原『だから、私は君の行動に対して口出しする権利はないんだ。ただ、その上で身勝手かもしれないけれど、あなたには幸せになってほしい。そう思ったからここに来たんだよ。そして、その幸せのために、あなたに目を覚まして、現実と向き合ってほしいとね。だから、一緒に現実に戻らないかい?』
葵『(溜め息)この馬鹿に言いたいこと全部言われたんだけど』
葵『まあ、……ということだ。別に、俺達は帰ろうと思えば帰れたんだろうけど……でもまずは、救える奴がいるなら救うだろ』
葵『こいつも言ったように、自己満足でいい。確かに、お前は罪を犯したのかもしれない。でも、その罪の償い方の形は人それぞれで、傲慢で、曖昧だ。その中で生きてほしいって奴がいるなら、生きるべきだ。まぁ、少なくともここに二人いるわけなんだが』
葵『お前はどうしたいんだ。このままここにいて、誰も見ていない罪の償いをするか。それとも、生きてほしいって言う奴の言葉にちゃんと答えて向き合う勇気があるのか』

*****

NPCからの依頼】
???『……じゃあ、私のことを救ってくれますか?』
霧原『ああ。それはもちろん。ただし、救い方はこちらのやり方でやらせてもらうけれどね』
葵『……だそうだ。こいつ一度言ったら曲げないから怖いぞ?』

*****

【失敗するビジョンは見えなかった】
???『夢から覚めるには、もう一度あの出来事を繰り返さないといけないからね』
猫「その言葉に嘘がないかどうか、念のため《心理学》を」
KP「いいの? 俺に《心理学》を最後に振らせて」
PL達「いいよ」
KP「(シークレットダイスを振った直後)凄えな、嘘はねえよ」
猫「ここでの出目は信用してるよ? だってここ最後(終盤)だもの」
[メイン] : sccb (1D100) > 7
[メイン] : sccb (1D100) > 7
KP「おかしくない? 何で7が2つも出るの?」
PL達「仲良しーーー!!」

*****

【こういう言葉に互いの関係性を感じられて喜ぶ猫(なお戦闘中)】
葵『自分一人だけだったらともかく、あいつまで手に負えるか!』
葵『おい死んでないよな!? 悪いがそっちに構ってる余裕はないからな!』

*****

【運命のd10/d100ロール】
猫「あめちゃん、私に力を……!」
草加 葵 : CCB<=45 SANチェック (1D100<=45) > 2 > 決定的成功/スペシャ
???「つっっっよ」

*****

【最後に】
NPC『……おはようございます』
霧原『もし重たくなったら、半分くらい私も背負うからね』
葵『その言葉が重いってことにそろそろお前は気づくべきだ』
NPC『犬も食わないゲテモノですね』

*****

【セッション終了後、あめちゃんに怒られることになった葵君】
猫「あめちゃん何て言います?」
KP「4万字も書けないです、とだけ」

*****

こうして2日間、約9時間に及ぶセッションは無事に終了! お疲れ様でした!!

ギミックを読み違えていないかどうか猫の頭がパンクしかけて霧原ちゃんが情報を整理してくれたり自身のSAN値の扱いをどうするか考えたりと散々悩みましたが、無事に踏破できて本当に良かったです。彼らなりの最善を目指して駆け抜けることができました。

また、ダイスの出目次第で窮地に追いやられる状況下での葵君の出目が強いのなんの。結果的には10C4Fの大荒れでしたが、肝心なところは決して外さないのが彼の良いところです。セッション終了後、《回避》と《聞き耳》が成長したのも大きいですね。あめちゃんには心配をかけてしまいましたが、何とか今回も生き延びたので許してください。

なお、かすみちゃんのRPがいっぱい聞けて個人的にはとても満足です。本当はかすみちゃんとの掛け合いを短編にしようと思ったのですが、それをしているといつまでもブログを更新できそうになかったので一旦諦めます。ただ、KPの計らいもあって、またの機会は意外とすぐにありそうです。引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 

2023年7月20日・7月21日・8月30日・8月31日「永き夜の日廻り」透山シロ様作

KP:イルハ/PL:猫・トト丸/PC:草加葵・霧原かすみ(両名私立探偵)

一言:交渉RPで大惨事

KPとPL2人もとい草加探偵事務所コンビファンによるセッション第2弾。草加探偵事務所に調査の依頼が舞い込んできたので、霧原ちゃんと二人揃ってバイクに乗って出かけました。

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【《運転(バイク)》のファンブルを何とか乗り越えて】
猫「えっ……もう一度振らないと、駄目……?」
CCB<=60 判定【運転(バイク)】 (1D100<=60) > 97 > 致命的失敗
猫「だから言ったのにーーー!!!」
KP「もう1シナリオ分の熱量を消費したような気がする」

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初手《運転(バイク)》ファンブルで危うく死にかけましたが、再度の《幸運》によって難を逃れて無事に現場に到着。怪しいものがないかどうか確認してみると、何やら不思議な物体が墜ちていました。何となく嫌な予感がしたので試しに《クトゥルフ神話技能》を振ってみればあら正解。葵君もかつて見覚えがある物体でした。

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【嫌な予感、的中】
猫「あああああああ当たっちゃったーーーー!!!」
トト丸「プレイヤーが発狂しているんですけど」

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その直後、気がつけば向日葵畑の中で目を覚ます二人。「廻村」と呼ばれる昭和時代の雰囲気が漂う村を探索しながら、村の謎に迫っていきました。
途中、霧原ちゃんが葵君の精神的負担等を鑑みて探索を一手に引き受けてくれました。葵君としては大分心配ではありましたが、葵君は葵君で慣れない機械修理に取り組むことにしました。

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【社の屋根付近に謎の印が】
猫「何もないです(技能失敗)」
トト丸「何もなかった(技能失敗)」
KP「くそったれめ。ギミックを一つ潰されたわ」

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【猫の世代に効く煽り】
???「ここにいるおじさんおばさんは(二つ折り携帯の使い方)分かるかな?」
???「分からないかなぁーー?」
猫「お? ここは切り取ってブログに載せたらいいのか??」

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【ようやく帰還手段が見つかったと思ったら】
KP「君全部覚えてる呪文なんだもん」

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【一人で裏の廻村の探索をする霧原ちゃん】
KP「そろそろファンブルするだろ? しとけって」
CCB<=98 【目星】 (1D100<=98) > 2 > 決定的成功/スペシャ
トト丸「クリティカルしていくーーー」

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【以前のセッションが一ヶ月前だったので記憶が朧気】
トト丸「いやこの話前回やったよ!?」
KP「えぇ……?」
猫「こんなメモが残ってました(資料を提示)」
KP「じゃあやったのか」
トト丸「怖ぇーーーー!! 俺だけしか知らない記憶があるのかと思ったーー!!」

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【交渉にあたり情報が欲しかったので】
猫「《心理学》振りたいです。彼女の現状の精神状況を知りたいです」
KP「幾つだっけ」
猫「64です」
トト丸「絶妙な数値……」
猫「でしょーー? もっと褒めてくださいーー!」

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【猫がやらかした瞬間】
葵『もしお前らがここから出たいって言うなら、俺達と一緒に返してやってもいい』
ハヤ『……そう。それならいいわ。私には別のやり方があるから』

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【大失敗したツケはダイスでゴリ押す】
KP「交渉の場に立ってくださいよ」
猫「分かりましたよーーー(技能成功)」

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【これが御手本の交渉RP】
霧原『オトヤ君はあなたとずっといたいそうなんです。私はそれを叶えてあげたいと思っています』

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一ヶ月振りのRPだったこともありますが、《心理学》にクリティカルして「この言い方をするのは避けたほうがいい」と分かっていたにも関わらず、反射的に喋ってしまいました。喋った直後にやらかしたことを理解した猫です。葵君のRPに慣れすぎた結果がこれだよ……霧原ちゃんに呆れられつつも仲介してもらわなければ詰む寸前でした。何とか二人がかりで交渉し、こちら側から提案した帰還方法で了承してもらいました。良かった~~~~~。ハイ,スミマセンデシタ。

それにしても「人間の血液が必要」という部分でNGを食らうと思ってはいなくて笑いました。まさかそんなところに落とし穴があるとは……。

こうして、NPC数名を連れて無事に生還を果たした二人でした。霧原ちゃんの優秀さに改めて舌を巻くセッションとなりました。彼女が唯一まともに成功しない《クトゥルフ神話技能》を見事に成功させ、呪文について説明することになった葵君は無事に魔術師ポジに収まりました。お前はそれでいいのか。

葵『お前が連れて行くって言ったんだろ。自分の言ったことには責任取れよ、霧原』

まさかこんな言葉を葵君から言うことになるとは思いませんでしたが、それはそれとしてNPC達が人間らしい生活ができるように彼は裏で手を回すのでしょう。

x.com

(ちなみに、本セッション後の葵君の独白SSはこちらとなります。)

夏らしくて味わい深いシナリオに参加できて楽しかったです! KPのイルハさん、PLのトト丸さんに改めて御礼申し上げます。

 

2023年8月5日「エルズ・コール」こりかん様作

KP:ぴー/PL:猫・ツキナミ・テル坊・れいらん/PC:八戸弥代生・本山光太郎・的場潤・五月明光(全員高校一年生)

一言:引き摺りました。

待ちに待った続編に参加できることになりました。前作「ネームレス・カルト」に参加したのが約2年半前とあって猫のやる気も一入。このセッションに向けて新規高校生探索者こと八戸ちゃんを作成しました。《精神分析》が必要とのことだったので、いつものメンバーで乗り込みました。なお、例の如くぴーさんからセッション時のメモを戴き、自分が書いた分も合わせてまとめました。KPとしての処理や進行等があったにも関わらずご助力いただき、本当にありがとうございます。

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【一言で自探索者紹介】
れいらん「ギャルです」
テル坊「チャラ男です」
猫「理系のメガネ女子です」
ツキナミ「異世界転生できませんでした」

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【KP「メモを取ることを推奨します」】
れいらん「やべえメモ取らなきゃ」
ツキナミ「メモーーー??」
猫「今日は真面目に取ろう」

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【担任の先生に心当たりしかない】
猫「キャサリン先生だーーー!」
キャサリン『夏だーーー! 夏休みだーーー!!』

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【飛馬市の地理を確認した直後】
れいらん「そうか。で、スポ●チャどこにある?」

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NPCの処理に困惑するKP】
KP「またガバるわけにはいかない」
ツキナミ「世界はガバでできているんだ」
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【謎の廃墟までやって来た】
KP「犯人は現場に帰ってくる」
猫「私達犯人だったんですか??」
れいらん「俺が殺した」
テル坊「お前だったのか」
ツキナミ「事件は現場で起こってるんですよ」

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【廃墟に隠された秘密】
れいらん「ひょっとして、この家自体がモノ食ってる……?」
テル坊「そうはならんやろ」

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【何故か《聞き耳》が成功しない】
猫「古のムーブさああああーーー!?(扉に《聞き耳》を振るも失敗が続く)」
PL達「(《聞き耳》)80と70だぞ??」
KP「そんなことあるぅ??」

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【未通過のイベントがあったらしい】
KP「ちょっとガバがありまして……一旦夜にしていいですか」
KP「本山さんがヘビに襲われますね」
PL達「えええええええええええ!??」
ツキナミ「KP、ボーナスダイスを付けてください!!」
PL達「それはそう」
PL達「あまりにも酷いガバ」

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【やめろKP。それは猫に効く】
KP「『傀逅』の二人と小鳥遊君と御舟さんで高ロスシナリオ回りますかね」
猫「うわあああああああ!!!」

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【某NPCから得られる情報が助かる】
???「有能。動けるデブだ」
KP「今罵詈雑言が入ったぞ」
???「動けるデブだからいいだろ」

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【一時的狂気になった八戸ちゃん】
猫「スマホ食べます。もぐもぐ」
八戸『スマホさん取らないでください』
猫「(取り上げられたので)自分のスマホを取り出して食べます」
八戸『何で取るの。返してくださいよ』

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【つまり探索者=化物(?)】
ツキナミ「化物には俺が行く!」
れいらん「化物には化物をぶつけるんだよぉ!」
猫「いつから化物になったんだ……?」

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【ダイス目次第でNPCの生死が左右される瞬間】
3人「がんばれ♡ がんばれ♡」
猫・ツキナミ「こういう時のダイスは駄目なんだって!!」
KP「気楽な三人で煽り散らかしてる」

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【秘匿情報を開示できないツキナミさん】
ツキナミ「んごごおおおおおおお」
れいらん「悶えている……」
ツキナミさん「誰か俺を助けてくれ……」

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【ダイス目次第で(以下略)】
猫「もしかして二度目の《精神分析》!?」
3人「がんばれ♡ がんばれ♡」
れいらん「恨むならNPCを恨め」
NPC『僕には……女の子を殴ることはできない……っ!』

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【煽り対象はKPに移行】
PL達「KPびびってる、ヘイッ! ヘイッ! ヘイッ!」
KP「お前ら覚えてろよ」

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【何やかんや決断するのに1時間以上費やしました】
PL「○○○(某人物)に(粉を)3分の5かけま……すぅ??」
KP「必死に本を見てます」
猫「KPも(処理が)分からないのは困るのでは??」

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序盤から中盤までやりたいRPを遠慮なく詰め込むことができました。終盤では一転、重要な決断を強いられる怒濤のシリアスにも関わらず、これはこれでとPL達のRPやら発言やら出目やらが暴走しました。

もちろん、肝心な部分は四人で話し合った末決断したのですが、結果としてはノーマルエンドで終了と相成りました。お疲れ様でした! エンディング描写後、五月さんは屋上から飛び降り自殺を図り、本山君は学校に来なくなってしまいました。

猫自身、NPCの少女を救えなかったことは大きな衝撃でしたが、エンディング後のPC達の行動にこそ大きな衝撃を受けました。猫が落ち着いて感想を書けるようになるまでに一ヶ月近くを要しましたが、セッション終了後はしばらく声にならない唸り声しか上げられず、深夜まで感情を消化できないまま個室に籠もったとか。

あの「選択」の後、八戸ちゃんがどのような生活を送るのか……それを考えると今でも胸が痛みます。それでも、猫がクトゥルフ神話TRPGを続けていられるのは、これまで体験したセッションの積み重ねがあったからと、ツキナミさんが「傷口が閉じた後に開けるのは良くないですよ」と速攻で次回のセッションに向けて新規探索者を作成する姿を見たからです。有り難いことです。

こうして、猫は懲りずに地獄の門をまたも開けるのです。次回以降もよろしくお願いします。